Macintoshのおとし穴

-「Macを選んでよかった」と思うためのQ&A100-


第二章 メンテナンスの「おとし穴」





○フォントはどれをいれればいいのか
・必要最小限の原則。
・使っていないものはすぐに外す。
・いらないと思っても、必要なものは入れておく。
・システムフォルダも、システムのとるメモリも節約できる。

○CDEV、INITは使うべきか、外すべきか
・トラブルの原因のナンバーワン。
・面白いけど、百害あって一益なしというモノも多い。
・システムもデカくなってメモリーを喰う原因になる。
・ビジネスユーザならば、本当に必要なもの以外は入れないのが本道。

○DAって便利なの
・System7時代になって、マルチファィンダ環境が標準になった今となっては過去の遺物。
・ごく一部のものをのぞいては必要ない。
・ごく一部のものとは、アプリケーションの機能を補完するタイプのもの。
・こういうモノはアプリケーションのほうに組み込もう。
・今やシステムに組み込むのは、メモリばっかり喰ってNG。

○フォルダはどう整理すればいいの
・GUIのMacは、DOSでいうサブディレクトリの整理とは違った意味でフォルダの整理をする必要がある。
・もちろんDOSと同じように、各アプリケーションごとにフォルダを作り、その中にアプリケーション本体と、そのデータを入れたフォルダを入れるという「アプリケーション別」の考えかたもある。
・もともとMacには、DOSでいう "path" のような考え方はなく、どこからでもデータファイルのアイコンをクリックすれば、アプリケーションを起動できる。
・だから、作業やプロジェクトごととか、プライベートと仕事とか、目的ごとにデータのフォルダを作っておき、アプリケーション本体は、どこか別のフォルダにまとめておくやりかたも便利だ。
・こういうふうに使うときには、各アプリケーションでよく使う標準的な書式を設定した「ステーショナリファイル」を作り、これを集めた一つのフォルダに集めておけば、本体のアイコンは拝まなくてもことたりてしまう。
・さらにSystem7ではAlias機能があるので、これをうまく使うことで、アプリケーションプログラムのファイルの整理と、データファイルの整理をうまく両立させることができる。
○ポートの利用は計画的に
・シリアルポートにつなぐべきモノはいろいろ多い。
・これを毎回抜き差しするのではたまらない。
・またAppleTalkとかでネットワークしていると、常時ポートをとられてしまう。
・モデムポートとプリンタポートで機能が違うソフトもある。
・二つつながっていないと意味がないソフトもある。
・このマシンは何をメインに使うのかよく考えて、つなぐものを考えよう。

○ただつなげば動くってモンじゃない -周辺機器のトラブルシューティング-
・ドライバは入ってますか。
・アプリケーションの設定は変えてありますか。

○メンテナンスはどこまで自分でやるか
・カストマイズしたら、責任が自分で持つこと。
・どういうふうに変えたのかは、あなたしかしらない。
・ましてやサポートのヒトには、あとからみたんじゃ見当がつかないのがオチ。
・いろいろイジるなら、自分で責任を持つ。
・責任を持てないヒトは、あまりイジらない。

○ディスクの整理をしてますか
・ハードディスクにはいらないファイルがいっぱい。
・月に一度は大掃除をしよう
・こまめにバックアップをとる。
・使わないファイルはフロッピイに保存
・まめにメンテナンスするとなぜかとばなくなるから不思議。
・ファイル配置のオプティマイズも一緒にやろう。

○ウイルスって本当に恐いの
・DOSマシンのウイルスにくらべれば、比較的タチのいいものが多いとはいうけれど、それでも困ったトラブルを引き起こすウイルスが多い。
・しかし、コンピュータウイルスもエイズみたいなもの。注意さえしていれば決して恐くはない。
・ふつうのヒトがふつうに使っていれば、まず感染することはない。
・怪しいコピーソフトとかは使わないようにしよう。
・不特定多数がマシンに触れないようにしよう。
・対ウイルス用のソフトで、ディスクのメンテナンスのたびにチェックすれば万全だ。

○フロッピイディスクは保存用です
・Macの環境は、あくまでもハードディスクがあることを前提にしている。
・フロッピイディスクはファイルのバックアップを保存したり、ファイルを持ち歩いたりするためのもの。
・ワープロなどのデータだって、フロッピイベースで使っていると使い勝手が悪くなる。
・セキュリティーが必要なデータも、リムーバブルディスクなどを使って保存するようにしよう。

○ターミネータは厄介モノ
・SCSI機器は、ケーブルで次々とつないでいける便利さがあるけれど、最後になる機器のところにはターミネータが必要になる。
・ターミネータに内蔵タイプと外付けタイプがある。
・そういうワケで内蔵タイプはケーブルの最後にくるようにつなぐ必要があるから、どこにでもつなげるというワケじゃない。
・あと、fxのターミネータは特殊なものになっているので、これも注意が必要だ。

○パレットとグラフィックデータの互換性
・本来読み込めるコトになっているデータを読み込んでも、思った通りの色にならないグラフィックソフトがある。
・これは、色調のパレットを読み込んでくれないコトに起因している。
・パレットを読み込んでくれるもの、そのソフト独自のパレットに変えてしまうもの。
・ドットグラフィックス自体は読み込んでも、このパレットをうまく読み込んでくれないモノもあるから要注意。
・これをフォローするフリーソフトウェア等もある。
・あと、ソフトを終了したあと、システムのパレットを書き換えたままにしてしまう、行儀の悪いソフトもあるので気をつけよう。

○アクセラレータで古い機種も復活
・plusなどの古い機種を持っているヒト。
・値段も下がっているので、中古でも売りにくい。
・遅くて使えない。
・そんなときには、やすいアクセラレータを試してみるのもよいのでは。
・サーバーとかに使うぶんにはこれでも充分つかえるでしょう。

○ファイルがどこかへいっちゃった
・Macのドラッグコピーは扱いやすいけど、うっかり指を離したばっかりに、ファイルがどこかしらないフォルダの中におっこちて行方不明になってしまうことも多い。
・そうでなくても、あんまり使わないユーティリティーとか、どのフォルダの中に入っているのか忘れてしまうことも多い。
・そんな時はシステムの機能としてついている「ファイル検索」を使おう

(92/04)



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