Pt6

インターネットリアルタイム旅行記アフリカ編パート6

地雷バリバリのモザンビークにアフリカ最高のビーチ。その名は…

バザルートでござ〜る


Bazaruto Archpelago, Ilha Magaruque

アフリカのビーチで一番美しいのはザンジバル、一番楽しいのはケニアのラムだと僕の中ではずっと不動だった。ラムの楽しさNo.1はやはり変わらない。でも美しさではザンジバルを0.5ゲーム差で逆転したかもしれない。バザルートに行かないでアフリカのビーチを語るなかれ、である。アフリカNo.1とさえ言っていい、と思った…脱帽である。

8月28日僕と矢沢さんはモザンビーク・ヴィランクロに向かうべく21;30ハラレ発夜行列車に乗り国境の町ムタレに向かう。81Z$。翌朝ムタレ着。ムタレ駅から10km、タクシーで国境に着き5カ国目モザンビークに入国。バスでまずはシモイオの町へ。次のバスを待つ。今日中にヴィランクロに着く、という話で、僕も矢沢さんも楽観してたが、バスは来ない。よくあることだが話が違う。よくよくバス会社のスタッフに聞いてみりゃ今日はやっぱりヴィランクロ行きはないらしい。しかたなくいったんベイラに入って翌日ヴィランクロへ行くことにした。4時間かけてベイラ着。30000MT。数字は高そうだが300円ほどだ。

モザンビークはアフリカらしい国だ。ジンバブエまですべて2回目の国だったが、モザンビークで今回ついに初めて入国するという国に当たったがほんと新鮮だ。まず車窓の眺めが全然違う。ワイルドだ。ベイラ、ヴィランクロといった街もアフリカらしくどこかラフに荒れている。僕らが一般にイメージするアフリカの景色がそこにあるのだ。ジンバブエのように小奇麗でないのがいい。ベイラではバスターミナル近くに露店が並び、魚なども売っててこれが結構旨い。しかも10円もしないアジサンドがあった。ただモザンビークのビール、マニカ最悪。ザンベジとは比較にならない。ホテルはトイレの水すら満足に流れない。かなり貧しい国らしくガキはどいつもこいつも挨拶のように「1000MTくれ」と手を出す。かてて加えてまだまだ内戦時の地雷けっこう埋まってるようで100人に1人は片足がない。トータルで見て「海以外は見るべきものはない」と言わざるをえない。だがその海はモザンビークのすべての悪い点を帳消しにして余りあるすばらしいものだ。


海の男・藤堂

翌30日僕らは朝4時バスターミナルへ行きヴィランクロ行きバスに乗る。110000MT。前日矢沢さんが得意のポルトガル語で予約・確認しておいたのが奏効し無事満員バスに席を確保し9時間後ついにヴィランクロへ着く。この日はもう遅いので、飯だけ食って寝て翌日、ハイライトのバザルート諸島のマガルーキ島へ。ダウ船で1時間少々。そしてそこはOoh Almost Paradise. We're Knockin' On The Heaven's Doorという感じである。まさに楽園。膝に着かないほどの遠浅が延々と続き水面は眩い輝きを放つ。リゾートホテルもジェットスキーもバナナボートもない。売子1人いない。何千年も変わらない自然のままの剥き出しの砂浜だ。僕らは数百メートル沖のリーフに寝そべりこの歓喜の瞬間に、しばし身をインド洋に浸した。いつまでもここを立ち去りたくなかった。

 

ワンポイントアドバイス:ベイラ等大きな町から出るバスは前日予約をしておいたほうがよい場合が多い。一般に北行きは混んでいるらしいがベイラ・ヴィランクロ間はどっち発にせよかなりの混雑だ。またモザンビークの通貨メティカルはハラレですら両替不可。国境のマチパンダで必ず両替しよう。

藤堂認定ベスト・オブ・アフリカ:98年9月3日現在
1.バザルート諸島(モザンビーク’98)
2.ラム島(ケニア’92)
3.オカバンゴデルタ(ボツワナ’98)
4.キリマンジャロ登山(タンザニア’92)
5.ソーサスフレイ(ナミビア’98)
次点.チョベ(ボツワナ’97)ザンジバル(タンザニア’97)

前回更新データ:日時:98年9月2日 場所:パウパウロッジ(ジンバブエ・ハラレ)接続速度:14400bps。

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