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2001/7/3(火)
2001/7/2(月)
今度は空港ターミナルから撮ろうと考えたのだが、出遅れたので離陸は諦め、返しだけのつもりで羽田に乗り込む。ビルの中を進みながら情報と取ると
・・・・・なぬ欠航とな? 大島行きの情報を取ると、これも欠航とだけ出てきた。引き返したのか、ハナから飛ばなかったのかは不明。
ダッシュエイトの定期便はちゃんと飛んでたから、やはり機体にトラブルか・・・?
◆
とりあえず屋上には上がって、今日飛ぶ筈だった機体を遠く眺める・・・。おっと、ひまわりのダッシュエイトと並んでいるではないか。
やがて寒椿のダッシュエイトが戻ってきて、3機並び。んー・・・・整備場方向を望むと、今日もそこにYSがいつものの、その向きが変わっている。
ただ置いているわけではないらしい。
◆
でこの屋上も、保安云々で開放する時間が短くなった。初日の出も駄目らしい。伊丹以上にドサクサじゃねえかと邪推。
ごみ箱も消えた。飲み物買ってから気付く。どうすんだよこれ。
◆
その後モノレールで移動。いつものように整備場駅を出てすぐの海保のところでYSが見えないかと見ていると、おっと海保じゃなくてANKのYS。
向こうから見えていたのはここだったのか! 写真に撮ろうかというところで、対向列車に遮られた。くそ。
大阪から帰るなり、寝不足なまま今度は大島臨時便。まずはとつばさ公園からテレコンかまして1000mmで逆光狙い。風向きは北、こっちへ向って来る。
YSの小ささには苦しいものがありつつ、離陸シーンをとにかく撮る。これを見送り、整備場の方など見ていると、ANKの別のYSが1機。むむ。
◆
iモードでちらちら情報を取りつつ、時間を潰して返しを待つ。そろそろという時にまた1000mmを据えて、覗く。圧縮効果で、
着陸へ向けて連なってくるジャンボだの何だのが、編隊飛行してるように見える。そんな中最後尾にいると思ったのがいきなり着陸灯を点けた。
なんだYSではないか。小さいから手前にいるように見えなかった(笑)。これの降りてくるところを、ぱちり。
また朝一に伊丹の北の橋から、誘導灯がらみで正面狙い。次に滑走路北端で、とここまでは機材だけ変えて昨日と同じ。少し早めに、ターミナルで撮ろうと移動。
◆
伊丹といえば、屋上のデッキだけでなくあの桟橋みたいなトコにも入れるのが良かったのだが、行ってみるとこれが、保安の都合云々で立入禁止。結局屋上へ行くハメに。
しかしま、例のテロ以降色々と厳しくなっているのは当然の成り行きとしても、結構ドサクサに抜ける手は抜いてしまえという部分もあるんじゃなかろかと邪推。
閉鎖にすればガードマンも立たせずに済み経費が浮くのである。それはともかく、屋上でちびちび撮って終了。午後は毎年恒例の、梅小路で鉄。
朝一に伊丹の北の橋から、誘導灯がらみで正面狙い。昨年もやったアングルなれど、もうちょい詰めてみようと撮り直し。今回新しいレンズを用意してきたので、
ちょっとは撮れてるような気分。次に滑走路北端の公園と墓地のあたりから、生録など交えてぱちぱち。前にもやったようなのばっかり・・・・・新しいレンズのテストと化す。
にしても陽気が良くて、昨年と大違い、寒いどころか汗ばむほど。カイロの出番無し。ときに、クルマを止めてじっとしている人達が気になる。むせんくん、であろうか。
カメラ持って彼らの横を行ったり来たりしていると、一人で何やってんだろという気分になる・・・。
◆
南へ移動、ターミナルを通過して、滑走路をトンネルで潜って、逆サイの滑走路沿いの道で流し撮りなどやってみる。そこからロケハンを兼ねて、
長い方・・・32L南端を回り込みながら昨日の場所を目指す。途中、滑走路沿いの墓地を発見。カメラ持った人が何人か。ナルホド。さらに歩いて32L南端。
撮影ガイドにもあったけれど、こんなギリギリな場所とは知らず。丘珠で「前輪で蹴飛ばされそうな」思いをしたが、間合いがある分相手もでかいので、
こっちの迫力もなかなか。YSばかりと言わずこちらも訪れたい。
◆
ようやっと、32Rの南端に着く。あまり時間が無い。生録セットを展開、夕焼けのグラデーション狙いで、今日は重装備だから一眼レフを2台引っ張り出し、
それぞれ超望遠と魚眼を着ける。周りの垣根だの町工場だのは、シルエットになるからこの際お構いなし。魚眼の中では、空のグラデーションの縁取りに過ぎなくなる。
◆
来た道をまた戻る。32L南端を通過する際にあらためて見た看板、排ガスが身体に悪いからこの付近に立ち止まるな、といった趣旨。むむむ。特に離陸のことか。
真下から見てやろうと1便だけ待ってみる。もう暗かったが、覆い被さってくるその迫力ったら無い。ふうっ、と風が吹いて、少し置いて温かいものが来る。
なんというか、ヒコーキの「野生」といったものに触れた心地。おっと、余韻に浸っててはいられぬ。先を急がねば。滑走路の逆サイに回り、昼間に発見した墓地へ。
ここで生録しようかという魂胆である。辺りはすっかり暗闇、墓地ではなかったが碓氷峠で暗闇の中独り待ってたりするうちに、そのへん平気になってしまった。
むしろ、人の気配の方が怖い・・・。ともあれそこで、録れたんだか録れなかったんだかの生録で日程終了・・・・・生録するにはローカル空港に限ると再認識。
JR伊丹駅へ歩いたらこれが遠い・・・・・それでも最寄。
大阪へやって来た。当初朝から撮りまくるつもりだったのだが予定が狂い、撮らないつもりでいたのだが時間が出来たので、結局夕方近くに伊丹へ。
1年ぶり。32R南端ヘ回り、夕焼けのグラデーションを広角でぱちり。街歩き主体だったので、カメラは重装備一眼レフではなく軽量なレンジファインダー機。
超望遠など望むべくも無いが、軽装で気安い分、かえってしみじみ楽しめた気も。伊丹なら、そんな調子で良いように思えた。
や氏より、松山だったかでレストランになってたYSの部品が売りに出ているとの報。オープン間もなく火事出して、結局再建を諦めたらしい。あまりに早い幕引き。
きっと行こうと思っていたのだが・・・・・この機体も、色々と手を尽くしてようやくここに据えられたのであろうに・・・・・
どんな事情かどんな経緯かまるで知らないけれど、残念。手入れが続かず挙句解体された鉄道車両や他のモノ達のことが、ふと頭を過る。
告知ページを覗くと、好きな所から持って行けといった風、半ばヤケクソのような。誘惑も無くは無いが(汗)、なんだか泣けてきた。
「のりもの倶楽部」所望。ほんのちらとYS。RM誌の「今なお現役」かいなという特集は先の「ラピタ」のそれとも幾分通ずるものあり。むしろYS以外の記事にをかし。
CD屋で妙なCDをジャケ買いしたついでに、表紙がGLAYのアレな小冊子が目に入ったので貰う。A5版程度、ポスターと比べ情報量こそ少ないが、
手元にあれば気兼ねも要らぬ。九分九厘成田と思うのだが確認したい部分もいくらか。そのうちあらためて、こいつ片手に現場検証でも・・・・・なんだかな。
ネタ的にいい加減厳しかろうな「プロX」は再放送シリーズな今日この頃、今宵は海保YS樺太侵攻作戦編(をゐ)である。本放送ではYS編が2週続いた次だったので、
なにげに3週連続かい、的な。あの時は予期していなかったので録画などしておらず、さりとてあとでDVD買うほどのアレでもないなー、ととりあえずエアチェック。
比較的最近の出来事ということもあり、再現映像ではなくリアルタイムなビデオ記録がそのまま流れる。あの音、ちらと映る姿、コクピットの緊張したやりとり
・・・・・本題と関係無いところでウハウハというのも、我ながら如何なものか。後に海保のパイロットがコンスタンチン君にプレゼントした模型のYS、
1/100くらいか? いやいや1/72か? 手渡したそばからガシガシと・・・・・その後の消息が気になる。
「ラピタ」の巻頭特集が、‘72年即ち30年前のモノ関連。ぺらりと捲ると、出た出たYS。文中より昨今の煽りモードを窺う。
読み進むと、プロペラの真横の3列目がお勧めとあった。あの場所は音と振動が物凄くて、プロペラに弾かれた水滴(?)が当たってちょっとおっかないのだが。
アトラクション的に考えるなら悪くなさげと思うものの、やはり、窓が1つ塞がってるのが難か。残りの1つしかない窓を、やや前屈みになって覗き込むしかない。
窓側がそんな調子でいつまでもウハウハしていると、通路側にいては最早絶望的である。初めて大島へ飛んだ帰り、悪いことをしたと思う。(ぉ
阿佐ヶ谷方面から1/200ダイキャストYS入荷の報DM。タッチの差で遅かった。ま、お次はモヒカンがあるし・・・。
箱見たらJTAに、空自の飛行点検隊なんてのも。
◆
「日本の名機YS−11」の、Vol.1の方も発見、確保。散財の連続・・・。こっちは羽田から伊丹へ至るフェリーのドキュメンタリー。
映像的にあんまり芸が無い気もしつつ、しかしこのコクピットという「現場」がそのまま、というのが実は結構重要であったり。機長と副操縦士のやりとり、
管制とのやりとり。「台風飛行」に収録の音声もなかなか緊迫していた(余計な演出さえ無ければ・・・)けれど、視覚はイマジネーションの中だった。
◆
気流の乱れで、おっ来た来たっ、とばかりに操縦桿をぐいぐい操る機長。そうしながら副操縦士に高度変更の要求を指示、雲やデータを見ながら2人で、
次の作戦を練る・・・・・ほぼ回しっぱなしのようなこの映像記録、淡々と、コクピットの「空気」をも描く。何故だかどこか長閑で、しかし頼もしい。
己が機中の人となった折に、あの扉の向こうにいた人達のことを想う。
待ちに待つ、1/200ダイキャストのYS。たしか8月と言ってたのが「エアライン」の特集号の広告では10月に、それが今や11月も終わろうかというに、
発売の知らせ無く・・・・・な中、新宿のさくらやで唐突に発見。阿佐ヶ谷方面で買おうと思っていたのだけど、目の前に現れられてはたまらない。
ここも割引く&さーらーにポイント付くので、迷う理由も無し。しかし応対した店員氏、用件を聞くなりモデルガン方面へ歩き出して、一体何を出してくるつもりだったのか?
◆
JA8735、トリトン・ブルー。予告の試作品の写真では、鼻先の黒い部分の塗り分けが良くないのか、どうも間延びしていけなかったのだが、
そのへんはちゃんと改善。1/100のはややラフながら気に入っているけど、机に顔寄せて眺める、精巧な1/200、このタイト感がまた、しみじみ。
◆
箱を開けた時、プロペラがいくつも少し曲がってた。中国製・・・・・製作時だか梱包時だか、雑な仕事である。金属製なので指でじわじわと修正。
実物見てて、プロペラの白と青の塗り分けが逆になっているのがあるのを前に発見したのだが、あれは何かの意味ありや? んでこの模型でも、
しっかりと再現(?)。はて。でま、吹くと回る。第1エンジン始動、きゅぉぉぉぉぶぃぃぃぃぃん、第2エンジン・・・・・ちと貧血。
「日本の名機YS−11」なるDVDを発見。TBSが作ってポニーキャニオンで販売・・・・・ボーダー・レスか。
2巻あるうちのVol.2だけしか無かったが、所望。パッケージを見ると、国内旅客のYSの先が見えたこの時期を、意識しまくりな風。値段も足元見価格風
・・・・・けっ、と言いつつ買わずにおけない悲しい性。YSの全検・・・・・とは鉄用語か。重整備のドキュメンタリーというか、解説というか。
しかし貴重な記録には違いなかろう。前に見たロクイチ(国鉄電気機関車EF58 61)の全検の模様も結構しみじみだったが、なるほどこちらも、
なかなか。あ、鉄道車両みたく焼き切ったり溶接したり、しないんだ・・・・・そらそーか。整備されるはANKのJA8772。おっと、
2回くらい乗った機体ではないか。感情移入もするというものである。隣に777、片翼がYSの全幅分くらいあって、でかいでかい。
時折ターボプロップらしき音が聞こえる。ここは伊丹、ははーん、JACのSAABかYSか。ベテラン作業員達は心なしか、嬉しそうに仕事に当たっている。
こんな人達の愛情や誇りが、歳月の中を飛び続けさせているのである。ああ・・・・・しみじみ。
GLAYのアルバムのTV−CMを見る。カメラアングルが移動する様を見ながら、やっぱりロケだろうかと。擬装(笑)も意外と簡単な手法なのかもしれず、
それに片面だけで良いのだし・・・・・これは成田が濃厚か? 「冬物語」のこともあるし。
◆
あらためてCD屋でポスターを見る。よく見るとタラップがどうも、いつもの成田のソレと違ってる・・・・・これくらいは容易いとして、
では「冬物語」のとも違うのか、と思いあらためて吟味すると、こっち、普段のタラップに板切れをくっつけただけのように、見えてきた。
手すりがあまりにもクリソツで・・・・・うーむ、なーにやってんだろ己は。
「プロX」のDVDが出てたので、YS編他を所望。2週に跨ったとはいえ、1枚に纏めりゃ良いのにと思うのだが・・・・・。特典映像とあるので、
オンエアされなかった分かと期待するも、主題歌のプロモ他であった。でも、染みた・・・。本編はまた、あらためて見るとして。
◆
JACの壁紙カレンダーをDL。
またまたや氏より通報。なんでもGLAYの今度のアルバムの表紙に、YSがバッチリとのこと。なになにと早速GLAYのページを見てみたり。
あん?・・・・・ナルホド。なんか色々弄くられまくってるようである。もしやまた成田の試作機では、とや氏。うーむたーしかに、
ドアなんか超初期型のソレだし、背中に張ってるアンテナなんかもソレっぽく・・・・・成田の試作機以外に、このタイプは現存しているのか。
いたとしてホンのの2、3機ではないのか・・・・・。問題のロケーション、仮に成田のソレとしても、プロペラの位置が45°違ってる・・・・・
下で押さえてた柵みたいなモン、引っこ抜いたんだろか? たーだ、全体的に画像として結構弄くり回した風なので、成田で実機をそのままちゃちゃっと撮って、
ゆっくりカチカチ料理した、という可能性だってある。そういやタラップのおねーちゃんが、みょぉ〜に小さいんだが(苦笑)。続きはCD屋で吟味か
・・・・・と、ポスター発見。観察するも手掛かりは掴めづ。うーむ。いー加減ヘンな客っぽいので退散・・・・・う、すぐ隣がモー娘。のポスターだったか(汗)。
昨日だか、JACのYSと小型機とのニアミスがあったらしい。NHKのニュースのページ見てたらそんなのがあったので、クリック。
ビデオファイルも開けられるので再生してみると、現場は兵庫県上空で云々と原稿を読む声をバックに、映像は現場の地図から夜の鹿児島空港に佇むYSに切り替わる。
当該機なのだろうか。小さくてレジ見えづ。アングル的には、エプロンを同じ高さの場所から、金網越しで撮ってる感じ。もしや外からこんなウハウハ見えるんだろか?、
とみょーなとこばっか気にする。しかし相手が小型機では、TCAS以前の問題か・・・。
風邪でダウンしつつ、「ぼく管2」へのチャレンジは続く(笑)。要領が呑み込めて来たところで、終盤近くにANK大島行登場。
他の飛行機の世話をしながら見やると、やっぱりあのエプロンにいたYS。をを。こっち(タワー)を向いて指示を待ってた。
流石に、ひゅるんひゅるんとプロペラが回り出すような細かい芸は無いものの、音がなにげにリアル。後ろ向くと音が変わるあたり、もう、うるうる。
早く飛ばしたいので(笑)RWは16R。そして離陸・・・・・他の管制は片付けたので、あとはこれをたっぷり眺められる・・・・・ぶぉーん・・・・・
と、ここで画面が変わりステージクリア。ちぇっ。
◆
いかに早くYSを出させるか、が今後のポイントか・・・・・さて次のステージをちょっと覗くつもりで始めると、初っ端にANK三宅島行。ほ?
しかしエプロンにYSはおらづ。よくよく見ればこの三宅島行、B−737とな。なぬ!?
「ぼく管2」のドライバ設定を変えると、あっさり動いた。なんだかな。さてさて・・・・・いたいた、いつものスポット。
他の機のタキシングで、わざとその前を通らせる。うーん。こいつの飛ぶところが見たいのだが・・・・・画面に見とれてゲームオーバー。
「ぼく管2」インストール。取説見ると、海保だけでなくANKのYSも目に止まった。大手エアラインからOKが出てると、
自動的に子会社もそれに含まれるのであろーか? ダッシュエイトはどうした? ・・・とにかくまずはその、飛んでる姿を拝むべく、起動。
かち、かち、かち、と・・・・・ありゃ、エラーが出る。システムは入れ直したばかりである。アップデートも施してある。
ハード的にはちょい前のVAIO最速モデルである。何の不満があろうや? 取説を読んでもそれと思しき記述無し。
うーむ・・・・・どうも開発者向けのようなダイアログが決まった所で出るので、これを手掛かりに問い合わせるしか、あるまい。
遊べないのでは仕方が無い。海保&ANKのYSも、しばしお預け。とほほ。
ANA系のページを見てて、年末年始にまたまた、大島線YSアンコールがあることを発見。うーん。
◆
「ぼくは航空管制官2」所望。取説に海保の広告。をを。
読売のサイトに、成田空港2本目の暫定滑走路が明日完成という記事。見ると国土交通省のYSが検査で航過している写真。んー。
「本社ヘリから」とあるソレ、思いっきりYSを見下ろしているんだけど・・・・・んー。検査はしばらく続くようで、現場で見てみたい気も。
あれっきりTV−CMを見ていないのだが、サッポロビールのページなんぞを覗く。あったあった「冬物語」、面白いのかどうか今ひとつよく判らないんだが
・・・・・はともかく、彼は「サッポロビール国の親善大使」らしい。たーだの雪だるまではなかったのである。「政府専用機ビヤホール・ワン」とある。
あのYS試作機は政府専用機だったのである。うーむ・・・・・そういえば・・・・・実際、輸出されたYSには、エアライン以外に政府向けというのもあったハズ。
軍隊の輸送機とかかもしれないが、フィリピンあたり、大統領専用機とか無かったか? 大統領専用機・・・・・だったとして、採用されることより、
採用する方がスゴイような。ああ、島々の小さい空港を巡るには、これ位が丁度良かったか。
JACのページから、11月の壁紙をDL。
また行くのである。期限が明日までの「鉄道の日乗り放題きっぷ」が残っているのである。片道6時間、現場1時間・・・・・はふ。
ともかくまたまた電車を乗り継ぎ、広丘駅に降り立つ。滑走路の端からフェンスを抜けそうな気もしたので、今日は脚立と5kgの三脚を持参。
カメラもドラ付のが1台増えた。重い・・・・・駅を出てしばらく、iモードで発着情報を取る。到着予定が定時より20分も早い。
昨日も12、3分早かったのだが、今日は歩くペースも上がらないだろうし、なんというか、ゲームで1面クリアして難易度が上がったような。
◆
それでもまあまあ早く、現着。早速脚立に乗ってみるも、残念、金網は抜けたがその上の有刺鉄線がかかる。折角だしと、
絞り開放で誤魔化すことにする。絞り込んでピントのマージンを設けたかったのだが・・・。
昨日の快晴とは打って変わって、曇り空。最初は薄日が差していたのが、どんよりとしてきた。
◆
風向き的にも、昨日と同じく36の進入のハズである。そのつもりで待っていると、滑走路付近のトンビを追い払いに、クルマがやって来た。
しきりにクラクションを鳴らす。この手間で、お目当てのYSの進入も、18に変更になってしまった・・・・・はあ。やがて滑走路のはるか向うに、
着陸灯が見えた。遠い。うう、遠い。500mmに1.4倍のテレコンを着けてみても、やはり遠い。画質的に開放にしたくはないのだが、
有刺鉄線がハッキリするのも困る・・・・・ジレンマ。そして着陸、こっちまで来て転回するかと思いきや、そのままひょい、
とターミナルの方へ曲がってしまった。ちぇっ。
◆
脚立に座ってしばらくぼーっとする。再びエンジン始動。今度は36で離陸である。タキシングを開始し、滑走路ヘ出てきて、
こっちへ向くところを狙っていると、ふいっ、と向うへ向いてしまった。れれれっ? 目を点にしていると、蜜蜂ダンスのように切り返し、
くるっと回ってこっちへ向いた。なんだ、やっぱ間違えてやんの。
◆
南端まで来て、向きを変えるYS。スロットルを開き、滑走路を駆けて行く・・・・・もう、私が松本空港へ来ることは、無いかもしれぬ。
もう再々就航などあり得なさそうだが、引退した機体が保存展示でもされたら、話は別か・・・・・浮かび上がったYSは、まっすぐ雲の中へ消え入った。
◆
さて、例の「冬物語」のTV−CMを見た。いきなし試作1号機である。背後のあの建物からして、モロに成田の博物館のソレである。タラップは別モノか。
普段のものでは、雪だるまを突き落とす人が見えてしまうだろう(笑)。タラップだけのカットは別撮りのように見える。「冬物語」買って成田へ行くか(笑)。
「鉄道の日記念乗り放題きっぷ」で、松本へ行くことにする。鈍行しか乗れないが、思いっきり元が取れるのである。今は飛行機の方に割引のチャンスが無いと思い、
乗ることは考えて無かったのだが、昨日になって「月曜/火曜ウルトラ特割」の存在に気付く。「鉄道の日〜」が22日まで。うむむ機を得たりと思うも、
発売日から5日間限定と。万事休す。情報を制することが肝要と、またまた思い知る。
◆
さて早起きして中央線の電車に乗り込む。電車のダイヤは4月の時と変わっていなかったのだが、確認すると肝心の飛行機の方が、30分ほど繰り上がっていた。
マズい。今回は空港ターミナルではなく、滑走路南端から狙ってみようと思ったのだが、これではマズい。移動時間が無い。飛行機には早着が珍しくない。余裕が欲しい。
あらためて周辺の地理を調べてみる。滑走路南端へは、松本からバスに乗ってターミナルから歩くより、手前の広丘から直接歩いた方が遥かに早いことが判明。
歩く距離もせいぜい3kmと見られた。近い近い。さーらーに、帰りも1本早い電車に乗れる。しかも高尾直通、到着も1時間半くらい早い。これだ。
◆
車内では半分寝てたので、これといって退屈でも無し。広丘で降りて、歩き出す。およそ40分ほどで、滑走路南端の公園に着く。楽勝である。にしてもここ、
なかなか良いロケーションではないか! さすがに遠くの山に雪はまだ無いが、広〜い原っぱの上を飛行機がかすめ、向うの滑走路へ降りて行く・・・・・。
丘珠ほどの、思わず伏せるようなギリギリ感は無いものの、なかなか良い塩梅である。天気は快晴、風も北寄り、進入は36。よしよし。
◆
もし真下からぐおーんと撮れそうだったら、と思い今回、魚眼レンズを持って来た。7月の丘珠での後悔を、ここで晴らせないかと思ったのである。
しかし伏せるほどのギリギリ感は、ちょっと難しそう・・・・・実際、本番で試してみたが、やっぱり高度が高かったように思う。
逆光の中、霞む稜線をバックに着陸灯を点けたシルエット。くう、もっと長いのが欲しい・・・・・これ撮ってすかさず魚眼に持ち替え。忙しい。
◆
離陸は滑走路横から狙おうと思った。4月にターミナルからチェックしてた、「WELCOME TO NAGANO」とか書いてある斜面の辺りが良いだろう。
有り難いことに滑走路よりちょっと高く、フェンスを抜いて撮れる。エプロンのYSを見ていると、歩いてくるお客らしき人は・・・・・本当に疎らに見えた。
廃止も止む無しか。やがてプロペラが回りだし、くるりと向きを変え、滑走路に出る。目の前を通過し、南端で転回、意を決してフル加速に入る・・・・・ぶいーん・・・・・
目の前を過ぎた辺りで頭を上げた刹那、ふわっ、と舞い上がる・・・・・とても日常的なことなのだろうけど、逢う度にソソる瞬間である。
◆
真っ直ぐ、真っ直ぐ、白い機体は青い青い空へ駆け上がって行く。余韻に浸りながら、これを見送る。もういいかと思ったところで、機体が右へ振れた。
ずーっと大回りをして、北西の方から再び真上を航過。天頂の群青色に、翼の白と日の丸が映える。最後にキラリと輝いて見せてから、大阪へと飛び去った。
◆
さて、や氏より情報。今シーズンの「冬物語」のCMに、YSの試作1号機と思しき機体が出てくる由。雪だるまが転げ落ちる? どおゆう脈絡なんだか。
プロペラが届く。箱を開け、プチプチシートを剥がし・・・・・むむむ、ずっしりとしたそれが、出てきた。はうぅ、これがYSのプロペラかぁ。
どの機体に付いて、どこを飛んできたのかは判らないけれど、ともかくこれが空気を掻き、機体を前進させていたのである。びーん、という音が聞こえてきそうではないか。
届いたのは比較的内側の方らしく、ラバーブーツ付であった。どの辺りから切ったものかは選べないとのことだったので、これの有無は考えないことにしていたのだけれど、
ついていればやはり、ちと嬉しい。触るとビニールテープのような感触。ふむ。
◆
全体的に、手作り風味。指紋がベタベタ付いてるのには閉口した。台座は画材屋さんで調達したのだろうか。ニスなのだと思うが、埃にロクに気遣わずに塗ったらしい。
ぷちぷちと着いてる。こんなのだったら自分で作ろうか、と思えるほどだったが、整備関係の人が片手間に造ったのだろうか? 不器用と思えば、
やっつけ仕事と思うより幾分かマシか。値段も・・・まあいい。しかしそんなことはさておき、飛行の記憶を宿しているであろう、プロペラなのである。しみじみ。
大島線のアンコール最終日。朝の便は間に合わなかったので、昼の着陸から狙う。風向きは北かと思ったのに、見事に16L進入になっている。電車で羽田へ来て、
ターミナルから狙うつもりだったのだが、仕方が無いので流通センターから歩いて、城南島の橋から狙うことにする。途中天空橋で国土交通省航空局のYSをパチリ。
こないだ撮ったのがピンボケだったのである。金網がレンズの前枠に当たってズレてたらしい・・・不覚。
◆
流通センターから歩いて20分ほど。もっとかかると思っていた。幸い風向きも変わっていない。西日には早過ぎたが、16L進入のターンを追う。
絵的には、特に何も無し・・・。また流通センターへ戻り、天空橋へ戻り、845便の離陸を金網越しに。やっぱり撮り難く。
ここへもっと足を運んで来るんだったと今更の後悔。
◆
846便の着陸をどうしようか・・・・・機材もフィルムも足りないので、ダッシュで家に帰ることに。最終日だからという強迫観念。
22進入に切り替わっても対応出来るよう、今度はクルマで出ることにする。すっ飛ばして再び城南島。道中無線をモニターするも、
クルマのノイズでよく聞き取れず、それでも16L進入の飛行機が見えたので、22に変わってくれるなと祈りながら現場着。カメラを引っ掴み、
立ち位置へ向かう。飛行機が途絶えた。またいやーな予感。次の進入の、16Lか22かを見分けてやろうと、遠く目を凝らすも機影は見えず。
動こうか、留まろうか・・・・・何度と無く、「羽田トラップ」に引っ掛かった身としては、この時間がとても長い。
◆
ええいままよ、22に変わったらア変わったでそれも縁だ、と腹くくって待っていると、見覚えのある小さな機影が、見えた。ぐーっと回り込んでくる。
よしそのまま、そのまま、向き変えるなよ・・・・・22ではないらしい。よし! 今や懐かしいプロペラ音を響かせて、小さな機体はゆったりと旋回をして、
羽田の島へ沈んで行った。手応えはイマイチだったけれど、なんだか染みた。姿が見えなくなって、クルマの方へ歩き出すと、逆推進をかける音が風に乗ってきた・・・。
ネットを徘徊してて、YSのプロペラの羽根の輪切りを見つける。JAS系で楽天市場に出しているモノであった。以前、
ANA系の業者が出しているモノをや氏より教わったことがあった。けれどもそれは、時計を埋め込んだりと妙な加工が施され、しかもそのセンスが「?」、
価格的にも、懐具合に見合うものではなかった・・・・・好みだから仕方が無い。
◆
理想を言うと、ガラクタ同然のままのが良いのである。そこに付いた汚れや傷というのは、その物品が機能していた頃の「記憶」なのだから。
新品同様にまで仕上られてしまうともうそれは、ただの文鎮・・・。こういう部品は言わばその主の「形見」のようなもの。切り刻まれながらも、
語りかけて来るようなモノが良い。けれども好きなモノを好きな状態で好きなように手に入れられないのが現実。どこかで妥協をせねばならぬ。
◆
さて今度のソレ、輪切りにした物をそのまま台座に載せた、至ってシンプルな物である。多少表面加工が施されている由なれど、生々しさは残されているようにも
・・・・・値段も前述のアレの半分くらいだし・・・・・カチ、カチ、カタカタカタ、カタカタ・・・カチ。残数1減(汗)。
大島線の、再びのアンコールである。用事の合間を縫うようにして、846便だけ撮ろうと羽田へ向かう。モノレールから風向きをチェック。
16L進入を期待していたのだが、どうやら34Lのようである。雨が降りそうな中、青く沈んだ光景の城南島を考えていたが、仕方が無いのでターミナルへ。
34Lでは所要時間が多少短くなる筈、急がなくてはならない。
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現着の時点で既に雨模様。カメラを用意して、軒先で雨宿り。iモードで到着時刻をチェック。ギリギリに飛び出せば良いだろうとタイミングを測る。
そろそろ、というところで出て行って、構えると着陸灯が見えてた。いきなしYS。むむむ、もっと霞んだ感じで撮りたかったのだが遅かった。
既に機影がくっきり。着地後を追ってみるも、追うのがやっとで手応えは・・・・・着陸灯が濡れた路面に反射していたのだが。
JACのページから、10月の壁紙をDL。くう、赤と緑のTDAカラーではないか。これが結構好きなのである。
空の日月間ということで、イベントが集中・・・・・のハズであった。「同時多発イベント」などと、特に鉄道の日月間の方でそう呼んでたものだったが、
あまりの出来事の前に、もうそんな呼び方など出来ないカンジである・・・・・。もう、国鉄が民営化へ動いていた頃のあの朝に起こった、
そして学校が休みになった(笑)アレの方を先に思い浮かべる者など、いないであろう。誤解のモトである。
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羽田空港のイベントは中止と情報を得たものの、航空保安大の方は、何をやるのかそもそも知らないんだけど、すぐ裏手にはYSが見えるハズと、
エプロンへ出るのは無理にしても、トイレの窓からでもどうか、などと作戦を練りつつ、中止の情報も無かったので、とりあえず行ってみることにしたのである。
や氏と待ち合わせを、本来整備場駅のところ一方的に天空橋に変えさせてもらって恐縮だったのだけど、結果論的にコレ、大当たりであった。金網越しに、
国土交通省のYSがズラ〜リ・・・・・見たところ3機か。以前より、ターミナルから遠く見えてはいたのである。
旧B滑走路のトンネル出た辺りからも見えていたのだが、金網が二重になってて撮るには難があった。ここならバッチリ。金網に破れ目があるあたり、名所なのか?
A滑走路の離陸も狙える。
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そうこうするうち、建物の蔭から海保のYSが出て来た。ぬおお。三宅島偵察とかか? 今日は接近戦しか考えてなかったので、135mmまでしかない。
いつもゴロゴロな荷物の、軽量化の意図もあったのだが、これで結局またトラウマが・・・。風向きは16。バンバン16Lへ降りて来る中、04から離陸はちと辛かろう。
ならば16Rから上がるかと思えば、海保YSは滑走路を過ぎ、ターミナルの前を行く。今頃ターミナルにいたら、大騒ぎしていたことであろう。
垂直尾翼の先しか見えなくなって追うのも難儀してたが、やがてC滑走路への曲がり角も過ぎ、JASの格納庫付近で消えた・・・・・んん?
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YS的には、これで終了してしまった。整備場駅の掲示板で、海保も公開予定だったと知る。ぬををををを。勿論これも中止。しかし一体、
どこで告知しているのだろーか? 海保のページにあったっけか? 晴海のアレからすると、随分控え目ではないか。ともあれ、うーむ、来年こそは。
伊丹〜松本線、JASグループの空席案内を覗くと、10/31限りでYSが終わってた。便数は減らずJASのMD87に切り替わるらしい。
苦戦という話、機材が大きくなるほど厳しいのではなかろうか。10/31のYS便は埋まってきている様子。さすがに。
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7ヶ月・・・・・束の間の「再就航」であったか。晩秋の頃、アルプスの山々の雪はどうだろか。
「ぼく管2」が出るそうである。教わったURLを早速覗く・・・・・ぬおおお、マルチアングル(?)3D。コロコロとしたデフォルメは前作譲り。
これ可愛らしいので以前よりグッズ展開に期待しているのだが、よく考えたら機種や塗色のバリエーションが多過ぎた。お馴染みの羽田空港、
結構凝ったディテールをしている。北方から回り込み城南島をかすめて22へ降りて行く、海保のYS・・・・・シブい、シブ過ぎる。
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海保と大手3社他の協力とのことだが、ANKあたりのポジションの会社はどうなのだろう。営業上YSは旬だと思うのだが・・・・・気になる。
欲を言えば、US−1の飛び入りというのも・・・。(ぉ ともあれ、楽しみではないか。前作のように‘70年代の羽田というのがあったりした日にゃ、
全開でメラメラ燃えてしまうところだが、多くは求めまい。PS2版を待ちたいところなれど、すぐPC版を買うのは必至か。追加オプションにも期待。
どうなるのかと気になってた、JACのYS後継機、ダッシュ8に決まったという。ウワサらしきものがあって、
しかしちょこちょこチェック入れてるJACのページにはなかなか出ず、そうこうするうちや氏が今朝、新聞のHPに乗ってると教えてくれた。
肝心のJACのページが更新されたのは昼頃だったか。導入予定の機数が現行のYSのそれからすると少ないように思えるが、これは移行期の話に過ぎないのか、
それともJAC的に路線網縮小とかジェット導入とか・・・・・!?
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ANKに続いてのダッシュ8導入、しっかり「YSの後継」の座を占めることになるか。しかし今度の400型というのは、これまた長い。
JACのページに掲載のYSとの比較三面図を見ると、最早YSより大型である・・・。ANKの300型に少々見慣れたところで、それと、
後ろ1/3くらいが色違いのANK機に対してJACの想像図のそれは後ろまでずどーんと白だから、余計に長く見えるらしい。300型以前の機種からすれば、
最早同型機かと思えなくなってくる・・・・・ラインナップ展開というのは、他の工業製品でなら日本でお手の物なのだが。
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伊丹〜松本線が苦戦で早くも撤退らしい、とも聞こえてくる。JACのページには何も無いが、なんとなくありそうな話のようにも思える。4月の就航以来半年・・・・・
元々「細い」路線ではあったようなのだが・・・・・雪を頂いたアルプスの山々をバックにYSの飛ぶ姿は、就航のあの日でいきなし見納めなのか?
とりあえずもう一度行っておきたいような。乗ってもみたいが、陸路は青春18きっぷでも使うとして、運賃が¥20K近いのには二の足・・・・・ジェットと差額が¥1Kくらい、
僅かな差だが、余計に長く乗れると思えば良いのか。むむ、そうだバースデー割引が近かった。しかし今度は陸路の方が高い・・・・・夏と秋の、
鈍行乗り放題きっぷの丁度谷間というのが辛い。
用事の合間に羽田へ行く。考えてみると例の「エアライン」特集号発売後、初めてビッグバードの屋上に来た。やはりというか、重装備な人達も今はYSに大注目の様子。
やはり、変わるものなのであるな。
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大島線の1往復を狙ってみようかなどと企てた。色々忙しく、考えてみればようやくである。ただ今日はAPS一眼にセピア・フィルムと、完全にお気楽モードである。
いや、セピアでも撮っておきたかったのである。丘珠で撮った分がなにげに良い塩梅だったので。天気は生憎の曇り、時折パラパラ来る。風向きも北寄りなので、
ビッグバードで撮るしかないなと、観念した。
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いつものスポットで乗客を乗せ、エンジン始動。懐かしいような、あの独特の音が風に乗ってくる。数分遅れだかでタキシング開始。34Lから上がってくれるようである。
とここでカメラが電池切れだの言い出した。まさか! 慌てて交換するも、既にYSは通り過ぎて行く・・・・・不覚。離陸直前を狙おうと展望デッキ南端へ移動。
見ていると、YSは34Lに入る角まで進むでもなく、タクシーウェイの中途半端なところで止まってしまった。はて? まさか不調で戻るなんてことは・・・・・
いつぞや伊丹でJACのそういうのを見た覚えがある。ともかく待っていると、再び動き出した。既に20分ほど遅れているように思われたが、34Lに入り、着陸灯を点けた。
よしよし。そしてぶーんと離陸して行く・・・・・たちまち、低い雲に吸い込まれて行った。大島の着陸は大丈夫だろか?
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iモードで今のフライトの情報と、返しの情報を取る。1時間前、定期のダッシュエイトの便は欠航になったらしい。するとさっきのYSの立ち往生、
天候情報を取っていたのだろうか。ギリギリの線で飛んだのかもしれない・・・。引き返しになってしまっても、着陸は撮れるわけだが。(ぉぃ 空港内をウロウロしているうちに、
返しの着陸の時分。大島へは無事に降りたようだ。やはり34Lから入って来る。雲の中に着陸灯が霞んで見えて、やがて降り立つ。ぶーん・・・・・JA8735、
過日北海道を飛び回っていた彼も、今日の仕事はこれでおしまいである。今やANKのYS的には、丘珠が「前線」で、羽田へは休暇でやって来るような感じカモ。
や氏に教えてもらった、「The航空機」なるMOOKを所望。「別冊ベストカー」ということになってるのがなかなかアジなのだが、
これは色々とある決まり事の、便宜上のことなのであろう。旅客機の説明が続く中YSについては4ページを割く。
これといって新鮮なものもなかったけれど、「今」には違いない。この4ページだけを目当てにするには、ちょっと良いお値段なれど、なんだかんだで買うのである。
「エアワールド」誌に大島線最終日の記事が出ていると聞き、覗いてみる。最終便を狙ったようだが、引き返してしまったのであった。
その飛んでる姿は見てたけれど、機内の様子も少し判った。しかし拍手が起こったフライトなんて、朝の便以外にあったのだろうか?
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「エアライン」誌の早売りがあるのでは、と用事で出たついでにのりもの倶楽部へ寄る。やはりあった。んがその表紙・・・・・
こないだ丘珠で、こんなの撮ってたりして。結構気に入ってたりして。でも機材や腕前の差が歴然だったりして。とほほ。
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中身。一頃の鉄道雑誌の碓氷峠特集を思い出してしまった(苦笑)。それ行け、やれ行け、撮るならここだ!・・・全開である。
航空方面の雑誌の事情はあんましよく知らないのだけど、ニーズの質的には、似たようなものがあるのだろうか。付録の攻略本まで付いて万全である。
まあ個人的には、資料を役立てようというよりは、このノリ丸ごと「時代の記録」として保存しておきたい、といったところか。
勿論読み物の部分もあるから、これはゆっくり読むとして・・・・・インタビュー記事には、自分の写真に写ってる人も登場していた。これも縁か。
大島線最終日の記事は・・・・・あららどうも見当たらづ。
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しかしパラパラ見ていくうち、なんとなく、寂しさに似たものも覚えたり。YSに取り組んでいる人達がいることは以前から知っているし、
物凄い作品を見せつけられたこともあるので、己の俄の程は重々解かっているのだけど、そしてこんなことを言ってはオコガマシイことこの上ないのだが、
羽田あたりで他のみんなが見向きもしないような中で撮ってて、どこか「密かな楽しみ」のようなものを、ちょっと感じていたような気はする。
そんなものは安手の優越感と変わりはしないのカモ。けれど流行る前の頃スーパーカブに乗ってた私である。今は微妙な知名度のクルマに乗ってる私である。
シグマの歴代一眼レフを使ってみたりする私である。ベータマックスを持っている私である。X68000からパソコン始めた私なのである・・・・・
むむ、へそ曲がりなだけなのか。ともあれ、ミーハーの群の中にあって「ちょっと早く走り出した」に過ぎないことは、冷静に解かってはいる。
解かってはいるのだけど、あらためて「流れ」の中にどっぷり浸かっていることを認識する時、なんかこう、へそ曲がり的には冷めてしまう部分も、無くも無く。
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冷めつつも、今を置いてYSと戯れるチャンスも無いのだから、まあ、せいぜい足掻いてみるとしようか。
職場の近くの古本屋を覗いたら、前間孝則氏の「YS−11」のハードカバー本が。中身は文庫で読んでいるし、
あまりステータスっぽいのも気にしない方なのではあるけれど、¥1.2Kという値段に負ける(苦笑)。本文中に登場する写真は同じようだけど、
表紙あたりはなかなかレトロだったり。
9/30以降の大島線が気になっていたが、ANAグループのページを覗くと、そこで見る限り10/6までYSがピンチヒッターらしい。
やはりダッシュエイトの検査か。再びアンコール、席は既にぼちぼち埋まっているようである。目敏い。
一昨日がアレなもんで、また撮りに行ってみる。16L着陸狙いとしては、国際線ターミナルの駐車場が聊か近かったりするのだけど、
行ってみれば、高速渡って南行きの道に出るなりド渋滞。ちうか、あのハイジャックを持ち出すまでも無くそれ以前より、
羽田の浮かれた調子のストラクチャ類は尽く設計上の欠陥を孕んでいると思い込んでたりする私なのだが、道路も改修したりしつつ、
まだ流動を解かってないんだろこんなんじゃ・・・・・ともかくド渋滞。ようやく、国際線ターミナルへ辿り着くも、満車。
もっと手前でインフォメーション出しとけ! ならばとぐるーっと回って国内線ターミナル前の駐車場へ臨むと、
渋滞に付き合わされてるうちに満車になってた。
◆
まだ平面駐車場というのもあるが、インフォメーションが無く、そこもペケだったらまた島の南端まで1周である。見限るのが吉である。
というわけで一昨日と同じ場所を目指す。今度は余裕で用意を済ませ。大型機で軽くリハーサル。
折良く大島帰りのダッシュエイトが通りかかったので、これでもリハーサル。万全、と思われたところへ、びーん、と音が聞こえてきた。
来たな、と思うも姿はいずこ。見回すと・・・・・いた! 横! 右前方から左旋回で入ってくるのを正面がちに狙う場所なのだが、
これがまた、えっらい小回りして真右から飛んできた! 電線その他がかかって、もう駄目である・・・・・とほほ。
◆
何故にこうも、裏目裏目に出るのであろうか。神の見えざる手、かどうかは知らないが、戒められるような心当たりは、無くも無く・・・?
こんなことやってちゃなー。
八丈島線のYSの、返しを撮ろうかと、出かけてみる。羽田16Lを考えてたけれど、出るのが遅く駐車場から歩く時間が無かったので、
城南島へ直行。湾岸道路から折れて、城南島へ渡る橋にさしかかると、向こうを入道雲が湧き上がっていた。アレをバックにしたらいーかなー、
と一瞬過ぎるも、頭が固いかそのまま直進、飛行機はちょっと早めに向こうを出たようで、焦りつつここと思ったポイントへさしかかると、
正面向こう、有明付近でこちらへ旋回しつつあるYSが見えた。ああ、駄目か・・・・・と諦めかけるも、
しぶとく燻り続けたスケベ根性が盛り返し、クルマを止めるや否や飛び降り、カメラを組みたてる・・・・・びぃぃぃぃぉぉぉぅぅぅんんんん、
間に合うわけが無かった。とほほ、となりつつも、ほぼ真下からうっとりと目で追う。JA8729、と見えた。
そういえばこれの飛んでるところを見たことあったっけか。
◆
長居は無用とクルマに戻り、トイレを借りようと、すぐそばの公園の前に止める。降りて歩き出すと、
ぶーんとタキシングの音が南風に乗って来た。撮り損なったぁ、と噛み締めつつも、その姿が見えてるような気がして、なんだか耳に心地良かった。
◆
ANAグループの9月の時刻表が出ていたので、貰う。さて大島線、9/30だけ半分くらいの便の出発が5分早まっている。むむむむ?
よく見ると、YSからダッシュエイトに交代した際、所要時分の短縮分(5分)遅らせたような格好。もしや・・・!?
早まってない便は5分延着なのか・・・!? それに関する記述は無し。機種に関する記述も無し。10/1以降は不明。さてどうか。
ダッシュエイトは1機しかいないから、要検でもあればピンチヒッターが出るのだろうけど。
◆
JACのページを覗くと、今月発売の「エアライン」誌のYS特集の予告が(笑)。取材風景が載ってたりして、ウチが出ますんでよろしく、
てな具合でなんかノリが良い。果たして、どんな特集になっているやら。
や氏が言うことには、連休に臨時で八丈島へ飛ぶらしい。なんと。予告の無かった臨時便であり、定期便の予約状況を見て決められたのかと推察するが、
冷静に考えれば、大島線から解かれて丁度良い機材だったのだろう。昨年の夏まで1往復残っていたYS便、こんな復活もあるあたり、
鉄な人間からすると航空の、一種の身軽さを感じたり。にしても、撮ろうかどうしようか。
野暮用のついでに羽田へ立ち寄る。いつもの駐機スポット方面を見ると、バリバリに活躍中のダッシュエイトと、
いかにも手持ち無沙汰風なYSが。見えるのは1機のみ、もう1機はどこへ行ったのやら・・・。
モノレールからいつもの海保チェックをするも、YSは留守の様子。三宅島あたりへ飛んでいるのだろうか。
◆
ふらりと入った古本屋で、航空ジャーナル‘80年9月号が目に止まる。特集は「YS−11の研究」。即決、¥300也。
有り難いことに並の古本価格である。ビニール袋を剥ぎ取ると、表紙に保護フィルムがかかっていた。図書館なんかでやってるような、
アレである。中にソレなスタンプも見当たらないので、几帳面な持ち主が施したのだろうか。
このフィルムが紙より先に変色しているのがアレだったが、それ以外は良好。F−15J初号機初飛行、なんて記事がある。
キヤノンA−1の広告がある。遠い目をしてしまった・・・・・ついこの間と思ってたら、早20年(汗)。
◆
編集後記を見ると、いつかやろうと思ってたのをようやく今ここに、ということらしく、たしかに気合を感じる内容である。
‘80年といえばそろそろ、じっくりと評価しても良い時期には、かかっていたカモ。その誕生の経緯やその後の推移、
運行している各社の紹介、1機ずつの履歴なども纏められていて、「いよいよ無くなるぞ、さあ急げ!」的焦燥感とも無縁の時期だけに、
さらっと眺めただけだが、全体的に落ち着いていて好感触。そういえば「いよいよ無くなるぞ」な特集号がそろそろ出るんだったな。(ぉ
・・・はさておき、一部記事は次号以降へ続いているので、それも探さねばならぬか・・・。
◆
ところでそれらの中の木村秀政氏の「待ちわびた黎明」と題する記事、どうもこれ、見覚えがあるなーと思えば、
先日読んだ「台風飛行」の巻末に収録されていた。いや「台風飛行」の元となった「日本の翼YS−11」
なるレコードに収録されていたらしいので・・・・・それもその録音自体この「航空ジャーナル」掲載より後になるから、
ルーツはやはりここにあるのだろうか。いやそれにしても‘80年当時にしてリアルタイムな内容でもないのだけど・・・。
なんでも釧路発丘珠行のYSが、第1エンジンのオーバーヒートとかで、片肺飛行で引返したそうだ。ぬおおお。
着陸復行の次は、これしかないか(をゐをゐ)。しかし、窓からプロペラの停止する様を見たら、生きた心地しないカモ
・・・・・着陸までずっと横滑りしまくりで飛び、着地の直前に、ぐいっ、と前へ向けるのか・・・・・鳥肌。
ところでどのYSだったのだろうか。気になる。
YS−11の日である。
目覚めると、札幌は雨だった。出発前の予報から、梅雨から逃れて来たつもりだったのだが、
陰険な梅雨前線に後をつけられたらしい。まあいい、羽田では梅雨だというのに週末は尽く晴れや中途半端な薄曇だったから、
叶わなかった雨のタキシングをここで狙うとするか。
・・・・・ 全文
超割である。我ながら空恐ろしいモノを感じつつ、大島帰りから1日空けて、早速北海道なのである。
目指すは丘珠、今後しばらく熱くなりそうな場所である。
◆
今回は超割ついでに、往路は函館へ寄って、YSで丘珠入りする算段。
・・・・・全文