Pt12

インターネットリアルタイム旅行記1998アフリカ編パート12

朋あり遠方より来たる また楽しからずや


僕と吉田さん。ニジェール川支流のバニ川にて

ガーナからブルキナファソ、マリへ

19981024日僕はガーナのアクラでブルキナ、マリのビザをどうにか手配し、国営STCバスで一路ブルキナファソの首都ワガドゥグへ向かった。42000セディ、毎週土曜10時発で一応24時間かかるという触れ込みだったがバスに乗ってる時間はたいしたこと無い。国境のボルガタンガに深夜着きバス停で雑魚寝して6時半出発。しかしイミグレでガーナ出国手続き2時間、ブルキナ入国4時間以上。ワガドゥグ着は4時半。30時間かかった。
翌日マーケットなどをみて西部の町ボボデゥラッソへ。ジャスト
5時間、予定どおり出て予定通り着く。エクセレント。バス代4000CFAフラン。8USドルくらい。翌28日、マリの首都バマコ行き直通バスに乗る。意外に安く6500CFAフラン。こっちもそう時間はかからないがブルキナ側のポリスチェックはいちいちダラダラしていて腹が立つ。旅行人ノートによればブルキナファソは落ち着いた雰囲気があるなどと言うが、僕に言わせれば乞食もこの辺の国の中ではかなり執念深いし自称ガイドの詐欺師みたいな奴も結構おり、売子もしつこい。ポリスチェックもみんな待ってるのにダラダラしてる。決していい国とは思えなかった。個人的には行く値打ちの無い国と言わざるを得ない。

1029日早朝バマコに着きシェ・ファンタというドミトリにチェックイン。しかし蚊帳が無い上トイレが工事中と致命的。それでも主のママ・ファンタいい奴。なので111日までここですごす。バマコは基本的にいい町だ。ニジェール川が流れ、飯も激安、宿も安い。けっこうおちつく。まあブルキナが期待外れだった反動もあるが…

111「ぴあ」社の企画に乗っかる形で吉田善一さんがバマコに来る。しかし困ったことにはEメールで空港に迎えに行くと言ってしまったことだ。いろいろ調べてみたが町から空港へのバスはまるっきりなく、タクシーだと10USドルほどかかる。そんな大金は払いたくないので最後までいろいろまちを駆けずり回り手を尽くしていたらグランドホテル近くでエールアフリークという航空会社のバスを発見。聞いてみると空港職員の送迎バスらしい。菓子売りのおじちゃんが英語が出来たので通訳してもらい、1000CFA2ドル弱で空港へ。ラッキー。夕方6時すぎ無事吉田さんと合流。翌2日両替、マラリア予防薬購入後バスで4時間、セグーへ。ここは結構いいところでニジェール川の眺めもよく、泊まったホテル・フランスも中庭が落ち着いた雰囲気を醸し出している。そのわりに高くない。
3日、マリ観光の拠点モプティへ。カンプマン(簡易宿泊所)でキャンプ。4日モプティ、バンジャガラと客引きとの激しいやり取りの後232人で70000CFAでガイドを雇いドゴンへ。もっと安く雇うことも出来たのだが質や語学力なども見極めて決めた。バンジャガラからドゴンはダートでバスなどはなく車で行くと高いので50ccのバイクというか文字どおり原付自転車で最初の村ジギボンボへむかう。僕は荷物が大きいのでその原チャリを運転する羽目になった。

それにしてもつい2日前までEメールで日本・マリ間でやり取りしていた人とバマコで会い、いっしょにドゴンに行くわけだから凄い時代になったものである。世界標準の携帯電話や衛星携帯電話が普及すればもっと凄いことになるのだろう。

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