Pt28

インターネットリアルタイム旅行記Back In Africa編その5(通算28

Vive l' Afrique!

マガディ温泉にて朝日の中入浴。写真左から現地在住うつきさん、DoDo早川さん、筆者、写真家の北川先生
京大水野先生、北川先生の息子・鉄雄さん

223日、アジスアベバからケニアのナイロビに再び戻ってきた。で、久々の更新データ。
Pt25スーダン編99130日スーダン・ハルツームのインターネットカフェ・アーリアインターネットにて。28,800bps
Pt2627エチオピア編99224日ケニア・ナイロビ在住黒田さん宅にて。28,800bps
Pt28ケニア・ウガンダ編99310日ケニア・ナイロビDo Do Worldオフィスにて。28,800bps

翌週までインドビザ申請がかかるため黒田さん宅に接続に行ったり、DoDoへ漫画を読みに行ったりで時間を潰した。YAWARA!とか美味しんぼをそこにあるだけ読破した。美味しんぼはもともと面白かったがYAWARA!がこれほど面白いとは。新発見。ちなみにインドビザは申請から3日後に取れた。エアチケットなど余計なものは不要。黄熱病カードくらい。2050ケニアシリング。DoDoへ漫画を読みに行ってたら写真家の北川先生親子と知り合う。ついでに以前から知り合いだった京大アフリカセンターの水野先生か3月6日ナイロビに来る事をスタッフの早川千晶さんからおしえてもらい、しかもこの両先生とDoDoのスタッフの皆さん他でケニアの自然の温泉でキャンプがあるので参加しないかと誘われる。問題は日程が3月8,9で、インド方面行きを一週間延ばさねばならなくなるのだがこれもそうは迷わなかった。
大いに時間が出来たのでナイロビで再び黒田さん宅で通信などをさせてもらった後ウガンダあたりに行くことにした。ちなみに前回のエチオピア編は反響が多く、かなり熱い内容の感想もいくつかもらった。僕はもともと旅行ガイド・資料的な内容を目指しており客観的事実をズラズラ書くのをもってよしとしていたのだが、主観的な記述の方が僕ならではの味を出せる点ではいいのかもしれないなと思った。

99年3月3日ナイロビからアカンババスで出発したがウガンダは3月1日からVISAが必要になっており国境で少し揉めた。なんと学割がきいて20ドルになった。どこの世界に学割が利くVISAがあるんじゃ。まずカンパラに入り一泊。翌日タクシーと呼ばれるマタトゥで1時間10分ジンジャへ。ジンジャではナイルの源流とヴィクトリア湖を見た。町の真ん中から結構遠く、歩きでは大変だった。ともあれアフリカ再突入編はカイロでナイル河口を見て、ルクソールで下流域、アスワンからはナセル湖、ハルツームでは青ナイル・白ナイル合流点、エチオピアでは青ナイル源流タナ湖、そしてジンジャで白ナイル源流を見て「ナイルを訪ねる旅」は一応完結した。しかし実際のナイルの源流はカゲラ川の源流なのだが…

ほかウガンダはほんの2日ほどまえゴリラ見学ツアー中白人ツーリストが反政府ゴリラもといゲリラに殺されるなど美味しいところはほとんどルワンダ、ブルンジを中心とするツチ族フツ族の民族闘争の影響で行きづらくなっている上、行ける場所は結構退屈なので早くにナイロビに帰ってきた。
3月7日またもムラコーさんとイクバルで再会。この人は3ヶ月ほど前に会って以来エジプト・スーダンで再会している。一ヶ月ぶりだ。悪い人ではないのだが彼自身認めるように絡むのが好きな性格で、しかもお互い、相手の冗談が通じにくいのでけっこう疲れる。そうわけもあるのか、一緒に長距離移動した事はまだない。もっともスケジュールが合わない方が大きいのだが。アジア系ではこうした難物ツーリストが凄く多い。しかしアフリカ系旅行者がいいのはこういった意味でアクの強い人が少ない事だ。じつにやりやすい。それでもエジプト〜ケニア周辺まではやはり多少は見受けられる。それはアジアやヨーロッパを回ったついでにこの辺まではやってくる人が少しはいるからだ。

そして3月8日マガディ湖温泉一泊ツアーだ。水野先生と一年半ぶり再会。共通の知人の話などしながらDoDoのバスで昼食などとりながらマガディ湖へ。マガディ湖はソーダ性の湖で、大きな生成し施設も隣接。標高はナイロビよりぐっと落ちてかなり暑い。しかし温泉はいい。朝焼けの中フラミンゴと広大なケニアのサバンナをバックに入る自然のままの、いまそこから湧き出す温泉は格別。ヒマラヤのアンナプルナの露天風呂もよかったが、野趣に富んだ、何の仕掛けもないアフリカの温泉は最高どころか究極のアフリカの楽しみ方だ。しかも周りにはアフリカを愛するみなさん。7年の間旅行といえばサラリーマン時代も含めアフリカを重点的に回ってきた。なぜアフリカなのだろうかと時々自分で不思議になるときもあった。でも答えはここにある気がした。20カ国近くアフリカだけで訪問し、好きな国ならスーダンだし、落ち着く街はハラレだ。しかしはじめて入国した国ケニアはやはり僕には特別な国だった。おそらく他の地域ではいくら訪問してもこれだけの体験は出来ないと思う。しばらく僕はもう旅行はしない。勉強一本に打ち込む。その最後のアフリカで、2日後の出発を前に素晴らしい思い出をくれた早川千晶さんはじめDoDoの皆さんに本当にこころから感謝したい。僕にとって何より嬉しいのは温泉自体の素晴らしさもさる事ながら、アフリカを愛し、アフリカに住み、旅する人たちとの親交を深める事が出来た事なのだ。

この気持ちを理解されなくたって構わない。アフリカ馬鹿で大いに結構。そりゃフランスやハンガリーだって素晴らしかった。でもアフリカだからこその大自然、アフリカだからこその日本人同士の結びつき、そして出会い。だから僕はアフリカが大好きなのだ。
Vive l' Afrique!

藤堂選定ベスト・オブ・アフリカ99.3.10現在:マガディ湖は別格)

1.モザンビーク・バザルート群島
2.ボツワナ・オカバンゴデルタ
3.タンザニア・ザンジバル
4.ケニア・ラム
5.タンザニア・キリマンジャロ登山
6.ナミビア・ソーサスフレイ
7.マリ・ドゴン
8.エチオピア・ラリベラ
9.セネガル・ゴレ島
10.ジンバブエ・ヴィクトリアフォールズ
国別ベスト
10

1.スーダン
2.ナミビア
3.ボツワナ
4.エチオピア
5.ジンバブエ
6.タンザニア
7.ケニア
8.マリ
9.マダガスカル
10.ガーナ

街別ベスト10

1.ジンバブエ・ハラレ
2.スーダン・ハルツーム
3.モロッコ・カサブランカ
4.ナミビア・ウインドホック
5.マリ・バマコ
6.ケニア・ナイロビ
7.スーダン・ワジハルファ
8.ガーナ・アクラ
9.エチオピア・ガシェナ
10.マダガスカル・フィアナランツオア

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