1992

(ワルツ)

スタジオ錦糸町企画作品



初演:1992.11.1 横浜岩間市民ホール

作・演出:熊谷乃理子
振付:熊谷乃理子/池宮中夫
美術:池宮中夫
照明:田川伸一
音響:畑田裕之
衣装製作:ナカオキヨシ
制作:田川伸一/橋本希望
出演者:熊谷乃理子/ 池宮中夫/ 武智由紀子

主催:スタジオ錦糸町



「結末のない遊び
 私の骸骨
 重くも軽くもないし
 孤独でも いっぱいでもない
 やけどもせず溺れもしない
 落下とそして上昇
 日向でパンクする泡
 亀裂のない跳躍
 泣き声
 けっしてひらかれなかった瞳
 子供じみた戦慄
 ごぼごぼ

 赤熱した鉄によって わたしはくだかれる
 わたしは燃えあがる そして わたしは永久に凍りつく
 さまよい 飛んでゆき 穴ぐらにかくれるのだ
 じぶんを救うために 夢みるようになった 動物たちを
 わたしはしばしばうまく呼吸ができない」
 (ポール・エリュアールより抜粋)


この作品では、今までの作品の要素である人間の持つ意識的な内面性(感覚・感情・思考)を排除し、純粋な身体感覚による「動き」に注目している。その意図されない偶然性・ハプニング性と潜在的にひそむ身体の法則との両面を探る。そこから生まれる行為は、「私」の感情のリズムの連続と中断となると同時に意識のズレ(モアレ)を生じ、その引っかかりの中に隠された身体の記憶と想像を呼び覚ましていく。



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