1.北野守アナ
東の白川アナと並んで西のトップ。
ひところは春の天皇賞と菊花賞の実況を一人占めしてたが、天皇賞の方は後進に譲りはじめている。
しかしながら菊花賞の実況は未だ手放さずにいる。
特徴はやたら丁寧な「ございます」言葉。「お待たせをいたしました。」、「京都競馬場は○○万人のお客様です。」はおなじみ。
割としゃべりがスローなので長距離レースが合うようだ。
関西人らしく関西馬に思い入れがあるようで、目の前で関東馬に勝たれるとこころなしか言葉少なになる。
それだからナリタブライアンが3冠を決めた平成6年の菊花賞では、「おめでとうナリタブライアン」まで飛び出して殊のほかはしゃいでいた。
その菊花賞ではスティールキャストが大逃げを打ったが、残り800mのところでの
「スティールキャストのリードは15馬身くらいありますかぁ?」のセリフにビックリ。誰に聞いてんだ、一体。
2.藤田直樹アナ
一応関西でナンバー2ということになるのだろう。ちょっと鼻の詰まったような声が特徴。
北野アナと対照的でとにかく早口。それだけに短距離戦はピッタリくる。G1では桜花賞がハマり役。
得意のフレーズは「雁行状態」。字にしてみると難しい言葉である。
また藤田アナといえばハンデ戦。ハンデ戦といえば藤田アナ。
実況の中で一頭ずつ馬名に続いて斤量をきっちり読み上げるのに最初は驚いたものである。
芝1200mのハンデ戦18頭立てを実況させたら彼が日本一だろう。
最近ではいつかのCBC賞で佐山厩舎(ユウキトップランとゴールドマウンテンだったか?)が
1、2着でゴールしたときに飛び出した「佐山勢ワンツーパンチでゴールイン」かなあ。
「ワンツーパンチ」なんて古臭いフレーズは彼しか言えないだろう。
3.広瀬伸一アナ
この人は元は関東で実況していた。平成元年の有馬記念や平成2年のオークスは彼の実況である。
その後関西へ行ったようだ。しゃべりが藤田アナと少し似てるところもあるが、広瀬アナはやや声が高い。
実況では「さあ」とか「おっと」といったつなぎ言葉が多い。
ゴール前での接戦になったときの盛り上げかたはうまい。
「並んだ」、「並ぶように」の言い回しだけなのだが、雰囲気がでるんだなあ。
4.木和田篤アナ
平成8年に小林雅巳アナと入れ替わりで関東から関西へ移った。
あいかわらず前任の小林アナ同様虐げられている。
G1実況はおろか重賞の実況さえあまりない。なんともかわいそう。
別に天皇賞や菊花賞じゃなくてもマイルチャンピオンシップとか阪神3歳牝馬ステークスくらい
やらせてあげりゃいいのに。よく腐らずにやってるよなあ。