かつて我々の前に見せた勇姿、あの、全力で列車をエスコートしていた姿も、今は昔。しかし、その峠越えの記憶を確かに持つ「峠守」達が、その縁の地に留まり、自らをして峠の語りべとなった。 この鉄道の廃止が「悲劇」だったのか、私には判らない。判らないながらもしかし、とにかくこれからもこの地を見届けて行こうという決心を、いつしかしていたように思う。 |
![]() |
これから新たな「横軽」が、創られていく。創るのは・・・・・・・あの最後の秋の喧騒が結局一体「何」だったのか、その答えがこれから導き出されていくような、気もする・・・。 |