■◇■僕のおしゃべり 00.05.03 Vol.2      踊れ、踊れ、歌え、歌え

 先日、ヴォイス・ヒーリングの渡邊満喜子さんの誕生日パーティーをかねて、江ノ島の浜でバーベキュー・パーティーをしたのね。バーベキューをたらふく食べて酒を飲み、盛り上がったところでドラムをたたき、ヒーリング・ヴォイスをし、デジャリドューを吹き、ホーミーをし、大騒ぎになった。天気は良かったし、気持ちよかったぞー。人間は元来リズムに乗るのが好きだよね。それが証拠に立って歩くようになった赤ん坊にビートの効いた音楽を聞かせると必ず踊りだすでしょ。踊ったりリズムを刻むのは人間の本能なんだよ。「みっともない」なんて我慢しているとからだに悪いので、みなさん踊れるときは踊ろうね。(笑) 通りかかる人たちが不思議そうな目で見ていた。(大笑) なかには関係ないのに踊っている人もいた。

 声を出して響き合うってのもとても気持ちいい体験だよ。誰かの声とハーモニーを作ったり、うなったりするのを楽しむの。西洋音楽では完全なハーモニーがもっとも美しいとされている。そのようなハーモニーが鳴るときには、そこには存在しない音が聞こえることがあるんだ。それは「天使の声」と呼ばれている。倍音が強く響いて実際にそこで奏でられている音よりはるかに高い音が響き出すの。天使の声を聞くためには純正律で演奏しなければならないからピアノでは聞くことができない。ピアノは平均律だからね。

 一方、わずかに音程が狂うことによって生まれる「うなり」も僕は好き。ガムランは「うなり」の塊だよ。ガムランは音程がわずかにずれて生まれるうなりを彼らの表現で「シュルル」と言うそうだ。その「シュルル」が美しいと彼らは感じている。西洋音楽では不協和音とされるけどね。日本古来の音楽は西洋の「天使の声」とガムランの「うなり」のあいだを行き来する。ヒーリング・ヴォイスもまた「天使の声」と「うなり」のあいだを行き来する。行き来することによって、からだのあちこちが共鳴するんだ。

 モノにはすべて固有振動数があるでしょ。たとえば茶碗を叩くとある高さの音が出る。その音がその茶碗の固有振動数。同様に骨も固有振動数を持っている。モノは自らの固有振動数と同じ高さの音が響くと、それに共鳴し、自らも響き出すんだ。昔、理科の実験でやったでしょ? 同じ音程の音叉を並べて片方を叩くと、叩いていない方の音叉も鳴り出すの。それと同じ。ところが違う音程の音叉を並べると、いくら一方を叩いてももう一方は鳴り出すことがない。だから骨の固有振動数と同じ音が鳴ると、骨はわずかに共鳴を起こす。骨が共鳴するとまるでマッサージされたような状態になるよ。そして音程がわずかにずれてうなるとき、圧力の大きい波を作る。波と波がぶつかり干渉し、大きな波を作るのと同じだ。圧力の大きいうなりは固有振動数なんてことを無視して身体の器官を震わせる。音圧の大きい低い音が鳴るとあちこちがガタガタと震えるでしょ。それと同じ。

 ヒーリング・ヴォイスをやると、まずからだのどこかが共鳴する。音と音がぶつかりあい うなるときはうなりに合わせて共鳴する場所が移動する。音のシャワーを全身で浴びる感じになる。

 音がうなるとき、身体は緊張する。音がハーモニーを生み出すとき、身体は弛緩する。緊張と弛緩の絶え間ないリズムが身体全体にリラックスをもたらす。

 ヒーリング・ヴォイスの場合はひとつの声「アー」または「ウー」と発声するが、母音や子音を自由にそれに混ぜると、さらに複雑な響きが生まれて恍惚となる。屋久島では参加者が自分の言葉を見つけてそれを歌うことになっている。きっとものすごい恍惚感にひたることになるだろう。

 おかげさまで屋久島ツアーはすごい人気だ。もう定員一杯で今から申し込む人はキャンセル待ちとなっている。

 キャンセル待ちと言えば前回のBUCHAN通信で飛ぶ教室の告知をしたけど、今年の申し込みはすごい勢いだよ。特に田口ランディさんのメールマガジンにちょこっと告知が載ったら、その日から申し込みが殺到しています。大人気だね、ランディさん。かなり嫉妬。(笑) もうコースBは完売。コースAはまだ20名程度だが、毎年の申し込み状況から考えると、やはりとても早いです。「行こうか、どうしようか」と迷っている人は、早く決めないと満員で参加できなくなるかもしれません。今年もきっと楽しい会になるでしょう。

<http://www.t3.rim.or.jp/~yoji-t/flying_classroom3.html>

 五月のヒーリング・ライティングのミニコースもほぼ定員になった。あと残席一席。なんかイベント関係、やけに好況だぞ。

<http://www.t3.rim.or.jp/~yoji-t/HealingWriting.html>

 昨日来たランディさんのメールマガジンに「人生の再編集」という言葉があった。うまい言い方だなぁ。ヒーリング・ライティングはまさに人生の再編集だもんなぁ。意識や無意識もついでに再編集してしまうのだ。しかも自分で。

 ランディさんのメルマガの申し込みはこちらでできるよ。

<http://mag.aru2.net/mg_lt/mag/m00001926/index.html>

    

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