教典『真・女神転生IITRPG 誕生篇』が、極めて優れた福音書であることは筆者も認めるところであるが、召喚可能な悪魔データ数の不足など、不備な点も多いことは本『悪魔学概論』【悪魔データ編 序章】においても述べた。
上記【悪魔データ編】において筆者は、統計学的手法を用いて新たな悪魔を召喚することに成功し、そのデータを公開することによって、この不備の一部を補わんと試みている。しかし、その他の点についても補う必要があることは、筆者も痛切に感じていた。
例を挙げれば、
- 記述に曖昧な部分が多い
- 記述の誤りが多い
- ハイテク:コンピューター使いの存在意義が薄い
- 成長したPCに比べて、悪魔が弱すぎる/脆すぎる
- 武器・装備等のデータ不足
- 預言書を紡ぐ上でのキーとなるアイデア(所謂シナリオネタ)の不足
など、おおまかにではあるが分類できるであろう。
このうち最初の2点に関しては、Q&Aおよびエラッタを設けて対応しているのでそちらをご参照いただくとして、その他の点について、ある程度総合的に対応していくため、本【ルール編】を設けることとした。
その概要は、下記のごとくである。
お断りしておくが、上記各章の内容についてはあくまで私案(所謂「ハウスルール」)に過ぎず、オフィシャルのルール変更ではない。実際のプレイに導入される場合は、セッションを共にされるメンバー全員の合意の下に行なわれるよう、御願いしておく。
また同時に、改善案などあれば是非ご提案いただきたい。