Rj's CoMiKe58 Page


この頁では、私Rjがあのおもしろい祭典Comic Market 58に行ってみて思ったことなどを書きます。「Comic Market」自体は所謂「同人」向けの祭典ですが、この頁の閲覧は同人活動をしていない人でも問題皆無・・・と思います。内容は私の行動と印象暴露が中心で、「無事にこみけを乗り切ろう!」的手引き書度合いは壊滅的に低いです。変な期待をしないようお願い申し上げときます。(2000.08.15)

  1. 準備
  2. 印象
  3. 評価
  4. 結論

こみっくマーケット 58

1.準備

Rj's CoMiPa Pageで触れた通りどんなものか見てみたくなったので、「こみけ」に行ってみることにしました。これはウインドウヅ上で動くウインドウヅ用のえっちぃゲームでも何でもなく、実在の催事です。2000.08.13現在、「今回限りでおしまい」という噂は出ておりません。従って、まだ行ったことないけど行ってみたいという人は何らかの方法で次回以降に会場入りしないといけません。単純な選択肢は2つ。

  1. こみけの開催期間中、会場にふらりと出向く。
  2. こみけに参加するサークルのメンバーとして活動する。

前者の利点は、「ずっと居ないとダメ」という重圧が無いこと。欠点としては、開場直後の入場が難しいこと(長いこと並んで待つそうです。)や参加形態としては比較的「消極的」だといった問題の他に、「何となく、何かを買わないと(狩らないと)いけない気分になる(=所持金の減り具合が大きい)。」というのがあるそうです。後者の利点は、入場容易性やお金の問題の他に、「何となく、勝った気分になる。」・・・ぢゃなくて、おそらく一般入場する立場とは異なった経験が出来るであろう、ということ。欠点は、当日自分の動作上の制限が少し多いこと、事前に修羅場を経ずには当日を迎えられない場合もあるらしいということなどです。(独りでいきなりサークルを作って参加するのはたぶん無理です。参加申し込み書は会場でしか売ってないらしいので。。。)

UnrealやUTといった三次元ぐりぐり描画系のゲームの場合、好きな時に起動してただ思うままに振る舞えばいいのですが、こみけではそうはいきません。売り手に回るならば尚更。ですが、ひとまず私は参加サークルのメンバーぢゃないし売り子を頼んでくる知人もゐないので、迷わず前者を選択するしかありませんでした。

SkaaRj_73にも書いたのですが、ヤワな身体で行くということには問題が大きいようでした。ので(他の事情もありましたが略)、あっさりこんと入場の楽そうな午後から出向くことに決め、暑さに弱いので妖怪アメフラシに祈ったところ台風九号が来て雨がちになり、思いの外苦渋が少なくてちょっと拍子抜けしたくらいです。(ただ、こすぷれをしたい人やたくさんモノを買ったり刈ったり狩ったりしたい人にとっては、雨だといくぶん面倒が増えるやもしれんちんと思います。)

以下、「こみぱ」をやってからそのモデルの一つとなったらしい「こみけ」に出向くまでの手順概略です。(一部で表現がやや不自然ですが、かんにん。)

  1. 「こみぱ」で遊んで元ネタを見てみたくなる。
  2. 「こみけ」に詳しそうな人たちに助言を乞う。
  3. ボロ屑状態の身体にムチを入れて立て直す。
  4. こみけの「カタログ」を買って注意書きを読み、訪問先をチェックする。
  5. 比較的状況が穏やからしい初日の終了間際に下見をする。
  6. 決戦は最終日だ!(但し、軟弱にも「午後から」。)

カタログ販売店はこみけのwebサイトにて探せます。会場へのアクセス方法や必要な装備/覚悟等、詳しいことは「こみけ」のカタログを参照していただくとして、上の手順を見て分かるようにそれほど安易なことはありませんでした。「詳しそうな人たち」が周囲にゐない場合、別途そういった人を(単体で)入手することは難しいので、カタログの「まんがレポート」を参考にするという手もあるようです。それだと、当日泣きを見る可能性が減るかもしれません。

しかし、カタログをまっっったく触ったことが無い人の場合、(僭越ですが)その重さにややびびってしまうことを覚悟なさった方がよろしいかと存じます。通常の催事とは、参加人数といった表面的な部分のみならず運営理念といった根幹的な部分から全く異なるものですゆえ、「明治神宮@お正月」や「東京モーターショウ@幕張メッセ」等との外面上の類似に惑わされて「同じようなつもり」で参加するとエラい目に遭うこと必至です。(これは脅しではないのですが、幸い私は周囲に詳しい人がゐたので遭難を免れました。)

一般入場する場合、「混雑する午前中を避ける」という技を使うことによって、「熱中症もしくは肺炎等によって病院に運ばれる」という最も恐るべき事態をかなりの確率で回避することが可能かもしれません。ある程度安定して動ける身体を構築したら、そこでその体力を削りまくるような無茶を何もしないようにしておくと、当日の消耗度合としては「朝の痛勤ラッシュ時に山手線一周する。」のと大して変わりません。これが私にとっては事前に情報を収集し身体を鍛え直しておいた最大の恩恵かも。もしボロ屑状態だったら、「最終日の午後一時頃から入場する」なんてのはちょっと現実的ではありません。かと言って初日の午後三時過ぎだけだったら・・・欲しいものが残っているかどうかも分からないし、(ぜんぜん見ないよりはマシだけど)実際どれほど「こみけ」を見ることが出来るのか謎です。(ここらへんは「どんな目的で行くのか」をきちんと絞っておけばある程度はそつの無い行動が可能なのやもしれないと思います。が、ひとまず炎天下で二時間も並ぶということは今の私にとって無理なんだい・・・)

話の展開/繋がりがやや不自然ですが・・・それはこの記事が「Rj's CoMiPa Page」を「ひな形」にして書かれつつあるからです。手抜きぢゃなくて、敢えてそうしてます。そんなのは特に気にしないことにしてもらって、Rjの強襲(交流)報告等については「2.印象」以下をご覧ください。

−戦略/戦術−

これに関しては・・・「先達はあらまほしきものなり」という卜部兼好のコメントを引用しておきます。。。(カタログの「まんがレポート」は相当有用かもしれません。また、webを活用することも大きな力となるでしょう。)

(2000.08.13-2000.08.14)


2.印象

そんなこんなで、日本最大の「表現を通じた交流の場」へ処女航海。最初、この「こみけ」はどんな催しか見てやれってんで気楽に「行く」ことを決めたのですが・・・この即売会では「生き残ってやる。。。」という覚悟で人込みに挑まないとダメダメちんだということが分かりました。ついでに、どんなモノが出てるやらざらっと見て次以降の標的を絞る参考になればいいやと思ってたんですが、知人のところへ顔を出すだけで精一杯でした。。。まいいか。以下、一人目、二人目・・・とお会いしてったひとの印象を連ねます。(浅葱さんだけ初日と最終日の、あとのひとは最終日の、いずれも「ほんのひととき」での印象です。故に、好き勝手なことを書きまくってますがどうか大目に見てやって下さいまし。)

(ちょっとだけコメントアウトしてます。大したことは書いてませんが。)

−戦果−
−戦績−

一勝〇敗・・・簡単に言うと、決戦日に無事生還。。。

−ゲーム性−

「お会いした方々の印象」以外についても少し書きます。ゲーム作家として有名らしい「いいのさん」というひとが母校の小学生にゲームの面白さを説明する時、「運と能力のバランスが大事」ってなことを言ってました。その点からすると、この展示即売会はなかなかによく出来たゲームやもしれません。こまめに保存しながら進めたりは勿論出来ませんし、先行きは能力のみならず運にも左右されるでせう。ただ、少しもカラダを使う余地が無いというわけでもなく、最初のうちはちょっとだけ覚悟する必要があります。

「どういう順番で巡ろうか」という選択肢による分岐ですが、迷うような時は多くの場合「どっちを選ぶかで結果に差が出る。」ことになるようです。選択肢自体がかなり広くなり得るので、こまごまと保存しながら出来ない以上少し考えた方がいいやも。ただ、この催しの楽しみは一般的な「ゲーム性」だけにあるのではなく、別のところにも沢山あると私は理解しています。自力で強襲する前にweb上で助言いただいたりカタログで情報を漁ったりしましたが、損した気分はゼロです。むしろ、情報を先に得ておかなかったら無駄な労力を費やして滅亡したかも、と思っちまいました。

だってenormousなだもん。。。

(2000.08.13-2000.08.15)


3.評価

各人の一回目クリヤ時に於ける印象への評価を中心に。

CoMiPa evaluations
名まえ比りつ一いん見かけ浮かれ打たれ憑かれ抜かれやられ泣かせ☆合計
0.543SS☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆19
詠美0.526A☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆17
玲子0.497S☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆15

あっ、チガウや。。。

こみけ58の最終日(一部、初日の下見時を含む)に於ける印象への評価を中心に。

CoMiKe58 evaluations
対象一いん見かけ浮かれ打たれ憑かれ削られやられ泣かせ
全体膨大広大適度相応未知結構多少案外
面会感激秀逸最高激烈むふ忘却相当甚大
来客多数均一僅少不明んー普通微小無し
仮装む°派手微妙不詳やややや低め多少
−各項目について−

「一いん」から「泣かせ」まで、二文字での絶対評価をしてます。

−補足−
「単純に二文字では表現できなかったこと」などを少々追加します。
全体
とにかく「べらぼう」でした。そこに渦巻くエネルギーは凄いっす。事前に情報を少しは集めていたし、ある部分で「こみぱ」というゲームはかなりリアルだなと感じたりもしたのですが、それでもやっぱり実際に「社会科見学」してみるだけの価値はあったと思います。最後、「これにて・・・終了いたします。」の場内アナウンスでみんなが「わー」っとなるのは何となくいいな、と感じました。完全に傍観者だと「ふうん。」と思うだけやもしれませんが、幸い私には「そこに少なからず気持ちや労力を注いだ人たち」と触れる機会がありましたゆえ。
面会
私がこみけ58へ出向いた目的の一つは、上にも書いたように「社会科見学(小学生レベル)」だったのですが、もう一つの大きな(欠くことの出来ない)目的として、日頃web等でお世話になっている方々に会ってみるというものがありました。この記事の内容を見てみると、そっちが「メイン」だったのやもしれぬ、という気もしてきます。ただ会って挨拶するだけに終わらず、予期し得なかった程のご厚意を様々な形で受けまくりました。すごい人たちです。私はいつかこの恩を返すことが出来るのでせうか・・・
来客
同行した知人S氏は「(来てる人たちの多くは)案外普通の格好をしてるな。」と言っていたのですが、確かにその通り。しかし、一点だけ普通の街並みで見かける人々との相違があります。それは、「目立つ格好をしている人が少ない」という点です。勿論、こすぷれ屋の人を除いて、ですけど。かく言う私自身は「Tしゃつに汚いジーンズ、ごつごつの革長靴」という格好でした。(Tしゃつが真っ赤だったので、色合い的には少し派手な部類に属するのかしらむ?)
仮装
いろんな意味で、「大変そう」な人が多かったっす。その気合いに感服。目にした中で「おっ」っと思ったものを幾つか挙げてみますと・・・ゲゲゲの鬼太郎の女のコ with 目玉親父、びじんのなこるる without 猛禽、ラムちゃんやってる白人のおばさん、羽つき背負い鞄の女のコ、きつねの耳としっぽを付けた女のコ、謎の道化師、戦闘衣装のりーくんなど。(こみぱの瑞希さんとか、でっかい羽つきのケルベロスとか、狼モード(わんちゃん)のシンクロとか、けろぴーを抱えたパジャマ姿の寝ぼけた女のコとか、ジオングの頭になってる人(コレは禁止ですか。)ってのには出くわせませんでした。残念。)

ということで、こすぷれのThe Winners' Podiumでも描いておきます。

       狐
       の
       し
       っ
       ぽ
   な ┌───┐
   こ │ 1 │ 道
 ┌───┘   │ 化
 │ 2     └───┐
 │         3 │
 └───────────┘

おめでとう!

−お金のこと−

外に出て知人S氏と一息ついている時に、運営資金とか来客の購買(収穫/狩猟)活動によって動くお金はどれくらいだろう、という話になりました。入場者が三日間で30万人以上(詳しく知りません。初日で10万とのことだったので、三日で40万を超えてる可能性もありそう。)ってのは、並大抵の数字ではありません。運営資金はカタログや紙袋、サークル参加申し込み書等の売り上げから捻出されてるのでしょうか。大雑把に言って「億」の単位?一方、当日のカイモノ行為によって動くお金は・・・一人当たり平均的にどれくらいのお金を投じるんだかよくわからんちんですが、どう見ても数万円くらいは投じてる人も少なくないようだったし、全然/殆ど買わない人ってのがどれくらいゐるのかどうか疑問ですから、少なく見積もっても3000円くらいには達するでしょう。としたら、全体で動くお金は「十億」の単位へ突入してそう。

私はどうだったか。。。計算してみます。事前のカタログ(本/CD-ROM)購入で3600円、当日の作品購入で3900円。直接的には合計7500円。他に投じたお金としては、交通費とかペットボトルの飲料とかカロリーメイトが合計3000円強、すけっちぶっくと書類入れ等で多分数千円(値段おぼいてません。)、事前の体力増強に掛かったお金は謎なので除外すると、全部で二万円に達してないもよう。「まんがレポート」を読むと、遠方からの参加者のひとの「全部でいくら使ったのか計算するのが怖い」ってな話もあったりするようですので、随分大人しい方なんだと思います、私の場合は。

−蛇足−

ごみ、ちらかさないでね・・・

(2000.08.14-2000.08.15)


4.結論

初日の下見が済んだ時から私の中ではほぼ固まっていたと言っていいことなのですが、この行事に与えたい超個人的(© Makotoさん)鍵言葉は

It's glad to know ya.

です。覗く前は、「やたらまにやっくすぎな世界が展開しててついていけなかったらどうしよう」とやや不安に思ってたんですが、事前に助言下さったり当日相手して下さった方々のお陰で実際行ってみての印象は「悪くない」でした。もし何の助言も得られず当日もただ傍観者として眺めて回るだけだったら、「膨大。」とは思ったでせうけどこんなに楽しい思いをすることは出来なかっただろうと感じます。もちろん、全体について細かいことを言い出したらいくらかはケチつけられるんですけど、完全さを求めて何かの悪いところを挙げ連ねるよりも魅力的なとこをしっかり見出して楽しむ方がいいと思ってます、私は全てについていつでも。

実際にひとと付き合ったりするときでも一緒ですね、コレ。一生のうちに会える人の数なんて高が知れてますし、キライなひとに囲まれて虚しくぢんせいを費やすよりもスキなひとに囲まれて楽しくぢんせいを過ごす方が私の性に合ってるような気がします。ここへ辿り着くまでには随分と長い時間が掛かったのですが、それでも辿り着けたのは今まで私と偶然関わった多くのひとたちのお陰と思えます。今、これを読んで下さってるアナタもまたその一人、かな。(一方通行だと私にはどうなってんだかよくわからんちんやもしれませんけど。)今回のことでも、沢山のひとたちに「出会えて」すげいよかったなって思います。

さてと。私も「こみけ」というものをもう一度見てみたくなりました。

−謝辞−

ヒミツのひと、貴方が「こみぱ」を勧めてくれなかったら私は恐らくこの楽しい祭典に一生出くわさずじまいだったでしょう。また、こういったゲームや催しについて事前に(半年くらいまえから)いろいろ教えて下さったD-DOGさん及びそのご友人諸氏(この記事に登場する人たちは当然みんな/他にも幾人かの方々)にも、ここで改めて御礼もうしあげたく。それから、一緒に行ってくれた私の知人S氏にも感謝。お陰で精神的に気楽でいられました。(あの空間をずっと独りで彷徨うことを想像すると、疲弊度倍増やもしれんちんという気が。)

みんなありがとう☆

(以上2000.08.13-2000.08.15)


Rjのえっちぃゲーム印象記

  1. こみっくパーティ: Rj's CoMiPa Page
  2. Kanon: Rj's Kanonical Page
  3. ONE: Rj's ONE Page
  4. To Heart: Rj's ToH Page
  5. 雫/痕: Rj's DropScar Page
  6. Air: Rj's Aero Page
  7. Phantom of Inferno: Rj's LivingDead Page
  8. Atlach=Nacha: Rj's Spidery Page
  9. White Album: Rj's Snowy Page
  10. 同級生: Rj's DQS Page
  11. 同級生2: Rj's DQS2 Page
  12. 果てしなく青い、この空の下で・・・。: Rj's Ciel Page
  13. 初音のないしょ!!/猪名川でいこう!!: Rj's Hatsune Page
  14. MOON.: Rj's Lunatique Scene
  15. まじかる☆アンティーク: Rj's Magique Page

(2007.08.30現在)


SkaaRj_73に戻るSkaaRj_74へ進むSkaaRjもくじ頁


Rj's Chaotic Page
http://homepage.mac.com/rj_chaos/chaos/
mailto:rj-taka@t3.rim.or.jp
antithesis