Rj's SkaaRj Page_91


この頁では、私Rjがあのおそろしい3Dゲーム unrealUnreal Tournament をやってみて思ったことなどを書きます。今回は、UT用の大作MOD'Legacy'の紹介、見た演劇と桜と戦争の話、Mac関連の新着情報その他です。(2001.04.07)

  1. UT Legacy
  2. 散り行く桜
  3. [Macハード/ソフトウェア]
  4. 現状・・・

その九十一

1.UT Legacy

もう大分前になってしまいましたが、kazuさん aka Uzak@666がその存在を私に教えてくれたものです(Thanx always! > Uzak征夷大将軍)deCyberの作ったUureal Tournament用のUnreal風独り遊びシナリオ付きMOD「Legacy」。まだあまり進んでないので&記事量の都合で詳しい説明はできんちんですけど、ご勘弁下さい。最近、杉/檜花粉のお陰でunrealityにゆっくり浸る心身的余力が希薄でして・・・

#Legacyのサイトは、正常な色調整が為されているモニタだと多分殆ど読めないので、ブラウザの設定で「頁指定の色を使う」を切っておくことをお勧めします。それが面倒な場合、ダウンロードの頁

(通常は前者)へ飛ぶと便利です。それすら面倒な人は、

このどちらか(約36MB、込み込みのパッケージ)を落とせばOKです。また、Unrealを持っている人は、そのMusicファイルを流用することでダウンロード時間を5MB分省略出来ます。以下のどちらか。いずれにせよファイル名が自己説明的になってますので、見て判断して下さい。

ダウンロードが終わったら、それを適切にUTへインストールします。full版を落とした場合、*.zipを展開して出来た「Legacy.umod」を「Unreal Tournament」フォルダ内の「UMOD Installer」へdropして指示に従えばOKです。かなり凝ったMODであることを踏まえ、Legacy専用に新規インストールしたUT(最小インストールでOK)をversion 436 (@www.westlakeinteractive.com)へupdateし、そこにLegacyを加えることをお勧めします。

さて、突入する前に。今落とせるものではもう治ってるのかもしれませんが、私の落としたものではゲーム中にSAVE出来ない(しようとするとアプリが堕ちる)という問題がありました。これは「UnrealTournament.ini」に記述されるSAVEフォルダのパスがドス用に書き換えられてしまうのが原因らしく、「UnrealTournament.ini」をテキストエディタ等で開いて[Core.System]の二行目あたりにある
SavePath=云々
の行を
SavePath=:Save
と書き直すことで対処出来ます。一度Legacyを入れたUTを起動した後、fly byデモでも眺めてから一旦終了させ、この部分を確認してから本格的に遊ぶようにすればOKと思います。(ゲーム開始後の映画がやや長いので、シナリオへ入った直後の状態で保存しておくと便利やも。)

ゲーム自体は、Unrealを一通りクリヤした人にはとっても簡単・・・ではなく、新たな武器の導入ややや複雑な任務のお陰でたいへんです。各所で出てくるメッセージを理解して適切な対処法を取らないと全然進めないことになったりもします。ということで、私もまだ序盤で行き詰まり中。花粉症の季節が去ったらまた気合いを入れて潜り込みたいと思ってます。

(2001.04.06)


2.散り行く桜
或いは「東京の一断片 - part 3」

part 1/part 2の続き。読みにくくなるので一部コメントアウトしつつ。)

さくらホテル

2001.04.05夜、もののはずみで「紙屋町さくらホテル」というところに行ってきました。ここの従業員は全員真行寺さんか木之本さんの格好をしていて、各部屋には怪しげな光を放つ真剣とケルベロス専用の豪華なひきだし内ベッドが用意されています。また、オプションで「くまちゃん人形を持ち戦闘服で武装したりーくん」や「メイド服を着た大神さんとギターを持った加山さんのセット」も選べます。

・・・チガウやりなおしっ。

2001.04.05夜、もののはずみで「紙屋町さくらホテル」という演劇を観てきました。私は普段演劇なんて全然観に行かないのですが、(この記事を見ての通り)最近錯乱が激しいのでちぃと違ったことをしてみようという気になって行きました。どんぴしゃなタイミングでキッカケをくれたでえと相手はおるきでさん(本物)だよ。もちろんpolymoogさん(本物)の「了承」付きだもん。(Thanx! > 夫妻)

んでその檄 ・・・ぢゃなくて劇、紹介文によると

終戦間際、戦争続行か否かの決断のため、日本国内の査察を目的とする天皇の密使が派遣されていたという歴史秘話と、移動演劇団・さくら隊の丸山定夫が広島で被爆したという事実をモチーフにした、井上戯曲ならではの虚実ない交ぜの傑作喜劇だ。

とのことだっ。

第一部/第二部合計で約三時間という大作。1997年10-11月、新国立劇場(@初台、某オペラシティの隣。結構よく通るところにあるんだけど、いっつもアンダーパス使ってるので殆ど見たことなかったんだよもん、こんなバブリィな施設。)こけら 落としの再演だそうです(今回は2001.04.04-25)。脚本は井上ひさし、演出は故・渡辺浩子+井上ひさし、音楽は宇野誠一郎、方言指導に大原穰子・・・って存じませんけど、広島弁が使われていたもよう。役者は有名どころが揃っていたそうですが、私には天皇の密使役の大滝秀治しかわからんちんでした。(疎すぎ。)

「喜劇」 と書いてありますが、ところどころ笑いを取る場面があるってだけで内容的にはそれほど軽いものではありません。終盤、最近中東方面で出現した「自爆テロリスト」同様に「kamikaze 」として散った青年の話が出てきます。私が自分の目で見たわけではないけど、あの戦争で実際にそういうことが行われていたというのは多分ホントです。爆弾と片道分の燃料を搭載した一人乗り戦闘機で敵軍の戦艦等に突っ込む、ってやつ。

ふざけるな。

勿論戦争で生じた悲劇はそれだけではありませんし、人数で言ったら「そんなの全体から見れば僅か」なのかもしれません。しかし、こういうことが実現してしまうその「体制」に憤りを覚えます。もっと言えば、ああいった戦争へ突入することを許した(望んだ)日本という国、その構成員達に私は絶望を突きつけられます。劇中、「戦争責任」という語が重要な位置に登場しますが、私はそれを数えられる程の少人数のみに押し付けることが出来るものではないと感じています。

だって、みんながN音を含む否定語(神風で突っ込んだ青年が最期に遺した論文のネタです。)を発しそれを態度で示せば、戦争なんて出来ないでしょ?背景的事情や思惑はどうあれ、結果的に大多数が態度の上でそれを容認/推進したからこそ戦争を続けられたはずです。「力の無い者にあの状況下で一体何が出来たというのか。」そういう反論もあるかもしれません。けど、それが「天皇陛下万歳!」と叫び続けたことの責任を回避する理由たりうるでしょうか。

否。

そして今、日本は(大雑把に言えば)ものすごく平和です。当時との表面的な違いは沢山あります。大日本帝国憲法の破棄、物質的経済的豊饒(飽和)の実現、杉花粉の大量飛散、等等等。「いい時代」です。しかし、私には自分も含めたその構成員達の内面的変化(成長/学習/バグフィクス)の過程が見えません。

・・・何か変わってます?

みにさんに拝謁

その後、USSYさんにフラれた直後で傷心らしいぽりさんを連れたみにさん(ぽりさんとおるきでさんのご息女)と合流しました。ファミレスでおしょくじ。みにさんは最初(言葉でのご挨拶とハイタッチはしてくれたものの、直前まで寝てたところを起こされたせいで・・・とはご両親の言)ご機嫌ナナメだったのですが、ぽりさんがどこかへ連れ去ってうにゃうにゃし、戻ってきたらすごい笑顔になってました。

やった☆

もうすぐ三歳だそうです。手や足はまだまだちいさいのですが、歯や髪はキレイに生え揃ってます。豊かに言葉を発していろいろ主張します。でも、人見知りや妖怪見知りはしないようです。普通の大人なら警戒せざるを得ない風体の私を見ても、怪しみません。見た目で人や妖怪を判断しない、立派な人格です。「その九十二に書かれちゃうぞ。あ、九十一か。」とぽりさんに脅されても動じることなく、元気に動き回ってました。(結構遅い時刻だったのですが・・・普段から夜更かしのふりょう娘だそうです。)

まだこの年頃のニンゲンは素朴に相手の目を見ることが多いようです。「ぢっ」と私の目を見てたりします。(と言っても、「ガンたれてる」のとは勿論違います。ちういのこと。)ピノコの真似 やら何やらで面白い顔をしてみると、面白い顔を返してくれたりもします。にらめっこならまけないぞ。次こそ決着をつけてやる。(Rjの顔はもともと面白いゆえ、その勝負不公平では?というツッコミは無し。)

ニンゲンはその発育過程のどの辺で相手の目を見ることに心理的抵抗を覚えるようになるのでしょう。本心でぶつかり合うことが自分や他人を傷つけると知った時でしょうか。とすると、は謎の保育園や高井戸幼稚園或いは小学校等に入り社会の荒波に揉まれつつ徐々に、という感じやも。混雑した電車の中などでは、他人どころか自分の視線にすら無頓着になるという大胆な回避法を取る人もゐますけど、私自身は多分相手の目の動きへ無意識的に意識が向きやすいことの多い生き物だと思います。

・・・そんなことを考えているうちに、ぽりさんに誘われるままぽり家恒例(?)の「夜桜見物@千鳥ケ淵」へ同行させて頂くことになりました。(ファミレスで食事の途中みにさんとぽりさんがいない間に、おるきでさんがぽりさんのCD大量買い込み性癖 やら何やらについて何かを言っていたのはここだけのヒミツです。ぃゃ、私も彼ほどではないにせよ「同類」なのですが。。。)

夜桜

買うときに全然反対されなかったという幸せなぽりさん操る某伊太利車に乗って、千鳥ケ淵に行きました。千鳥ケ淵というのは、天皇陛下のお膝元・・・普通に言えば「天皇の居住領域外周の一部を成す、でかい(だけでなく、ライギョとかソウギョとかブルーギルとかミシシッピアカミミガメとかその他有象無象でやたら国際色豊かな)水たまりの一つ」です。先週末にはもう満開を迎えてしまっていたであろう染井吉野たちは、その直後の冷え込みのお陰か未だ「葉桜っ!」然とはしていないものが多く残ってました。22時までのライトアップも終わっていて、遠目にはほぼ満開〜まあまあOKってな咲き具合です。(「よっぱらい」化したひとたちも僅少。)

桜と言えば平安時代から日本の「花」の代表格です。その咲きっぷりがそしてそれにも増してその散りっぷりが派手なこと、何らかの根回し的通信を行ってそこらじゅう一斉に(同期して)咲くその花の色は淡くむしろ視界中で占有する領域の大きさと花びらの枚数で見る者を威圧すること、根元には誰かの死体が埋まってるかもしれないらしいと言われがちことなどが大きな特徴(・・・以上、Rjの主観入りすぎ。さくらシンパのひと、お気に障ったらしつれい)。ですが、明治から太平洋戦争までの戦没者を養分としてこの国の得た「満開」は、既に終わってしまっている・・・と思うのは私だけでしょうか?

ほどなく望 に至る月を見上げつつ「落ちたら死ぬよね?」「や、足挫いてごろごろ転がってばしゃーんって水に落ちるだけかも。」などと話しながらてくてく歩くうちに、靖国神社<!--東京都千代田区九段坂上にある元別格官幣社 。明治維新およびそれ以後に戦争など国事に殉じた者二五○余万の霊を合祀 。一八七九年(明治一二)招魂社 を改称。(広辞苑より)-->(私には謎な語が多いので、他にもコメント文で引用しまくってます。適宜ご参照下さい。)の前(横、と言うべき?)に出ました。靖国神社は気象庁が東京の「桜の開花日」を決定する為に選んだ染井吉野が生えてることで有名ですが、実はそれだけではありません。ここは一つの宗教的聖地のようなものらしいのです。

「戦後」という語自体がその意味を失いつつあるように見え始めた頃育った私には、何がどうなってんだかよく分かりません。政治家の参拝問題や繰り返される「問題発言」等。劇中出てきた「アカ」という表現も既に伴うべき実体が(あったとして)崩壊してしまったような気もする今となっては、「戦争」を経てきた日本人とそうでない日本人の間には埋めがたい溝があると言うしかないのでしょうか。戦争を経てきた人の得た教訓はその後の世代にきちんと引き継がれることなく葬り去られつつあるのでしょうか。

以前、私に向かって「靖国神社の桜は特別な感じがする。」と言った人がゐました。私が「どんなふうに特別?」と訊くと、その人は「・・・言葉では説明できない。とにかく見てみて。」と言いました。私はその人から「正しい説明」を聞こうと思ったのではなく、その人の感じた「特別」さをその人がどう表現するのかを聞きたかっただけなのですが、その願いは叶わずに終わりました。(や、その人まだ生きてます。「もうそういう話をする機会は来ないかもしれないなぁ」という程度。)今回は神社内部に入り込まなかったので確認してませんけど、私にはその「特別」さを感じ取るだけの力が無いかもしれません。

・・・

帰りの車中、新宿を抜け甲州街道を下っている時、みにさんが言いました。

うっしーーーさんもごさい(Rj註:五歳、の意。後妻ではありません。)になって、ウエハラさんもごさいになって、おにーさん(Rj註:Rjのこと)もごさいになって、ぱぱもごさいになって、ままもごさいになって、わたしもごさいになって・・・みんなで、おうちでごはんつくるの。・・・みんなで、しあわせになるの。

#すいません、私、年齢詐称して「五歳」って言いました。。。でも、罰として「おにーさん、つぎはなにになるの?さんさい(Rj註:三歳、の意。山菜ではありません。)?わたしね、さんさいになるの。おにーさんも、さんさいになる?おにーさんも、さんさいになれるよね?」と突っ込まれてますので、もうゆるしてください。

三歳と言えば・・・
http://homepage.mac.com/rj_chaos/celar/disordered.html (157KB)
・・・大昔書いた知人向けのお話を思い出してみたり。

そして帰宅後・・・

聴いた音楽と言えばコレ。(記事書きながらコレの入ったアルバムずっと回してます。)

Launch the Polaris!
The end doesn't scare us!
When will this cease?

The warheads will all rust in peace...

from 'Rust in Peace...Polaris' by MEGADETH

謝辞

minimoogさんおるきでさんpolymoogさん、 現実性に満ちた時間を共有させて頂いてありがとうございました。今後ともどうぞ宜しくお願いいたします☆

m(_   _)m

(2001.04.06)


3.[Macハード/ソフトウェア]

(2001.03.31-2001.04.07)


4.現状・・・

#頁の構成は正式公開までに変更される可能性があります。

(以上2001.03.31-2001.04.07)

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SkaaRjあんけーとけっか(-2000.12.31)


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