Rj's SkaaRj Page_58


この頁では、私Rjがあのおそろしい3Dゲーム unrealUnreal Tournament をやってみて思ったことなどを書きます。今回は、ソフトウェアRAIDのお試し記と、外見と中身の話などです。(2000.03.28)

  1. 量子帝国の逆襲 - 1
  2. 量子帝国の逆襲 - 2
  3. 外見と中身
  4. 現状・・・

その五十八

1.量子帝国の逆襲

私が最近7300にPowerDomain 29160Nを刺し、IBMの10000万rpm級ドライブであるDMVS-18を繋いで蕩状態だという話は「その五十六」辺りから述べてきた通りなのですが、ふと思い立って妙なことをやってみました。7300の購入当初内蔵されていた、Quantum Fireball ST 2GB(5400rpm/cache 128KB:FBSTと略記)をPD29160Nに繋いだら一体どの程度の性能が出るものやら。

既にCPUを交換して久しく、たまにこの量子火玉を7300に繋ぐことがあっても本体の外部SCSI端子(標準SCSI、5MB/s)にぶら下げるだけで、性能など全く気にしていなかったのですが・・・

テスト条件は「Rj's HDD benchmark」と同様、MacOS 8.6J混濁常用環境/ドライブはDrive Setup 1.8.1で初期化/etc.です。取るのを忘れたので、ATTOの謎ベンチ画像はありません。比較の為に、DMVSのデータと並べます。「/128」とか「/3072」とかいうのは、「メモリ」コンパネで設定するディスクキャッシュ量(KB)です。

Norton Sytem Info
Norton System Info (IBM DMVS vs. QT FBST)
driveOverallRandom Read1K Read4K Read16K Read64K Read256K ReadRandom Write1K Write4K Write16K Write64K Write256K Write
FBST/128352190.427192821463980158006111.4614.62299463274077914
DMVS/1281202634.0438113712271852719427199262.13334.710481215342678126925
FBST/30727036023.82727286045958015800911192.1574.52017486576987974
DMVS/307224618239.343851375827204271942721413554.51800.15710155632692426895

128KBでのOverallはDNESの方がよかったりする(1345)=体感を全然反映してないので無視しますが、体感に近そうと思われる3072KBでの結果を見ると・・・1/3未満ですね。。。でも、一応連続読み書きでは8MB/s近く出てて驚きました。外部SCSI端子にぶら下げるとちっと損してる状態です、数字上は。内部Fast SCSIバス(max.10MB/s)に繋いだらPD29160Nに繋ぐよりいい成績が出るかもしれませんが、面倒すぎなのでやってみてません。

Unreal start-up time

各ドライブの最外周volumeに置いたUnreal 2.24b7の起動に掛かった時間。

DMVS14.0 [sec]
FBST26.9 [sec]
UT start-up time

最外周volumeに置いたUnreal Tournamnet 405bの起動に掛かった時間。

DMVS33.7 [sec]
FBST65.5 [sec]
duplicate Unreal folder

最外周volumeに置いたUnrealフォルダ(235項目、406MB)をFinderで選択後、command+Dで複製するのに掛かった時間。

DMVS36 [sec]
FBST118 [sec]
duplicate UT folder

Unreal Tournamentフォルダ(485項目、516MB)をFinderで選択後、command+Dで複製するのに掛かった時間。

DMVS47 [sec]
FBST174 [sec]

これらのテストでも、「1/3くらい」といった感触。何をするにも三倍待たされることになる、というような状況でしょうか。RAID 0などを組んで高速化しない限りちょっと辛いです、流石にもうこの水準のドライブというのは。このような結果が出るということは大体想像出来ていたはずなのですが、何故わざわざ今ここでこんなことをやってみたのか、或いはどこがどう「逆襲」なのかと申しますと・・・それはヒミツです。

ふふふ。

ふふ。

ふ。

Where is the bottleneck?

私の手元にはまだ量子製のドライブが幾つかあります。どれも古いので最近の水準からすれば「のろのろ」なのですが、これら似たようなのろいドライブ群のベンチ結果が環境によってどう変わるのか、或いは、同じような環境で出てくる違いは何を意味するのか、等を見てみることにします。ドライブとその接続方法以外が同じといった条件を用意できる場合、のうとんおぢさんご指定のベンチもそれなりに使える局面が出てきますゆえ、「ああRjまた墓穴掘ってやがるな」と思った方も以下を眺めてみて下されば幸い。ドライブのベンチ結果を見る場合に念頭に置くべきこと:「それを取った環境がどういった意味を持つのか」ってなことも少しだけですけど浮かんでます。

FBST: Quantum Fireball ST 2100S
750/432: 7300 + 750/432Mhz, BS cache@216MHz/1MB, MacOS 8.6J
601/90 : 7200 w/ 601/90MHz, L2 cache@45MHz/256KB, MacOS 8.1J
Norton System Info (SCSI bus/CPU dependency)
driveOverallRandom Read1K Read4K Read16K Read64K Read256K ReadRandom Write1K Write4K Write16K Write64K Write256K Write
FBST/750/432/29160352190.427192821463980158006111.4614.62299463274077914
FBST/750/432/SCSI1308179.820373504391648645262110.8553.41684347445405153
FBST/601/90/SCSI1267181.68132212348745765173107.1410.01331304143975022
FBST/601/90/2930U236161.54711555494380158010100.8372.2991134635773625

まず上の二つ。CPU等の処理速度が十分な場合に、標準SCSIの5MB/secというバスがどの程度速度を抑えてしまうことになるのかが見えます。(ホントは7300等の内部Fast SCSIバスに繋いでテストした方が面白いのですが、「1.」にも書いたように手抜きで略。)750/432 + PowerDomain 29160Nという環境だとFireball STよりも遥かに速いDMVSやDNESでも連続読み書き速度についてはほぼカタログスペックに近い数値が出ていますので、一番上のやつでFBST自体の連続読み書き潜在能力が大体出ていると思うことにします。標準SCSIバスに繋ぐとmax.8MB/s前後だったのが5MB/sになるという当たり前みたいなことだけでなく、細かいデータの連続読み書きなども一部を除いてのろのろになってしまっているのが分かります。

次に下の二つ。CPU処理等がのろのろでドライブの速度を殺してしまうような環境で、Ultra SCSIと標準SCSIに繋いだ場合の損得勘定の目安になりそうなものが出ています。単純に考えると不思議な結果やもしれませんが(Ultra SCSI=max.20MB/sの方が何となく速そうに思えるから)、見ての通り、この程度のマシン/ドライブ環境ではUltra SCSIカードは一部で「ぶたに小判」状態です、このテストで見える速度だけを問題にした場合。(ぶたさんゴメン。)

そして真ん中の二つ。CPU等の処理速度がどう効いてくるのかが見えます。601/90というのろい環境では、細かいデータの連続読み書きが無視できない程度にのろくなっています。「この程度の(のろい)ドライブですら」なのか、「この程度のドライブゆえに」なのかは確認していません。因みにこれらは全てHFS+でのテストですが、HFSにするとまた異なった結果が出てきます。簡単に言うと、もっとのろくなります。

以上、前振りでした。

(2000.03.16-2000.03.18)


2.量子帝国の逆襲 - 2

SoftRAID - preparation

ここから本題です。テヅルモヅルの寄生後、おぞましげな改造までされて再起不能になった私は、遂に禁断のRAID(ソフトウェア)に手を出してしまいました。RAID (Redundant Array of Independent Disks)とは、直訳すれば「独立円盤冗長配列」、日本語的に略すと「独盤冗列」という・・・意味不明なことを書いてどうするRj。

本来は読んで字の如く、並べた複数のハードドライブにデータを無駄書きしてシステムの崩壊やドライブの破損時に悲劇的なことを招くのを防ぐ為の工夫で、主にネットワーク・サーバ用のものです。それを構築する為のハードウェアを使い、4つとか8つとかもっと沢山のドライブを並べて組みます。しかし、それはあまりにも「業務用。」的で、素人が遊びで入手するには高価すぎます。そこで、(RAID本来の目的からすればやや邪道な側面も含むのですが)ソフトウェア的にその配列をでっちあげてしまうという方法が生み出され、それほど厳しい条件でない場合に使われているようです。所謂「ソフトウェアRAID」というもの。

RAIDの組み方(level)についてもいろいろあって、本来はデータ喪失の危険を減らす為のmirroringもしくはparityの保存等、何らかの「余分なデータの読み書き」が行われないと全然「Redundant」ぢゃないのですが、複数のドライブを使うということから「striping」と呼ばれる高速化の為の組み方も生じています。簡単に言うと、ぶーづ2のSLIみたいなやり方でデータの読み書きを高速化するものです。RAID level 0がこのstripingになります。level 1には、同じデータを二台のドライブに書き込む「mirroring」などがあります。level 2,3,4,5ってのもあるのですが、通常ソフトウェアRAIDで実現するのはこの0と1くらいでしょうから、そっちは端折ります。というより、私がよく知らないので調べないと書けません。

Macintoshで使えるものには、サーバ用Macに添付されてたりもして有名らしい「SoftRAID」という製品を初めとして、いくつかの「software RAIDを構築する為のRAID softwares」があります。ややややこしいっすね。私は「SoftRAID」を試してみることにしました。理由は簡素で、昨年のMacLIFE9月号に出てたマック内藤さん@HDDパワーアップ大作戦の記事と、同じく昨年からのKさん@Gossamer補完計画の「想いつく儘 . . . 」記事を読んでるうちに、「試すならコレしかないな。」と思い込むに至った、ってだけです。

能書きはこれくらいにして実践実践。まずどう組むべきかを考える/事後の検証の為に、「素材」とするドライブの単体での性能をまとめておきます。SoftRAID 2.2.1のドライバを単体で使うだけでも、(独自の加速機能で?)小さいデータの連続読み出しが速くなります、Drive Setup等と較べて。(安定性やその他の損得についてはまだよく分かりません。)以下、sr221というのがSoftRAID 2.2.1のドライバを使った場合、ds181というのがDrive Setup 1.8.1のドライバ(v.8.1.4)を使った場合です。

FBST: Quantum Fireball ST 2100S
FBTM: Quantum Fireball TM 2100S
TrBz: Quantum Trailblazer 540S
2930U: Adaptec PowerDomaain 2930U
SCSI1: 7200 built-in SCSI bus
Norton System Info (driver dependency)
driveOverallRandom Read1K Read4K Read16K Read64K Read256K ReadRandom Write1K Write4K Write16K Write64K Write256K Write
FBST/2930U/sr221337232.42111457848518015801099.5414.9951131336323557
FBST/2930U/ds181236161.54711555494380158010100.8372.2991134635773625
TrBz/SCSI1/sr221234152.71447230628933474348876.2588.71711325734922848
TrBz/SCSI1/ds181198124.3545157331173476348581.8485.11432290934913493
FBTM/2930U/sr221202143.61417263826112726299170.2291.3959103026582629
FBTM/2930U/ds181145105.733290426162730296471.8201.0786101526552656

結構チガウでしょ。この様子だと、UnrealやUTの起動時間なんかが少し変わってくるかもしれませんが、7200だと起動しないし7300で検証する気力も無いのでそれは割愛します。

SoftRAID - RAID 0

さていよいよRAID 0を構築した場合の結果。7200/90 + PowerDomain 2930U, MacOS 8.1Jという環境です。

ST: Quantum Fireball ST 2100S
TM: Quantum Fireball TM 2100S
TB: Quantum Trailblazer 540S
_1: 7200 built-in SCSI bus (5MB/sec) に接続
_U: PowerDomain 2930 Ultra-SCSI bus (20MB/sec) に接続
Norton System Info (RAID'em or not)
driveOverallRandom Read1K Read4K Read16K Read64K Read256K ReadRandom Write1K Write4K Write16K Write64K Write256K Write
ST_U+TB_1310186.117133227374857766966104.2484.21726248445656891
ST_U+TM_U293174.51659308141036145607099.7363.11387203234975383
TM_U+TB_1259157.41465271428134607605588.8443.51690203650655261
ST_U+TM_U+TB_1307181.015542749365255478286113.3421.91563307262007721
ST_U+TM_U+TB_U305174.915132825375071317142107.4364.71364299574297143
FBST_U337232.42111457848518015801099.5414.9951131336323557
TrBz_1234152.71447230628933474348876.2588.71711325734922848
FBTM_U202143.61417263826112726299170.2291.3959103026582629

下の三つは単体での結果、比較用に再掲。組み方(繋ぎ方)にはもっといろいろあるのですが、全部やってみる程のものではなさそうなのでコレだけ。言ってしまうと、Fireball STという(これら三台の中では突出した高性能を持つ)ドライブをRAID 0に組み込むことによる速度的な利益はやや希薄です。速度差のあるドライブを組み合わせた場合、「平均」されたような速度になってしまいます。特に読み出しでは、単体で使う方が速い局面も少なくないようです。

それでも、RAIDを組む上で「非常識」なやり方をしてる割には(=全然identicalぢゃないドライブを組み合わせてる:同じドライブを複数台用意してやるべきです、最大限に高速化する為には。)結構な高速化が実現されててすげい、という見方も出来るやもしれません。特に、のろい二つを組み合わせた場合。Unreal/UTフォルダの複製等、もうちっと実際的なテストもしてみたかったのですが、Unreal/UTが動かない環境でフォルダの複製だけ試すってのも面倒だしTrailblazerなんて単体だと複製するだけの容量もないし滅滅滅、ということでやってません。

softwareでRAIDを実現するというのは、ちぃと曲芸的なことだと思います。私の場合は以前からやってみたくてしょうがなかったのでやってみてるんですが(やってみないと理解しにくいことも多そうだし)、今のところ「いろいろ学べることがあって面白い。」という状態です。いきなり常用環境に導入する前に、もう少し学んだり試したりした方がいいだろうと感じてます。(ホントは、バックアップの手間省きの為にRAID 1のmirroring環境を作りたいんですが。)

どれだけ高速化出来るかという問題からは少し離れますが、SoftRAIDによるRAID構築の自由度の高さは異様です。詳細は省きますけど、これで「0+1」が組めたらねこに金棒状態かもしれません。強烈なドライブを並べて鬼のような連続読み書き速度を得たいといった目的が無い場合、このソフトを使うことで生み出しうる最大の利益は「古くて細かいドライブ達を無造作に組み合わせ、それなりに速くてでかいvolumeを作り出せる」ということではなからうか、などと思ったりもしています。

まとめ?

一つちうい。G3 upgradedマシンでは、SoftRAIDドライバによる加速機能の安定動作が保証されていません。私は7300 + G3ですので該当してます。ちょっとだけ試した範囲では不具合は出ませんでしたが、バックアップの手間省きの為にRAID 1を組もうとしている身としては、検証/確認が現段階ではまだ不十分です。「もし問題が生じたら加速機能を切ってくれ」と開発元のwebサイト等に書いてありましたので、そうすればいいだけなのやもしれませんが。

も一つちうい。よせみて以降の機種では、striping volumeからの起動に問題があるそうです。現在Appleと共同で手を打たむとしてるところだとか。ということは、Gossamerまでの機種ではRAID 0のvolumeからも起動出来ます。私はまだ7200/MacOS 8.1Jでしか試してませんが、特に問題無いようです。SoftRAIDの入れる機能拡張類は、RAID 1のデータ保全監視用の「SoftRAID Monitor」だけで、RAID 0 volumeを作ってそれを使うには不要なものです。RAID 1 volumeも、問題が生じない限りはコレが無くても普通に使えます。(監視してないとmirroring RAIDを組む意味は希薄ですが、例えばshift起動したりCD-ROMから起動したりした場合にもちゃんとマウントされる、というこってす。)

「で、どこが逆襲なの。」
「うっ・・・」
「しかも、量子帝国(Quantum Empire)なんて出て来ないぢゃん。」
「・・・ぅ」

(2000.03.17-2000.03.18)


3.外見と中身

さて。上のRAID実験話と下の雑多ネタ列挙を書きつつもここに何を書くかいろいろ考えていたのですが、最近あまりUT関係で変わったことをやっていないのでどうしよう、と惑っています。add-onのDomination面で多少面白そうなのを見つけたし、CTF enhancedというModuleを入れてみてそれなりに楽しんだりもしたし、Titanさんらが出てくるDeCyberDuelについても結局まだちゃんと書いてないので、書くネタが無いわけでもないのですが、今一つ自分の中でのインパクトに欠けています。

CTFのHydro16で面内に好き勝手な武具類を招喚してBOTを15人出し、自分は指示を出すだけで勝つ遊びとか、Mutatorを落としてくるのが面倒なのでゲーム開始後に特定の武器を消滅させて限定された武器による闘技場に変えてしまったりとか、敵方にTamerlaneさん/味方にはArachneさんという面白い配役を得た時には如何にしてTamerlaneさんを封じるか工夫したりとか、かなり遊んでいることは確かなのですが。

不相変、UT的な夢も見ます。先日は、Darji16とCoretとRookを混ぜたような空間で、SAMさんと一緒にショッカーみたいな敵方と闘っていたら妙に色っぽい女のコが出てきてあんなことやこんなことを・・・因みに、SAMさんとはお会いしたことないです。その空間で彼がどういう姿をしていたのかは不明ですが、「とにかくそれはSAMさん。」ということになってました。謎ですけど、夢ですから。

いや、謎でもないですね。実際私はUnrealやUTの世界で多くの方々にお会いしていますが、いずれも彼らの生身の姿ではありません。けど、「とにかくそれはWAOさん」だったり、よこたさんだったりきしもとさんだったりおやじさんだったりまきさんだったりおがわさんだったりさやまさんだったりbakiさんだったりRaRさんだったりkazuさんだったりしてるわけです。生身の姿はどなたのそれも存ぜぬままに。

私の姿は、UnrealではGinaのT-yellow、UT demoではMalcom、UT retailだとOlgaということなのですが、生身の姿はGalleryにも沢山出てくるようにあんな状態です。もっとカッチョイイ姿になりたい、という願望をこれらのゲームで一部叶えようとしてるのやもしれません。(因みに、実際にはこすぷれシュミとか女装シュミはありません。アレは某に氏の陰謀です。もしあったとして、やったとしたら、間違いなくキモチわるすぎになります。)

自分の外見と中身。それらは深く繋がっていると同時に、体表面の形状というところは自分で好き勝手には選べません。ある意味ではそれは「押し付けられたもの」であって、自分はそれを受け入れるしかない状態だと言えます。それを多少でも自分好みに仕立てようとすれば、きんとれとか日焼けサロンとか化粧とか美容整形とか入れ墨とか拒食症とかいう手段/錯誤方法がいくつかあるのですが、それらの小細工でどうにか出来る部分はそれほど大きいとは言えないでしょう。

私は別に映画俳優として成功する為のニセきんにくシリコンを入れたすたろーんとかにんきえっちぃじょゆうになるために入れムネする女性とかのやり方を否定するものではありません。スポーツで、禁じられた薬物によってすーぱーさいや人化しようとするのはダメダメと思いますけど、そういうのを除けばそんなの本人の好きにすればいいと思います。ただ、個人的にはそういった手法で肉体を改変してしまった人の改変後の肉体形状にはあまり魅力を感じません。不自然だな、と感じてしまうから。勿論、人の魅力というものは肉体の形状だけで決まるものではありませんので、そういった肉体改変をしている人に魅力を感じることがあり得ない、ということでもないですけど。

その点、服装とかちょっとした化粧で自らを表現する、というのは肉体改変とは少し異なるように感じます。どちらも「見掛けを変える」ことには違いないのですが、服飾や化粧はあくまで「元の肉体形状を活かす」ための工夫だからかもしれないと思います。それを上手に出来る人を見るのは楽しいです。それら装飾はその人の精神的性質を反映したものとなっているので、「外(自分以外)に対する働きかけ=コミュニケーションの第一歩」でもあるでしょう。個人のweb siteというのは「その人の顔」たる側面を持つと思いますが、服装や化粧というのにもそれと共通の部分があるかと思います。乗ってるクルマや使ってる定期入れなんかもそうでしょうけど。

UnrealやUTで言うと、直接的にはもちろんSkinがそれに当たります。他に、戦闘流儀(動き方や好む武器等)にその人の性質が現れ、また、それらは自らの性向を表現するものにもなっています。例えば私と矛を交えたひとはご存知のように、Rj-chaosというヤツは「慎重」という語からは遠いところに居るようです。でも、pingの大きさやアナクロ的線の細さといった要因があるので、必ずしも素直なRjの表現にはなっていない部分があります。ちょっと残念。ネットワーク上で自由に自らを表現する為には、今のところまだいんふらすとらくちゅあの整備が足りてない状態、でしょうか。

私は、ひとと話をしたり遊んでもらったりするのが好きです。外への働きかけをしたりされたりするのが好きです。だからweb siteを作ってみたり、Unrealで対戦してみたり、e-mailを読んだり書いたりしてます。時々昔の知人に会ったり、旅先で知らんちんな人とうだむだ話をしたり、そういうのも好き。妙なことですが、日常的に接しているひとととはなかなかうだむだな接点を持つ機会が鰓麗奈刈田栗鼠る場合もあります。(あ、誤字。。。)

最近、「癒し」とかいう語が流行ってるそうですが、コレはどうも苦手です。あまりに閉鎖的/自己完結的な響きがするので。或いはそれは単に私が淋しがり屋だということを示しているに過ぎないのかもしれませんが。

・・・久々に少しまとまったうだむだ話をしてみました。如何でした?

(2000.03.28)


4.現状・・・

(以上2000.03.14-2000.03.28)


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