宇宙空母ギャラク○カ

  戦慄! 昆虫惑星の罠

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0.設定

 俳優は、以下の役割を振り分けられます。それぞれ、下記の特別技能指導(ET)を与えられます。また、役割に関係なく、拳銃の技能指導(T)を与えられます。
 なおパーティーの中に《リーダーシップ》技能を持つ者が1人もいなかった場合、人気ロールを行なわせて最も成功度の大きかった者に特別技能指導(ET)を与えます。

 俳優たちが乗る艦載戦闘機には、それぞれ、砲術で操作できるビーム砲(ダメージ20)が1門ついています。艦載戦闘機は航空機技能で操縦できます。俳優たちがこれに乗って戦闘する場合、SPは乗った俳優のものと等しくなります。宇宙艦のSPは、俳優のものと同様お色直しで回復し、また<機械工学>技能による応急修理によって、<応急手当>と同じ効果を得られます。さらに、スタントの代わりにミニチュア模型があり、本体と等しいSPを持ちます。通常のスタントと同様に、ミニチュア模型のSPはいかなる方法によっても回復しません。

 空母「ギャラク○カ」については、ここでは特にデータを設けません。もし設定する必要があると監督が感じるなら、「クラッシャー○○」の設定を参考にして設定してください。確実に言えることは、俳優たちが万一全滅した場合、当然ながら母艦の命運も尽きるということです。


1.導入

☆ナレーション

 スタートシーンから、空母はサイロン軍団の襲撃を受けています。
 空母の主砲の発射準備が整うまで、1分(6テイク)かかります。その間、俳優たちは母艦に接近する敵戦闘機を阻止する必要があります。
 戦闘そのものは「エキストラに対する複数回攻撃」を準用するのがよいでしょう。

 主砲が発射されると、敵の母艦は大破し、敵戦闘機も姿を消します。
 その後、敵の目を逃れるためと食糧・燃料補給の為、近くの太陽系に入る事になります。この星系には、人類の居住が可能な惑星が1個だけあります。
 視聴者シーンとして、以下の場面を語ってください。


2.遭遇

 予備調査の為、俳優たちは第1陣として惑星上に降り立ちます。

 ここで巨大ミミズ数匹が出現します。

巨大ミミズ

 戦闘が長引くと(恐らくかなり長引くでしょう)、昆虫人間が出現します。先端がラッパのような形の拳銃のようなものから発射される輪っか型ビーム(これは音波兵器を表わす効果です)でミミズを撃退した昆虫人間は、自ら「キュリアン」と名乗り、この惑星の事を「キュリアイ」と呼びます。

 実は巨大ミミズは彼らの家畜であり、音波兵器も単なる家畜誘導の為の道具に過ぎません。


3.疑惑

 昆虫人間たちの巣では、他のルートで逃亡してきた人類が、昆虫人間たちの歓待を受け、宴を楽しみ、遊びほうけています。
 昆虫人間たちは、新たに到着した人類(すなわち俳優たちと空母の一行)を歓迎し、地上に降りるように勧めてきます。
 仮に、疑いを持った俳優が、このまま立ち去るべきだと主張しても、一般民衆に居住可能惑星の情報が洩れており、「人々は狭い艦内の生活に飽き、自然に飢えており、降ろさないと暴動が起きかねない」という判断で、結局は基幹要員を残して下船する事になります。

 しばらくは何も起こらず、ひたすら歓迎の宴が続きます。宴の様子を適宜演出した後、俳優に<警戒>技能でロールさせてください。成功すると、人が何人か消えていることに気づきます。
 ちなみに、「昆虫人間以外立入禁止」の区域があり、その奥にはエレベーターが1台あります。立入禁止区域への通路には昆虫人間の警備兵が2名警戒しています。

 このシーンでは、緊張感を出すために「エキストラに対する複数回攻撃」は適用しない方がよいでしょう。警備兵を倒してエレベーターに乗り込み、さらに地下へと進むと、そこはダンジョンになっています。


4.露見

 ダンジョンにはいくつか部屋があります。下は、最低限必要な部屋です。この他に、俳優たちのノリや撮影時間の余裕に応じて罠などを設定したいと思うのであれば、それは各監督の裁量にお任せします。

  1. 武器庫
    明らかにサイロンのものと解る武器が並んでいます。

  2. 孵化室
    一見、冬眠カプセルのように見える透明カプセルの中に、人類が眠っているように見えます。実は、彼らは卵を産みつけられています。しばらく戦闘シーンがなくて俳優が退屈しているようなら、孵化した幼虫が登場してもよいでしょう。データは巨大ミミズの一番弱いものあたりを流用してください。もっとタイトな戦闘がやりたければ、さらに上位のものを使ってください。ただし、これらは分裂はしません。

  3. 司令室
    たまたま昆虫人間の司令官がサイロンの司令ロボと交信中です。

  4. 兵士控え室
    昆虫兵士が数人、部屋の中にいます。気づかれれば当然のごとく戦闘になります。

  5. 産卵室
    今まさに卵を産みつけられようとしている犠牲者がいます。マザー・キュリアイの登場です。

    マザー・キュリアイ


    5.脱出

     ダンジョンを切り抜け、何も知らない民衆を誘導して上陸船に向かうと、昆虫兵士たちが数人いて、上陸船を破壊しようとしています。俳優たちは「エキストラに対する複数回攻撃」を適用することにより、これをあっさり撃退するでしょう。しかし、船の装置の幾つかが既に破壊されていて、修理しないと、この星からの脱出は不可能です。幸い、予備の部品は無事です。
     修理を要する装置は、下部噴射管制御装置、水平噴射管制御装置、エネルギー制御装置の3つです。修理には装置1つにつき基本で1分(=6フレーム=1テイク)かかり、エレクトロニクスの技能ロールで成功することが必要です。失敗すると、さらに1分かかります。このシーンは、以下のように展開します。

     以上を切り抜け、装置の修理が完了すれば、脱出に成功です。

     脱出が完了した時点で、視聴者シーンを挿入します。場面は再び昆虫人間の司令室です。

     着陸船を回収し、脱出する船団の背後で、昆虫惑星は大爆発を起こします。

    ☆ナレーション




    THE END………?


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