オビのコピー
現代魔術の新たなる視座
英国魔術界の異端児たる混沌魔術はA.O.スペアをその祖とし、伝統魔術のテクストを昇華させることによって独特の体系を確立した。
「混沌魔術」という言葉そのものの発祥の書であり現代魔術体系にパラダイム・シフトを引き起こした本書を抜きにして、現代魔術を語ることはできない。
著者からのメッセージ
混沌魔術は、何より、いままでの魔術とはことなり、創造力を大事にし、また、あなたの芸術的なセンスを引き出す魔術です。本書『無の書』を通じて、ぜひあなたの人生にパラダイムシフトを起こしてください。
翻訳という作業は、やってみてわかったのですが、言葉のぎりぎりの限界点を見つめつづけて行う作業です。
「どういう表現だったら、この内容は通じるのか?」
ということを訳者は問い続けながら、それでいて、正確に著者が伝えようとした意味を探究しつつ、ある言語(私の場合は英語)と、別の言語(私の場合は日本語)の間にある隙間を埋めるような、言葉と言葉の間に語られ得ないものを感じながら、どれだけのものが伝えられるか?という可能性への挑戦です。
自分の使う言葉の癖と対面し、どれだけ自分は言葉に対して無力なのかという絶望を感じながらも、そこを通り抜けて、言葉としての自分と対峙する作業です。「何が書かれているか?」ではなく、「どう伝えるか?」というフィールドが翻訳者の仕事領域だと思います。
さて、ヒーリングライティングに参加して今回この膨大なそして長い年月がかかった翻訳を完成するために役立ったポイントは、自分の言葉に対する姿勢の本質的な自分の部分を掴んだからと言えると思います。
言葉との対峙にくじけながらも止まらないように次に進めたのは、自分を見つめ直す作業を徹底的に出来たからだとも言える。
自分の人生が一瞬のうちに垣間見えると、もしかしたら、自分の人生がどれだけうすっぺらいか?どれだけ無意味なものなのか?が見えてくるかもしれない。少なくとも私はそうだった。しかし、そのことにワークショップを通じて、OKを自分に出せた、何でも持ち出せる場にいたおかげで、こういった自分の偉大なる作品(マグナム・オプスorグレートワーク)が残せたのではないか?と誇りに思います。また、もしかしてそっちの方が大きいかもしれないですが、このワークショップに出て、自分が転職を決意し、そのことから、環境を劇的に変えて、死に体だった翻訳の作業を復活したり、何よりも、自分の進むべき道を創り出したことはいま振り返ってみて自分の人生に大いなる影響を与えている、とはどう控えめにいっても言えるようだ。
本の購入方法
1. http://www.communication.ne.jp/Beatwork/books.htm
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