3.HP、MP


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3−1.HP、MP

 HP(ヒット・ポイント)MP(マグネタイト・ポイント)の重要性については、今更改めて語る必要もないだろう。ここでは、それぞれについて、第2章と同様に、レベルとの相関を調べた。

 各特性値の場合と同様に、基本的に右上がりの傾向はあるが、ばらつきが大きく、直線でも曲線でも近似は不可能である。

(5/18 追記)
 河神 龍氏の研究によれば、悪魔のHPもまた、実は人間と同様もしくは極めて近い方法で決定されているらしいことが判明した。そこで、早速検討することとした。その結果が下記の通りである。

 この計算式は以下のごとくである。

  HP=耐久力+[耐久力/10(四捨五入)+α]×レベル

    ここで、α=0(通常)
          1(ガキ、オーク、エンジェル、アークエンジェル、ケルベロス、ロキ)
          -1(ウィル・オ・ウィスプ、スライム、キャク)

 α=±1となる例外については、理由が明確ではない。さらなる研究が必要となろう。
 また、図中、この直線から離れた点が2つ存在するが、これはクグツマネキンおよびクグツである。これらは計算結果に比べ、かなり低いHPであった。考えるに、他の同レベル程度の悪魔とあまりにかけ離れた高いHPとなるため、デザイナーサイドで調整した結果ではあるまいかと思われる。
 図3-1a中には示していないが、マシンおよび人間についても、すべてα=0とした場合の上記式でHPが正しく算出されることを確認済みである。

 なお、今回の発見によるDigital Devil Databaseの変更については、当面行なわないつもりである。理由は、

 の2点である。

3−2.HP、MPの合計

 第2章および前項の結果を踏まえて、ここではHP、MPの合計値を求めてレベルとの相関を調べることとした。

 なお数値にばらつきはあるものの、個々の数値の場合と比べればある程度相関が強くなっており、その近似式は2次式で表される。
 第2章と同様、人間およびマシンをピンク色で示してあり、図中の直線式はこの近似を表すが、これはむしろ20レベルのデータを例外扱いとして、その他の悪魔のデータと同一の近似式で考える方が妥当であろうと考える。
 また、HPとMPの個々のばらつきに比して、その合計値の相関性が高いということは、すなわち「体力の高いものは魔法力が低く、逆もまた真である」という傾向を表しているとも言える。

3−3.まとめ

 本章では、HPとMPのレベルとの相関を調べ、その合計値とレベルとの間に2次曲線で表される相関関係が成り立つことが判った。
 以下に、簡略化した近似式を掲げる。

  HP、MPの合計=0.13×レベル^2+5.5×レベル+27.3

 また、HPについては、河神氏の研究を元に、かなり信頼性の高い数値を導くことが可能となった。この場を借りて、河神氏には深く感謝したい。


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