「夢」を大人買い

-今月のホビー日記・2008年8月-




8月31日(日)

いろいろあった8月も、今日まで。いやあ、疲れました。ガキの夏休みの課題も、それなりにカタチになる。電動工具や鋭利な刃物の使用、半田づけ、有機溶剤がらみの接着・塗装については、学校にあわせて、こちらで部材を加工してから渡したが、あとは基本的に小学生でもできる作業で、ここまでできてしまう。もちろん、失敗しないように、気をつけるポイントや、コツ・ノウハウは指導したものの、最近のNの地面廻りの充実度に改めてびっくり。鉄道模型をやったことがないヒトが、一気にジオラマから入ってくるという最近の傾向も、こうやってみるとなるほどという感じもする。

8月30日(土)

一日の中で、ピーカンの晴れと、土砂降りの豪雨が、3回ぐらい繰り返すという、熱帯のスコールのような日。まあ、全体として気温は低めだったので、まだ助かったが。で、ガキの課題のネタに購入した、トミーの建物コレクションの「狭小住宅」(それにしても、スゴいネーミング)。なんとミスパーツで、同じ壁面が2枚入っていて、そのままでは組めない。それももったいないので、切り継ぎで家にしてしまおうと、レザーソーでギコギコ。しかし、この素材は何なんだ。Nでよく使われる、スチロールやABSではない。サクサクとカンナ削りみたいにココチよく切れてしまうのは、なんか、レジン系の樹脂のよう。例によって、食玩でおなじみの中国の廉価キャスティングだと思うが、一体なんなんだろうね。この素材。で、一回り小さい家に改造して完成。切れ味がいいのは、ポイントが高いのだが。

8月29日(金)

またもや、吉祥寺のライブハウスでライブ。ここのネタではないが、一週間置かずに、同じハコに二度出演というのは、我ながらはじめて。というワケで、鉄分なし。それにしても、井の頭線の上りの最終は、いかにも早い。そもそも、下りでも、渋谷発1時ぐらいのがあってもいいし、それの送り込みが上りの最終というのなら、まあ、納得できる感じもするが。絶対客はいると思うんだけどね。深夜に、吉祥寺から渋谷に向うヒト。

8月28日(木)

東海地方の豪雨で、東海道新幹線が大混乱。まあ、開闢以来の豪雨というし、最近は危機管理マニュアルが徹底していて、「リスクがあれば、まず止める」のが原則なので、仕方ないといえば仕方ないのだが、久々の運休。そういえば、国鉄末期の80年代の前半って、マトモに走る日のほうが少ないくらい、毎日毎日遅れや運休が日常茶飯事だった時期があったなあ。一度なんか、神戸出張だったけど、3時間以上遅れて中でぐっすり昼寝した上に、特急料金は払い戻し、さらに昼の仕事には間に合わず、夜の宴会だけ出席という、豪快な出来事もあった。こっちは、被害者なんだよ。遅れの(笑)。

8月27日(水)

さて、ガキの宿題のジオラマも、家を建てる段階。テーマが世田谷の住宅地なので、ストラクチャも一般の住宅が中心になるのだが、Nだとこういうのもけっこうあるのね。建物コレクションなどのジオコレシリーズだけでなく、カトー、トミックスとも、一般ラインナップでもけっこうあるし、GMの板キットでも、色々出ている。こりゃ、Nは恵まれているわ。ある程度は揃っているだろうと思ったが、予想以上。これなら、もっともっとNゲージのレイアウトがあってもよさそうなモノだが。

8月26日(火)

うわあ、なんと銀座のホームレスが、天賞堂の中二階の渡り廊下で、模型を見ながら雨宿りしてるじゃないの。確かに雨の日の銀座は、通常露天にいる方々が、雨宿りのために地下通路や、商業ビルのオープンスペースに入り込んでくることが多いが、○天とは……。しかし、さすがにその異臭は、オタ系と比べても2桁違うぐらいに強烈。あの狭い空間では、息をとめて通過するしかない。それにしても、そういう方々にまで、「鉄道ブーム」は拡がってるんでしょうか。謎ですなあ。

8月25日(月)

「記憶の中の鉄道風景」、今月分の作成。今回は、夏休み特集というコトで、ちょっと趣向を変えた展開。まあ、今年いっぱいぐらいは「南の庫から」シリーズで引っ張れるが、来年は新企画を展開しないと。今までは自分でも、あまりちゃんと見ていなかったり、大伸ばしにはしてなかったりしたカットを中心に、自分でも「こんなのがあった」って楽しみながらやってきたけど、そろそろ「本丸」にも手をつけないといけないのかな。まあ、まだかなり時間はあるので、ゆっくり考えましょ。

8月24日(日)

今日は、吉祥寺のライブハウスで演奏するので、鉄分はなし。井の頭線の吉祥寺駅に行くと、改装工事のため、なんと8月中は、1面1線で終日凌いでるのね。8月前半と後半で、それぞれホームを仮設化するのだが、それにしても大胆な工法。確かに、井の頭線は通学客が多く、8月はその分が減少するとはいえ、これでサバけてしまうとは。それなら、2面1線で乗降分離した方が、2面2線よりも混雑緩和にはいいかも。

8月23日(土)

Models IMONの、人吉区重装備D511151号機の発売日。まあ、1151号は、矢岳越え用のカマの中でも、最も調子がよかっただけに愛用され、写真に登場している回数も多いので、同区のD51の中では人気が高いと思われるが、なるほど、製作台数もかなり違う。シンガーフィニッシュでいえば、1058号の10台に対し、1151号は25台。まあ、どちらにしろ限定品ではあるのだが、この差は、意外と大きいのだよ。いろんなところで(笑)。

8月22日(金)

RNは、2ヶ月連続で特別付録、「機関車表」の2は、電気機関車、ディーゼル機関車他編。ある意味、かつて興味が薄かった分、情報としてはこちらの方が新鮮かも。少なくとも蒸気については、最後の10年分ぐらいは、番号を聞いただけでどこの所属だったかわかるカマが多いが、電気機関車となると、わかる方が圧倒的に少ないからなあ。ということで買ってきたが、本編の特集も、電気機関車とディーゼル機関車の歴史。鉄道趣味としては、こういう「知識」は王道だが、最近の若いファンは、こういうの見てどう思うんだろうね。中年以上のファンだと、今度は知っている内容が多いし、いかに300号特集とはいえ、ちょっと心配。

8月21日(木)

一通りバラストを撒き終わったので、レールを磨いて走行テスト。というか、このレベルまでまとまると、やはり走らせたくなってしまうのが人情というもの。まあ、それをやると、ここから先の進行が遅くなってしまうのも確かだし。けっきょく、運転盤から先に進まなくなっちゃったレイアウト、という例も、いくつも知っているし。ここから先は、ぼくのペースなら、やろうと思えば一晩で完成させられるので、あと一週間以上あるから、ガキがやっても何とかなるでしょ。で、出物で見つけた、301F玉電塗装も入線。プラットホームは、TOMIXのミニホームを、なんとなく世田谷線風に組んだモノ。こういう「なんちゃって」がやりやすいってところは、Nは楽だなあ。

8月20日(水)

数日前から、天4に12mmのジャンク仕掛品が出ている。けっこう数が多いので、毎日ちょっとづつチェックしているが、付け直して修正可能な歪みはさておき、動輪の位相狂いなど、どれもあまりスジがよろしくない。筋金入りの「再生家」の方なら、こういう状態だと、不憫で「萌え」てしまうのかもしれないが、ぼくにはそこまでの技術力と根性がないからなあ。まあ、余程安いのなら、改造用の部品の塊と考えれば、それはそれでアリかもしれないけど。バラさずにすむ修正・加工で何とかなるレベルでないと、まだ素からキット組んだ方が楽だし。

8月19日(火)

ネタ探しに、久々に食玩屋を覗いてみる。店や、店の在庫は増えているが、なんか値段が高止まりしている。まあ、こういう商品なので需給の関係で、買うヒトがいるということなんだろう。なんせ、純粋消費者たる「カタカナ『オタク』」の聖地ということらしいので。それはそれとして、そこで「駅前商店街」モジュールに使った、タカラの商店ファザードの食玩の別バージョンを発見。今度は、駄菓子屋。これ、なかなか見ないんだ。これが二度め。もちろん、即GET。交番のファザードもあったが、これはちょっと使えない。買ったはいいが、これ、またストラクチャにするのかいな。製作技法は経験済なので、作りはじめればサクサクできるとは思うが、それをやりだすと、ストラクチャを置くために、あらたにモジュールを作るという、本末転倒なコトになりかねない(笑)。まあ、次になんか作る計画が出てきた時に使おうか。

8月18日(月)

複線の間の部分のバラスト撒き。実はNのバラスト撒きって、ぼくもはじめてなのだが(それで指導するなって(笑))、なるほどその粒状性通り、HOのバラストとターフの間ぐらいの感じ。HOのバラストより、毛細管現象がちょっと強いので、事前の「界面活性剤入り霧吹き」をしっかりやっておけば、スルスルと染みこんでゆく感じ。それにしても、流石ウッドランドシーニックス。必ずしも器用とはいえないヒトも多いアメリカ人をターゲットとしているだけあって、子供にやらせても、それなりに「まとまって」くれる。こういうのがあるから、底辺が拡がるんだよね。

8月17日(日)

小雨ながら、気温が下がって、過ごしやすい一日。線路関係の敷設作業を行う。トミックスのミニカーブレールの「大」と「中」とで、複線・ポイントなし。ポイントなしだと、直接接着で問題ないので、製作は簡単。子供でも楽々。特に、複線間隔をキープするには、ジオコレの複線用踏切をジグとして使うとgood。子供や初心者にやらせる時には、ジグとマスキングですな。ここから先は建築限界をテストしながらでないと作業できないので、モデモの東急300系を一編成購入。なかなか調子良く走るが、連接車といえども、フロントオーバーハングはけっこうでっぱるので、ホームをはじめ建築物は、なかなかクリティカルかもしれない。ところで、線路を敷いちゃって走り出すと、半分できたような気になってしまうのがヤバいところではあるが。

8月16日(土)

ジオラマ・ベースパネルの塗装。まずは、パネルの側面。この辺をしっかりやるかどうかで、見てくれが全然変わってくる。HOMPで使った「コロラドグリーン」のスプレーが残っていたので、これで塗ることに。スプレーなら、薄め薄めで回数を重ねれば、子供でもそんなに難しくない。トップは、まずは例によって、ウッドランドシーニックスのアンダーコートのアースを塗る。どちらも、子供にやらせるときは、マスキングが肝要。付着して困るところをしっかりマスキングしておけば、この手の大物の塗装は、それなりに何とかカタチになる。それにしても、暑くて乾燥しているので、乾きの早いこと。ということで、塗装工程は、一日で終了。

8月15日(金)

今年のガキとの夏休み企画は、多少鉄分のある「箱根一周」。かれこれ5年ぶりぐらいで、かなり様子が変わっているハズなので、こっちとしても楽しみ。下北沢から小田急線に乗るが、急行小田原行きで、小田原まで先着のパターン。時間的にもそんなにかかるワケではないが、なんか雰囲気的には町田あたりまで行くのと変わらず、「やってきた感」はイマイチ。小田原から続行のロマンスカーに乗り換えようと思うと、これがVSE。個人的には初体験。VSEにも、ちゃんとメロディーホーンがついてるのね。はじめて聞いた。ロマンスカーは、優等列車としては狭幅だが、高い天井で、その感じは一段と強い印象。湯本駅はズル混み。箱根登山が2連だったこともあり、車内は超満員。が、ガキをダシに、湯本で小田原よりのかぶりつきを確保。スイッチバックで、こっちが先頭になることを、一般客は知らないようだ。ということで、念願の30Rの曲線票の記念写真。30RはHOスケールで約350R、40Rは460Rと、欧州型の狭小レイアウト並み。確かに、視線の正面から線路がハズレてしまう感じは、車載カメラでレイアウトを撮影しながら走る感じとそっくり。ロープウェイは、両線とも機材が更新され、ヨーロッパのリゾート風。外国人の観光客も多く、ゴンドラ内は、3/4が海外の観光客という感じ。下りも、もう一度強羅まで行って、箱根登山で戻ってくる。登山電車は、やはり下りのほうが迫力がある。列車も運良く旧型、モハ1・モハ2型の3連。しかし、吊り掛けの発電ブレーキが聞けなくなってしまったのは残念。そういえば、小田原-箱根湯本間が1067mmのみになってしまってから来るのもはじめてなのだが、小田急線って、運転系統がよく変わるのね。帰りは、ビールを飲むために、本厚木(そこまでしか席がない)まで、ロマンスカー。さすがに、ロングシートでビールはヤバいよね。「席料」ということで。

8月14日(木)

さっそく、ジオラマ製作開始。まずはベース作り。A2パネルが基盤だが、パネルのラワンベニアは、耐水性が不安だし、見てくれも悪いので、トップに耐水のシナベニアを貼り付けるところから。ぼく的には、標準的な技法でもある。ジャストサイズに切り出してあれば、子供でも簡単。しかし、予想外なのが木工用ボンドの消費。まあ、そこそこ面積があるのである程度使うとは思ったが、そこそこ残ってた大型サイズのヤツを全部消費。あとは重しをおいて、固まるまで待つのみ。

8月13日(水)

そろそろ先週末に書かれたBlogも、検索エンジンのデータに入っている頃なので、JAM関連の書き込みをいろいろと検索してみる。なるほど、けっこう引っ掛かってくる。ちらちらと見てみると、かなりの確率で、HOMPのブースの写真が入っている。中にいた時も、写真を撮っているヒトがかなり目立っていて、「撮られている感」が強かったのだが、それを実証した感じ。まあ、Nより大きなスケールで、シーナリー付きだった出展者が限られていた、ということも確かだし、「エコーモデル展」に代表されるような、いわゆる「昭和ミニチュアブーム」の影響も強いとは思うが、皆さんの記憶に残っていただけたのなら、我々としてはとても光栄なことです。

8月12日(火)

ガキの夏休みの課題は、いろいろアイディアがあった中から、ジオラマを作りたい、とのこと。それなら、一丁指南してやるか、ということに。これを狙ったフシもあるが(笑)。お立ち台系のジオラマは、作り込まないと難しいので、Nのミニレールを利用したパイクを作らせることにする。ということで、材料を揃えに行く。当初は、A3パネルを利用し、エンドレス一本と思っていたのだが、A2で複線にしたいとのこと。ここは、本人の意思を尊重するが、小さいのでは満足できないところは、なんか血は争えないなあ。相談して、全体の雰囲気は、フルサイズの世田谷線かBトレインの東急線を走らせる、地元世田谷の住宅地のイメージにすることに。これなら、平地に家を並べれば何とかなるので、ちょっと気が楽。「小学生でもできるNパイク」てな感じで、今回は珍しく、進行状況を記録しておくことにしよう。

8月11日(月)

木・金休んだ分、タマった仕事が大変なのだが、合間を縫って、JAMのHOMPブースの速報を整備。急いで取った分、ピンが甘いカットもありますが、ひとまず毎回恒例の記録というコトで、お許しを。期間中、ご訪問頂いた方のBlogとか、そろそろチェックしておきたいところだが、なんせ時間がない。リアクションが遅くなるかもしれませんが、これまたお許しを。

8月10日(日)

JAM会場に出向くと、いろいろトラブルが発生している。ぼくの駅のモジュールのポイントが、ウマく作動しないとのこと。開場まで30分。何とかしないと走らせられない。けっきょく、側線をダミーとして固定するとともに、直接パッチを飛ばすことで、実用上は問題ない状態まで復旧。いやあ、こういうのは精神的にも物理的にも疲れる。これだけでなく、今回はコマンドステーションの連続トラブルとか、いろいろ緊急事態が多発。まあ、それでもベテランの知恵を集めると、なんとか解決できてしまうのが、経験値の成せるワザといえようか。搬出も、東京湾花火の渋滞が心配だったものの、順調に推移。おつかれさまでした。さて今回の入場者は、3万人台後半とのこと。去年と同レベル、東京での前々回の8ガケというところか。まあ、そんなモンかなという感じ。来年は、10周年記念ということもあり、かなりやり方を変えないとじり貧になってしまうのでは。

8月9日(土)

今日は、夕方から九十九里浜は蓮沼のライブハウスで、出張ライブ。ということで、JAMは午前中のみ。新木場→蘇我→大網→成東という経由で、成東まで。列車の連絡がよく、ワリとサクサクと乗換えられた。おまけに、房総地区の211系にはじめて乗れたし。で、実は東金線は初の乗車。このエリアはよく通るが、いつもクルマなので、電車ははじめて。それにしても、平坦な地面、まっすぐな線路、って、まるでモジュールじゃないの。それでいて適度に、田んぼや畑、街や森など、周りの景色が変化する。これ、もっと早く気付いていれば、いろいろネタに使えたのに。で、写真はJAM速報、その1。「3日間」モードで、樹木製作実演販売(笑)中の近藤会長。鮮やかな手さばきは、さながらベテランの板さんのよう。

8月8日(金)

とういうことで、JAM開幕。朝、小一時間で駅舎のウェザリングを仕上げて、西野さんのモジュール用に持ってゆくが、これがなんと、地面の寸法にピッタリ。ジャンクで購入したスクラッチの作品を修復したモノなので、昔のTMSの記事か何かをベースにしているため、こうなったんだろうと思われるが、まさにピッタリ。俄然雰囲気が出てくるので、木もつくって植えようという話に。開幕直後の出足は、限定品目当ての方だけでなく、けっこう一般のヒトも多かったので、今年は盛況かな、と思ったが、午後から客足が伸びず。出展者に近いコアなマニアと、あまり鉄道模型と縁のない一般の方は多いが、ある程度Nゲージとか鉄道模型をやっている、「普通のファン」の動員が悪いような感じ。確かに、そういうヒトからすると、マンネリ感は否めないかも知れない。

8月7日(木)

いよいよ、JAMの本番。本日が、搬入・設営日。去年は、「行ってみたら、ブースの面積も形態も違う」という、とんでもない状況だったが、今回はそういう問題はなし。搬入口から近い場所で、クルマで直接乗入れられる点は、なかなか便利。展示ベースの作成も、2度目というコトで、比較的てきぱきと作業できた。ということで、設営作業は、かなり順調。全体の中では、浅野さんと西野さんのモジュールの「仕掛り感」が強いので、「3日間レイアウト」よろしく、みんなで寄ってたかって完成させてしまおうということに。さて、本番はどうなることやら。

8月6日(水)

さて、月曜日のところに書いた「サプライズ」。それは「記憶の中の鉄道風景」の南の庫から 若松機関区'71春 -1971年4月1日-の、69646号機とD50140号機の並びのカットにまつわるモノ。「9600 Depot」の69646号機のところに載っていた、佐々木さんのカットと、5番線さんのカットは、まさしく同じ日、同じ時に撮影した写真。若松機関区の見学会で公開している時の撮影なので、同じカットを撮っているヒトがいることはわかっていたのだが、実際に目の前に現れるとは、こりゃまたビックリ。詳しくは、寺田さんのBlog「【安楽鉄道趣味】轍楽之路」に掲載されてますので、検索してご覧になってみてください。

8月5日(火)

ひとまず、実車の装備リストと、「機関車表」を突合。なるほど、ある種の傾向が見えてくる。「前上」は、一部の例外をのぞくと、どうやら空制化改造が行われたのは、「苗穂工場(札幌工場)」「郡山工場」「長野工場」とおぼしきエリアに配属が集中している。同様に、「後上」は全国的に見られるが、過半数が「苗穂工場(札幌工場)」施工。後上でキャブとの間に隙間があるタイプは、完全に「苗穂工場(札幌工場)」施工車に集中している。しかし、同じ庫に配属されていて、苗穂施工でも、「前上」と「後上」が連番で並んでいたりするし、後上隙間ありタイプは、3万、4万、5万代にしかないなど、みればみるほど謎は深まるばかり。これだから、この手のリストは面白いともいえるのだが。

8月4日(月)

9600形式の空制装備の調査、今度は寺田牧夫さんのWebにある「9600 Depot」を利用して、さらに事例を増やす。しかし、調べてみるモンですね。実は「前上」のほうが、「後上」より倍ぐらい多いのだ。全数調査ではないが、300輌以上の事例を調べたので、統計的に有意に多いことは確か。それにしても、なんで模型では「後上」が多いんでしょうかね。それはそれとして、9600 Depotを見てゆく中で、驚くべき事実を発見。こういうこともあるだろうな、とは思っていたが、実際に起るとは、という感じ。詳細は、後程ゆっくりと。

8月3日(日)

千葉から帰ってきて、まだ、陽射しが充分強かったので、まずはサクッとワンショット。一応、完成記念写真。新幹線といえば、九六でしょう(笑)。現役SLブーム世代には、やはり印象強かったからねえ。猫にマタタビ、月に雁。新幹線に九六。ということで、引っ張り出してしまいました。それにしても、ユニスケール。遠近感が絶大ですなあ。そう、新幹線は、昭和30年代生まれの子供たちにとっては、「大きくて」・速くて・カッコいい存在だったのだ。やっぱり、新幹線は、在来線より大きくないとね。これが、子供時代からの刷り込み。そうか、12mmやってる人って、その世代が多いけど、これって例の試作車が載っていた絵本の頃からの、新幹線のイメージの刷り込みの裏返しかもしれない。

8月2日(土)

さて、今日が花火大会の当日なのだが、あいにくガキの夏季講習がある。ということで、逆に千葉から通う、という荒業。これは長距離なので、一緒についてゆく。ならば、できるだけ「乗り」も楽しめるように、という選択。行きは、総武線快速直通のグリーン車2階席で、弁当を買って食べながら。ロングシートが悪いとは思わないのだが、弁当を食べるには、ちと難儀するのも確か。しかし、千葉を過ぎるあたりから、2階席はほぼ埋まってしまう。いろんな意味で商売になっていると実感。帰りは、京葉線東京駅から、E257系。授業が延びたり、地下鉄が遅れたりして、けっこう時間的にヤバかったのだが、ギリギリ3分前ぐらいでゴ〜ル。これも、ほぼ満員。しかし、蘇我でけっこうお客さんが入れ替わるのがおもしろい。

8月1日(金)

2週続けての、千葉行き。第一土曜日は、毎年恒例の地元の花火大会で、部屋から見れるので、いつも年間の楽しみにしているのだが、今年は2日とやけに早い。もう一つ、今回の狙いは、RMM付録の「機関車表」を生かして、9600形式の空制改造時の、エアタンク位置のなぞに挑むべく、いろんな写真から、特徴的な前タンクと後タンクの機番を探すこと。雑誌やムックの9600特集を中心に、どこまで押さえられることやら。まあ、「機関車表」自体、大正時代の移動は新製配置しか押さえていないし、次は昭和一桁の配属なので、正確を期することは難しいことかもしれないが、なんか傾向はわかるかも。こういうコトができるのが、ミーシーな表のいい所でもあるが。


(c)2008 FUJII Yoshihiko


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