この頁では、私Rjがあのおそろしい3Dゲーム unreal をやってみて思ったことなどを書きます。決して中上級者向けの技術向上参考頁にはなり得ないので、御了承下さい。私はにぶいのです。。。今回は、unrealの「ナマ」さ加減や、黒やぎさんを通して見る現実と非現実の狭間について等です。(1999.02.13)
さてまず本末転倒モードへの補足です。「その十五」で私は、G3カードのクロックアップへのあくなき挑戦に関して、
いずれにせよ、売ってる状態から変えて使う場合、いかなる設定でも安定動作は保証されてませんし(出荷状態より「下げて」使う場合は別かも?)、いろいろ試してるうちに壊してしまっても多分メーカー保証は効きません。ご自身の責任の上でいろいろやってみたいなら(破滅覚悟で)やってみる、ということになります。いつもくどいですけど、この記事を読んでやってみて何か悲惨なことになっても、それは全部「貴方」の責任となりますことをご承知下さい。
と書きましたが、率直に言ってしまうとこれは私の手抜きです。私が自分の買ったカードの保証規定を確かめるのすら面倒でそれをやってなかった(つまり私はいぢくってるうちに壊しても諦める覚悟の上でやっている)ということと、他のカードで、実際にクロックアップして使って壊れた場合どうなんだろう?というのが分からなかった/調べる気も無かったので、表現を敢えて大雑把にして書きました。私の記事を読んで誰かが何かをやってひどいことになって泣きをみるとやだな、と思ったので、「ご自身でお確かめ下さい。」ということを強調して書きました。(実際にはクロックアップしてても保証が効くのかもしれないや、とも思ったので、「いろいろ試してるうちに壊してしまっても多分」という曖昧な言い回しを選びました。手抜きしつつも、出来れば「ウソまくりすぎ」な事は書きたくないので・・・)(と言いつつ、他の箇所で既にいっぱい書いてしまってますが・・・)
Zap2さんの当然So!の1999.02.12記事によれば、PowerLogixの保証規定は「ふとっぱら」なようです。他のメーカにも、そういう感じのとこがあるのやもしれません。(くどいけど、ご自身の使うものに関してはご自身でお確かめ下さいね・・・Macintosh本体の扱いを含めて。PowerLogixの規定についても、Zap2さん或いは私がこう書いてるからと言って、もしそれがマチガイだったとしてもZap2さんや私は責任を取る立場にはありません。これは、(私はともかく)Zap2さんの記事を書く態度が無責任だ、という意味ぢゃないです。私の見る限り、Zap2さんはご自身の記事に対して非常に責任感ある態度でいらっしゃいます。「責任を取る立場にありません」というのは、それとは別の問題です。)
かたい話はこれくらいにして・・・私の場合、クロックアップしても単に動かなくなるだけかもしれないな、と思えるのは、非常に気が楽です。いや、私が勝手に思って安心してるだけですが、「エンジン焼き付き→廃車廃人廃頁」ってなことになりそうもないTAU温度を眺めていると、どうも油断してしまいます。。。ファンなんか回してないから、「ファンが止まったら焼死するかも・・・」って心配も無いですし、ペルチェ素子で冷やしてるわけでもないから、「忘れて寝ちゃったら夜中に母盤が水浸しになるかも・・・」って心配も無いですし、ましてや液体窒素やらナトリウム(謎)で冷やしたりもしてませんから、「漏れたらおしまい・・・」とびびりながら使う必要も無いのです。
ものすごく単純に考えて、この750の低消費電力はカッチョイイなぁ、と思ってます。ただ、初期のものと最近のものと、極端にTAUの示す温度が異なるのは、私には理屈が謎です。知人のPB G3 seriesでは摂氏90度超えたことあるぞぅ、とか聞いてますんで。。。勿論PBはせまいから、というのも大きいのでしょうが、それだけでもないですよねぇ。。。見えない部分での改良、ってことだとは思うのですが。
あっそうだ、「単に動かなくなるだけかもしれない」に関してちょっと。実際、私は無茶な設定をいろいろ試し、ぜんぜん起動しないや/あ、ここまで下げたら起動した/うーん、起動途中で止まっちゃうよぅ、というようなことを繰り返して遊んでみたのですが、その過程で「正常に終了できなくて、Mac本体の電源スイッチを切る。」はめに何度か陥りました。んで、一度、パーティション切って使ってる内蔵HDDのvolumeの一つがマウントされなくなりました。いろいろ試したのですが、「Data Rescue 2.1.1 FAT」というユーティリティで見たら中身は全部ちゃんと残ってたので、安心しました。(システムの入ったvolumeだったので、「えー・・・再構築すんの、面倒・・・」と思って一瞬気が重くなったのですが・・・まあ、何はなくともバックアップ、が基本ですね、やはり。。。失って困るものだけは一応バックアップしてるので、手間さえ掛ければ復帰出来るのですが・・・)その後、Disk First Aid 8.5.1で修復して、事無きを得てるような気がします。
これは岸本さんからお教え頂いたネタなのですが、当初フル・インストールしても毎回CD-ROMを要求されていたunreal、いつのまにやらそれが不要になっているというのです。ご連絡頂いて、私も早速試してみました。確認できました。unreal 1.02b4では、フル・インストールした場合、起動時にCD-ROMを入れろと言われなくなっています。これは朗報です。(岸本さん、ありがとうございました。サイトも拝見しました。しぶしぶでカッチョイイっす☆)
んで、一体いつからそんなことが可能に?と思って確かめてみましたところ、PC219版ベースになった1.0.2b1から可能になってるようです。1.0.2b1のRead Meには具体的言及はありませんでしたが、次の1.0.2b2のRead Meを今更くよくよ読んでみると、こんな暗示的な記述がありました:
1.0.2b2 Fixes
- (snip) -
A better error message is displayed if you don't have the CD inserted and you didn't do a full install (it asks for the CD like 1.0).
てことは、深読みまにやになって裏を読むと、「CDが入ってる、或いは、フル・インストールしてある場合は、1.0の如くCDを入れろと言われない」と仄めかしているようにも思えます。何故最初からCDを要求しない仕様ではなかったのか謎ですね。ただのバグだったのか、或いは、使用者から「いちいちCD入れんの面倒!やめてよぅ。」という苦情がどばどば来て変更したのか・・・
まあいいや、とにかく、やったぜパパ、これで起動もLOADINGもさくさくだ、どんどん快適に進む・・・かどうかは、遊び手の技量と根性に依る部分がやっぱり残ります。。。ぁ-...こんじょーなしRj・・・
おまけ。
岸本さんの空耳?:「イラッシャイマセ!」「イラッシャイマセ!」「イラッシャイマセ!」・・・
Rjの空耳??追加:「じんじんばーいじんじんばーい・・・」
→Rjのぼうそうもうそう:じむりじんじむちゃん/ぎゃろりんばーい♪
・・・だれかわかるのだろうかこんなネタ・・・
最初にそれを告知するTIL58275だけが公開され、次にそこでの予告期日(1999.02.08)を過ぎても本体が公開されぬままそのTIL文書が消滅して、やがてやや遅れつつもファイル自体が公開され、そして最後にまたTIL58275が蘇るという、かなり謎な出現方法を取った上記Updaterの話。
Read Meに明記してある通り、これは米国版よせみて専用です。つまり私には関係ありません。しかし、入ってるドライバには、RAGE Proのと兼用としか思えないもの(Rjの私見。)などもありまして、好奇心だけが先行しがちな私は落として試してみました。結果だけ言いますと、3D加速ドライバはRAGE 128専用なため、おそらくそこで為されているであろう「unrealの描画加速!」の恩恵には全くあずかれませんでした。(当たり前か。。。)
因みに、某氏のよせみての350MHz/DVDモデルでは、アップデート前にHQで23[fps]程度だったものが、アップデート後には28[fps]程度にまで向上した(@1.02b4)そうです。ふっ、ようやく私の325MHz+ぶーづ2に追いついてきたようだな、よせみてちゃん。(などと虚勢を張ってられるのも多分今のうちだけです。ハイ。しかも、あっちは32bit色モードでも25[fps]以上は出そうです。ぶーづでは16bit色しか使えません。)
以上、率直雑多情報でした。
やられたよぅ、ぱぱ!明日にゃ500めが超かっぱぁ・・・(謎)
前回に続いて「1.」の部分がやたら長くなってしまいましたが、やっと「2.」です。その後、上の「CD-ROM不要?」を確認した以外はあまり他のことにかまけることもなく、探索をちっと進めています。面を数えてみると、やぁぁっと半分くらい行ったのだろうか?といった状況ですが、このまま「毎週、一面クリヤ!」を目標に進めていけば、多分今年中には終わるでせう。
てな状態で言うのも何ですが、やればやる程に味わいの深まるこのゲーム、ますます気に入りです。私のようなこわがりで不器用な者でも、だんだんに「楽しめる」部分が増えてきます。不相変こわいよぅ、には違いないのですが、「おー、果てまで行ってみるといいこともあるもんよの。」などと思いながら、一面一面を隅から隅まで探索しているうちに、私もこの世界での生活に慣れてきたようです。
このシリーズのネタ確保の為に?、先走っていろいろな人たちを招喚して遊んだりもしていたのですが、それでもやはり「実際にそこで暮らしている/シゴトをしている」、つまり「ナマ状態にある」unreal世界の人たちに、物語の中で出会うのは刺激的なことです。どこか遠い国の人をテレビで見るよりも、或いは、動物園で飼われている動物のひとたちを生で見るよりも、ずっと身近に感じられる辺りがすごいと思ったりしています。
テレビで何かを見る場合、カメラの前の対象から私の所へその映像が届く間には、「他人の意思」が介在します。また、動物園の場合、対象そのものが「生々しく」暮らしていません。それに対して、私がunreal世界を探検する時、そこにゐるひとたちは皆「生々しく」暮らしていますし、そこにゐる私は、自分の意思のままに彼らを見ることが出来ます。この、「直接性」とでも言うべき部分が、unrealの世界を下手な現実(下手な現実に暮らしてる人、ごめんなせい・・・って、私かも)よりも「生々しい」ものとしているように思います。
ふと連想したこと。先日、タダになったSystem7.5.3をダウンロードして、古いマシンに入れてみました。それまでは漢字TALK7.5.Xが入っていて、えーと、しばらく使ってなかったのですが、久々に触るとそのOSのインタフェイスはやや使いにくいものでした。
System6.0.Xというのを私は殆ど使ったことがありません。ちょっとだけ触ってみて、「ああ、これは7.Xと較べて何と自由度が低いのだろう。」と感じた程度です。しかし先日8.Xに慣れた身体で7.Xに触ってみると、その時感じたのと同様の「不自由さ」を感じてしまったのです。確か、8.0が出る時には、「コレは本来7.7ぢゃないの?」とか思ったものです。しかし、インタフェイスの大幅な変更がある場合、一の位の数字を上げるべし、というAppleの内規によって(だったかな?)それは8.0と称されることになったと記憶してます。
当時、一向に形にならない「Copland」的幻想、「ぷりえんぷちぶまるちたすく」だとか「めもりぷろてくと」だとか、そういったものが先延ばしになってしまったと知って、ちょっとがっかりした覚えがあります。「あー、なんだよぅ、まだなのかよぅ。」と。実際、あまり評判のよくなかった8.0というものを私は結局本格導入するに至りませんでした。
8.1が出て、8.0の不具合解消やら洗練が進んだということで、私もリリースからしばらく間を置いてですが導入に踏み切りました。当初うまく使えなかった「ふぉるだなびげーしょん」だとか、便利なんだかどうだかわからんちんな「こんてくすちゅあるめにう」といったものの恩恵なんて、全然期待してませんでした。
が、やがて、「慣れ」と「FinderPopという偉大なる非純正ユーティリティ」のおかげで、だんだん快適に8.1を使うようになっていきました。漢字TALK7.5.0/7.5.2というバグバグ不安定なもので苦労した私は(といっても、私の無知による不安定さ増大という部分も大きかったのですが)、安定度合いを含めて、この8.1というものを気に入りにしてゆきました。
んで、8.5。日本語版も亜米利加語版と同日リリースという、話を聞くだけで「無茶」としか思えないスタートを切るらしいこの新しいOSを、私はしばらく静観しようと思っていました。「へた字まにや」な私としては、「へた字」の使えないOSなんてコーヒーを入れてないクリープ未満だぜ!とか思っていたせいもあります。大幅な内部改築が行われたという情報もあり、「どうせバグバグでおもおもなんだろう」とナナメに見ていました。
「へた字」作者の柳澤さんに無理矢理「へた字」の8.5対応をお願いしまくっていたその頃、衝撃的なニュースが入ってきました。なんと、Thanx to 高野さん、「へたダサヘルパー」!これは「ナナメに見ていた」私を一気にしゃんとさせました。ちまちまと公開している自作AppleScriptの8.5対応をせにゃならんな、ってのと、ようやく、そう、ようやくPPCねいちぶになって鬼っ速になったらしいAppleScriptの動作具合を見たい、というのもあり、「ひとまず、人柱だろうけど、えぐ橋も対応してないけど、試しに使ってみっか。」と思うに至りました。
8.5の発売は1998年10月17日。日付が回る前につまり16日のうちに日本語版用あっぷでーたをダウンロードしてしまったことなど気にもかけず、当初のよていでは1998年内には導入しないつもりだったOS8.5Jを、私は発売からわずか一週間後に買いに行ってしまったのです。その時の顛末は・・・「その一」へ戻る!(すごろく状態・・・)
で、それからずっと8.5Jを使っているわけではなく、量子帝国崩壊などを挟んで、いよいよ本格的に8.5へ移行したのはごく最近のことです。8.1と8.5では、操作性はそれほど変わりません。(DragThingのProcess Docとか、DoubleScroll+αの機能が標準で付いたりはしてますが・・・)フォルダを開いた窓の「地」の部分をcommand+dragして動かしたりはあんまりしませんし、フォルダアクションというのにもまだ手を出してませんし、「しゃーろく」に特徴的な新機能なんてのは、「なんだこりゃ」と思いつつまだ使いこなせてません。故に、先日久久に触った7.5.3に対して私の抱いた違和感は、主に8.1との間の差異が基だと思われます。
それは微妙と言えば微妙な違いです。しかし、私の感覚として、非常に大きな違いでした。
某所で、「Windowsの操作性は、Macintoshに追いついた。」という意見を見ました。その人は、おそらく7.XまでしかMacintoshを触ってません。私は、幸か不幸かWindows3.1/95をちっとばかし触ったことがあります。んで思うに、Windowsが「追いついた」というご意見には・・・多分私は同意できないでしょう。(98で大きく操作性が向上してれば別ですが。)そもそもマウスを動かした時のポインタの移動具合ひとつ取っても、私にとってWindowsというのは・・・Tomb Raider2にも匹敵するむつかしさがあるのです!
ええと、話がとっ散らかってしまいましたが、この記事はべつにLaraさんシンパのひとたちにケンカを売るべく書いてるわけではありません。あくまで、私のこだわる「ナマ」というものを恣意的な一断面から書いてみているだけですので・・・おこらないでください。
「んだぁてめぇ、ガンくれてんぢゃねーぞコラ!」
(がらの悪いWarLordさん:JPEG/20KB)
♪白やぎさんからお手紙ついた 黒やぎさんたら読まずにたべた しかたがないのでお手紙かいた さっきの手紙のご用はナアニ?
唐突ですが(いつもか)、私はこの唄が好きです。(いや、唄ってる茂森さんではなくて、どっちかと言うと松野さんの方がいいのですが・・・って何の話だ?)
この唄のいいところは、「恐怖の無限るーぷ」を連想させつつも、黒やぎさんが真摯な姿勢を貫いているところです。(但し、私が思い出せるのは上に引いた部分だけですので、その中で、です。)「そもそも、読む前に喰うなんて酷いぢゃないか!」という風に黒やぎさんを非難される方もいらっしゃるかもしれません。しかし、黒やぎさんは、「けっ、白やぎさんの手紙なんか、読めるかよ!」という態度でたべてしまったのではありません。黒やぎさんは、マチガイて思わず(条件反射的に?)たべてしまっただけなのです。
そして、その後にちゃんと自らの行為を省みて、その時点で取りうる最善の手段を考え、それを実行しています。立派ぢゃないですか。私は、黒やぎさんみたいに手紙をたべてしまうことはありません。が、似たような過ちを犯してしまうことはよくあります。ウカツなものですから。。。そういった場合、果たして私は黒やぎさんの如く適切な次善策をいつも実行しているだらうか?と考えてみますに、つまらない意地や怠惰に阻まれ、必ずしも黒やぎさんのようには出来ていないことに気付かされます。
皆さんはいかがでしょう。
どうして唐突にこんな話が出てきたかと言いますと、実は・・・「恐怖の無限るーぷ」で思い出しただけだったりします。前回、GlideHackというライブラリでunrealのプレイをmovieとしてきゃぷちゃ出来るということを書きました。やってみたのですが、述べたように6[fps]程度でしか録れませんでした。そこで、私は考えたのです、またろくでもないことを。
そうだ、GlideHackではなくて、普通のVIDEO画像を取り込むのと同じやり方でやってみよう、と。私の使ってるXclaimVRというカードには、VIDEO入力および出力端子がついてます。それらを相つなげば、画面の様子をmovieとしてきゃぷちゃ出来るのではないか?と。
で、やってみました。私はこのVIDEO入出力端子に何か刺すのが初めてだったのですが、いきなりこういう非常識な用法を試すことになるとは・・・私らしい、のかもしれません。ははは。
うにゃっ、とXclaimVRに付いてきた中国製のS-VIDEOケーブルと変換コネクタを刺しただけです。んで、「Xclaimェ Video Player」というこれまたXclaimVRに付いてきた/ATIのサイトからダウンロード出来るドライバ群インストーラにも入っているきゃぷちゃソフトで見ると、ぼけぼけですが一応想定した通りに映りました。「やったやった、恐怖の無限るーぷ画像だ!」
早速unrealを起動して・・・アレ?・・・凍った・・・
ばた
むくっ・・・凍結ってのも、処理が恐怖の無限るーぷに入ったりして起きるんでしたよね?はははははは・・・
(ひゅるるるr・・・)
地下鉄サリン事件の被害者へのインタビューを集めた「underground」という本があります。そこには、被害に遭いつつ、這ってでも出勤しようと必死だった人たちのお話も出ていました。Krallさんのあの執念に勝るとも劣らないものです。しかし、私はそういうのを見る/読むと、いたたまれなくなります。「何故に貴方はそこまでせねばならぬのや」と。。。
Still we sleepwalk off to work while our nervous systems jerk...
(以上1999.02.13)