「夢」を大人買い

-今月のホビー日記・2004年11月-




11月30日(火)

最近、4Fもキレイになりすぎたせいか、余りの照明の明るさに負けて(笑)、怪しい出物がなかなか出てこない。昔から秋葉方面のギャグとして「小綺麗なジャンク屋」ってのがあるけど、それっぽいのかな。一番奥の方の、メルクリンとO・OJ等大スケールのコーナーは、多少充実が感じられるけど。そんな中で、どこかの潰れた模型店の遺産か、16番を中心とするパーツが大量に出展。ニワのロストパーツが多かったが、管継手関係が中心で、イマイチ。配管途中のコックとかあればと思ったが、それはなし。しかし、なぜかROCOのパンタのパーツが交ざっていた。これはめっけモノ。欧州型のパーツは手に入れようと思っても入るモノではないので、こういうチャンスを使わないと。あと、昔懐かしいゾイテ社製のレトロフィット発煙装置とかも。あんまり使えるシロモノじゃないけど、安くて懐かしいから買っちゃった。12mmでも、C62とかなら入るかな?あわせても百円玉の世界。まあ、駄菓子みたいなモンで。

11月29日(月)

ふと見た模型店のウィンドウに、高頭アトリエの16番用のサボシリーズを発見。エッチング製のボードの上に、行き先をタンポ印刷したもののようだが、なんか旅情をそそる。こういうパーツもあるのね。紙製のは昔からあったけど。厚みとか、明らかに16番でもオーバースケールなのだが、存在感という意味では悪くない。ホーローっぽいツヤもいい感じ。どんな行き先があるのかと中を漁ると、「宮崎行」「西鹿児島行」を発見。あ〜あ、こういうのヨワいんだよね。ということで、あと先なくつい買っちゃった。だって、駅員の人形がサボを付け替えてるところ、とかやりたいんだモン(笑)。

11月28日(日)

もう月末も近いので、ちょっとお遊び。金曜日の項で触れたいすゞバスの、鉄分ナシのカット。鉄道車輌がなくても楽しめてしまう、というところが、なんとも鉄道模型の深いところでしょうか(笑)。さて、午後からは外出で小田急線に乗る。先週、複々線が開通して以来、初めての「ご乗車」。ついでに複々線全区間を乗るべく、ガキをだしにかぶりつく。中々の迫力。まだ、ダイヤ改正はしていないので、旧ダイヤで複々線運行しているため、無意味に時間調整とかあったりするのだが、新区間は急行だとすぐ終わってしまう。着工から10年、計画からは30年ぐらいたっていることを思うと、感慨もひとしお。

11月27日(土)

FAB怒濤の新製品攻勢、第二弾は二週連続の新発売。今週は、スロ62が登場だ。まったく、顧客のフトコロを直撃する攻勢だが、今年はひとまずこれまで、という話だったので、下板橋まで買いに行く。なんか客車のワリには、組むのが気が重くなりそうなキットなのだが、新発売記念セールということなので、どうせ買うなら、という感じ。川田さんの話では、この週末の二日間で、すでに30台以上が出ているとのこと。前週発売の10系座席車も好調のようで、ご同慶の至り。このシリーズは、車体からではなく、台車から組んでいかないと続きそうにない。適当なところで、台車組みでもはじめましょうか。

11月26日(金)

津川の国産車のミニカーは、いろいろ問題もないわけじゃないのだが、なんせ他に代わるものがないので、結果的に愛用している。で、本日は、いすゞのボンネットバスの出物を発見。そもそも、そういう製品があったってこと自体知らなかった代物。まあ、ぼくはそれっぽければいいので、あまりうるさいことは言わずにお買い上げ(笑)。これもクセは強いのだが、少なくとも「いすゞのバス」に見えるのだから、いいんじゃないの。作る手間考えたらさ。1/80でも、多少オーバースケールかな、という気がしないでもないが、ショートボディーなので、それもまあ何とか。付属のデカルを適当に貼れば、まあそれっぽい気がしないでもない。雰囲気で楽しみましょ。

11月25日(木)

ということで、本日より新コンテンツ「記憶の中の鉄道風景」はじめちゃったワケだが、はじめてから思いつきより実は手間がかかるコトに気がついた。そもそも「開けてびっくり玉手箱」というか、もとはなんだかわからないコマが、スキャンしてみてはじめて正体が見えてくるんで、予定調和で作れるものでない。それに、「そのためにスキャン」というワケではなく、そもそもネガの整理が本筋なので、そこそこ手間と時間がかかり、そうそうネタを引っ張り出せるわけではない。ということでまあ、不定期ながら、結果、一月に一テーマぐらいのペースでなら作れるかな、という感じでしょうか。面白いものもあると思いますが、つまらないものはつまらないでしょうし、そのムラも楽しんで行きたいと思ってますが。ところで、やってみてけっこう大変なのが、時代考証。今回のヤツも、使っている機材と仕上げの関係から70〜72というところまでは絞り込めていたのだが、6000系が写っていなければ、それ以上絞り込めなかったワケ。まあ、曖昧なのが出てきてもお許しを。

11月24日(水)

製品についていた説明書に載っていたので、あることは知っていたセラミックヒーター半田コテ用の平コテ先。秋葉原に行くたび工具店を探していたのだが、どこにも売っていない。業を煮やして、東急ハンズで注文することに。けっこう時間がかかったけど、やっと届いて入手。特殊なコテ先なので、使っても先が腐食しないのはいいが、銅のコテ先のように、自分でカタチを加工できないだけに、平たい面を持つものが欲しかったのだ。もちろん、根っコのカタチがナニなので、平たいといっても限りはあるのだが、けっこう接触面積は違う。12mmだと、蒸気のボイラー内部や、客車のデッキなど、大型のコテだと「入らない」ところが多いだけに、これはけっこう使えそう。

11月23日(火・祝)

物置から引っ張り出してきた、ティーンエージャーの頃の写真のネガを整理する。SLの撮影旅行とか、鉄道関係の写真は、キチンと整理して保存してあるし、日時、場所をはじめとするデータまで押えてあるが、一般的な日常のスナップは、ネガスリーブに入れたまま30年以上ほったらかしになっていた。ネガスキャン機能のついたフラットベッドスキャナも、安いモノはけっこう安いので、「全部ベタ焼きにするより安いわい」とばかりに、新規購入。これを使って整理しようという次第。で、発見したのだが、一般のスナップのネガにも、ひとコマとかふたコマとか、けっこう鉄道関係のネタが写っている。車窓やホームから撮ったモノが多いので、あまりいい写真とはいえないが、その分妙に興味をひかれるネタが多い。ということで、そういうカットを使って、Web内に急遽新コーナーを設置することに。題して「記憶の中の鉄道風景」。最初は1972年の京王線。「鉄道趣味のお話」からどうぞ。

11月22日(月)

ヒルマの貨物上屋を一気にフィニッシュ。嵌め合いがいいと、この手のレーザーカットのキットは、実に気楽に組める。窓や柱のハマりも上々。本来こうなんだよね。駅舎がオカシかったんだろう、ということに。で屋根を塗ろうとすると、前に作った「瓦色」の調色のストックが減っていて、とても足りない。そこで色を全部混ぜれば黒くなる、とばかりに、多少悪ノリ気味に、適当にいろんな色を混ぜて、黒っぽい色を作る。ところが、これが大当たり。今まで作った瓦色の中では、文字通り出色のでき(笑)。つやあり、つや消しも適当に混ぜたので、ほんのりと半ツヤ気味なのもいい感じ。惜しむらくは、この配合は「二度とできない」点だろうか。

11月21日(日)

ということで、いよいよ庭で走らす。入手できた線路の関係で、エンドレスにはならず、point to point だが、まあ線路だけでもスゴい存在感。実物でも、ナロートロッコだと、ドコービル・システムみたいに、組み上げた線路をそのまま地面に置いてゆく方式もあるからね。で、機関車一台で行ったり来たり。親子で走らせる。この大きさ、そして屋外という存在感。いわゆる「模型」の常識とは、かなり違う。NでもHOでも、あくまでも「鉄道」を運営している気分で眺めるのが、これだと「車輌」を運転している気分になる。大型ゲージは、けっこう熱心なファンも多いけど、なるほど、と納得。これで乗用ライブスチームとかなると、もっとスゴいんだろうなあ。

11月20日(土)

で、昨日の続き。FABから10系客車発売のmailが来ていたので、帰りがけに寄って引き取ってくる。上廻りはさすがに何ということもない、手軽に組めそうなキットだが、下廻りは手ごわいぞ、こりゃ。部品のほとんどが下廻り関係(笑)。おまけに台車たるや、かつてのPEMPのTR55をも凌ぐ部品点数。まあ、じっくりいきましょうか。で、早速にしてネタばらしになってしまうのだが、実は、Gゲージの車輌もインターネットの通販で出物を一輌購入してしまっていたのだ。クラウス風Bタンクの、DR仕様(ここがポイントだったり)のヤツ。それも夜宅急便で届いた。ということで、線路と機関車を持って、千葉まで来ました。ひとまず、本日は庭の草を刈って準備。夜は、Nの留置線の線増工事をアッサリと。

11月19日(金)

天4に大量のGゲージ関連の出品が。車輌やスターターセットはいつもあるが、レールセットもかなりある。ポイントとか、なかなか出てこないだけに珍しい。いつかは庭に敷いてみたい、という夢はもっているので、値段を見ると、これがけっこう安い。手を出しちゃいけないな、と思いつつも、買っておいて損はない、という悪魔のささやきも。用務先に行く途中だったので、ひとまずその瞬間はクールダウン。帰りがけにもう一度寄って、その時もう一度考えることに。で、まだある。どうしようかと考えたあげく、「その日」のために、と、ポイントのセットだけ買っておくことに。でも実は、こういうのが危険なんだよね。呼び水として。12mmも、IMONシステムトラックの安売りがきっかけだったし。

11月18日(木)

ボジョレ・ヌーボ・ワインの解禁日。それはさておき、乗り物関係専門の古書店を偶然発見。獲物は「機関車の系譜図」の「3」。値段は相場通りだが、「専門古書店」というとプレミア付きで売るところが多いだけに、まあ良心的というべきか。実はこの店、1〜4全部在庫があったのだが、バラで売っているというのも、ある意味良心的。贔屓にしよう。これで、30年ぶりに全巻が揃う。それにしても、名著ですな。あと、76年のTMSの抜け2冊。切り抜きアリだがクズ価格だったので、購入。それにしても、75〜76年って、ホントに鉄道模型の転換点だったのね。今につながる構造的問題は、基本的に何らかの形でここででてきてる。まあNゲージが定着して、ポジションを占めだしたというのが、「最初の一撃」だったんだろうけど。

11月17日(水)

天4の改装の一つのポイントは、N関係を売りやすく、というトコロにあるようで、Nのコーナーは商品も見やすく、キャパも大きくなった。目玉放出品もいろいろ出ている。本日は、固定式レイアウトを解体したとおぼしき、ユニトラックの出物が大量に。余りキレイではないが、ちゃんと走れば同じこと。カゴの中を漁っていると、常設お座敷にもう一本留置線をひくのに必要なだけの、ポイントとスイッチ、直線レールがアッサリ揃う。それに加えて、延長コードの塊が格安で。これはオイシイ。すぐに必要なワケではないが、ストックして置いて損はないので、これも購入。全部あわせて2000円しない。ということで、次回の千葉は、またもや線増工事ということに。

11月16日(火)

このところ、忙しさにかまけて、かなり安直に流れていたので、何かカタチにしようと思い立つ。ひとまず手慣らしに、またストラクチャーでも作ろうか、と、中古で買い漁っておいたストラクチャーキットを引っ張り出す。ひとまずその中から、ヒルマの貨物駅上屋を作ることにした。部品をチェックしながら、どういうふうに作ろうかアイディアを練る。前に作った駅舎と同様に、紙製抜き落としの柱組で支えられたさし掛けがある。これがハマらないと、またドツボにハマるなあ、と思って噛み合わせをチェックすると、これはピタリの採寸。駅舎の方が、データに問題があったのだろう。ということで、先に接着が必要なパーツを一部接着の上、いつものように塗装からはじめる。今日はひとまず、全体の半分強を塗ったところまで。ホーム上のスペースが相当にあるので、いろいろ集めていた「小道具」が活きてきそう。ま、ぼちぼちいきましょ。

11月15日(月)

雨脚の強い晴海通りを歩いていると、なにやら怪しげなトレーラーが2台やってくる。なんと、解体した東急8000系のボディーを積んでいるではないか。東急ファンのWebで、解体した車体が、ここを通って輸送されることは知っていたのだが、現物を見たのははじめて。モノは、先頭車。一輌を3つに分割して解体しているが、目撃したのは、そのうち妻板のついた両端部の躯体。信号で止まったところで、しげしげと観察したが、番号を特定できるものはなし。しかし、号車札の跡が焼きついていて、1号車であったことがわかるので、長津田の解体線にいた車輌の番号を調べればわかるだろう。その手のwebで調べてみると、8009号らしい。しかし、この切り詰められた車体って、先頭車なだけに、なんか「Bトレインショーティー」みたい。誰か廃車体買い取って、冗談で作んないかな。リアルショーティー(笑)。

11月14日(日)

小一時間空き時間ができたので、ちょっとした手なぐさみに、KDの大量組み立てと、「木」の補修と整備。KDカプラーは、必要なたびに組んでいると、そこそこ余計な時間を取ってしまうので、まとめて10組とかつくったほうが生産性が上がる。このところストックがへってきていたが、今回の増産で20組ぐらいまで補充できた。ウッドランドシーニックスの木のキットは、フォーリッジの接着に関して、作るたびにいろいろな接着剤と技法をトライしていたのだが、どういう補修が必要になったか、というチェックから、大体作り方のポイントが見えてきた。ということで、現在のところ決定版は以下の如し。まず枝の下側は、合成ゴム系の接着剤を使用し、クモの巣のように糸を引かせまくっておく。それを細かい粒にバラけたフォーリッジの中にまぶし、あたかもトンカツにパン粉をつけるように付着させる。それが固まったら、今度は枝の上側に、酢酸ビニル系の接着剤を使用して、比較的大きな塊のままのフォーリッジを、枝振りを見ながら、個々に接着してゆく。このやり方が、一番こぼれ落ちも少なく、枝振りのゆたかな木になるようだ。ということで、この方法で、新たに3本製作。

11月13日(土)

本日は、夜にライブをやるので、朝の撮影のみ。ちょうど天気もいいので、1080にご登場願った。「お立ち台」は、いつもの平面というワケにはいかないので、またもやウッドランドシーニックスのお試しキットを組んだモノ。というか、高低差のある「地面」は、いまのところこれしかない。いろんな技法の練習・テスト用にしているので、余り人前にさらしたくはないんだけどね。実物にして200坪程度。ちょっとした屋敷一軒程度という何とも限られた面積なので、なかなか構図が限られてしまうのが辛いところ。とはいうものの、所詮は自己満足なんで、お許しを。

11月12日(金)

昼休みを利用して、早速改装なった4Fの様子を見に銀座へ。あいにくの雨天ながら、さすがにいつもより人の気配が多い。基本的に変ったポイントは、床や壁をキレイにすることと、奥の晴海通り側にあった物置兼作業室を撤去して売り場を拡げること、の2点に集約できる。それに合わせてレイアウトを改め、カウンターを入り口からみて右奥側に動かすとともに、手前側に人溜まりスペースを持ってきたこともあり、収容能力はかなり上がったようだ。これだけの人出でも、かなり自由に動けるところは、ご利益絶大といおうか。展示スペース自体は、ショーケース二つ分(うち一つは金属ラックの棚)拡がったカタチになると思うが、「圧倒的に拡がった」という感じではない。片端からよく見てゆくと、順序こそ違うものの、見覚えのあるタマが並んでいる。残念ながら、これという目玉の出物はなかった。しかし、足しげく通っていると、「並び」がアタマに入っているので、新しく出てきたタマはパッと見てすぐわかるのだが、並びが変ると、判断にタイムラグができることに気付いた。まあ、これも一週間ぐらいすれば今まで通りになるんだろうけど。

11月11日(木)

さて、1080は完成品なので、ひとまず石炭を積んで人形をのせれば一件落着のハズなのだが、ここに一つ問題が。ぼくらの世代にとっては、1080の走行姿というのは基本的に「予備機の試運転」時のモノなので、キャブには機関士、機関助士だけでなく、専用線責任者の白土氏か関助役が添乗している姿が印象に残っている。そして、その立ち姿が、キャブの入り口から乗り出さんばかりに非常に目立っていた。ということで、ここは是非「三人目」も乗って頂きたい。しかし調べてみると、適切な立ち姿の乗務員人形はないことが判明。けっきょく、プレイザーの保線作業員の人形から製作することに。ちょうどいい人形を探すが、なんと、プレイザーの人形って、縮尺に相当に幅があることを発見。飛行機やクルマ用を流用したとおぼしき、1/72の「大柄」なヒトもおり、これではポーズは良くてもキャブに乗らない(笑)。やっとよさそうなのを見つけ、シャベルを削り取り、足をまっすぐに修正し、ヘルメットを戦闘帽っぽく削れば、なんとなくそれっぽい感じに。写真をよく見ると、機関士のナッパ服に対して、作業服をきているようなので、上着のスソをそれっぽくし、色もグレー系にして差をつける。とはいうものの、できてみると、圧倒的に自己満足の世界だなあ(恥)。

11月10日(水)

ちょっと前、マジックナンバーが出てから入手した「とれいん」のひとつに、1991年9月・第201号があるのだが、この特集が葛生の専用線。そこで「日鉱羽鶴の1080」の記事を見てから、どうにも乗工社の1080が欲しくなっていた。ぼくらの世代だと、「いたけど活躍してはいない」状態ではあるものの、リアルタイムを知っているだけに、なんとも琴線に触れるものがある。もう2〜3歳上だと、実際に仕事をしているところが撮れたんだろうけどね。蒸気末期というのは、この辺、ほんとに微妙なところがある。で、手ごろな出物とであったら欲しいな、と思っていたのだが、見つけちゃった。シンガーフィニッシュじゃなくて、普通の黒仕上げというのも、末期しか知らないモノにとっては、結果的に親しみやすい。この手の専用線モノも、芸風と違うといえば違うのだが、貨車2・3輌でサマになるというのは、走らせる分にはなかなかいい。

11月9日(火)

今日も秋晴れ続き。やっといい感じになってきたけど、なんか暖かすぎる気も。20度越してるもんな。ということで、速攻で一枚カットをでっち上げ。「どこでもお稲荷さん」「どこでも道路」「補修した木」と、この3日分のネタでサクッと。祠の朱色に敬意を表して、クルマも赤なら、バックはDD13の赤色つながり。さすがになんか車輌が写ってないとマズいでしょ(笑)。N360は食玩屋で見つけたモノ。由来は不明だが、全長・全幅はほぼHOスケール。高さが低いのはまあご愛敬として、ちょいと大きめのスバルとすれ違わせると、遠近感が強調されて悪くはないか。

11月8日(月)

改装前最後の4F(笑)。半端物の売り切りというよりは、キレイに箱にしまわれた商品が多く、改装準備万端という感じかな。多少はジャンクっぽいものも、最後の放出という感じで並んでいる。ということで、本日の獲物は「木」。格安なので、そこにあったのを10本近く買い占めてくる。人形と木は、新品はけっこう高いが、中古は底なしなので、実に美味しい。もともと、数があればあるほどいい、というシロモノだし、作るのもそこそこ手間がかかるので、あって困ることはない。で、帰ってきてから、取れてるスポンジの葉っぱを修繕。ついでに、前に作った木で、フォーリッジが取れちゃったのを補修。全部まとめて、森のように密生させて並べれば、机の上で森林浴(爆)。この辺の面白さを理解できるかどうかが、なにか一つの境目になってるような気も。

11月7日(日)

本来ならフォトセッションをやりたいのだが、朝から春に続いて多摩動物公園にガキを連れて行くので、そこまで時間が取れない。京王線では6000系の更新車を初めてみた。窓が小さく、丸っこくなっているので、かなり上品な感じ。さて、夕刻戻ってから、早速昨日の技法を応用して「どこでも道路」を作る。むかし田舎によくあった、三間半の路盤に6mの舗装路を敷いた規格にする。もちろん長さは288mmで、線路に合わせたサイズ(笑)。基本的には、0.5のプラ板をベースに、フォルマーのアスファルト路面を貼り、レタリング用テープで白線を入れただけだが、路肩の土が出ている部分を、昨日の手法で仕上げてみる。ここまで含めて手法のテストみたいなモノだが、なかなか感じよくできた。当面、マイブームになりそう。

11月6日(土)

いさみや製の「祠」を元に、「どこでもお稲荷さん」化を図る。要はベースに固定するだけなのだが、地面の表現にちょっと工夫。ベースの板はある程度の強度が必要なのだが、あまり厚くすると置いたときに感じが出ないし、ただ塗るだけでは地面として面白くない。また凝りすぎても、一連の「プラレール遊び」の趣旨に反する。ということで、0.5tのプラ板でベースを作り、地面色のプララッカーを塗って乾かないうちに、ウッドランド・シーニックスの土色のターフを撒いて固着させることに。実はこれ、C62の上げ底石炭を作ったときの技法を応用したもの。手軽(板の切り出しから完成まで、全製作時間は延べで10分もかかってない)なワリにはなかなかいい感じ。標準技法の一つにしよう。

11月5日(金)

やっと少し、タイトな状況から抜け出したので、「改装前の4F」の様子を見に行く。少し前から、定休日を利用して、少しづつ改装が進んでいたが、照明増設で明るくなったり、ペンキ塗りたての匂いが充満していたり、Under Constructionな気分が満々。倉庫の整理の加減か、このところ書籍・雑誌の放出が続いているが、流石にマジックナンバーが小さくなると、そうやすやすとはヒットしない。とはいうものの、TMSは一冊発見。これにてTMSはマジック5。とれいんのマジック3とあわせ、このカウントダウンだけで、相当の間楽しめそう(って本末転倒のような(笑))。

11月4日(木)

日本橋方面に用事があったので、ちょっと足を伸ばして浜町へ。熊田で欲しいパーツがあるのだ。それは、客車用の貫通幌。中古で買った客車で、幌が欠品になっているのがいくつかあったので、買おうと思っていたのだが、なかなかこれだけ買いに行く、という気にもなりにくいもの(笑)。それに実は、けっこうこういう基本パーツっておとし穴がが多い。というのも、できるだけどこか一社の製品で統一しないと、妙にアンバランスになってしまうからだ。もともと付いているのはしょうがないが、自分で付けるのなら、なるべく大勢に合わせたい。ということで、頼むと、在庫があった。パーツとして売っているというよりは、パーツ在庫を分けてもらう、というスタイルなので、あればラッキーというのも、昔の製造兼営の模型屋さんみたいでなつかしい限り。

11月3日(水)

やっと秋らしく天気が良くなった。時間のない中で、サクッとM41とMAVの客車の写真を撮る。あとは一日鉄分ナシ。ところで、8月に近所に開業したNゲージ店「三軒茶屋れーる」だが、9月末から「都合により10月いっぱい休業」と案内されていた。で11月に入ったが、どうも再開しそうにない。前は火曜が定休だったので、3日に開くかどうかがポイントと踏んでいたが、やっぱり再開しない。店の場所にしても、狙い所にしても、けっこう難しいかな、とは思っていたのだが。貸しレイアウトは良かったんだけどね。このまま行くと、実質2カ月やっていなかったというのは、もしかするとその業界の最短記録更新かも。

11月2日(火)

このところ忙しい中でも、本2日と明3日がピーク。当面、あまり鉄分を取れない。そんな中でも、通りぎわにある店ぐらいは、ちょいと覗いてしまう。そんな中で、ザクセンのMAVの客車を一個見っけ。基本的に既に何輌か持っているTyp.Yのヤツだが、逆に言えば編成の仲間を増やすチャンスともいえる。この前GySEVのM41(なんか戦車みたい(笑))を入手しただけに、ハンガリーつながりだし、値段も安いのでまあいいのでは、とGETしておく。

11月1日(月)

いよいよ11月。今年も残り少なくなった。帰りがけに、タクトワンの写真集シリーズの新作、「昭和40年代の蒸気機関車写真集 機関車と機関区23 九州各線とC55全機」を買ってくる。これは、当時熊本車掌区の現役車掌だった山口雅宏氏が、乗務の合間に撮影した、まさに「現場」のリアルタイムな写真が満載されている。特に「C55全機」という企画は、写真自体が非常に珍しい号機も、今まで見たことのないカットで登場しているだけに、資料としても非常に価値が高い。また、現役の職員ということで、たとえば熊本機関区など、一般のファンではちょっと入れない角度から撮影したショットも多く、微妙な違いなのだが、実際の場所を知っているモノにとっては、中々グッとくるモノがある。それだけでなく、資料の少ない、SLブーム以前の貴重な記録も多い。この会社の写真集は、写真のクオリティーにしても、資料としての価値にしても、ピンキリの何でもありなので、かなり買い手の判断力を求められるモノが多いのだが、この一冊は、九州ファンなら十二分に持っている価値がある。


(c)2004 FUJII Yoshihiko


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