自分の視点に意味があるのか

 もちろん自分の視点には自分なりの意味があるでしょう。しかし、いままでの出版文化では他人にとってあなたの視点に意味があるかどうかが重要でした。書籍の場合、たくさんの読者にとって意味のないものはまず出版されません。売れなければ出版社が赤字をかぶることになるからです。

 しかし、インターネット上では読者にとって意味があるかどうかはまったく気にする必要がありません。読者にとってまったく意味のないもの、価値のないものでも、単に見られなければいいだけです。誰も損をしません。あなたの労力が無駄に使われるだけです。しかも、それを必要とする人にはちゃんと届く可能性があります。それを逆手に取っていままで出版される機会がなかったような内容のサイトを自分の責任で立ち上げることができるということがネット文化のポイントです。

 つまり、自分の視点に意味があるかないかは発信者が決めればいいことです。

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