hobby diary

「夢」を大人買い

-今月のホビー日記・2012年5月-




5月31日(木)

今回の「記憶の中の鉄道風景」。名目上の更新日は6月1日になっていますが、実際の更新は5月31日。ちゃんとこれが、5月分の更新です。雑誌の「号」と「発売日」みたいなモンですが、実は5月はもう一週間あると思ってたら、すでに6月第一週だったというお恥ずかしい顛末。これまた、31日の木曜日のネタにふさわしいかも。ということで、よろしく。

5月30日(水)

「記憶の中の鉄道風景」の、今月分のコンテンツ作成。内容は、前回からスタートした、高校の修学旅行の一日目、京都での自主班別行動の記録。第二回目は、ポール集電もなつかしい、出町柳駅を中心とした、当時の京福電鉄叡山線(今の叡山電鉄)のカットの数々。自分で見ても、こんなの写してたんだ、って全く記憶にない状態でびっくり。お好きな方にも、なかなか貴重な記録かもしれない。

5月29日(火)

ホビーランドぽちの秋葉原2号店が、去るゴールデンウィーク中に開店したようなので、秋葉原に行ったついでに覗いてみた。場所は、もと石丸ソフト館だった、ラジオ会館2号館。一階正面と、場所はいいのだが、なんか店内は散漫としていて今ひとつ。中野店もそうだったが、なにか倉庫や公共ホールを借りてセールをやっているような感じで、常設の店舗という感じがしない。まあ、どうせストックを置いておくのなら、その場で販売もしてしまえ、ということなのだろうか。戦略的な意味が、今ひとつわからない店であった。

5月28日(月)

今月の鉄道ピクトリアルは、特集が「蒸気機関車」。なんとも「らしからぬ」テーマだが、それだけに興味を惹くので読んでみると、内容も「らしからぬ」叙情的というか感性的というか、極めてエッセイに近い記事が多い。確かに、昔からそういう記事もなかったわけではないが、それが主題になってしまうというのは、昔を知っているものにとっては、けっこうびっくり。確かに、著者陣も世代交代しているし(とはいえ、現役のベテラン中心ではあるが)、専門的な記事も、微妙に昔とはトーンが違っている。データ研究的なものは、一度完璧なものをやってしまえば、もう繰り返しはいらないので、この雑誌の方針を考えると、継続させるためには、長い時間の間には路線変更も必至ということがわかっている証ともいえる。それに引き換え、某祖師谷は…。

5月27日(日)

梅雨前の庭の整備で、千葉へ日帰り労働の一日。ということで、鉄分なし。ところで先日、日テレ「バンキシャ」さんから、昨年国際鉄道模型コンベンションで展示していたスカイツリーの模型を借りたいので、作者を紹介してほしいとの依頼があった。まずは当人の了解なので、出展していたAYASEGAWA 鉄道模型サークルさんへ連絡を取ったところ、協力OKとのことだったので、日テレ担当者からコンタクトしてもらった。ということで、番組を見ると現物が出ているので、ひとまず話はうまくつながったようだ。

5月26日(土)

12mmの10t貨車シリーズが発売になったというので、ムサシノモデルに、予約していた分を取りに行く。すると、時ならず店内は満員の混みあいかた。12mmの貨車のみならず、16番/13mmのEF57も発売になったようで、並んで順番を待つ状況。おまけに16番の人は、検品が長い。検品というより、見て楽しんでるんじゃないの、という感じ(笑)。それでも、次々とお客さんが6桁の支払をしてゆくっていうのも、なかなか壮観。生産台数からすると、かなり回収したんじゃないかな。

5月25日(金)

帰りがけに模型店に寄ると、久々の人垣。どうやら、Nゲージの新製品発売日だったようだが、発売日にお客さんが群がる感じというのも、なんか久々な感じ。クモユニ74とか、「津軽」セットとか、ぽこぽこ売れていたようだが、人気アイテムが発売になっただけでなく、なんかお客さんが戻ってきたような感じもある。勢い余って、鉄コレの小湊鉄道を衝動買いしちゃったじゃないの(笑)。

5月24日(木)

ちと別件(ボランティア的なWebづくり)で、DPEラボのネガスキャンサービスを使ってみたのだが、さすがにデジタルがケの極みになった時代だけあって、けっこう値段もこなれているし、クォリティーも充分。オマケで調べてみると、モノクロネガも、同価格でスキャンできるという。これはひとつ、本筋のネガも全部スキャンするタイミングかな。ひとまず、テスト的にやってみるか。

5月23日(水)

久々に東京-上野連絡線の様子を窺うと、さすがにペースダウンしたものの、ちょっと進展あり。東京駅の上野よりのシザースクロスが完成するとともに、それまで7・8番線は、ホームの終端のところで車止めが設置されていたのが撤去され、9・10番線側ともども、線路は締結された。その先では、南行線はすでに15輌分の引き上げ線に相当する長さの線路が敷かれているが、北行線に相当する部分はまだなので、列車が入れる状態にはなっていない模様。しかし、北行線でもレール敷設作業の準備が始まっているので、首都高をアンダークロスするアタりまでは、先行して引き上げ線として供用されるのであろう。

5月22日(火)

Models IMON製の、1/87蒸気機関車用ナンバープレート。久々の九州シリーズが出るという話は聞いていたが、いつの間にか発売になっていた。昭和48年3月31日現在で熊本鉄道管理局に所属したカマ+αと、昭和48年3月31日現在で南延岡機関区・宮崎機関区に所属したカマ。まあ、使いたい番号が2つもあれば(それはある)充分見合うコストなので、当然買ってくることは買ってきた。井門さんの趣味からすれば、1970年現在とかにはならないのはよくわかっているが、熊本の緑ナンバーを作るのなら、ぜひD51272号機は入れてほしかった。現物が世田谷公園で保存されてるし、少なくとも最後まで緑ナンバーを残していたカマの一つだから。というより、272号機をプロトタイプにした、K-7デフ付きの標準型D51を作りたいということなんだけど。

5月21日(月)

けむりプロ企画・編集、松本謙一氏プロデュースによる話題の「忘れ得ぬ 鉄道情景 No.1」。松・謙さんの巻末の辞にも書かれているように、モロ「リアルタイムで現役蒸気を撮れた世代」をターゲットにしたものだけに、ピンポイントで刺さっている人の間では、話題沸騰。本線上の大型機やC51などに間に合った、60代中心のけむりプロの皆さんからすると、趣味人という意味では、奥中山やゆうづるに間に合った60前後の松本さんや平井さんが一世代下、蒸気終焉になんとかスベり込んだ50代のぼくらは二世代下という感じで、このあたりまでがコアなんででしょうね。でも、さすがに40年の歳月は長く、「円熟したけむりプロ」という感じも。ぼくらからすると、リアルタイムのけむりプロさんの作品は、「若気の至り」みたいなところが新鮮で、「こういうのは面白い」と大いに刺激を受けたんだけどね。とはいえ、杉さん、青山さんをはじめ、皆さん、今でも遊び心にあふれているので、きっと出てくるんじゃないかな、と期待しています。さっそくvol.2が見てみたい感じ。

5月20日(日)

JAMの月例理事会なので、鉄分はあれど趣味分は少。そんな合間を縫って、16日のストラクチャの修復の続き。ひとまず、ボール紙製の外壁がクシャっとなってしまったところは、瞬間接着剤で固めた上でプレスして、一応カタチは復活したので、ペーパーをかけて表面を仕上げる。しかし、瞬着で固めた紙って、ほとんどプラと変わらないし、繊維が入っている分、FRPじゃないがプラ板より剛性がある。まあ、Nの車輛の切り継ぎではないので、ほどほどのところまで平滑にすれば、もはや見分けはつかない。これ以上やると、かえって修理したところの方が、表面がツルツルになってしまう。部分的にぼかして塗装をかけたら、まあまあの出来。車輛でもストラクチャでも、ペーパーの再生というのは初めてだったが、やれば出来るもんだなあ。

5月19日(土)

「単焦点」にハマりだしてから、最近は、また中古カメラ屋を覗くことが多い。AFAiニッコールなら、そこそこお買い得な出物もある。20mmレンズは、35mmフルサイズだと、相当にデフォルメの利いたトリッキーな超広角だが、DXフォーマットでは35mm換算で30mmと、なかなか使い手のある広角になる。が、元が元だけに、出物も少ないし、あってもけっこう値が張る。そんな中で、外観のキズが多く、かなり手ごろな値段の一本を発見。早速GET。基本的には、使える広角レンズとして、一般撮影に使おうと思うのだが、なんせ25cmまで寄れるので、模型撮影に使うのも面白そう。ということで試してみたのがこれ。思い切って被写体に寄れば、けっこう距離感の広がりを作れる。ただしその場合、画角が背景からハミ出してしまう。ということで、最近はノートリミングが多かったのだが、今回はハミ出した分を切って、4:3でトリミングしてあります。

5月18日(金)

趣味誌の店頭販売日。「とれいん」誌には、HOMP Hawaiian Pacific Railroadの特集記事。実はこの記事、昨年のJAM会場での出展者取材の最中に、南口さんと話をしていて決まった企画。それがやっと実った形だが、原稿の依頼がきたのが、この連休直前。それでもう記事になっているワケだが、企画から入稿までと、入稿から発売までの、8ヶ月と1ヶ月以下というバランスがなんとも(笑)。

5月17日(木)

なんやかやで、中野、中野、吉祥寺と、3日続けて中央線を使う。もともと、全く縁がないわけではないが、そんなによく使う路線ではない。とはいえ、今年はなぜだか乗る機会が多い。中野駅北口と駅前広場のリニューアル工事も、随分できてきた。ある意味中野駅前は、多少ビルが建っても、子供の頃住んでいた昭和40年代の雰囲気を残していたのだが、これで(やっと)随分感じが変わりそう。

5月16日(水)

地震かなんかのせいか、物が落ちてきて、12mmのジオラマの商店が2軒被災したので修理する。スクラッチとエムズコレクションのヤツだが、不幸中の幸いというか、組むときに、木の角材で相当にがっちりとした骨組を組んでおいたので、重み自体はこのフレームで受け止めたようで、影響なし。その代わり屋根がハズレたり、ちょっと歪んだりした。この部分を直せばいいのだが、ペーパーなのでちょっと考える。けっきょく、折れ曲がった部分に低粘度の瞬間接着剤を浸透させ、大きなヤットコでプレスして真っ直ぐに固める方法で対処。下地はまあウマくできたので、あとは塗装で何とかなるだろう。

5月15日(火)

近くまでいったので、クマタのショールームを覗くと、なにやら16番のジャンクが破格値で大量出品。70年代の製品を中心い、プラ量販品も含めて、数十輌出ている。すわ、また被災車輛の処分かと思ってよく見ると、壊れているのもあるが、潰れているワケではない。要は、作りがマズいのと、経年変化で壊れた車輛の処分ということらしい。場所が場所なので、遺産整理ではなく、生前処分だと思われる。そうすぐに売り切れることもないと思われるので、ご興味のある向きはどうぞ。

5月14日(月)

昨日は、その後午後から外出。丸の内線に乗ったので、ついでに15日で閉店の、西新宿の天賞堂モデラーズルームの様子を覗いてみる。住友三角ビルでモデラーズルームが開店してから35周年ということだが、その前の伊勢丹の中にあった天賞堂新宿店は、ぼくが中学ぐらいの頃だったと思うので、そのころからすると40年以上の歴史があったということになる。大体この手のセールは、セール開始直後の掘り出し物狙いと、終了直前の見切り品狙いと、ピークが二つくるのだが、案の定、この週末はかなりの人手。ゴールデンウィークより出足がいいという。HO外国形と16番の量販品が中心のセールで、それなりに探している人にとってはお得な値付けのものもあった。とはいえ、個人的には領域外のモノがほとんどなので、買い物のほうはパス。これでまた、歴史が一つ終わった。

5月13日(日)

午前中に、C56の記念撮影。山野線は、シラス台地の中を通っているので、わりと茫洋とした景色で、極めてジオラマにはめ込みにくい雰囲気。ということで深追いはせず、いつものお立ち台でお手軽に。C57・D51クラスだと機関車しか乗らないこのお立ち台も、C56だと、ワム8をくっつけてもちゃんと載る。でも、なんちゃってで撮るのなら、構内入換に励む姿かな。未明から、激しい空転を繰り返しながら、矢岳越え、霧島越え、吉都線の三方面の貨物を組成していたドラフトの音は、今でも脳裏にこびりついているし。

5月12日(土)

今夏の「国際鉄道模型コンベンション」では、実物系の趣味者へもターゲットを広げるべく、かつてない規模で、鉄道趣味界にインパクトがあるイベントを、本部企画として行う。本日はそのための打ち合せ。趣味界の重鎮のお歴々が揃う中、かなり具体的にプランが進む。乞うご期待。で、その前後で、先週塗ったC56の組立て。九州仕様なので、ランボードの縁に白線がある。最後の仕上げとして、これを面相筆にエナメルを含ませて、気合で一気に描く。手描きでランボードの白線って、昔の16番以来35年ぶりぐらい。でも、当時の16番と比べると、倍近く精度が求められる感じ。一応、ハミ出さずに塗れたが、けっこう疲れたぞ。

5月11日(金)

神田駅で、山手線の逆周りの線路を覗くと、くっきりとレール削正の跡が残っている。昨日は雨だったが、レールの頭面が全てクリーンアップされているので、今朝未明の作業に違いない。それにしてもフランジが当りそうな踏面まで模様が残っているというのは、余り見たことがない。ということで、早速途中下車して記録写真。ところが、コンデジしかないので、この「模様」を写すのが一苦労。ウマくギラりと反射がある構図を選び、露出補正でかなりアンダーにしたら、なんとか写った。まあ、相手が静物なんで、こんなワザもなんとか出せるのだが。

5月10日(木)

共同通信ビル内のギャラリーウォークで開催中の、NEWSmart「汐留鉄道クラブコラム展」を見る。この数年中央紙では、一般の記事のようなフリをしつつ、中身は鉄分が濃いという「鉄記事」が目立っているが、これは携帯配信とはいえ、正面切って鉄道をテーマにしたコラム記事。詳しくは、「Gallery of the Week」を参照いただくこととして、鉄道ネタでも、一般向けの記事にするにはなにがポイントになるのか、なかなか発想の参考になることが多い。

5月9日(水)

レイルの82号を買ってくる。特集は「武庫川をめぐる鉄道風景」。鉄道趣味誌としては、なかなかユニークな切り口だが、関西出身の前里氏のこだわりが活きたプロデュースで、これはこれでなかなか面白い。特に、紹介されているどの線も乗ったことがあるのだが、それらを武庫川で縦に切る見方は、ジモティーならでは。しかし、こういう「古き良き時代の鉄道趣味誌」のノリを今に伝えている出版物も、ホントに少なくなったなあ。多分、これも購読者は、みんな50歳以上なんだろうし。

5月8日(火)

今年の10月3日から営業再開する「東京ステーションホテル」が、本日より予約受付開始。。東京駅の駅舎復元も、いよいよハードからソフト面に移ってきた感じ。東京ステーションホテルといえば、宿泊こそしたことはないものの、バー「カメリア」は、バブル期の頃にはよく利用した。その頃は、まだ丸の内の再開発前なので、そもそもあのあたりには、気の利いた酒を飲める店が少なかった。また、中央線の高架ホームができる前だったので、窓から東京駅の様子が見え、鉄分が薄い時期とはいえ、電車を肴に酒を飲みながら、戦前の雰囲気に浸れるという、なかなかいいスポットであった。バーは復活するようだが、窓越しの景色はいかんともしがたいのが、残念なところ。

5月7日(月)

時間の合間を縫って、C56の下廻り・動力部分の組立をちょこちょこと。まずは、動輪とバルブギアから。C56は、キットの説明書を持っているので事なきを得たが、これ、情報何もなしでパーツだけ見せられたら、かなり迷うところ。珊瑚製は、動輪がちゃんと廻るかどうかがキモなのだが、スパッと組んだだけで、斜面で転がってくれるではないの。入手したときの状態は、あの再生王の林さんでもアドレナリンが出まくるような外観だったが、下廻りの筋は悪くない、と踏んでいただけに、これはアタりだった。しかし、トビカ・トップガードの皮膜は、予想以上に強固で、フレーム周りの塗装でも全く問題がないだけでなく、電気の関係ではがしたいところも、ヤスリとか使わないとちゃんとはがれないなど、なかなか頼りになる。

5月6日(日)

連休最後は、振替休日ではない「普通の」日曜日。オハ62系の二重窓は、どういう表現にしようか迷ったが、もともと「なんちゃって」でもあるし、ほぼ素組レベルで行こうと決めているので、凝っても始まらない。で、熟考の末、夏姿の内窓を上げた状態が、一番楽そうという結論に。窓枠は塗装表現で行くことはすんなり決まったが、窓ガラス用透明プラ板を裏に直接窓枠を描いてしまうか、窓枠を書いた別の板を張り合わせるか、ちょっと悩む。テストで作ってみたところ、直接書いたので充分だし、マスキングテープをカットするときの刃先を、ちょっと強めに押して、ガラスの裏側に筋がつくようにすれば、それなりに立体的に見えることも判明。そういえば、昔のカツミのハコモノって、サッシが窓用プラ板に印刷されていたよね。まあ、なんちゃってにふさわしい技法といえないこともないか。

5月5日(祝・土)

さて、いよいよ塗りの本番。風も弱く、陽射しも充分あり、絶好のコンディション。今回のチャレンジの一つが、いわゆる「黒染めスプレー」として知られている、トビカ・トップガードだけで蒸気機関車を仕上げようというもの。ハコモノの下回りには愛用していたが、蒸気全体をこれで塗るのは、今回が初めて。結果は上々、中々イケますよ、これ。細かいディテールとの相性がどうなのか、というのが気になるところだが、塗膜が非常に薄くかつ遮蔽力があるのと、表面張力が低くて隙間にサッと広がってくれることから、とてもきれいに仕上がる。特に、0.3φ・0.4φを多用するHO1067では、線径が太くならずに済むのがいい。色も、ラッカーの黒というより、ちょっと金属っぽい感じで、まだやっていないが、ウェザリングとかすると映えそう。これ、次回から定番ですな。現状は、千葉から持って帰ってくるための仮組状態で、モーターも入っていないので、ちゃんと組んでから写真を撮りまっせ。

5月4日(休・金)

今日からは、うってかわって快晴。庭仕事もやるが、懸案事項も取り掛かれる。それは、塗装だ。工作が仕上がったが、未塗装のままという車輛がたまってしまったので、一気に仕上げようと、4輌持ってきたのだ。去年の11月に再生&ディテール加工で仕上げたC56、仕掛品をもとになんちゃってで仕上げた、オハ62とスハユニ62、未塗装完成状態で入手したオシ16である。ひとまず、ブラスクリーンとクレンザーで、下地の調整を行う。どれも、ある程度はきれいにしてあったので、ひとまず問題なし。で、一晩乾かす。

5月3日(祝・木)

連休後半戦は、千葉で過ごす。庭の手入れとか、いろいろやることも山積なのだが、模型関係でも宿題を持ってゆく。とはいえ、本日は春の嵐で、ものスゴい雨と風。これでは、手も足も出ない。こういうときこそ、常設お座敷のNを走らせるタイミング。そういえば、昔バラで買ったスロ62やマニ60があったことを思い出し、マイクロエースのほうのスハ45系に組み込む。オユがないけど、一応、これで上り下りの交換を楽しめるようになる。実は、ニセコは山線の重連があまりに有名になりすぎたけど、個人的には、函館-長万部間の、単機で高速走行する区間の方が、C62らしくて好きだったりする。実は複単線だが、大沼付近のように、未電化複線区間に見える場所もあるし。

5月2日(水)

昼間は、どうせ銀座を通るついでに、ソニービルでやっているトーマスのイベントを覗く。もちろん狙いは諸星さん製作のジオラマ。すでにいろいろな人が書いているが、なぜかソニーマイクロトレインの現物も展示。あれって、ソニーの黒歴史じゃなかったの(笑)。ジオラマは、もちろん諸星さんらしいアイディアは見られるものの、プロトタイプがある(笑)のと、著作権許諾上の制約で、完全に自由な発想にはできず、日ごろの「諸星ワールド全開」作にくらべると、今ひとつ煮え切らない印象も。夜は、渋谷西武でやっているモードオブバービー展へ、人形好きの友人と。こちらは、前にも書いたように、世界的バービーコレクターの関口泰宏氏とは、クラスが一緒の同窓生で、その縁で招待券をいただいたもの。スケールがなんであっても、ジオラマになってしまえば、その発想やアイディアは皆共通。バービーはドールハウスよりさらにデカいが、そこはそこ。HOを乗用ライブに、NをGゲージに見立てるジオラマはできそう。

5月1日(火)

連休の谷間。で、偶然見つけたネタ。JR宇都宮線(というより、東北本線というほうが、オヤジファンにはしっくりくる)の13:20分上野発黒磯行きの583Mって、まだ夕刊の新聞輸送をやってるのね。昔は、上野駅平面ホームの風物詩という感じで有名だったけど、千葉のがなくなったので、これもなくなったのかと思っていた。積載量が少ないので、基本的にはキオスク向けではないかと思うが、ちゃんと係員が一人乗っているというのが、大時代的でなつかしい。




(c)2012 FUJII Yoshihiko


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