Pt17
インターネットリアルタイム旅行記アフリカ
1998特別編アフリカ編総括
はじめに
そんなわけでアフリカ編を終えたのだが、ここでこれまでの
110日間を振り返ってみたいと思う。いちおう内容的には「旅行自体」と「通信」面とに分けて感想、反省等を述べてこれから行く人たちの参考にしてもらえれば幸いです。旅行面の総括
まずここで私のアフリカベスト10を寸評とともに…
1.モザンビーク・バザルート群島(98)…文句無しアフリカNo
国別ベスト10
1.断然ナミビア…自然も人との出会いも最高の場所だったと思います。治安もそう悪くなくお勧めNo
まあ、そういった感じです。ちなみに今回行けなくて残念だったのはザイール、アルジェリア・コンゴ(理由・政情不安)ケニア・エチオピア(時間が無かった)ガボン(ビザが高すぎた、コースから外れており行くと高くつく)など。
通信面
通信面の反省はまず@プラグアダプターは全種類必要AIpassだけでなくGRICもやっとくと得BHotmailも併用するとなにかと便利その他同報送信による返信で面識のない人のところに行くというようなこともありました。モジュラー変換アダプターもアフリカではイギリスタイプ、フランスタイプは最低限必要。偶然使わないときもあるがなかったらジンバブエのパウパウロッジでは通信できなかった。それからモデムセイバーも絶対必要。極性もチェックできるものが良いと思う。しかし0発信の電話からはいまだに接続が成功していない。ああ、早く世界標準の携帯電話が出ないだろうか…それにモビオの電池の持ち時間も少なすぎる。ついでにデジカメの電池も切れやすい。
通信環境ではシンガポールは別格として良かった国は南ア、ジンバブエ。ガーナは9600bpsだが実際の速度は速かった。逆にマリは表示こそ14,400bpsだが実際の速度はかなり遅い。とくに送信時はかなり。表示も実際も遅いのはやはりタンザニア。アフリカではIPassアクセスポイント自体はかなりの国に一ヶ所はあり、ないのはモロッコ、ソマリア、マラウィくらいのもの。チャドにもベニンにもザイールにもマダガスカルにもニジェールにもある。でもどの国でも接続まで時間がかかりかつほかのプロバイダーより遅いといわざるを得ない。
最大のハードルはまず現地の知識の無さである。電話代以外かからんといっても拒否するばかりのマダガスカル。ジンバブエの電話屋では「そういうサービスはやってないので駄目だ」といって断られた。まずは現地の啓蒙が大きな課題だ。それさえ乗り越えれば結構楽だがインターネットカフェでは割高な金額を請求されたりする。ハラレパウパウロッジではマネージャーが交代して3分の1になってラッキーだったが…。なお、モデムはTDKのグローバルクラスを使ったが付属のカントリーセレクターは許諾の問題があるだけで全く必要ない。モデムはなんでもよい。でもパソコンはケチって安物を買ってもあまりいいことはない。取られたりしてもどうせ保険で返って来るわけで液晶はTFTにしましょう。パソコンとデジカメは持ってれば人気者になれる。そこでSTN液晶で映りが悪いと現地人とのコミュニケーションも興ざめだ。ついでにデジカメ、パナソニッククールショットメガUも暗いとき手ぶれにすごくなりやすい。松下さん、たのんますぜ。あとデジカメはやはりズーム付きがいい。遠すぎてお話にならないなんてのはよくあるし。サファリの写真なんかホームページに使えないし。
やはりこの辺は技術の進歩に委ねるところが大きいよ。それ以外、機器の準備は我ながら抜かりなかったと思う。唯一困ったB3プラグもすぐ買ったし。十分なシミュレーションと準備により致命的な忘れ物はほとんどなかった。もっと自分は隙のある人間だと思っていたが今回に限ってはほぼ完璧だったといえる。
今後も危機管理含め抜かりなく行きたい。
モバイル通信をしながらアフリカ中心に世界を回るという方法論を選択したのでこの旅はなおさらに新しい感動に満ちているが、そうでなくても過去8回の海外旅行の中で、もうこの時点で言うまでもないことながら人生最高の旅になっている。