Diary in Hospital
入院徒然草

〜第二幕〜

〜第一幕〜

8/18
夜中につまみ食いできるような状態じゃありませんでした。結局夕べは薬を飲まなかったんですが、やっぱり頭痛に悩まされ寝付くので精一杯。
朝食はロールパン(イチゴジャム付)にクリームシチュー、ポテト、ベーコン、人参、玉葱のコンソメ煮?、牛乳、バナナと珍しく洋風。なんか本当に小学校の給食みたいとか思ったり。
10時過ぎくらいに主治医の先生が診察に来て、食事療養も順調に進んでいるようなので下血の件ではいつでも退院できるとのことでしたが、先週から続いている頭痛の原因が不明のままなので、脳神経外科の先生に診てもらうことになりました。が、午前中は何も連絡がなかったので待ちぼうけ状態。
昼食はカツ丼に豆腐の味噌汁、沢庵、ほうれん草のおひたし、キュウリともずくの和え物、オレンジと何故かボリュームがあるメニューでした。私的には問題ないんですが、結構お年寄りとかも多いのでコレでちゃんと食べられるのかなぁとか変な心配をしてしまったり。
13:30くらいになってようやく連絡が来たので、レントゲン室まで行って頭部をCTスキャンで撮ってもらいました。その後も2時間ほど何も連絡がなかったのでひたすら待ちぼうけ状態だったのですが、16時過ぎに脳神経外科の先生が病室に来て説明を受けたところ、特に問題があるようには見えないとのことでした。謎。結局頭痛については薬を飲めば半日程度抑えられるので、しばらく様子を見ることになりました。
という事でそれから慌てて退院手続きを始め、無事退院できたのが17時過ぎ。時間も時間だし、今日までの入院費用は既に含まれているので夕食をどうするか聞かれましたが、せっかく退院できるのに病院食は食べたくなかったので謹んで辞退しました。
で、一旦荷物などを置きに自宅へ帰り、一息ついてから駅前のお寿司屋さんで夕食を頂きました。病院では生ものがでないのでお寿司分が足りなかったようです。結構お腹一杯になるまで食べました。それはそうと、相変わらず頭痛は続いてるようです。非常用のお薬はもらったので、とりあえず暫くは経過を見ることになりそうですね。

8/17
……一応、薬を飲まなくてもある程度痛みを抑えつつ寝ることはできましたが、そのためにはしっかり目を閉じて(できれば痛む部位、または頭部を冷やしつつ)、尚且つ気楽にしてないといけないっぽいです。夕べは19時過ぎからずっと横になっていたので、睡眠時間はトータルでカバーできていますが、深夜何度も痛みで半分目が覚めたりしているので、あまり効率はよくないですね。このままだと日中何もできなくなるので、看護師さんと相談して薬をもらうことにしました。しかし、薬を飲まないと右側頭部は軽く触るだけでも(極端な話、その辺の髪を軽く押さえるだけでも)少し痛いのは困りものです。
朝食はご飯(やったよ!さらばお粥さん)、大根とサヤインゲンの味噌汁、サツマイモと昆布の煮物、納豆葱付、漬物と夕べと打って変わってシンプルなもの。サツマイモの煮物がなかなかよい感じ。その後午前中は「フルメタル・パニック! 終わるデイ・バイ・デイ(下)」を読んでまったり。個人的にも最近バタバタしていたのでちょっとだけ考えさせられたりもしたり。
昼食は炒飯と白菜、青梗菜の中華スープ、茄子と挽肉の炒め、鱸(鮭に肉質が似ているけど白身なので……だけどかなり自信なし)のバター焼きポテト、インゲン、プチトマト添え、ピーナッツ豆腐山葵添え、グレープフルーツです。なぜか脂っこく味が濃いメニューですが、私の普段の昼食や夕食よりも豪華な気がしてちょっと泣けてきました。(しかもこのくらいのバリエーションの品数を食べるのは飲みの席くらいだろうとか思い当たってしまい更に消沈……ああ、最近だと「ケッコンシキのヒロウエン」なんてものもありますか……。そう言えば誰かお婿に引き取ってくれないかなぁ(余談))
午後は軽く一眠りした後、「フルメタル・パニック! 戦うボーイ・ミーツ・ガール」を読み直してみたり。結構あちこちに読み進めていく上で分かっていくようなネタがあることに気づき感心してました。小説を書くときには内容を支えるだけのしっかりした設定(もしくはそれを気にさせないだけの強力なハッタリ)が必要なのだなぁと改めて思い直しました。でもこれってTRPGでのマスターの作業にも通じるのか。(いやまぁそれ以外にもいろんなことで共通していることだとは思いますが(^^;……何せそういう作業が苦手なもので(^^;)そう言えばこの本の作者は旧○演体でマスターしてたんでしたっけ(その昔「ナユタの果てに」というPbMを齧ったっけな……)。
夕食はご飯にほうれん草、油揚げの味噌汁、鶏肉の照焼きキャベツ添え、カリフラワー、人参、ピーマン、筍の炒め、なめこのおろし和え、茄子の漬物。やや分量が昼に比べて抑え目なのは消灯時間が21時ということを考慮すると妥当でしょう。……ただし、私にとってはやや物足りない感じですが。それだけ消化機能に関しては復活しているということなのでよいことです。果たして夜中のつまみ食いの誘惑にどれだけ耐えられるやら。

8/16
若干睡眠不足の感がありますが、とりあえず頭痛は止んでくれたようです。今日は自重して目に負担になるようなことはなるべく控えるようにしてみます。
朝食は7分粥に挽肉入りオムレツのキャベツ添え、トマト、ほうれん草、アスパラガスのサラダ、リンゴの砂糖煮?、牛乳(具はいつもどおり細かく刻んであります)。味はともかく、そろそろもう少し量が欲しいところです。
昼食は全粥に茄子とサヤインゲンの味噌汁、カリフラワーのマヨネーズ和え、肉じゃが(肉抜き)、豚の焼肉、梅干。今回からおかずが切り刻まれてません。何となく嬉しいかも。食事の後、午前中配られた先週分の入院費の領収書に対する精算と(今頃になってようやくですが(^^;)入院の手続きを済ませ、「フルメタル・パニック! 終わるデイ・バイ・デイ(上)」を読んでから寝てました。寝てる間は大丈夫だったのですが、夕方起きるとまた頭痛がしてきました。多分夕べ飲んだ薬が切れたせいかな。何にしても厄介です。
夕食は全粥に椎茸の吸い物、鯖の味噌煮白葱添え、大根、人参、揚げ豆腐の煮付け、インゲンのゴマ和え、高菜?と梅の実の漬物、西瓜です。今までにない豊富な品揃えですね。鯖もいい感じに味付けされているので、できればもう少しご飯というかお粥が欲しいところです。そういえば西瓜は今年のお初ですね……病院で、というのが微妙ですが。
……で、食べながら痛む頭の箇所を押さえていて気づいたのですが、痛む箇所と咀嚼によって動きがある右側頭部の箇所が似ているようです。この頭痛はひょっとしたら普段より意識して咀嚼をしているのが原因かもしれないです。もしそうだとすると困りものです。
とりあえず今日はご飯の後はひたすら寝まくってみることにします。

8/15
どうやら熱は下がってくれたようですが、頭痛は微かに残っているようです。まぁ、もう暫く様子を見るしかないでしょうね。
朝食は5分粥(たいみそ付、普通のご飯になら合うのでしょうけどお粥には今ひとつ合わないようでした、少なくとも私には)とサラダ(キャベツ、トマト、ハム、チーズを細かく刻んだもの)、大根と人参の煮付け(やはり細かく刻んでます)、バナナ、牛乳です。昨日よりは順調に食べられている辺り、食欲などについては問題なさそうです。よしよし。ただ、私は暖かいものを食べた後すぐに冷たいものを飲むと覿面お腹を壊すので、バナナと牛乳は他のものを食べた後にゆっくりと頂きました。
午前中の担当医師の問診時に頭痛の件を話すと、やはり暫く様子見とのこと。やっぱりねといったところでしょうか。
昼食は麩、ほうれん草、白身魚のそぼろが入ったうどん(例によって具は細かく、麺は数センチ程度になってます)、ゆで卵の刻んだもの、キャベツと白ゴマの和え物(細かく刻んでます)、里芋と人参の煮付けインゲン添え(具はやや潰し気味)、メロンの刻んだものです。卵が淡白すぎる感がありますが、これは仕方ないのでしょう。それにしても咀嚼していると右のこめかみ辺りが時折キリキリと傷みます。困ったものです。
夕食前にちょっとだけ実験。下の売店らしきところで売っていたクッキーを2枚ほど食べてみました。夕食辺りになっても特に腹部に異常は感じなかったので恐らく大丈夫でしょう。きっと。ちょっとした合間に少しだけJavaのお勉強をしてみますが、頭痛は止まらず。やっぱこれなんか変かも。
夕食は7分粥にインゲンと大根の味噌汁、ほうれん草のおひたし、人参と玉葱の卵とじ?、白身魚の煮付けパセリ添えです(具は相変わらず刻んであります)。ちょっとインパクトのないあっさり目の味付けで少々物足りない気がしますがこれは病院食なので仕方ないでしょう。分量も食欲が出てきた分、もう少し欲しいところですがこれは以下略。
寝る前はそうでもなかったんですが、寝ようとしてからだんだん頭痛がひどくなってきて、いったん2時間弱くらい眠れたのですけど深夜2時過ぎになって頭痛で目が覚めてしまったので、看護師さんに相談して昨晩と同じ薬を一錠もらってなんとか就寝。
……あ〜あ、コミケ行きたかったのになぁ(莫迦)

8/14
と言う訳で小腸の検査です。朝に担当医師から改めて説明されたのですが、曰く「今日のはちょっとしんどいかもしれないですね」……。まぁ、やってみれば分かるでしょう。とりあえず午前中は検査に備えてゆっくりとしてました(というか寝てました)。
で、12時過ぎに呼び出しのアナウンスがあったのでレントゲン室へ。ちょっと見たことのない機械に乗り、「どちらか詰まっていないほうの鼻の穴はどちらですか」と聞かれたので「右は大丈夫そうです」と答えるとそこにゼリー状の麻酔薬を流し込まれ「ずずっと飲んでくださいね」。ま、そこまではよかったんですが、麻酔薬を飲み込んだら検査用の管を鼻の穴からグイグイ入れてきます。麻酔のせいで多少はマシですが、それでも喉の辺りに到達する辺りがかなりキツかったです。そこから先も腰の位置を左右にずらしながら管を入れて行くのですが、息が苦しくなると「深呼吸してくださいね」と言われたので言われるままに深呼吸やっていたのですが、「腹式呼吸と胸式呼吸のどちらがいいでしょうか?」と聞いてみたところ「どちらでもいいですけどどちらかと言うと腹式呼吸で」とのこと。何となくこんなこと聞く人いないんだろうなぁとか思っていましたが、数分してようやく管が小腸入口に到達したところで検査開始。管の先から水と造影剤を流しながら、小腸の中を詳しく撮影していくというやり方で作業が進んで行くのですが、腰を左右に捻りながら(時には機械でお腹を押さえながら)息を止めつつ撮影し、定期的に水と造影剤を追加して以下繰り返し。結構慌しく、撮影は10分しないうちに終了。その場で担当医師に説明を受けたのですが、へその辺りにあった怪しい箇所も特に異常はなく、下血の原因としては血管の奇形でしょう、とのこと。こればかりは再発時に腹部を切開して調査しないと判明しないそうなので、今回はここまでで検査終了だそうです。ちょっとばかし釈然としませんが、今日の夕方から食事を取ることにして、その経過次第では8/17あたりに退院できるかもしれないそうなのでとりあえず良しとしましょう。
点滴も夕食前に終わらせようという事で、ちょっと点滴の落ちるスピードを速めたりしたのですが、あまり勢いよすぎたらしく、点滴の針から漏れ出てきちゃいました(^^;慌てて看護師さんを呼んだら「入院してから点滴の針替えてなかったんですね」と言われちゃいました。(普通は3日程度で刺し直すそうです。特に不自由なかったからそのままにしてたんですけどね)どうせ後数時間で外すから、という事で赤ちゃん用の小さい針を使うことに。ただ、右手の甲にしたのでしばらく右手は動かせなくなってしまいました。時々チクリとする痛みを気にしなければいいのですが、やはり気になるので右手を使わずに済むよう、「フルメタル・パニック! 揺れるイントゥ・ザ・ブルー」を読破。その前に何とか点滴も外すことができて一安心。
で、いよいよ一週間ぶりくらいのご飯です。3分粥と里芋の味噌汁、白身魚の煮付け(身はほぐしてありました)&大根の煮物(1cm角くらいの食べやすいサイズ)、ほうれん草メインのおひたし(これも細かく刻んであります)、はんぺん?と人参の煮付けインゲン添え(これも例に漏れず細かく刻んであります)。まずは第一関門。これがちゃんと食べられないようでは明日以降の食生活に支障が出ると思い、じっくりゆっくり時間をかけて咀嚼していきます。まぁお腹の調子もおかしくならずに何とか完食できたので大丈夫でしょう。きっと。
……と、そこまではよかったんですが、食事をとった後どうもだるい。定期健診でも体温が37.2度だったのでとりあえず氷枕をもらって寝てました。2時間ちょい寝てみましたが、熱は下がらないし右のこめかみあたりも数分おきにズキズキする。更に布団の中でじたばたしてみましたがやはり状況は変わらないので23時ごろに状況を看護師さんに伝え、薬を一錠もらって飲んでからなんとか就寝。

8/13
昨日と同じように朝に担当医師が病室にやって来て、明日の検査のことについて説明してくれました。どうやら鼻から管を通して小腸を細かく検査するそうですが、果たしてどうなることやら。心配してもどうにもならないし、とりあえず今日はまったりとWinXP付属のピンボールをやったりねこねこソフトおかえしCD5で「朱」未プレイでも大丈夫なところを眺めてたりJavaの勉強をやったり落書きしたりJangbandをやったりしてました。
……それなりに満喫してるかもしれません。
それはそうと、入院してからの夢を朧げに思い直すと、かなり食に関するものが大半だったような気がします。今週頭辺りからは、退院したらどこに美味しいものを食べに行こうか、とかずっと考えていたせいかもしれません。とりあえずは駅前の一つ120円均一のお寿司屋さんと浅草にひつまぶしを食べに行くのはほぼ確定かな、とか思ったり。

8/12
朝に担当医師が病室にやって来て昨日の検査結果を報告してくれました。が、やはり原因が特定できないとのこと。現段階では小腸のどこかに原因があるとしか分からないそうですが、候補としては以下のとおりだそうです。
・メッケル憩室(生まれつき小袋のような箇所があって、そこの消化機能が異常を起こしている)
・血管の奇形(血管が末端に行くに従って細くならずに太いままになっている箇所があり、そこからの何らかの要因による出血)
・腫瘍(ただし可能性としては一番小さいとのこと)
いずれにしても小腸の再検査が必要とのことで、検査自体は明後日らしいです。……つまり、今日明日はひたすら暇を持て余すことが確定。
余りに暇なので、自宅から母親に持ってきてもらった「やさしいJava 2版」でちょっとだけ勉強したり、「歌月十夜」のイベントをしらみつぶしに見てみたり、Jangbandをダウンロードしてみたり。

8/11
今日はいよいよ小腸の検査。検査30分前に無色の検査用液体を300ccほど飲み、直前にも再度同量飲んでからCTスキャン。途中点滴の管から造影剤なるものを注入して撮影していたようです。終わった後に腹部レントゲンも撮ってみてました。
午後あたりに来た母親からようやく携帯の充電器をゲット。これがないと不安で不安で。まぁこれで一安心。
夕方には会社の上司がお見舞いに来てくれました。相変わらず原因が特定できてないことだけ伝えておきましたが、「とりあえず仕事のことは忘れてゆっくり休め」とのこと。そうするしかないのでゆっくりします。ハイ。

8/10
今日は検査も何もない日。暇だなぁ〜、とか思っていたら、昼過ぎにD16、たっち〜、松谷各氏がお見舞いに来てくれました。点滴生活で飲食物は差し入れしないでね、と言っておいたら、おもむろに袋から取り出したのは「リカヴィネ」と「キタヴィネ(本当は違う名称です、北斗の拳での残虐シーンをフィギュアにしたものらしいです)」……。一応、どちらも「一番控えめなものにした」とのことですが、さすがにどちらも病室に飾るにはあまりにもアレなので引き出しの中へ直行。……いや、まぁ、その、せっかく頂いたものですしありがたいのですが、さすがに、ちょっと、ねぇ……。
その後、屋上でしばらくだべってみたりしてました。戻ってきたら点滴の落ち具合が余りよくないので看護師さんに見てもらったら「点滴が茹ってる」とか言われてしまいました(^^; まぁ、なんだかんだで2時間近くいてくれたのですが、おかげで退屈せずに済みました。感謝。帰り際にたっち〜から「キャッスルフォルケンシュタイン」日本語版ルールブックを借りてみました。ちょっと読んでみたのですが、こう、何と言うか、雰囲気はいいのですがルール把握がしづらいです。そういったところでは「ヴァンパイア・ザ・マスカレード」をある意味凌駕してるかも。むぅ。

8/9
今日は午前中に胃カメラによる検査でした。内視鏡室の前で5ccくらいのドロッとした液体(喉周りの麻酔薬らしいです)を渡され、暫く喉の辺りに溜めて置いてくださいとなかなか難しい注文をつけられつつ飲んでから検査開始。この時もやや麻酔が効いていた状態だったのでよく覚えていないのですが、検査後、担当医師の説明だとやはり胃や十二指腸からの出血でもないということでした。となると残るは小腸のみ。この検査は来週やるとのことで今週はもう検査なしらしいです。
15時前くらいに村岡夫妻が物資供給のため病院に来てくれました。こちらからの依頼の品以外に、暇潰し用に「フルメタル・パニック!」シリーズ(小説)を9冊ほど借りることができました。ありがたや。更に自宅からシェーバーとPHS充電器も回収してきてくれました。これでかなり安心。ホント感謝です。(この時、「こういうこともあるからそろそろいい人を見つけておけ」と釘刺されました……アイタタタ)
で、19時過ぎあたりに母親が突然病院に来てました。何も連絡なかったのでちょっと驚きましたが、やはりこう言う時に来てもらえると嬉しいですね。とりあえず自宅からとってきて欲しいものを幾つかお願いしておきました。が、母親からも村岡氏と同様のことを言われてダブルダメージ。……そう簡単に相手が見つかれば苦労はせんのですよ、トホホ。
後は「歌月十夜」をやったり小説読んだりして就寝。

8/8
徹夜明けの仕事場で8/7朝から下血が度々続いていたので、これはさすがにヤバイだろうと思い、昨晩無理やりタクシーで帰宅し、保険証を手に自宅から徒歩10分弱の病院へ。診察だけしてもらってその後出勤するつもりだったのでジャケットなしのスーツ姿でした。
で、暫く待った後で診察室へ。病状を説明し、担当医師にその場で肛門内の出欠を確認してもらうと「これは即入院ですね」という回答が。……まぁ、ある程度予想はしていたのでさほど驚きはしませんでしたが、入院の準備はしてきていなかったので早速お困り状態。
とりあえず入院時の検査のために採血したのですが、その際に少し眩暈がしたので15分ほど処置室のベッドで休憩。昨晩からの出血量を考えると仕方ないのかなぁ、とは思いました。(ひょっとしたら精神的な要因かもしれませんが(^^;)その後は念のためと看護婦(今は看護士と言ったほうがいいのでしょうかね?←どうやら看護師が正式名称のようです、たきのはらさんご指摘感謝)さんから勧められて車椅子で移動し胸部のレントゲン撮影。(どうも胸部レントゲンは入院時に必須らしいです、今までの入院経験ではあまり自覚なかったのですが)
採血の検査結果を待った後、入院手続きをしていたのですが、まだどこにも入院の連絡をしていなかったことに気づいたので慌てて仕事場の人と会社の上司に入院する旨のみ連絡。その後とりあえず病室へ。この時点では通常の病室が空いていなかったとのことで、一時的にICUのベッドに案内されました(^^;周りの方々と自分の状況を比べると違和感ありまくり。しかもここだと普通の病室よりも高くつくらしいし……。(入院手続きのときに25kとか言っていたような……)
で、まずは大腸からの出血が疑わしいということで内視鏡での検査をするのですが、その前にお腹の中を空っぽにしないといけないので病院のトイレで浣腸x2。看護師さんに見られるのはちょっと恥ずかしかったので自分で水を入れるための管を入れてみました。なんか変な感じ。途中、浣腸用の水を入れた容器が倒れたりとかして慌てたりとかしましたが何とか作業完了。そのまま内視鏡室へ。この時点で点滴用の針を入れられたりしました。麻酔を注射されてぼーっとした状態で内視鏡検査開始。正味20分ほどの作業だったようでしたが、麻酔のせいでよく覚えていません。(最後のあたりは麻酔が切れかけてちょっと痛かったです)終わった直後に医師に見せてもらった大腸内部の写真を見る限りでは出血は見られませんでした。そのため、明日は胃カメラで胃や十二指腸のあたりを検査するとのこと。
検査が終わったところでようやく普通の病室が確保できたそうなのでそちらに移動。(まだ麻酔が効いていたので移動式の簡易ベッド?で移動でした)この時点で実家にまだ何も連絡していないことに気づいたのですが、麻酔のせいもあり暫く爆睡。起きたのは19時過ぎ。この時点で携帯もPHSも電池が切れかけていたこともあり、冷や冷やしながらPHSで電話番号を調べて会社の上司と実家へ入院先の病院名と現況(下血の原因が特定できていないこと)だけ説明。
連絡は終わったけど入院の準備は何もできていない状態は変わらないのでどうしようかと思っていたのですが、状況を友人達にメールしたところ、村岡氏が明日最低限必要なものを届けてくれるとのこと。こう言う時にはいつも頼りっぱなしになっているので申し訳なく思いつつも絶大に感謝。後は特にすることもなく就寝。
しかし、ちょっとだけ助かったのはある程度暇潰しできるもの(特に音楽)をノートPCに入れて持ち歩いていたこと。ネットにもつなげるし、コレなかったらもう少し精神的に参っていたかも。
そう言えば、お腹の中を空っぽにしてからは下血は発生していない模様。まぁ、とりあえずはマシな状態といったところでしょうか。

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