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映画日記 2017年 (23本)


見た映画の記録です。2017年分です。上の方ほど新しく観たもの。 このサイトを休止している期間の映画鑑賞記録を別に残していたので、2021年の再開に際してこちらに再構成してアップ。 評価は ★★★★★ が最高。

年度リスト 】 【 ◀ 2018年 】 【 2012年・2013年 ▶

No. タイトル 評価 感想
23 フラットライナーズ
Flatliners
★★ 予告では心停止7分超えると何かが、とか言ってたけどそんな設定は無い。 それに死後の世界からやって来て登場人物たちを、脅かす彼らは、結局半数は死んでないじゃない。 主人公たちが怪異から逃れるために赦しを求める相手は迷惑そうだし。
22 オリエント急行殺人事件
Murder on the Orient Express
★★★ なんで今これを映画化、と思いつつ俳優陣の豪華さでそれなりに観られる。 真相は原作通りだが本当にそれでいいの?
21 鋼の錬金術師 ★★★ 優しめの視線で見て、可もなく不可もなし、の評価かな。原作者も気に入っているようだし。 エド役の山田涼介が結構身長あるのと、みんなやたら涙ぐんだり感傷的なのがイマイチだけど、まあこんなもんじゃないの?
20 探偵はBARにいる3 ★★★★ 面白い。大泉洋がいい、松田龍平がいい、北川景子は美しいし、リリー・フランキーはヤバい。 何よりススキノの街と北海道の景色がいい。 このシリーズは翻訳して世界に送り出すべきだね。
19 IT イット “それ”が見えたら、終わり ★★★ 怖いというよりつい笑ってしまう。自分の力がコケおどしと自覚する怪物は、 結局ただの子供たちに退治されてしまうわけだし。
18 ブレードランナー2049
Blade Runner 2049
★★★ 2時間40分の長尺であの世界をじっくり描く、一般受けを全く狙わない方針が清々しい。 が、寝不足の身には少しキツイ。何度か落ちた。
17 アトミック・ブロンド
Atomic Blonde
★★★ 壁崩壊直前のベルリンでの東西各国諜報員の暗闘を描く。シャーリーズ・セロンがタフで美しく強い。 冒頭の、顔から全身青アザだらけの裸身が象徴する、華麗とは真逆のダーティーなアクションがすごい。
16 DCスーパーヒーローズvs鷹の爪団 ★★★★ 権利関係めんどくさそうなこんな企画誰が言い出すのか、だが相変わらずのメリハリの効いたクオリティ(色んな意味で)。 やはり鷹の爪団の粋と誇りがカッコいい。
15 ゲット・アウト
Get Out
★★★ 黒人青年が訪ねた白人の恋人の実家。平等主義を謳う進歩的な家族のはずが、漂う不穏な人種差別の気配。 と思いきや斜め上の展開に。俺の頭の中から物理的にゲットアウトしろ、ってことね。
14 亜人 ★★★ 原作を読んでないコミック映画化だけど予想よりは面白かった。東京喰種より良かったかな。 まあ、あんなところに毒ガスを保管しとくわけないし、あの量だけってこともないはずだけど。 亜人テロリストは出自も含めてイスラム過激派のメタファー?
13 新感染ファイナル・エクスプレス ★★★★ 韓国ゾンビパニック。テンプレ通りだけど完璧。 これが日本映画ならどこかでショボくなりそうなところ怒涛の人間ドラマと過酷なサバイバルの迫力で盛り上げる。 ウォーキング・デッド並の水準。セウォル号なんかにつながる韓国社会への批判なんかも読み取れそう。
12 散歩する侵略者 ★★★ 日本らしいクセ球の地球侵略映画。「愛は地球を救う」なのは不問としよう。 政府側の動きがあまりにもボンヤリだし、一方の宇宙人の活動もかなり適当で色々違和感があるのは、 元が舞台劇でその文法によるもの?
11 ベイビー・ドライバー
Baby Driver
★★★ 気の利いたアイデアを上手く映画にしたのは評価。 でも予定調和的で安心して見られてしまって、クライムムービーというより青春モノ。 冷徹なはずの黒幕ドクは何であそこの判断がヌルい? 失敗はベイビーでなくドクのせいだよな。
10 ウィッチ The VVitch ★★★★ アメリカ入植当時のニューイングランドを舞台に、信仰の抑圧からはみ出す生命力が、家族を不幸と崩壊に追いやる様を描く。 自由ではあるが徹底して狡猾な邪悪に、なるほど魔女とはこうして作られるのかと腑に落ちる。
9 東京喰種 ★★★ 手堅い、以上感想終わり。それぞれの役者はなかなかのハマり役なのだが。
8 ディストピア パンドラの少女
The Girl with All the Gifts
★★★ イギリスのゾンビ物はやっぱり面白い。角度によって希望か絶望か見え方の異なる皮肉の効いたラストが良い。 博士の言う通りメラニーはやはり異者なのだろう。主演の子は凄い役者。
7 ローガン Logan ★★★★ Ⅹメン、ウルヴァリンの最後の旅。 彼らの人生を賭けた戦いを飲み込み、変わらず邪悪な世界の片隅で、 仲間を失い老い疲れた身体で隠れ住むローガンたちが出会った未来。 R15のエグい戦闘シーンは、これは今回は必要な要素だった。実に見応えのある138分。
6 怪物はささやく
A Monster Calls
★★★ 児童文学を原作とする『パンズラビリンス』 『永遠のこどもたち』と同系列のファンタジー、 と言いながら不思議なことは何一つ起こらない。 容赦ない現実に押しつぶされそうな少年の心象風景だけなのでちょっと辛気臭すぎるかな。 怪物は「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」のグルートにしか見えない。
5 ジェーン・ドゥの解剖
The Autopsy of Jane Doe
★★★ 理に落ちず、安易な救いや過剰なおどかしの無い、まっとうに怖いホラー。 彼女の死体が最後の最後でピクッとしなければ良かったのに。
4 メッセージ Arrival ★★★★ テッド・チャン「あなたの人生の物語」の映画化。 あの難解な原作を、エッセンスを損なわずちゃんと映画的盛り上げも入れて映像化したのは評価高い。 あの方法では中国人はむしろ警戒を強めるだけな気もするが。
3 破裏拳ポリマー ★★★ やっぱりハリウッドのアイアンマンとかと比べると見劣りする。よく言えば等身大。主人公も悪側も全然強そうでない。 拳法アクションがもっとキレると良かったかも。
2 フリー・ファイヤー
FREE FIRE
★★ チンピラ同士のグダグダでみっともない銃撃戦、無意味な命の取り合いだけを描く。 多分これがリアルで、ある意味意欲作。
1 グレート・ウォール ★★ 神話上の怪物の群れと戦う中世中華ファンタジー。中華資本ブロックバスターはまだかなり野暮ったい。 でも、こういう積み重ねの先に凄いのができるかも。まだ先は遠いけど。