1992

(砂の揺籠)

1991年のギリシャ公演「ローズ」、
スタジオ錦糸町公演「眠れぬ部屋」に引き続く
夢シリーズ3作目であり、
ボロスアートフェスティバル(ギリシャ)招待作品、
ギリシャ日本人クラブ招聘作品。




初演:1992.8.23  ボロス市オープンシアター

作・演出:熊谷乃理子
演出補佐:田川伸一
振付:熊谷乃理子/池宮中夫
効果音・編集:畑田裕之
美術:池宮中夫
照明:田川伸一
音響:畑田裕之
舞台監督:松行俊二
衣装製作:坂本久枝/若林欣子 ナカオキヨシ
制作:田川伸一/橋本希望
総合製作:五十嵐顕男

後援:ギリシャ政府観光局/ ギリシャ日本大使館
協賛:日本万国博覧会協会/ 日産(ギリシャ)/ LAO(株)
主催:ギリシャ・ボロス市/ ギリシャ日本人クラブ




「嘘を答えた少女は、試練と幸福を知っただろうか。
 愛の景色にあこがれる男は、長い迷路を選択した。
 砂の崩れる音を聴いた・・・
 略奪された群集は狂乱の独白を続ける。
 時間を失ったまま立っている老人は、眠っているのだろうか?
 異常な喉の乾きを覚えた・・・
 砂けむりに包まれていく光景に、少女はいつか洪水の夢を見た。」
 (N.Kumagai)


9人の様々なキャラクターを持つダンサーによってギリシャの野外劇場において上演され、『砂の揺籠』と『迷宮一砂の街』という2重構造になった2時間近くにも及ぶ作品である。「崩れかかる父」という夢から、何かが充満して崩壊する危険や不安感をシュールな世界『迷宮』に描く。また、「私という少女」「少女という私」が「幻の父」の中に「老人・少年・男」の姿を想像していく『砂の揺籠』は詩人ランボーの「愛の揺籠」をテキストにしている。



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Montage Sight / The Rose / The Sleepless Room / Cradle Of Sand
Το λικγογ τηζ αμμογ / Walts / After Night-Fall The Loosand Hair Sways.
ABSENT / ZAI / side body / plis / LOW