☆97’10月の日記☆

☆10月31日
ようやく、「スーパーロボット大戦F」終了。今週はやっとまとまった時間がとれたので、一気に終わらせたのだ(^^)。総ターン357。残資金1、112、890で完結編を待つという戦況だ。 あー、面白かった。次の同人誌はSRWF本で「RYUSE−F」ってのはどうだ!?(冗談^^;)

ところで、何人かの友達にネームを見てもらった所、「相変わらず”H”な設定、上手いですね」だの「少年の心のままで”中年のイヤらしさ”だけを身につけてしまった」だの、妙な感想が続出。 ぬう!こんなハズでは、、、(笑)? 
誰か! 誰か「巨悪の謎に迫る緊張感の中にも戦国武将のはかなさがそこはかとなく滲む」とかいう評価を!(<あるかい、ンなモン!!!)

話は飛ぶが、今回、ネームを見てもらった人のウチに必ずあったのが「COMIC-GON」(だったかな?^^;)とかいう本。私も本屋で表紙を見かけて、「また、なんか変な本が出てるな〜」とか思っていたのだが、中を見てみるとそこにはなんと!”ギレン総帥の演説の全文が!” おお、コレなら皆がこぞって買うのもやむなし、、、って、馬鹿な!ンな事あるかい(笑)! 
まあ、じっくり読んでみても何の本かよくわからなかったんだが、中に少年ジャンプの歴史と言うコーナーがあって、そこには妙に気になる折れ線グラフが、、、こ、コレはもしや、

ここ10年くらいのジャンプの順位表!?

コレは一大事!かくなるうえは我が愛すべき師父・今泉伸二が「空のキャンバス」でTOPを取った歴史を我が目で検証しなくては(^^;)、、、と見てると何か変? 何で「北斗」や「DB」の順位がこんなに変動してるのかしらん? で、ハッと気づく。

順位表ではなく、掲載順(笑)!?

いや、それでも大した資料だとは思うんだが(^^;)、ねえ。今でも掲載順=順位って思ってる人いるんだろうか?折れ線グラフには特に「コレ、掲載順ですよ」としっかり表記してなかった様だが。 さて、さらによく見ると同コーナーに我が愛すべき編集長のN氏までがコメントを。おお、さすが人格者!いいこと言ってる。「命」の打ち上げの時もこのコメントと同じ事をおっしゃって(敬語)たのだ。しかし、考えてみれば、ついこないだまでオイラこの人と一緒にスケベーな打ち合わせを繰り返してたんだよなぁ(^^;)。

さて、問題は今日の打ち合わせ。編集者がどう言うかが直接効いてくるからね。




☆10月26日
[お仕事の近況]
連載ネームの第一話がようやく大詰めに。しかし、担当以外の編集さんへのプレゼン用に絵をきっちり入れたバージョンを作成するが、絵を入れてみるとわかる意外な不具合が発覚(^^;)。でも、材料は出そろったと言うことで、いろんな人に見てもらって削るネタ等を洗い出していこうと言う方針を確認。(#特に中盤のダイエットが課題だろうな。ちなみに現行バージョン第一話は81pもある^^;)

いやーしかし、やっぱ絵を入れてみると自分のネームながら楽しいねぇ(^^)。今回、作中登場する「城」のデザインが我ながら格好良くできたとちょっと満足。質実剛健なシルエットに変化させたディテールが上手く馴染んでて良いかも。、、、にしても、断片的にネタばらししていくと、何の漫画なんだそりゃーって感じですが。(笑)

そんなわけで、担当者も他の編集の方に私のネームを見せるのですが、私も今週は知人の何人かにこのネームを見てもらってシェイプアップをはかる予定です。このページを見てる貴方の処にひょっこり現れるかも知れません。そん時はよろしくねん。




☆10月22日
今週のお言葉。何か最近、このページも近況と言うよりお言葉解説と化してきたような(^^;)。いや、小さな事を気にしても仕方ない。頑張ろう。大丈夫。(なにが?)

で、この科白は、アニメの科白ではなく、「スーパーロボット大戦F」というゲームのセリフです。Gガンダムの主人公”ドモン=カッシュ”がロンドベル隊のクルー(兜甲児だったっけか?)に「あんた、素手で機械獣が倒せるのに何でガンダムに乗ってんだ?」と聞かれ「何を言う、ガンダムに乗らねばガンダムファイトができんだろうが!」「ガンダムでやるからガンダムファイトなのか?」と言う会話の後に続くセリフです。 う〜む、元々この「お言葉」では新しいのはやめとこうとか考えてたんだけど、気に入ってしまったからしょうがない(笑)。

私は「ファーストガンダム」より「Gガン」が好きだったり、「元祖ゴジラ」より「ゴジラ対キングギドラ」の方が好きだったりする困った奴なのだが(笑)、(Gガンはともかくゴジキン>元祖は”変”だろうと俺も思う^^;)コレは単に私が「紛い物好き」なのではなく、これらの元祖をリアルタイムで見てない事に根があるのではないかと分析する。
つまり、評判が立つ前の「本放送」で熱中していた作品に於いて、妙に出来の良い”変な続編”が出た時に、それを認めるかどうかで出口の本性が知れるのではと考えるのだ(笑)。
そんなわけで「宇宙戦艦ヤマト」の変な続編出ないっすかねえ。あるいはスーパーロボット大戦に「ヤマト」参戦でも良い(笑)。

ところで、出口の次回作では主人公が”ある競技”を勝ち抜いていくという構造をとる予定である(ちょっと言い回しが微妙なのがミソ^^;)。私はソレを”人間がやるガンダムファイト”のようなイメージに出来たら面白いなと考えている処なのだ(笑)。

さて、最後にこんなレトリクはどうだろう。

「漫画を描くから漫画家だろう?」
「否!”まんがみたいな奴”が描くから”まんが”だ。」




☆10月20日
昨日はコミックレボリューションに参加しました。来てくれた方、ありがとう。RYUさん差し入れのえびせん美味しゅうございました(^^)。

コミレヴォ出口竜正3つのピンチ。
1、悪寒がして風邪がぶり返す。(家に帰ったら直った。)
2、途中で腹が減る。
3、赤松先生にネームの進捗状況を聞かれて、口ごもる(^^;)。

気になったお客さんは終わり際に買ってった”奥さんが出口竜正のファンだと言う人”。なんでも以前、出口の分厚いコピー同人誌を捨ててしまったために夫婦喧嘩したことがあるとか(笑)。ううっ、こんな俺のために夫婦喧嘩してくれる御家庭もあるのか(感涙)。ありがとう、これからは心を入れ替えて頑張るよ。
 #でも、ちょっと謎? その分厚いコピー誌って何だ?



☆10月15日
今週のお言葉、、、って、おい!気が付いたら1週間更新さぼってたのか>俺。
う〜ん、ごめん。風邪やら、ネームやら、スーパーロボット大戦Fやらでのう(いや、遊びは少しだけッス^^;)。
 #でも、まだ少し熱っぽい。なんなんだ今年の風邪は!?

で、「お言葉」ですが、コレは太平記で少年新田義貞が少年足利尊氏に言ったセリフで、「源氏の流れをくみながら、平氏である北条にすり寄る足利家はけしからん!源氏の誇りを忘れるなよ尊氏!」という意味を含んでいます。なかなかカッコイイ科白だったのですが、コレが出口の心に残っているのは単にカッコイイからだけではなかったりします(笑)。

大河ドラマ太平記放映当時、出口は現在とちがい某神保町の出版社(^^;)に持ち込みをする「ぺーぺー新人」だったのですが(頑張った甲斐あって今では立派な「ぺーぺー漫画家」になれました。仕事してませんが^^;)、その頃描いた刑事ものの反省会を担当編集者のH氏と神保町の中華料理屋でやったのです。ところで、そのH氏というのは業界でも超有名な「鬼」で通っているコワモテ編集者。もし、出口が週刊連載をやったならという話の流れの中で、こう言って出口を恫喝(^^;)したのです。

「おめえ、”○条”に勝てんのかよ?」

その当時、北○氏と言えば、執権として鎌倉幕府を牛耳る名家、、、もとい!あのジャッキーチェンまでもが映画にしちゃうくらいの世界的人気漫画家さんです。こんな私みたいな「ぺーぺー」にいきなりそんな巨大な壁を与えるなんて、、、
 #もっとも、その時の私には巨大な壁を与えられた衝撃よりも、そんな大作家をいきなり”呼び捨て”に出来ちゃう目の前の巨大な編集者(^^;)の威圧感に圧倒された衝撃の方が大きかったのですが(笑)。

後日、H氏担当の別の新人作家さん達とこう言い合った物です。

「北条は平氏。我らは源氏。」

その意味するところは、義貞が尊氏に言ったようなカッコイイ意味では決して無かったのは言うまでもありません(^^;)。
人間、なかなか格好良くはなれない物ですねぇ。(笑)

打ち合わせは金曜日!頑張るぞ。、、、これから(^^;)



☆10月8日
今週のお言葉は「地上最強の男 竜」から代表的な冒頭のセリフです。
この漫画、昔マガジンでやってたそうで、「命」のスタッフのk君がまんだらけで1万とか2万とかで買ってきたのを見せてもらったのだが、「この変な漫画好きの出口がこんな変な漫画を知らなかったとは不覚の極み!」と唸った程の怪作だ(^^;)。
 #でもホントは「竜」は”変な漫画界(なにそれ^^;)”では金字塔的メジャー作品でつい最近朱色のカバーで復刻されて、大枚はたいたk君を失意のどん底にたたき込んだ程だ。(笑) ちなみに私の好きな「アニマル球場」は”変な漫画界”でもマイナーな様だ。
肝心のストーリーは竜とイエス=キリストとの血みどろの戦い、そして竜にめがけて発射される全世界の水爆ミサイル!はたして地球の運命は〜!?と、カラテ漫画の常識をはるかに越えてしまっている。
紹介した「お言葉」は「武器はもたない、カラテだ!」と言う豪快な省略が作風にマッチして小気味よい名セリフと言うべきだろう(^^;)。
角川から出てる復刻版は980円。興味のある人はどうぞ。

風邪で熱がひかんので、打ち合わせを来週頭に延ばしてもらうことに。つ、つらい〜(泣)。



☆10月6日
大阪の「そうさく畑」に行って来ました。
私自身は風邪をひいて体調がすぐれぬ状態だったのですが、またいろんな人に会えて楽しかったです。来てくれた皆様ありがとうございました。
その中でも、出口が昔出した個人誌「厳流島秘帳」を憶えてるという人が2人もいたのには驚きました(^^;)。だってあれはたしか、ひとまわり前の牛年に出した本だったはず、、、(^^;;;;;)。 ぬう!さすが大阪。時間の流れが止まっとる様だぞ、中之島公会堂!!!(笑) 30部くらいしか外販してない本(制作に手間がかかりすぎて50部くらいしか作れなかったのだ)なので持ってる人は大事にしてね。
あと、飾ってある「命」の絵を見た女の子が「ファンの方ですか?」と聞いてきたのも楽しい思い出だ(笑)。

しかし、ホントに風邪で体調は最悪だ。今週の打ち合わせ大ピンチッス(とほほ)。



☆10月1日
あ〜あ、阪神弱えぇな、、、じゃなくて、今週のお言葉ッス(笑)。
これは、原哲夫先生の漫画、漫画「花の慶次」で慶次が刺客に対して大見栄を切るセリフです。

「オマエもそこそこ鍛錬を積んできたようだが、この俺には勝てん。何故なら俺は生まれつき虎のように強かったからよ。」と言う意味ですが、この、身も蓋もない言いっぷりが、ちょうど出口が今泉伸二先生の「チェンジUP」のお手伝いをしてる頃にスタッフの間でウケてたのです(笑)。

ところで、「花の慶次」実は出口も最初のほう手伝ってます(^^)。
前田利家の正室、お松の方が拝んでる仏像(多分1巻)は私が描きました。


☆最近の近況に戻る☆

☆この前の月の日記を読む☆

TOP /NEW!/ 自己紹介 / 命〜紅の守護神 / 図書館 / 近況 / リンク