Rj's SkaaRj Page_35


この頁では、私Rjがあのおそろしい3Dゲーム unreal をやってみて思ったことなどを書きます。決して中上級者向けの技術向上参考頁にはなり得ないので、御了承下さい。私はにぶいのです。。。今回は、見つけた楽しい三次元スキーゲーム「Ski3D」の話と、G1/G2 PCI PowerMac強化関連の話、現代民衆音楽やBJに関するうだむだなどです。(1999.09.11)

  1. Ski3D
  2. Rj's 7300断末魔画策記 - 4
  3. Rj's 7300断末魔画策記 - 5
  4. 現状・・・

その三十五

1.Ski3D

前回の断末魔一辺倒から周囲に目を再び向けて、ちょろりちょろちょろと目に付いたものを紹介します。シェアウェアの3Dゲーム、「Ski3D」。その名の通り、三次元のスキーのゲームです。動作に必要な環境は、G3以上のプロセッサ(何故か私の7300+G3カードでは起動時に「G3があった方が・・・」と警告ダイヤログが出るのですが、「無視」すればそのまま遊べます)。レンダリングはソフトウェアベースのようですので、DrawSprocketだけ入ってれば遊べるみたいです。(DrawSprocketLibが添付されてますのでそれでOK。QuickDraw 3D等には言及されてません。)

未登録版では、デモのコース3つしか遊べません。しかし、その範囲で既に感動してしまったので、まだ登録してないままに紹介しまくります。このゲームの特徴は、

といったところです。多少の不満点もありますが(空中に見えない壁がある等)、そんなもん塗り潰してあまりある楽しさです。遊んでて「♪うっひゃっひゃ!」となってしまう、単純明快な悦楽があります。他に、

みたいなんですが、デモ版では試せない(のだろうとRjが思ってる)のでやってみてません。

さて、デモ版では以下の3つを試せます。寸評を。

  1. Bunny Slope

    その名の通り、コース途中にむちむちのバニーガールが立っていて競技選手をゆうわくする・・・のではなくて、まあ、旗門のない簡単ちんなコースです。最初は(操作に慣れるまで)これをやるのがいいと思われます。

    しかし、旗門が無いからといって鬼門も無いというわけではありません。スタート直後の第一〜第二コーナーを如何に無駄なく切り抜けるか、と、大ジャンプを如何にうまくこなすか、が鬼門です。

    らいばるが自分というのはどういうことかと言いますと、ハイスコアを出した時の自分をドッペルゲンガとして競争相手にさせることが出来る(上位三人まで)、ということです。上達してきてタイムが煮詰まってくるに従って、抜け目の無い相当厄介な相手となります。(全コース共通)

  2. Cliff Hop

    その名の通り、崖みたいな大ジャンプポイントのあるスリリングなコース。また、背景が夜空(うずまき銀河まで見える)ってのも演出効果抜群。むちゃくちゃ気持ちいいです。さとやたえさんなんか目じゃないようなカッチョイイ技も披露できまくり。

    尚、ここから旗門が登場します。でもまだ簡単ちんで、「赤の右、青の左」を通ればいいだけです。通過しそびれると罰として5秒加算されますが、タイムなんか放っといて大ジャンプに興じるものよし、でせう。凹凸面へ着地後のばたばた感なんかもリアルです。

  3. Gauntlet

    スウェーデン語で「通路をかけ抜けること」の意、という説明が手元の辞書にはありました。タイムを詰めていくのがかなりむつかしいコースとなってるようです。(まだタイムを気にして挑戦してません。)

    このコースでの特筆すべき部分は、なんといっても最後のジャンプ台でせう。リフト乗り場(描かれてないけど場所的に)直前にあんな台を設けるなんて、泣かせるぢゃありませんか。

    但し、現実のRjがアレをあの速度で飛んだ場合・・・無傷転倒のスペシャリストを自認する私ですが・・・流石にアレでミスったら死ぬかも。。。(ゲームでは勝手に正しく着地してくれますので安心です。)

というわけで、感触の「ナマさ加減」では以前紹介し・・・ようと思って忘れてたかもしれない「Dirt Bike 3D」に近いものがあるのですが、Dirt Bike 3Dのように微妙なスロットル操作などは無く、スタート/転倒直後以外は左右の矢印キー(とスペースキー)だけで遊べるので、Unrealのように左手の指を蛸の如く駆使しないといけない種類のゲームが苦手なひとでもだいじょぶかと思います。

もうすぐクリスマスですし(えっ)、気晴らしにでもおためしいかが?

(因みにその「Dirt Bike 3D」ですが、コイツはOpenGL描画です。RAGE PRO+750/315程度でも画質をケチれば充分遊べます。(ぶーづ系+Mesaでの描画は今んとこ出来ないみたいです。)未登録版でもスーパークロス風のコースがいくつか遊べます。大ジャンプあり、洗濯板あり、ウィリーしすぎのひっくり返りあり、空中ポーズありといった具合で、好きな人にはたまんねーぜ状態です。サスペンションだとか車重だとかをカスタマイズして、自分専用のチューンド単車まで作れます。また、オフロードバイクなんて乗ったことないって人も、このゲームでその楽しさの一端を垣間見ることができまくりでせう。)

(1999.09.10)


2.Rj's 7300断末魔画策記 - 4

まだぶーづ3カード「悪眼」が届きゃしないのでその状態で書ける範囲だけですが、前回への補足です。まずハードディスクドライブやら何やらに関して。

ディスク篇

一部から反響がありましたので・・・G2/G1 PCI PowerMacのHDD周りの強化について、前回全然触れなかったことを中心に書いてみます。

まず、うるとらだのわいどだのなんだのというSCSI規格について少しだけまとめます。全部ぢゃありません。よく目にするものだけです。

Small Computer System Interface
分類小分類理論値バス幅出現場所例通称/略記等HDD名末尾文字例*1
SCSI-5MB/s8 bit8500外部バス標準SCSI, SCSI-1-
SCSI-2Fast10MB/s8 bit8500内部バスFast-
SCSI-3Ultra20MB/s8 bitPD2930UUltra/UN/U
Ultra Wide40MB/s16bitPD2940UWUltra Wide/UWW/UW
Ultra2 Wide80MB/s16bitPD2940U2WUltra2 Wide/U2WLW/LVD*2

*1:SCSI規格との一対一対応ではありませんし、正式な表記法でもありません。web shopなどでHDDの名前を見て判断する際の参考例、ということでご理解下さい。実際にHDD等を買う際には、それがどのSCSI規格に対応しているのかをご確認下さい。なにか悲惨なマチガイが生じても私Rjは全然責任取れません。

*2:LVDは「Low Voltage Differential」の略で、Wide(主にUltra2 Wide)での信号伝送方式の一つだそうです。(Thanx! > ま〜ぱ8月号)

さて、NarrowとWideの違いですが、データ転送バス幅(ビット数)が上のように違います。(コネクタのピン数も違います。大体、「Narrow〜50ピンかそれ以下、Wide〜68ピン」となってます。他にも違いはありますが略。)規格としては、例えばUltra2 Wide/LVDのドライブをNarrowの標準SCSIバスに繋げることも出来ます。でも、混在させると「のろい方に速い方が歩調を合わせる」ことになりますので、所謂「宝の持ち腐れ」状態になりかねません。(←疎いので、ウソだったらつっこみお願いします・・・というより、何でムチな私がこんなむつかしげな記事書いてんだろ・・・ははは。)

今はパフォーマンス向上を考えてのHDD/SCSIカード増設、という文脈ですので、

だいたいこんな感じの選択肢になると思います。7300やら8500純正のドライブ(例えば量子火玉, 4500-5400rpm/cache 128KB)を基準とすれば、二番目の禁欲策でもそれなりの高速化は体感出来ます。が、既に5400rpm/cache 512KB級のドライブを使っている場合、最近安価な(=古めの)7200rpm/512KB級にしてみても大差ないかもしれません。その場合、三番目のやつがコスト/パフォーマンス的に好いかなぁ、という気がします。

ハードドライブの「体感上の速さ」に大きく影響するのは、まずドライブ自体の性能です。(昨今のドライブを標準SCSI=5MB/sに繋いだら流石に苦しいですけど・・・)同じドライブでもいろんなSCSI規格に対応したバリエーションを持つものもあります。ということは、ある製品がU2W対応だからといって、それが性能を発揮する為に80MB/sという数値を常に必要とするとは限らない、ということです。単体で使う場合の話ですが。

ではそのドライブ自体の速さをどうやって知るか。一番手っ取り早いのは、メーカのサイトへ行ってスペック表等を調べることです。少し古いのですが、例としてIBMの早見表から引いてみましょう。(特にIBMがお奨め!ってわけではなく、単に手元に資料があったから、です・・・)

IBM drive spec
modelseek time [ms]rpmbuffer [KB]sustained data rate [MB/s]IF rate [MB/s]capacity [MB]
DDRS-345607.572005128.4-13.520/40/804560
DDRS-391307.572005128.5-13.720/40/809130
DNES-3091707.07200200012.7-20.040/80/1609170
DNES-3183507.07200200012.7-20.240/80/16018350
DRVS-09V5.810020100015.2-20.2809100
DRVS-18V6.510020100015.2-20.28018200
DRHS-36V7.57200400011.7-19.98036400

一般には、

ということが言えそうですが、使用方法等によって多少変わるやも。上の表中の9GBモデルで較べると、恐らくですけど

DDRS < DNES < DRVS

となりそうです、雑多な用途での体感的な速さの順番としては。

IBM DDRS-39130には、U/N(Ultra SCSI)とUW/W(Ultra Wide SCSI)とLVD/LW(Ultra2 Wide SCSI)という三種類がありますが(←kitcut/秋葉館の広告@某誌をも見ながら書いてます)、カタログスペックは対応インタフェイス以外どれも一緒なので、例えば「LVD(LW)モデルをUltra2 Wideカードに繋いだら、U(N)モデルをUltra SCSIカードに繋ぐより四倍速い」なんてことは単体で使う際には恐らくありません。場合によってはNarrowとWideで多少差が出ることもあるのやもしれませんが、このドライブを単体で使う場合に、ドライブが対応する接続方式の差が原因で体感速度が劇的に違ってくるということは無いでしょう。ドライブ自体の性能を殺すSCSI規格にしか対応してないモデルは出してこないと思います、たぶん。(逆に言うと、ドライブ自体が同じでラインアップに「U」なんてのがあるモデルは、昨今の基準で言えば「大して速くないモデル」ってことになりましょうか。「LVD」しかラインアップに無いからと言って鬼っ速だという保証も無いのですが。)

今まで触れませんでしたが、高速化には「RAIDを組む」という手立てもあります。二台以上のハードドライブを用意して、それらをごにょごにょ・・・ソフトウェアで実現するものとハードウェアで実現するものという違いの他に、RAIDの組み方としてまた幾つかの方式があったりするのですが(RAIDと言った場合、それは必ず高速化の手段である、というわけではありません。)、その話は「RAIDの鬼」マック内藤さんにお任せするのがいちばんだと思います。或いはMacLIFE9月号p.88辺りをご覧下さい。ただ、ハードドライブもその他パソコン関連機器の例に漏れず異様に進化が速いので、今安価なドライブを何台も買ってきて気合い入れてRAID組んでみたところで、速度的に優越感に浸れるのは僅かな期間にとどまることも考えられます。(MacLIFE記事でマック内藤さんが乗っておられる文脈は、「古くなったHDDを活用しよう」というものです。)

ええと・・・G1/G2 PCI PowerMacのハードドライブの増設手段としては、もう一つ「TurboMax等を使ってATAドライブを繋ぐ」ってのもあるんですが・・・ある種の用途で問題が生じたり、問題無く使えるドライブを選んだりするところがあるらしいので、ここでは触れません。大容量/高速/安価な「対岸」を眺めているのは少々辛い面もありまくりなのですが・・・(単に自分の7300ではそういった「おいしい」ドライブを繋いで使うだけの電源容量を確保できない気がするのと、安牌なドライブを調べるのが面倒なだけやもしれません。。。

最後に一つ、超具体的な話です。私の買ったPowerDomain 2930U、外部端子はMac本体後部でお馴染のD-subフルピッチ25ピンではなくて、D-subハーフピッチ50ピン(通称、くし形とかベローズとか何とかいうやつ)です。ので、もし私がアンフェノールフルピッチ50ピン端子(でかいやつ)を持つ外付けHDDケースにそこから繋ごうと思ったら、片側がD-sub25ピンの今までのやつではダメダメなので、新しいケーブルを買ってくることになります・・・なんて私的な話はどうでもいいとして、もし今からドライブ増設/高速化が目的でSCSIカードを買い足すんだったら、Ultra SCSIでなくてUltra WideかUltra2 Wideの方がいいと思います。Wideなら理屈上は15台まで繋げま・・・そんなに繋がないか。それでもまあ。(→ イメージぶ壊れ系 御大JEFFさん

ついでにもう一つ。PCIスロットに刺したSCSIカードのバス番号は、7300やら8500等では「2」以降が順に割り振られていきます。(PCIスロット3つを全部SCSIカードで埋めたら、「2」「3」「4」となるはづ。)内蔵Fast SCSIバスが「0」、ビルトインの外部用標準SCSIバスが「1」、で、その次、と。各バスは独立してますので、理屈上は一台のMacintoshに繋げるSCSI機器数上限が増えまくり、ということです。(そういやUWだかU2Wのdualってカードもありましたっけ・・・アレは「一枚でバス二本」って意味ですよね?)

蛇足でもう一つ。。。もし今私がHDDの容量不足に苦しんでいて、まだPCIスロットが空いてるからついでに少し速い環境を得ようかな、って企むとすると・・・投資額とその見返りを考えて自分の基準で決めるとするならば、こんな感じになりそうです。

・・・やっぱそれなりにお金掛かりますね。。。む°ーん。


3.Rj's 7300断末魔画策記 - 5

ビデオ篇

次は描画関連。現状で入手可能かつup-to-dateな「PCI Macで使える描画加速カード」って、少ないです。むつかしいっす。

回路セットで分けるとこの3つしか無いんぢゃないでしょうか。製品単位で数えても、ぶーづ3を3つとして合計6つ?寂しいっす。しかも、高いし。

因みに、Sawtoothに載るのはコレ系か?と言われているATI XPERT 128 AGP/16MBなんてモデル、東洋有数の某電気街でいくらくらいなのか見てみると・・・バルク品なら1999.09.11の時点で一万円切ってます。また、正式にMac用として売られるぶーづ3カード「悪眼3500」にしても・・・周辺機器 大魔王 帝王ことWAOさんがMac日記の日々1999.09.09あたりの記事で言及しまくってましたが、米国では240弗切ってるのに日本だとさんまんごせんえん級です。さんまんごせんえん級。

Unrealだって米国では20弗切ってるのに・・・日本では最近いくらくらいなんですかね、輸入版。「高くて4000円くらいだろせいぜい。」と思いたいのですが、現実は?

あっ話がそれた・・・

話を戻します。「で、現状でのお奨めはドレ?」と訊かれると困ります。特定の三次元ゲーム重視な私の場合は、Unreal@1024x768は苦しいしQuake3 Testのtimedemo@高解像度では今刺してあるぶーづ2より遅くなってしまうことが分かってしまったRAGE 128系を泣く泣く諦め、3Dfx GlideのエミュレートやOpenGL対応は未だらしいけど二次元鬼っ速なProFormance 3でのみ利用可能な三次元メガネに後ろ髪を引かれながらも、やっぱり「1024x768でのUnrealを是非ご覧になって?(←機種依存文字確信犯的濫用)」っていうSirenの誘惑に堕とされつつよさんの都合もあって結局ぶーづ3 2000にしたわけですが、特定の三次元ゲーム無視な場合どうなるんでしょう。

勿論、どういった条件で何を求めるかに依って選択は変わってきます。

例えば、「よさんはさんまんえん!」と決めてしまうと、PC用のぶーづ3 2000 PCIかRAGEタマネギしか選択肢に残りません。(PC用ぶーづ3 3000/3500はAGP版しか無いように見えます、上の価格表では。Mactellの悪眼は出荷遅れてるということですし。。。)また、「実際の見栄えはどうあれ、24bit色(約1670万色)出なきゃヤダ!」というなら、RAGE 128系かPF3に絞られます。そして、「OpenGLやらRAVEにもちゃんと対応してないと・・・」といった制限が加わると、RAGE 128系を買うしかありません。現状では。

或いは画質。これは購入前に自分の環境で較べることが難しいので厄介なものだと思いますが、お店の展示機やweb上の画像や他のひとの印象記も幾らかは参考になりましょう。(個体差がモニタより小さそうな分だけ、モニタ選びよりはいいのやもしれません。)ひょうばんの芳しくないらしいRAGE PROカードを今使ってる私がどうこう言える筋合いのものではないような気がしますが、カードによって鮮明さや発色に癖があるってのはまあほぼ確かなことと思われます。

うーん・・・全部買って較べたくなってきたかも・・・(滅)

あ、画質を追及するなら、やや古くなってしまったとは言えまだまだ選択肢に含めるべきものが幾つかありそうですね。「売ってるかどうか」が問題になってきますが・・・某A葉館の価格リストには・・・無いや。。。

てことで、結局まとまりませんが、無理矢理まとめると

ということになりそうです。(なるのか?)


4.現状・・・

(以上1999.09.11)


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