Pt11

インターネットリアルタイム旅行記アフリカ編パート11

ホテル・カリフォルニア 

 

ガーナへやって来た

東アフリカ編はあっさり終わり、舞台はガーナに移る。そのまえに通信状況のおさらい。ホームページ更新データは
パート8マダガスカル後編南アヨハネスブルク・ヤンスマッツ空港
98923日。28,800bps。およびジンバブエ・ハラレ・パウパウロッジ9892931,200bps
パート9マラウィ編タンザニア・ザンジバル・ネクストステップサービス(通信・事務サービスショップ)
9810129,600bps
パート
10ザンジバル編同上
なお、ザンジバルはダルエスサラームのアクセスポイントにつないだため
50分で3000円ほどかかった。

ザンジバルではタウンに来た砂織さんとフォロダニ公園でまたも食べ歩き。翌晩101322時発のダルエス行きの船フライングホース(20US$)で帰る。ダルエスでYWCAに一泊し飛行機でいったんハラレに戻り、18日のガーナ行きの飛行機を待つ。おなじくガーナに行こうとしているニュージーランド人ブライアンと関西人安江さん夫婦と会う。道連れができてラッキー。といってもぼくが書いたパウパウの情報ノート見てその気になったらしいのだが。ぼくがいる間パウパウロッジのライオンズデンという部屋に日本人向け情報ノートが出来たので参考にするとよい。

1019日早朝アクラにつく。なんとなく名前が気に入ってホテル・カリフォルニアに3人で行く。3人で両替に行った後(米ドルキャッシュは町の両替屋が得だがTC,日本円は必ずバークレー銀行で。とくに円はレートが1円あたり4から10セディもちがう。2万かえたら少なくとも8万セディ、つまりホテルカリフォルニア5泊分(US40$)ほどもちがうのだ。)ぼくはその日からマリ・ブルキナファソ行きの情報収集。ブルキナのビザのことは分かったが、マリは大使館に電話しても一向に繋がらない。電話局に聞いてもわからない。あまりにかからないのでブライアンと安江さんはマリ行きに興味を示していたのだが断念しクマシへアートクラフトを見に行ってしまった。ぼくはぼくでブルキナ大使館の気まぐれでビザが結果的に一日遅れて、いっしょにクマシに行けずじまい。なんとか空港近くのマリ大使館に行こうとするとタクシーの運チャン言うには町の真ん中に移転したらしい。で、いってみたらホテルカリフォルニアから歩いていけるではないか。今年の電話帳にも空港前で載ってるのに。ナゼ?これがアフリカか…

ガーナ・アクラ・コーレブ病院の野口英世の銅像

24日に週1本のバスでブルキナへ行かねばならないため結局ガーナはクマシにもケープコーストにも行けず。で1022日木曜日マリビザの申請後アクラの西のコーレブ病院内の野口英世メモリアルガーデンへ行くことにした。言うまでもなく野口英世は二宮金次郎をも凌ぐ日本の偉人の象徴的存在だ。小学校時代先生に「尊敬する人物は?」と聞かれ、なんとなく「野口英世です」と答えた人も多いことだろう。ひねくれて育ったぼくはこの頃からみんな「野口英世」と言ってるのをみて、自分は「ベーブ・ルース」とか言ってみたものだ。

彼はこのガーナのアクラで黄熱病の研究中当時そこで猛威を振るう黄熱病に感染し、なくなったのである。こんな異国の地で子供の頃から知っている日本の偉人の足跡を辿るのは感慨深い。行きはタクシーと交渉。4000セディというから200円弱でコーレブへ。広大もこの上ない病院の敷地内にあり入場無料。日本庭園に銅像と碑、隣接する建物の中に簡単な資料館。母・野口シカからの直筆の手紙や英世が実際に使った顕微鏡など展示も興味深い。改めて人間の心のちからの偉大さを思い知らされる。貧しい家庭に生まれた上、ハンディキャップまで負い、当時旧帝大も出ていないのに細菌学の世界的権威になり、単身アメリカ、エクアドルのみならず危険なアフリカまで行き研究に身を捧げる人間が100年近く前の日本にいたのだ。展示はじつに見ごたえがあるがなかでも英世自身の筆による「忍耐」の文字こそぼくの今後にとっても、またこの後の西アフリカの旅にとってもっとも重要な意味をもつ言葉になる気がした。

ちなみに帰りはトロトロという乗合のミニバンで帰る。250セディというから11円くらい。

この日近くのビジネスサービスショップでメール送受信した。アクラはEメール送受信できる店やインターネットカフェが多い。送受信速度こそ9600bpsと遅いが繋がりは実によく一発で繋がった。つまり回線数は十分なのだ。

ガーナは人はいい人が多い。ちょっと「おねだり」をする連中が多すぎるのでこまりものだが…日本人は金持ちで、頼めばなんでもくれるくらいに思ってる人もたまにいる。治安もジンバブエよりいいくらい(周辺のコートジボワールやトーゴはこの限りではないが…)。この時期はもう秋なので暑くてしょうがないのは昼くらいで朝夕は過ごしやすい。食い物も思ったより食える。こんどはもう少しゆっくり滞在しボルタ湖やケープコーストにも行ってみたい。

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