Pt

インターネットリアルタイム旅行記アフリカ編パート9

マラウイへ突入

ジンバブエでは今、通貨価値が暴落している。でもそのわりには物価が引上げられないでいる。理由はよくわからない。そういう背景で、コーラは一本15円くらいと世界一安いくらい。僕の経験ではコーラは世界中何処へ行っても40円から60円はするものだった。宿代も写真のパウパウロッジはこの8月下旬来た頃は、米ドル換算で500円くらいだったが9月下旬に300円くらいになった。マダガスカルへの往復チケットも9月下旬買ってれば190US$くらいで往復できていたのだ!

ガーナビザを取得
来る11月1日ことし5月ネパールで会った旅行仲間吉田さんとマリで落合うことになっているのでそろそろ西アフリカ行きのことを考えねばならない。費用を考慮すればなんといってもハラレを絡めたい(参考ながら、いまハラレでチケットいくら安いといっても、ハラレ発以外は高いのだ)。でフランス大使館へ行き、西アフリカ諸国のビザはどこが取れるか聞いてみるとガボン、トーゴ、ブルキナ、セネガル、中央アフリカ、コートジボワールと盛りだくさんだが往復チケットとホテルの予約確認書がいるなどと言う。こんなものをそろえてたらいつまでたっても次の目的地マラウィには行けない。唯一日本で取ったタンザニアビザは切れちまうかもしれない。担当の女の態度も最悪だったので、なんとかほかの手はないか考えたくなった。でハラレにはガーナ大使館もあるという話を思い出し、タクシーを飛ばし郊外へ。このときは9月27日日曜にはマラウィにいくつもりだったので、この24,25日の2日が勝負だった。そしたら往復チケットも推薦状もホテルの予約も要らないと言う。受付の女の子ジュリーも若くて美人でやさしく、これはここでお世話になりたくなった。月曜の受け取りになるがまあしょうがない。写真と申請書だけを出し、タクシーはもう待っていなかったので、3kmほどではあったが自家用車をヒッチして宿に帰った。ガーナ行きチケットも片道210US$と破格の安さだ。

藤堂、引ったくりに遭う!
そんな好調もつかの間、27日午後2時頃、ハラレ郊外で引ったくりに遭い、現金日本円で7万円ほどとデジカメを盗られてしまう。警察、カード会社などをかけずりまわる。日本の友人の助けも借り、後始末に走るがマラウィ行きは大幅に遅れ、10月になるのが必至の情勢に。カードは止め、海外旅行保険の手続き、代りのデシカメをダルエスの日本大使館に送ってもらう手続きなどで9月中の出発目処立たず。ハラレで会った静岡大生やすこちゃんとさくちゃんの写真をホームページに載せる約束もデジカメを取られパーに。とほほ…。

だがそんなことばかりも言っていられない。次の一手を考えねば。で28日月曜ガーナビザを取りに行ったらさんざん待たされた挙げ句ガーナ領事と面接までする羽目になり、どうにかこうにか午後3時GET。この日は朝から何も食わず走り回る。そして情報源はパウパウの旅行者にロンリープラネット、旅行人ノートをコピーさせてもらい地球の歩き方をもらい、10月1日マラウィへ。ブランタイヤへのダイレクトバス13時間で10US$もしない。マラウィ入国時黄熱病の予防接種カードの提示を求められたので注意!

翌10月2日ブランタイヤをあとにしてモンキーベイへ。ブランタイヤのバスステーション前のアフロモーテル蚊がメチャクチャ多く蚊帳なしで眠れない。遅く着いたらドゥーグルス泊がお勧め。昼頃でたので着いたら夜。97クワッチャ。だいたい250円くらい。100KWの宿に泊まり、翌3日マラウィ湖畔のケープマクレアへピックアップトラックの荷台に乗って到着。25kwで1時間。宿はスティーブンスゲストハウス。33kwと激安だが部屋に灯りはない。早いとこタンザニアのダルエスサラームに行かねばならなかったのであまりのんびりも出来ず、一日10US$のシュノーケリングをして(魚との距離がかなり近く、魚自体も淡水の割にカラフルで価格からすればけっこういい。でも住血吸虫の薬は飲んどこう。)翌日早朝朝イチでマクレアを後にした。そこでワールドカップグッズを身につけたフランス人夫婦といっしょになり、ともにマラウィの首都リロングウェを目指す。

3本乗り継いだバスは恐ろしく順調(マンゴチ、バラカで乗り換え。最短コースでリロングウェに行くバスは道路事情で今現在なし)で夕方にはリロングウェ着。僕の図々しさも極みに達しており、この日は夫妻と3人で同じ部屋に泊まることになった。が、念のためタンザニア方面行きバスの時刻を調べにバスステーションにいったん戻ると「出発は日曜」つまり今日10月4日!なんてこった。しかも次は木曜までない!フランス人夫妻とホテル横の韓国料理店で焼き肉を食うはずだったのに…断腸の思いで2人と別れ、夫妻からも「冬にはパリに来い」などと言われ別れを惜しんでもらい、7時、ダルエスに24時間で着く長距離バスでマラウィを後にした。

NEXT

BACK

HOME