この頁では、私Rjがあのおもしろい2Dゲーム White Album をやってみて思ったことなどを書きます。「White Album」自体は所謂「十八禁」遊戯ですが、この頁の閲覧は十八歳未満でも問題皆無・・・と思います。内容は私の印象/好み暴露が中心で、「Macでウインドウヅのゲームをしよう!」的手引き書としては殆ど無能です。(2000.12.19)
SkaaRj_84等で触れた通り、(D-DOGさんやヒミツのひとに唆されたというわけではないにも拘わらず)「White Album」をやってみました。(有名なゲームなので、入手は比較的容易かと思われます。)これはウインドウヅ(95/98 etc.)上で動くウインドウヅ用のゲームです。従って、Macintoshしか使ってない人は何らかの方法でウインドウヅ環境をでっち上げないといけません。(以下、「Rj's CoMiPa Page」等に準ずる部分は省略します。)
#動作は、雪や雨の降っていない時はPPC750/320MHz, VPC3.0.3Jという環境で問題ありません。が、雪や雨が降り出すとVPC4.0を試してみたくなります。Blue Label Power Emulatorではやってみてません。
これに関しては・・・いろんなところにあるみたいですゆえ、必要に応じてweb上で検索してみて下さい。検索語は「leaf」「white」「album」「攻略」等でいいと思います。例えばこのへん↓など。
#検索にはODINが便利です。
そんなこんなで、PCえっちぃゲームの海をふわふわとゆらゆらと浮かんでいる(© HATTO@SWAMPS)ような気分です。最初、この「ほわるば」はどんなゲームか見てやれってんで適当にやってたのですが・・・このゲームでは「添い遂げます。」という覚悟で女のコに挑んでも下手するとダメダメちんだということが分かりました。攻略情報に頼れば全CGを集めるのはそれほど難しくないのですが、全てのテキストを見るには少々根性が要るみたいです。
#尚、この記事でのゲーム内容暴露度合はこれまでの記事群とほぼ同様です。
では、いつもの如く主な登場人物の印象列記です。女のコはクリヤ順。
オープニングイベントか何かで既に気に入りになってしまったので、本挑戦では最初に飛び付きました。だって、いきなり顔面にグーを喰らったら行くしかないでしょう、男として。・・・冗談はさておき(冗談だったのか?)、いちばん「カッチョいい」ひとでした。ちょい前のSkaaRj記事ネタで言うと、「いい女」系です。これまで生きてきて、『あの』だなんて単語、一度たりともくっついたことのない「俺」には勿體無いっす。こういう感じのひとって現実のRjには縁がなさそうだなぁと思いつつも、なんだか惹かれることをやめられませんでした。ケリの付け方も悪くないです。
雰囲気はすげい気に入り。「冬が好き」仲間だし。夜空を見上げる様子なんて、美しいと言っても過言ではありません。んで、途中まではそれだけかと高を括っていたのですが、最後でやられました。えっちぃシーンに関する不満はどこへやら、あっさりこんと惨敗。惨敗。多くは語りますまい。
実は、玉砕試行時から相当憑かれてました。まさかあんなことがあったなんて知る前からそしてあんなとことがあるなんて知る前から、憑かれてました。最初の二人をクリヤする間、ガマンしてるのが辛かったくらい。「だらしない国からだらしなさを広めに来たくせに、なに人ごとみたく…。」という部分に共鳴したのみならず、いろんな場面で不思議と憑かれてゆきました。つまり、結果的には異様なまでに憑かれました。わきわき。あはは。
唯一の不満は、終わり方がちょっと半端なんぢゃないかと思える点。うまくすれば一番「まるく」納めるられるはづな立場のひとだっただけに。。。それでもいいや、って気にさせてくれるだけの奥行きはあるんですけどね。因みに、えっちぃシーンはものすごくえっちぃです・・・と言っても、「そ、そこまでやるかぁ?」ってな方面ではありませんのでちういのこと。ムネもそんなにありません。
この手のひと(びじんで控え目で優しくて以下略)に自分がここまでやられるとは思っていませんでした。このひとの最大の武器は何だったかと申しま・・・申しちゃうと、もしコレ読んでからこのゲームをやろうって人がゐたら悪いので申しませんが、とにかくずげーんってなりました。ある意味で最もこのゲームらしいお話と言えるのかもしれません、このひとのお話が。
立場上の複雑さは忘れて・・・自分がこのゲームの「俺」くらいの時、身近にこんなひとがゐたらどうだっただろうな、などと詮無くも考えてしまいました。詮無すぎ。
無茶苦茶楽しかったっす。思わず「あ、うん。そうだね。ふにゃってなっちゃったら大変だ。」(なにがだ)とか言っちゃいたくなります。会話中、幾度も「ぷくく」と吹き出しそうになるのを堪えるのが大変でした。いや、無理でした。吹き出しまくり。しかも、なんだあの理不尽な身分制は。もしかしたら私はこういう「わかりやすい」ひとが好みなのかもしれません。謎なひとにも惹かれるんですが、動物的なわかりやすさってのは現実的にかなり強力なあとらくたになるみたいです、私にとって。てなわけで、最も「Rj」らしく「俺」に思い入れて話を進めることが出来たひとでした。だぼだぼパジャマ、可愛すぎ。ただ、あんな風に待たせちゃ不可いよ、「俺」。あと、オチの付け方もやや不満。このゲームでそんなのありですか?
形式上のヒロインだけあって、反則技を多用してきます。あの見事なきょろきょろっぷりや「ぐっすり眠る。○×君みたく眠る。」なんてのは言わずもがな、甘やかしてるとそのうち寝ぼけ抱きつき/寝顔すやすや攻撃をかました揚げ句に「あのあのあのっ、私、私だけ一人でいつの間にか一人だけ私勝手にいつの間にか眠っちゃって私だけ一人だけ…」とか言い出しやがります。そういう悪ぅい子にはダンプカー級の「めっ」を。実家に帰っちゃうのもいいですね。
ってのは置いといて、やっとひねりを入れずに安心して話を進められるのかと思ったら大間違い。いえ、私の言いたいのは襲い来る幾多の試練やら何やらのことではないのです。真の敵は、ほかのひとたちの何気ない一言、さりげない笑顔、他愛ない仕草の一つ一つ一つだったりします。そう、ハラワタを自ら切り裂きながらそれらを全て踏み躙りつつ進んでゆかねばなりません。「ニンゲンの恋路って険しいのね。。。」ってのもありますが、それとは別に個人的に少々厳しいものがありました。泣けるとかそういうのとはちっとチガウんですけど。
なんか異様に可愛いです。ほんとに小さな幸せ男だ。でも、「おお」と思わせるような面もあります。犬扱いではあまりに不憫よの、といったところ。
長瀬一族・・・今回の彼は地味ですけど、台詞の量と存在感の不均衡が素敵。
ややへにゃけてますが、キライぢゃないです。いい味出してます。言わば出汁男。
〇勝六敗・・・簡単に言うと、全敗。。。
ToHeart迄は無かった/こみぱ程には進化していない、半端なゲーム性が導入されています。奇妙な次元で「現実的」になっていて、遊び手としては「めんどくさい。」という印象を持ってしまうような。実験的なその開拓精神は買うのですが、純粋に出来を評価してしまうと「いまいち」です。攻略情報に全く頼らない場合、一部のお話で時間と労力の浪費が生じるやも。。。
それぞれのお話の読み応えという点でも完成度はそんなに高くないです。作り手は細かい不整合にあまり頓着してないようですし、固定イベント等の「使い回し」も目に付いたりします。けど、場面場面で見るとなかなかいいものが転がってます。感傷に訴える破壊力はそれほどでもありませんが、各々の話のみならず全部を終えた後にも結構いろんなことを考えさせられてしまいました。
それが「ゲーム性」に含まれるかどうかは謎なままに、一つ根本的な部分へ言及。工場出荷時設定で「形式上のヒロインと恋人状態」ってのは、個人的にものすごく苦手です。それこそがある意味でこのゲームの根幹的理念をなすものだ、と言われてしまえばそれまでなのですが、やっぱりものすごおく苦手です。。。
あっそうそう、お話の気に入り順もここで。
各人との細かい会話等を含めつつ、お話に於ける印象への評価を中心に。
名まえ | 比りつ | 一いん | 見かけ | 浮かれ | 打たれ | 憑かれ | 抜かれ | やられ | 泣かせ | ふにゃけ | ☆合計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
理奈 | A | SS | ☆☆☆ | ☆☆ | ☆ | ☆☆☆ | ☆☆ | ☆ | ☆ | ☆☆ | 15 |
弥生 | SS | S | ☆☆☆ | ☆ | ☆☆☆ | ☆ | ☆ | ☆☆☆ | ☆☆☆ | ☆ | 16 |
はるか | B | A | ☆☆ | ☆☆☆ | ☆☆ | ☆☆☆ | ☆☆☆ | ☆☆ | ☆☆☆ | ☆☆☆ | 21 |
美咲 | S | B | ☆☆ | ☆☆ | ☆☆☆ | ☆☆ | ☆☆☆ | ☆☆☆ | ☆☆ | ☆ | 18 |
マナ | C | B | ☆ | ☆☆☆ | ☆☆ | ☆ | ☆ | ☆☆ | ☆☆ | ☆☆ | 14 |
由綺 | B | C | ☆ | ☆ | ☆ | ☆☆ | ☆☆ | ☆ | ☆ | ☆☆☆ | 12 |
「比りつ」/「一いん」はSSからCまでの評価を適当に割り振ってみてます。「見かけ」から「ふにゃけ」までは、項目ごとに相対評価をしてます。
「単純に☆の数では表現できなかったこと」などを少々追加します。
ということで、The Winners' Podiumでも描いておきます。(ここでの順位決定は、Rjの脳内でこっそり行われています。)
は る か 美 ┌───┐ 咲 │ 1 │ 理 ┌───┘ │ 奈 │ 2 └───┐ │ 3 │ └───────────┘
おめでとう!
#今回は優勝者の決定に相当悩みました。決め手は多分、「一緒にゐることを想像した時、自分が人間的であらねばならぬ度合」です。はるかの方が、自分が動物的でゐられる度合が高いように思えた、ということ。
悪くありません。でも「こみぱ」よりはちっと劣るかしらむ?
ごむぅ・・・
このゲームに与えたい超個人的(© Makotoさん)鍵言葉は
All I ever wanted was for you to know that I care.
です。
遊ぶ前から「冬向け」のものだと聞いていたのですが、実際やってみての印象も「あ、ホントだ・・・」でした。全体としての雰囲気に私の好きな冬独特のものが漂ってます。お話全体の密度はそんなに高くないような気もするのですが、やや混沌とした恋愛的な要素はその題材の現実性とは裏腹に奇妙な非現実感をもたらしつつも現実的にいろんなことを考えさせるものでした。
幾らか欠点はありますが、味わい深い作品と思います。
そもそものきっかけは、半年くらい前にヒミツのひとに唆されてやった「こみぱ」です。(「White Album」は、同じメーカの「前作」に相当します。)また、こういったゲームについて事前に(随分前から)いろいろ教えて下さったD-DOGさん及びそのご友人諸氏(お名前、考えた上で割愛させて頂いてます。m(_ _)m)にも、ここで改めて御礼もうしあげたく。
ありがとう☆
#余談。えっちぃゲーム印象記は多分これが今年最後です。もうすぐ「こみけ59」なので、次の印象記はそれの報告になるでせう。お会い出来そうな方方、2000.12.30はどうぞよろしく。
(以上2000.12.17-2000.12.19)
(2007.08.30現在)
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