TRPGをご存じない方へ


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 本ホームページは、アスキーより刊行されたテーブルトーク・ロールプレイング・ゲーム(以下「TRPG」と略)
『真・女神転生IITRPG 誕生篇』
の1ファンとして、その発展と存続を願って作ったものです。

 おそらく、ここに来られた方は、『真・女神転生』は知っているけどTRPGを知らない、という方がほとんどでしょう。それを前提として、つたなくはありますが、簡単に説明させていただきます。
(ちなみにTRPGは知ってるけど『真・女神転生』を知らないって方は、当「メガテン用語の基礎知識」の他のページをどうぞ。どちらも知らないって方は、両方をじっくりどうぞ。(^_^))

 テーブル(table)を囲んでしゃべり(talk)ながら、役割(role)演じる(playing)ゲーム(game)。というのが、その直訳です。
 もう少し砕いて言うと、数人の人間が集まって顔を突き合わせ、架空の世界設定の中で、架空の人格(キャラクター)を作成し、それを演じながら、そこから生まれるストーリーを楽しむゲームです。

 TRPGの参加者は、プレイヤーマスターとに分かれます。プレイヤーとは、キャラクターを演じる人たちで、基本的に個人が担当するキャラクター(これをプレイヤー・キャラクター、略してPCと言います)を一人作成して、それを演じます。それに対してマスターとは、世界設定そのもの、そしてそこに登場するPCでないキャラクター(これをノン・プレイヤー・キャラクター、略してNPCと言います)全般を演じる人です。
 ストーリーを進めていく上で、PCたちはマスターが用意した事件に遭遇します。そしてPCたちは事件を解決し、あるいは回避するために、様々な行動を試みます。マスターは、それらの行動がどの程度成功しやすいかをルールに則って考え、成功か失敗かのチェックが必要となれば、それを要求します。チェックは、基本的にダイス(サイコロ)を振って行ないます。成功すれば事態は(とりあえず)PCの望む方向へ展開し、失敗すればその逆へ展開します。それに応じて再びPCは別の行動を取ろうとします。これを繰り返しつつ、ストーリーが展開していくわけです。

 この『真・女神転生IITRPG 誕生篇』の場合、世界設定はスーパーファミコンの名作RPGソフト、おなじみのピクシーケルベロスジャック・オ・フロストなどといったおなじみの悪魔たちが跳梁跋扈する『真・女神転生』の世界そのままと考えてもらって構いません(『II[2]』と銘打っていますが、1作目の世界観です。そのへんの事情はややこしいので、ここでは詳しくは説明しませんが…)。そしてその世界のPCとは、まさにその主人公たち…ヒーローであり、ロウ・ヒーローであり、カオス・ヒーローであり、ヒロインであるわけです。
 ただ、コンピューター・ゲームと大きく異なるのは、それぞれの意志を(そのキャラクターを演じるプレイヤーが望んだ形で)持ち、それぞれが決断した道を(サイコロの目が許す限り)進んで行けることです。彼らが進むべき道は、1本道(あるいは決まりきった3つの道のどれか)ではなく、無数の広がりを持っているのです。いや、その道すらないと言ってもいいでしょう。
 ヒーローは必ず母親を殺されるとは限りません。ロウ・ヒーローはヒーローたちをかばって死ぬとは限りません。カオス・ヒーローは必ず悪魔と合体しなくてはならないわけではありません。ヒロインは自己犠牲的トラポートでヒーローを助けなくてはならないわけではありません。そもそも、必ずしも核ミサイルが落ちると定められているわけではないのです。
 プレイヤーが核ミサイル落下の企みを知り、それを阻止しようとしたなら、そしてそれに成功したなら、それがその世界での真実となります

 『真・女神転生』の世界で、コンピューターとはまったく違ったストーリーを歩んでみる。
 これはメガテン・ファンにとっては、たまらない魅力ではないでしょうか。
 私などは、すっかりその魅力にとりつかれ、コンピューターのメガテンをやる時間を惜しんで、このようなhomepageを作るに至ってしまいました。
 もし、このページを読んで『真・女神転生IITRPG 誕生篇』に興味を持たれた方、「やってみたいな」と思われた方は、私にご連絡ください。百聞は一見にしかずと言います。とにかく、一緒に楽しんでみませんか。

 また、私は、友人たちとTRPGを楽しむために、TRPGサークル「サウスアイランド」に出入りしています。定例会の開催日などの最新情報が定期的に掲載されますので、そちらの方も参考になさってください。

 それでは、お会いできる日を楽しみにしています。
 その時まで、 悪魔に魂を乗っ取られないよう、お気をつけて……。


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radcliff@t3.rim.or.jpまで

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