NYPD15分署・実際のニューヨーク市警7分署をモデルに制作された作品。共演は ハリウッドでもスペシャルなやんちゃ坊主と言われた元ラッパーのマーク・ウォルバ ーグ。舞台はNYのチャイナタウン。移民時代から存在するといわれている中国系マフ ィアとそれに対立する"福建ドラゴン"と称される新興勢力の若手マフィアの抗争を軸 に、チャイナタウンを統括する15分署の中国人刑事ニック・チェンと、白人でありな がら何故か(!?)マイノリティー・チームに配属されたダニエル・ウォレス刑事、それ ぞれの人間模様、ふたりの刑事を通してみえる人種事情などなど・・・を織込みつつ 展開されていくストーリーの中で、もちろん!男の絆バージョンもしっかり描かれてい ますぅ。それに、このニック・チェンという役には善人役が多かったYun-samaの意 外性も発見できます。 ※ウオレスが配属された1日目、チェンが彼に向かって「お前はアジアおたくで・・・ (中略)恋人もアジア人だろう」と言うシーンがあるのですが、マーク・ウォルバーグは 実際に『ビック・ヒット』で共演したチャイナ・チャウ(『恋にあこがれてin N.Y. 』に 出てます)がかつて恋人だったという事もあったのでそのセリフを聞いて笑ってしまい ました。 |
香港でのプレミアの翌日のインタヴューから Q英語のセリフについて 一度広東語に訳してもらってから、特訓して覚えていったんだ。前作よりもずっとセ リフの多いニューヨーカーの役だし、撮影現場でいきなり脚本の直しが入ることもあ ったから、もう若くない僕の頭にとってはすごし大変だったよ。 Q撮影について チャイナ・タウンをいちから作るとなると、僕にはそのディテールについて監督たち に伝える義務があると思ったんだ。幸い監督は僕の言うことにとても理解をしめして くれて納得のいくストーリーを一緒に作れたと思う。そういう意味で、僕にとっては 刺激的な撮影だった。でもおかげで脚本が急に変更になったりして、自分が苦労する はめになったんだけど(笑) (カナダ・トロントに大規模なチャイナ・タウンのセットを作りそこで撮影された。画 >面の中には中国系の役が多いものの、制作側はほとんどが白人であり、監督はそれま で一度も香港を訪れたことがなかったという。ちなみにセットの中のいくつかの看板 書きにYun-sama参加してるそうです) Q前作とのイメージのちがいについて 昔からのファンの中にはシリアスすぎるとか、アクションが物足りないとかいう意見 もあるみたいだね。その分、登場人物の細かな心理描写にもっと注目して欲しいと思 う。ま、人によっては好き嫌いがあるから、そういうクレームはあまり気にしないけ ど。それに役の上でのイメージというものはあまり固執しないようにしているんだ。 今は言葉の壁というものがどうしてもあるから、与えられた仕事にどれだけ深く取り 組めるかで精一杯。それを克服したら自分の方向性について考える余裕も出てくるん だろうね。 more |
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