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51. うじょうじょ |
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2004.10.01 |
「SSP」と「HI」それぞれ30匹ずつを富山県のIさん宅へ。
「GI」をお送りできなくてごめんなさい。増えてはいるけど、まだお分けできるほどたくさんじゃないんだ。
でも「SSP」と「HI」も、「GI」に負けず劣らずかわいいヤツラだよ。Iさん、どうぞよろしくお願いいたします。 |
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2004.11.12 |
「SSP」と「HI」を北海道のKさんへとお送りした。それぞれ30匹ずつ。
ウチで暮らしていたプラナリアたちが、こうして全国に散らばっていくのが嬉しい。
Kさん、よろしく頼みます。たくさん増やしてくださいね。 |
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2004.11.23 |
1年数カ月前に「GI」「HI」をお送りした札幌在住のIさんから先日、近況を知らせるメールが届いた。元気に育っていたが、ちょっとしたトラブルで残念なことに全滅させてしまったとのこと。
なので再び。今度は「SSP」と「HI」を。30匹ずつ発送した。
今回はうまくいくといいね! Iさん、よろしくお願いいたします。 |
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2004.12.08 |
「KH」が3匹になった。
暑さには強い猛者くんたちだが、冬の寒さにはどうだろうか。
初めて見たときこそ「GI」「SSP」と似ていると思ったけれど、並べてみるとそれらと猛者くんたちは明らかに違う。
まず、「GI」「SSP」に比べ猛者くんは細い。育っても縦に伸びるだけで「GI」「SSP」のようにぽっちゃりした体型にはならない。
色も異なる。プラナリアの体表には柄と呼ぶには小さすぎる斑(まだら)が散らばっていて、その塊が全体の色として目に映るのだけれど、その斑の目が「GI」「SSP」は密で、猛者くんたちは粗い。パソコン用語でたとえるなら、dpi(Dot Per Inch)の値が「GI」「SSP」は高く、猛者くんたちは低いといったところ。だから同じような地色なのにもかかわらず、見た目の色には差が生じている。濃色な斑を密に持たない猛者くんたちのからだのほうが白っぽい。
そして、すでに書いたが、顔が違う。左右の目と目の間が、猛者くんたちは極端にせまい。まるでドラえもんの目のようだ。
顔かたちだけじゃない。動きもにやや相違ありと感じる。泳ぎ方は同じだが、エサを投げ入れたときの反応が猛者くんたちはどうも鈍い。単に食い意地の違いなのか、あるいはエサを感知する能力の差なのか、はたまた環境への順応性の問題なのか、よくはわからんけれど、エサを放り入れるやいなや、まるで池の鯉や公園の鳩のように、待ってましたとばかりに離れたところからもわらわらと集まってくる「GI」「SSP」のヤツらに対し、猛者くんたちはといえば、なんだか澄ました様子でしばらく無視したり、極めて緩慢なスピードで泳ぎ寄ってきたりするんだよなぁ。
それから、これは容器の掃除をしているときにいつも厄介に思うこと。猛者くんたちは吸着力がやたらと強い。激しく揺さぶろうが、ピペットを用いて水流をぶつけようが、容器にペタッと貼り付いたままビクとも動きやしない。プラナリアをひとところにまとめて、容器の空いたスペースの汚れをティッシュで拭き取っている私にとっては、この強力な吸着力は困ったものだ。ま、ワイルドとか頼もしいとか、捉えようによってはそんなふうに見えなくもないけど。 |
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2005.01.12 |
「KH」のタッパーを掃除中のこと。
ゴミと一緒に1匹をピペットで吸い上げてしまった。まぁそれはよくあることなので今さら慌てもしないが、いったんそれらを汚水受けに全部吐き出してからが事件だった。さあて、んじゃ救出して元に戻してやろうかねと、汚水受けの容器を覗いたところ、げっ、2匹いる! どっちだかわかんねぇ!
余分な1匹はたぶん、さっき猛者くんたちのタッパーを掃除したときに気づかず吸い上げてしまったものなのだろう。2匹の大きさ、形にはほとんど違いがない。区別がつかない。
確率は1/2だ。サイコロで狙い目を出すより、競馬で勝ち馬を当てるより、はるかに率は高い。しかし! これは、当たればラッキー外れて残念のゲームじゃない。もし誤った選択をしてしまったときには、「KH」のタッパーにクローン以外の個体が混じることになる。1つの個体から無限に増殖をという計画がパーである。
だから選べなかった。おとなしく諦めた。2匹とも猛者くんたちのタッパーに入れて、あーあとため息。
「KH」、1匹減。 |
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2005.04.06 |
10カ月前に58匹まで減らしてしまった「GI」だが、その後順調に増え続け、今ではン百匹の大所帯になっている。アバウトな数しか書かないのは数えていないから。もう数える気も起きないほどうじょうじょいる。「GI」「SSP」「HI」の総個体数はたぶん2,000以上だろう。こんなに増殖してくれてありがとう、みんな。
さてそんなわけだから、昨年はお断りしていた「GI」も今ならお分けできる。
山形にお住まいのYさんに「GI」「SSP」「HI」を30匹ずつお送りした。
Yさんは高校の生物の先生だそうだ。生徒さんと一緒に「GI」や「SSP」を飼育なさった経験をお持ちで、転勤のため学校を移ってしまったが、今の学校の生徒たちにも生きているプラナリアを見せてあげたいのだとメールをくださった。
ああYさんはきっといい先生なんだろうな。Yさんのような先生と巡りあっていたなら、高校時代、私も生物学嫌いにならなかったかも。うん、そうだ、きっと。なにせ私は、当時の生物担当教諭が、もう顔も見たくないくらいにイヤだったからね。教科書丸読みの授業に時折混じるカビの生えたダジャレ。つまんなかった。うんざりだった。皮肉なことに、他のクラスを受け持っていたもうひとりの生物の先生が、こっちはすごくイイ先生でさ、教官室でアフリカツメガエルかなんか飼っていて、いや私はカエルは苦手だが、とにかく授業が面白いってんで、現に私の友人のひとりなどはその先生の影響をモロに受け、バイオ研究者にまでなっちまっただよ。
ってなんの話だっけ。ああ、Yさんのお話だ。
近々Yさんから動くプラナリアを見せてもらえるだろう生徒さんたちは幸せだと思う。写真や絵で眺めるより何倍も可愛いし愉快だからね。覚悟しといてちょ。 |
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2005.05.09 |
「KH」の生育が思わしくない。
カラダがちっとも大きくならないんだよな。むしろ以前より貧相な体つきになっている。このままだとやがて消えてしまいそうだ。
現在の個体を諦めることにした。
猛者くんたちの大部屋タッパーに戻し、その大部屋から新たな「KH」候補1匹を選出。
一から出直し。 |
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2005.05.10 |
都内の中学生Yさん宛に「HI」30匹を発送。
生物部の実験でお使いになるそう。
楽しい研究になるといいっすね。 |
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2005.05.16 |
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2005.06.10 |
以前、生物の先生Yさんを話題にした。実はYさんのほかにも学校の生物の先生からはたまにメールをいただくことがあり、生徒たちと一緒にプラナリアを育てている、育てていたというお話もYさんが初めてではない。
また私のもとには生徒さん側からも便りが届き、そこには先生の指導のもと学校でプラナリアを飼育している様子が書かれていたりする。
学生時代に先生と仲良くした覚えがあまりない私は、プラナリアを通してそこにあるだろう多くの会話を想像して、羨ましいなと思う。
先日メールをいただいた高校生カズさんのプラナリア日記にも「先生」の気配が濃厚。プラナリアって実は、先生生徒間におけるコミュニケーションの優れた媒介材なのかもねー。
四ツ目、五ツ目プラナリアの写真も拝めるカズさんのサイトはコチラ。 |
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2005.06.21 |
中学生のYさんに再び「HI」30匹をお送りした。
プラナリアって飼いならすのがなかなか難しいよね。切っても死なない身体のくせに、環境の変化には過敏に反応してくれちゃったりするからけっこう厄介。
でも諦めないで。今度はうまくいきますよーに。 |
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2005.06.26 |
高校生のIさんからプラナリア採取のご報告メールをいただいた。
休日に、先生&生徒のグループで出かけたとのこと。先生と仲良しでいいなぁ。
場所は埼玉県越生町の黒山三滝付近。以前私が採りに行った(08.ついに捕獲!〜プラナリアにうってつけの日〜)のも、実はここ。あれから8年経ったけど、変わらずまだプラナリアはいたんだね。彼らの棲息できる環境が保たれていること、それがちょっと嬉しい。
採取にあたってIさんは、タッパーと筆を持参されたそう。
筆を使うと、石にへばりついたプラナリアを容易に、しかも身体を傷つけることなくはがせるんだって!
プラナリアはがしには筆。これはよいことを聞いた。得した気分。
どーもありがとうございました、Iさん。 |
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2005.07.28 |
千葉市のWさんに「GI」50匹をお届けした。
Wさんはプラナリア飼育の経験者とのこと。どーです? Wさん。「GI」はなかなか美人でしょ。
可愛がってやってくださいまし。よろしくお願いいたします。 |
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2005.08.22 |
千葉県習志野市のWさんに「SSP」「HI」を30匹ずつお送りした。
Wさんはお父さん。プラナリアを研究したいという小学生の息子さんのためにあちこち採取に出かけたが、それらの地では見つけることができなかったそう。
理解のあるお父さんを持って幸せ者だな、息子さん。
念願のプラナリアだよ。お父さんと一緒に、飼育・研究を楽しんでね。 |
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2005.08.24 |
都内にお住まいのSさんにも「SSP」「HI」を30匹ずつ。
すでに他の2種類のプラナリアがお家にいるとのこと。飼育に関してはもう手慣れたものですね、きっと。
新顔となる2種をよろしくお願いいたします。 |
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2005.08.30 |
都内のSさんに「GI」30匹を追加発送。
先日の「SSP」「HI」ともども、よろしくです。 |
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