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2007/7/7(土)
日の出より営業。昨日も空振りで連チャンが辛いが、後悔しそうな予感がしたので這い出した。天空橋に着いて、とりあえずカメラを引っ張り出す。
例の真っ白なMD−8xは、旅支度を終えたのか、レジが「HS−OMJ」に変わっていた。やがて昇ってきた太陽と、テラテラと照り返すモノレールを遠く眺めつつ、
初日の出はどうしようかなどとぼんやり考えていると、びぃぃぃぃぃぃぃぃぃ・・・・・!!・・・・・その音はまさに。おっと忘れてたとカメラの設定を合わせ、
音のする方へ構え直すと、JCAB機の鼻先から、タクシー灯を点したそれは現れた。まだ光線が弱く、僅かに青みがかった海保機はRW04へ向かって行く。
そして進入し向き直る刹那、そこだ!・・・・・テララッ・・・・・オレンジ色の光が機体を舐めた。かしゃかしゃ! くぅぅぅ。
一呼吸後、拍車を入れる。ぶぅぅぅぅんんんぅぅぅぅんんんぅぅぅぅぅんんんん・・・・・駆け上がると左へバンク、建物やらレドームやらに見え隠れしながら、
大きく反転・・・・・まだ眠たげな色味の空を、朝日色の小さな機体が過ぎて行った。
ふらりと国立科学博物館。ミュージアムショップへ入るといきなし、JCABのYSの顔が目に飛び込んできた。「国立科学博物館ニュース」453号、
「特集 YS−11国産旅客機44年の航跡」。2007年1月号とあるから、もう1年も前のもののようなのだが、昨年9月の、
国内の旅客機としての退役に合わせて催された企画展の様子など、からめてのもののようで。そういえば先日の朝日新聞の「ニッポン人脈記」には、
そのシンポジウムの中で、故障が欠陥が多く云々といった発言に鳥養氏がカチンと来た、といったような記述があったが、そんな話は出てこない。(ぉ
・・・・・無論、当時の日本の工業水準等を合わせて考えて欲しい、ということなのだったが、ともかくも、
そんなYSを一人前に育て上げながら、共に成長してきたというような部分で、この国におけるYSをYSたらしめているようにも。
◆
表紙のYSはJA8610、科博で保存している個体。それが羽田空港内で移動中の姿も中に載っていたが、
いつぞやその住処としていたJALのハンガーが取り壊されることになって、ようやくANAの方へ収まることに決まって引っ越した時のものかと思いきや、
1999年の8月とあったから、退役して科博へ引き渡された当時のものか。戦後航空史上の位置付けや、その開発により培われたもの、或いは予期していなかったこと、
運用していた側の苦労や思い出話、等々が綴られ、そしてMJといういつもの(?)流れ・・・・・ふーむ。
これを求めてるとΜ−Vのストラップが目に止まり、そういえばこれも持ってなかったかとついでに所望。
今日も朝練、空振り。真っ白な機体がもう1機・・・・・尻尾しか見えないが、ジャンボだろか? YSがらみの遠征はおろか10年以上乗っておらず、
もう1回くらいは乗ってみたいのだが。
◆
別件で立ち寄った銀座にて、ふらりと天賞堂も覗いてみたり。1/200のJCAB「おつかれさま」2種、ここでも唸ってやがる。一体どんだけ造ったのやら
・・・・・というよりも、熱が冷めればこんなもの、なのか。
ついでで立ち寄る丸の内のJAXA。お、今日見る「かぐや」の映像は、深い影が刻まれる夜へ入って行くあたりと、さらに向うに地球が・・・・・うう、これこれ。
それはさておき、例のデルプラド風味の試作機を、結局確保。モデルパワー、というところらしいが、早速デルプラド版と比べてみると、まずパッケージのペコペコの透明プラ、
機体やスタンドの収まるレイアウトや、他諸々、このへんは同じらしい。
◆
ん、翼の日の丸の位置に違和感。比べるとやはり違う。あ、レジの位置や大きさも、違う。胴体のレジも、垂直尾翼の「1」も・・・・・「YS−11 PROP−JET」云々も、
微妙に怪しい・・・・・ナルホドこのへんは引き継がれなかったのだろか。それともこっちが正しかったとか?? いやそれはちょっと・・・・・
今度の全日空商事バージョンを、刮目して待て! ときに例のどれが出るかな食玩方式のアレ・・・・・デルプラドと同名の「世界の航空機コレクション」・・・・・も、
今度のと共通なんだろか。考えてみたらあっちより随分高いでわないかこれ。そういやデルプラドよりも高いんじゃん・・・・・これまでで最も高いのを買ったわけかい(虚)。
◆
羽田の1/200のJCAB「おつかれさま」2種、まーだ唸ってやがる。
日の出より営業。朝練気分ながら、本日も空振り。JCAB機がやたら集合しているように見えたのは多分、本来勘定に入らないYSの2機がいるためもあり・・・・・
その中に、真っ白けのMD−8xが見えた。JA8〜らしいという以上エンジンの陰でレジが読み取れなかったが、どこかへ身売りなのだろか。
◆
「YS-11が飛んだ空」を受け取る。嬉し嬉しのサイン本・・・・・こういうものは本来、二言三言交わしながら直接頂くのがスジでは、という思いが個人的にあるのだけれど、
ミーハー心半分、通常の流通ルートより手渡しに近い形であること半分・・・・・というわけで。追々じっくり読むとして、とりあえずパラパラ・・・・・
気になる2043号機、北朝鮮へ消えてのその後・・・・・ふーむ、そんな話がありましたか。
◆
ときにここのところ、ギンギラの大塚ムネト氏が色々な雑誌でちょこちょこ露出しており。今度の東京「地方公演」の、いわゆる前煽りとかいうヤツ風なのだが、
一昨年のパルコ劇場の反響を踏まえて、今度は打って出るのか・・・・・そのうち「前から知ってたもんねー」と自慢出来そうなコトに、なるんだろか(笑)。勿論九州以外で。
日の出より営業。海保の方へ回って覗いてみると出る気配なく、早々に退散。
◆
フラフラと徘徊していて、東京駅で降りたついでにJAXAのブースを覗いてみた。「かぐや」のハイビジョン映像の唸りつつ、
土地勘が無いものだからどこも同じに見えてしまうのが残念。どれもこれも昼間ばかりで、ざっくりと深い影に続く夜へ入って行くところも見たかった。それと地球。
それはそうと、グッズのところを覗いていると、1/200のYSの試作機が。以前デルプラドから出ていたアレであろうか。アレについては、
その後販売権(?)を引き継いだというナントカってところから、どれが出るかな形式で模型だけ売られていたけれど、今度のはスケルトンでちゃーんと中身が見える。
少々バタ臭いパッケージには日本語が見当たらないようで、外国で商品として成立しているんだろかこれ・・・・・と、傍らにはスペースシャトルとフライヤーのソレが。
やはり旧デルプラドのアレを、ごっそりシリーズにしているのか・・・・・・ここではそのうちの3種だけ、扱ってるらしい。¥2.5Kナリかあ。
デルプラドとダブるが・・・・・デルプラドだけでダブってるが(ぉ・・・・・これはこれ、かねえ。
◆
羽田ではまだまだ、1/200のJCAB「おつかれさま」2種が唸っているようで・・・・・なんだか肩透かし。
1/200のレドームポコポコEB2機を確保・・・・・はあ。殆ど見慣れたプロポーションであるハズながら、このグレーの衣を纏っているとまた、
やる時ゃやるぜ的な凄味を覚え。武装はしていないとはいえそれ自体が物々しいレドーム、研ぎ澄まされたような3枚のプロペラ。
とてもとても、「ぶーん」と書く字面そのもののような、「あのYS」と一緒に括られるモノのようには、思えづ。軍用機という先入観も大アリだろうが、
どこかギラギラした感じの・・・・・その筋肉質な体躯で実年齢を聞いてびっくりするのに似た部分も、ちょっとあるカモ。
◆
むむ、サイン本とな。カチカチ。(ぉ
日の出より営業。そろそろ海保の朝のお出かけを狙うには良い光線、同じ日脚なら早い方が寒さもまだまだ、というわけなのだったが、相も変わらずのギャンブル、
全ては先方次第・・・・・うーむむ、そんなムシの良い話はないようで空振り。エプロンにはJCABの2機のYS、朝日を浴びるのをぱちり・・・・・
もうすぐ1年、か。
地元の書店でエアライン誌をパラパラ。青木勝氏の連載「ぼくのYS−11物語」が最終回である由。製造番号で呼ばれるとてんで分からない身ながらも、
1機1機の個体にまつわる物語に、これのために毎月買おうかどうしようかといった連載なのだったが、そのうち単行本化されるんじゃなかろか、という漠とした予感
・・・・・というより淡い期待を抱いていたのだが・・・・・って、あっ、出ちゃうんですか本当に!? 「YS-11が飛んだ空 全182機それぞれの生涯」。くぅぅぅ。
昨日見たアレの素性を確認したところで、あらためて羽田。ご苦労なことである。ついでに晩飯はカレーにしようかね・・・・・さてさて、
まだまだよゆーで、唸ってますなこのJCABの2種。やはりただの(?)レジ違いであったようで、旧塗装の方はパッケージ写真が前回と同じで少々焦りつつ、
ともかく確保。追ってEBも確保予定、さーて次はなんだったかな・・・・・出るもの出るもの単価上がってる気がするんですがぁ・・・・・そういえば1/72のは?
◆
お、例の元日航製技術者の作になる折り畳み自転車「YS−11」シリーズ、今度は電動アシストとな。イメージ的には、うーんと洗練したカブF?
いやいやリトルホンダか?・・・・・並べるとキリ無いが。一見、ベースとなった「YS−11ライト」にぴょこんとバッテリーの尻尾が付いただけ的軽快さ。
他社より10kg軽いのがウリらしい。この10kgというのは母数からすると、結構大きいカモ。この軽さで変速無しでもおっけー、らしいが・・・・・
ちうか乗員もそれに見合わないと(汗)。ときにこういうのって回生はしないもんなのかなと鉄的発想・・・・・そういやあった気も。
トロトロと走って、ふらりと羽田。特に目当てがあるわけでなく、天気が良いので夕焼けに富士山のシルエットなんか見えるかなー、くらいな話。
2タミに上がると丁度ポケモンジェットのボーディングブリッジを下げるところだったので、出て行くのを待って西日に映えるのをぱちり。
そろそろ日没で1タミへの地下通路へ降りがてら、ANAのお店を覗くと、おっとYSのレドームポコポコのEB、出てますな。
これはいつものお店で予約済みで、2種のうちの片方が未入荷らしいのだが、ここではもう両方揃っており。流石。
◆
で。JCABのYSがあるんですがぁ・・・・・1/400の2機セットがたしかそろそろ、と思えばさにあらづ。1/200ので、
旧塗装と「おつかれさま」の2種。あん?? どこからかデッドストックが?・・・・・と思えば11/13発売、とある。
ほえええ・・・・・といってもコレ、昨年って話じゃあるまいな。いやいや昨年の今頃はまだ無かったよ・・・・・昨今の予約受付波状攻撃で、
もう、どれがどれやらで判らなくなってたか?・・・・・先日のヨドバシでダブりを掴んだこともあり、二の足。
◆
前回と同じ物をシレっと出すことはないだろうし、どこか変わっているハズなのだが、金型は変えてない様子、前輪に覗くキラキラも同じ。
考え得るのはレジ違い、くらいだが。まあ、前回の水面下で試合終了的即日完売とは打って変わって、11/13発売というのを信ずるならば、
10日も過ぎてまだこうして置いてあるのだから、ちょっとは考える時間もあるだろう・・・・・
例の天空橋そばの一角には、相変わらずその2機が佇んでおり。もうすぐ1年になるけれど。
青梅方面へ鉄ツーを企てるも空模様今ひとつ。ちぃ。鉄道公園で暫し思案の後、方角を変えてトロトロと走り出す。金子坂、入間川の鉄橋と、
電化前以来だから随分久しぶりだが、訪れる鉄ポイントの懐かしさやら、進む宅地化への驚きやらあったところで、入間基地へ足を伸ばしてみた。
あの西武電車から見える、金網沿いの道路がずーっと、気になっていたのである。マルヨンやらの静態保存機を眺めつつぐるーりとそちらへ回り込むと、
そこはほぼ滑走路の南端だったようで、これはこれで色々狙えそうなのだが、スーパーYSがいるであろうエプロン方面はというと、死角で全く見えづ・・・・・
むうう、そうだったか。道路はこの先滑走路より低く降りてしまうし、逆サイは思いっきし敷地内ぽくて近付けなさげだし。
入間航空祭。特異日ながら晴れるのは午後らしく、雲に覆われた空は結構暗く、そして肌寒く。開門ちょっと前に現着、
割とするする入れる気がする北門からエプロンへ。T−4の飛ぶのを見上げつつC−1の中見て、隣のヘリもと思ったところで、
びぃぃぃぃぃぃ・・・・・遠くに聞き覚えのある音が。ややっ、もうそんなか。ヘリはキャンセルして超望遠ズームを引っ張り出す。
◆
滑走路南端へ向かっていくのが見えたが、物陰に隠れてしまい、あとは気配を読むしかない。さっきのT−4が降りてきたりで、
そろそろかといったところで、ぶぃぃぃぃんぃぃんぃぃんぃぃん・・・・・来た来た、地上展示機の隙間をチラチラ走り抜ける。
ブルーの列線に差し掛かったあたりで、リフト。おーしいいぞ、かしゃかしゃかしゃ!・・・・・ぅぅぅぅぅぅぉぉぉぉぉぉぉんんんんんほぇぇぇぇぇぇぇ
・・・・・海保観閲式見送り以来、およそ半年ぶりに見る、離陸シーン。くぅぅ、たまらん。続いてC−1が次々上がっていく。さーて始まるぞ。
◆
飛行点検隊はもう1機何か飛んでた気がするが(をゐ)、それと代わり番こに、まずは挨拶で滑走路上を1航過、続いてお馴染みの
コテコテ日本訛りの「あぷろーち、あぷろーち・・・・・ぴー」のアレ(自分で傍受しているのではなく会場で流されるので念の為)。
今年はピーガー雑音が酷くてよく聞こえなかったが、生憎の空の下で、そんなのをぱちり。旅客機としては昨年で引退するも、
自衛隊はまだまだしばらく現役ですヨ、といったアピールも忘れてない。そういえば今飛んでるの、この間買ったイゴヨンでわないか。
◆
今年はちょっと大人しいような気もしたC−1「入間インパルス」と、第1くるってる団(をゐ)の降下も終わり、個人的にはこれで1つ山越した心地。
合間にブルーのテントを覗いてみれば、カレンダーと帽子くらいしか置いてないようで、期待のJr.関連グッズは・・・・・
小牧で演技中に空中(?)衝突したのが、ひょっとして響いているのかしらん。つい先週だもの。
◆
早目に昼食を採ることにして、グッズ物色方々模擬店の並ぶ一角へ。今頃晴れてきた空を恨めしく見上げつつ、お弁当とナントカアンダギーをぺろり。
しかし最近自衛隊に肖ったお菓子やらの展開が、凄まじいですな。そういやこおゆう周辺モノのからみも、防衛利権とか言うんだろか(笑)。(ぉぃ はさておき、
色々物色して回るもYS的には大方持っていたりして(苦笑)、携帯ストラップが多分持っていないと思って所望。ライトグレー単色というのがよく分からんが。
それと、先代ブルーJr.のチョロQみたいなもの。これはなかなかヒットかもしれづ。本物より翼が大きくてヒコーキらしいのが謎。
◆
ブルーが飛ぶ頃にはポカポカしてきたが、演技種目によっては悪さしそうな雲が気になった。案の定初めて見る「さくら」などは、
今の白いスモークではなかなか厳しいものがあり。ときにあの「さくら」ってハチロク時代の五輪のアレの、バリエーションなんだろか
・・・・・はさておき、さる方のご厚意でさる場所で、これを堪能。いやはや感謝感謝。最後はお約束の帰投見送り。
E−2CとP−3Cが動きそうな気配を見せるので気を取られていると、その向うをファントムIIが上がって行き・・・・・ああ、新田原のカエルさん、
撮り逃した。飛び上がった後なかなか帰らず一通り芸を見せてついでに銃口もこっちに向けてた気がする陸自のコブラやら、
最後にはブルーが上がって行くのまで拝めたが、贅沢を言えば一点、YSがホスト側の所属故、帰投もへったくれもないというのが・・・。
ぶーん・・・・・またあの音で起こされた。今日こそはと窓を覗けば、むむ、いた! 南へ向かって行くシルエットは、まさしくYS。
つひに見たり。時計は・・・・・0658とかそんなだったか。そういえば先週だったか先々週だったかには0400頃に起こされたが、
あれは何か緊急だったのだろか。このへんであんな低空飛ぶのは海保機しか無いだろうし、0700前後に上がって行くことが多いようなのだが、
ようやく確認出来たところで、YSのモーニングコールというのも、なかなかオツですな。0400は勘弁だけど。
トロトロと都内を走り、鉄ネタ目当てで市ヶ谷。と、1/100のピードモントのがディスプレイされており。ほお、あのお馴染みのプラ無垢のアレなのか、
それよりはディテールがあるようでギアも出てたりしていたが、お値段もなかなか良いようで・・・・・うーん、これわ。
カチカチ・・・。
◆
1/400の空自飛行点検隊の2機、イゴヨンとゲロマル(完全に鉄用語)確保。500機限定だそうだが、ここいらへんは結構余裕がありそうな気も。
それよか1/200のレドームポコポコのEBが、そろそろではなかったか・・・・・そういえばANAの1/72のは結局、どうなったのか。やはり試合終了、なのか。
能登空港で対ハイジャックの訓練があった由。使われたのは、日本航空学園のYS。ををを、これだけは見たことが無いんだ・・・・・しかし、
ロケに訓練にと、YSのお手軽な活躍。そういえば、前にも似たような話があったような・・・・・ごそごそ・・・・・お、奇しくも
丁度1年前
、JACで退役したばかりのJA8768が、鹿児島空港で事故の訓練に使われたのだった。さてお次は、熊本かな。(ぉぃ
書店で「週刊昭和タイムズ」なる雑誌を見かけ。そういえば前世紀の末に、20世紀云々というの集めたっけか・・・・・全64冊の由。
え、元年と64年も、アレで1冊成立させるつもりかいな、時代背景とかそおゆうところで持たせるのか、大正15年や平成元年も範疇とするのか
・・・・・ともかく、創刊号は昭和39年。後世から見るにこの昭和30年代というのは、殊に乗り物やモノ作りにおいてはエポックの犇いている年代、
早い話がプロX的年代であって、密かに「傑作の森」(ぉ と呼んでいたりもするのだが、その仕上げのような年。よく知られるアレやコレ、
そしてやってきました東京オリンピック。聖火リレーの話などもあって、聖火といえばホレ、運んだでしょおが・・・・・ペラペラ捲りまくるも、
うーむむ、無い。初飛行や初就航の年は、出てくるよな流石に。
朝日新聞の「ニッポン人脈記」なる連載で、何日か前にYSの話があった由。縁あって記事を頂く。「飛行機雲 見上げて(5)」とあるから、
この分野のシリーズの存在が窺えたが、「YS11 終われない物語」と題された記事には、JACの本村”いつものおじさん(毎度失敬!)”機長と、
鳥養”飛んだよね、飛んだよね”鶴雄氏が登場。YSと一緒に引退されたのだと思われたキャプテンは、フィリピンでYSに乗務することを模索していたそうで、
これは知らなかった。そこには元ANAの個体がいて、以前ANAでもYSを飛ばしていたキャプテンとの、異国での再会にも触れられている。
一方、外野の素人がとかく見落としがちな部分での、YSの開発の果たした意味や、それが絶えることで失われるものを、繰り返し語ってこられた鳥養氏。
お孫さんを膝に乗せて納まるコクピットの写真は、をを、JA8610だ。窓にビニールシートが見える。定期的なエンジンの試運転の時のものらしい。
全体的なトーンとしては、YSにまつわる諸々の今後について、問うような・・・・・「終われない物語」・・・・・終われないか、やはり。
あの日から、間もなく1年。
西国よりメールあり。忘れた頃の1/400、空自の飛行点検隊仕様・・・・・はぁ、カチカチ。
ぬぬぬ、ジョージアで海保のオマケとな!? カチカチ徘徊していてそんなハナシに、ぶつかった。勿論ブルーイレブンもある。ををを! んが・・・・・
もう一月も前の話でわないか。イカン、出遅れたかぁぁ・・・・・サークルK/サンクス限定というが、あんまし行かないんだそこは。
◆
既に試合終了濃厚ながら、ダメモトで心当たりの3軒ほど寄ってみた。駄目だ、やっぱ無い。ああ、こっちも無い・・・・・最後の1軒、ウチの近所の店に無かったら、
もういいや・・・・・ぬをっ、辛うじて残ってる! よーしガサガサ・・・・・ブルーイレブン、ゲット! わかわしゲット!、ついでにうみわし、しきしま・・・・・ひゅー。
このギリギリ加減がまた、縁でありますかなあ。早速パカッ・・・・・あ、ブルーイレブンのコクピット窓が無いぞ。
◆
西国よりメールあり。1/200のダイキャストの、今度は海自・・・・・って、これ前にも出てなかったっけか。ラクダの方は金型が変わる前だからまだ分かるとしても、
トムボーイ、ついこないだ出てなかったっけか? たーだのレジ違いじゃ、あるまいな・・・・・あ、前のは合造車(鉄用語)で今度のはノーマル・・・・・くそ。
天空橋で地上に上がり、いつもの辺りをチェックすると、1機消えていた。昨夜は2機ともいたハズで・・・・・ライブカメラでチェックしていたのだ。
それで今日の空の日イベントには、やはり出て来ないかと思っていたのだが、これはひょっとすると、今朝になって会場へ動かしたのカモ。
◆
早速会場へ向かい、名前など書いて、渡されたパスがNobさんのJCABのYSのイラスト。うわこれ欲しい!・・・・・通し番号あるし、返さにゃならんだろな。
頂いた団扇は、やはりNobさんの手になるSAAB2000のイラスト。これだけでも嬉し。いよいよ会場へ・・・・・果たして、ををを、いたいた。
いつもの指定席はSAAB2000に譲るも、Q300やら他のJCAB機達に混じって、「おつかれさま」もそのままにシレっと佇む、JA8709。
そういや今年はJCABと海保で殆どを占め、他は中日新聞の1機だけ・・・・・前は何社か揃っていたものだったが。
◆
海保のYSは、いつものように会場からやや離れたスポットに佇んで、物欲しそうにこちらを窺ってる。すれ違うように並んで2機ともいて、
こちらを向いているのはJA8701の方。それと、JCABのYSの鼻先をからめて、ぱちり。もう見られないと思っていた両者の取り合わせ、
再び、しかも新たな構図で拝めようとわ・・・。奥へ進むと海保はやはり盛況で、しかも若い女性が多く、さらに聞こえてくる会話が濃いぃ。すっかり定着したのか。
バブル窓の展示は進化していて、実機ぽい塗装がなされ機体外販に見立てた板に嵌め込まれ、内側には椅子があってどうぞ中から覘いてネ、てなことに。
お言葉に甘えて首を突っ込み、自分撮り用カメラで外からぱちり。
◆
スーパーピューマの中を通り抜け、2機の海保のYSを眺める。JA8702の方は電源車繋いだり人が出入りしてたりしてどうも怪しかったが、
後の荷物扉は開きっ放しだし、すぐに動くようでもなさげ・・・・・と! JCABの展示機のJA8709が、プッシュバックされて行く!! ああっ!?
呆気に取られながらも、ともかくカメラで追う。ははーん向きを変えるんだな、と先読みしつつ見守っていると、そのまま天空橋の方へ牽いて行ってしまった。
◆
え。なんだ終わりかいな、それともどこかに話が通ってなくて、返しに行ったんだろか? でも説明書きの看板もそのままだし、係の人も何やら待ってる様子で立ってるし
・・・・・そうこうするうち、係の人は天空橋の方を向いて、何やら手招きし始めた。何か来るらしいことは判るが、その視線の先が、ここからは見えづ・・・・・
やがて、見慣れた白い機体を、牽いてきた。またYS、じゃあさっきのは何だろ、ん、今度はJA8720だ。この交代劇の意味に合点がいかぬまま、ともかくぱちり。
JA8720は、さっきのJA8709と同じ場所に、同じように、据えられた。
◆
と。今度は展示ではない待機中のスーパーピューマが牽き出されて、海保の隊員がわらわら乗り込む。ウェットスーツの人もいる。ややや出動か!
気付いた人達が一斉にカメラを向ける。エンジン始動、前のめりに飛び立つ・・・・・本物の一種の緊張感が、会場を走る。
続報を受けてその必要がなくなったのか、暫くすると舞い戻ってきて、ハンガーへ牽かれて行く・・・・・こういうケースも結構あるらしい。
◆
JCABのテントでは冷たい飲み物を振舞っていて、ご馳走になる。ふと、そのステンレス製と思しきドリンクサーバー(?)に、
「JA8720」とダイモ(テプラじゃなくて!)が貼ってあるのに気付く。ああっ、あれで使っていたものなのか。訊いてみるとやはりそうである由。
貼られたガムテープには「HND 12/20/06」やら「HND 12/21/06」とマジック書きが。昨年暮の、退役した日がこのあたりでは、
なかったか・・・・・過去ログ見ると
12/22
だったか。
◆
JA8720の前で、色々お話を伺う。2、3日前の台風の時は、例のライブカメラでこの退役した2機も格納庫に匿っていたらしいことは窺えたが、
燃料も入っていないので軽過ぎて風に弱いらしい。放っておくと風見鶏のように風上に向こうとするので、1機毎に整備員が張り付いて、
エンジンをかけて寝ずの番をする・・・・・といった話はそういえば「台風飛行」にもあったっけか。もひとつそういえば、昨年暮の退役以来、
同じ場所のままちょくちょく向きが変わっていたけれど・・・・・基本的に整備にあたることは全くしていないそうで、鳥が巣を作ってるなんて話は、
ギンギラの舞台での佐賀空港のJA8733を思い起こさせたが、退役から9ヶ月、タイヤの空気なんか抜けちゃうだろうにと思えば、
元々低圧であるためなのかクルマとはワケが違うのか、或いは飛行を前提とする基準と比べてなのか、結構大丈夫なようで。さっきの交代劇について訊いてみると、
JA8709とJA8720とで毎年交代していて、今年はJA8720の番だったので、ということらしく・・・・・そんだけ?? ホントに??
伺うほどに、誇りと愛情を感じさせる人達の手によって、今も日本の空を飛ぶ、或いは異国への旅支度をし送り出されていったYS達に、想う。
◆
航空保安大学校で、いつものカレーで昼食。恐らくこの暑さと、思いの外の展開で実機展示場を出るのが遅くなったのもあって、ビールは売り切れ。残念。
残ってた缶チューハイをぷしゅっ。見納めがてらシブい施設を見て回る。気のせいか今年はお客が多い。空港へ移動してまずは2タミ、
「はれるん」と「くにまる」の気ぐるみにウハウハしつつも、肝心のグッズ売り場といえば、今年もかぁ、てな具合。やはり来るのが遅過ぎるのだろうか・・・?
微妙に仕様の変わっているベアドゥに触雷。上へ上がることなく1タミへ移動、こちらではJALの鶴丸復刻バッグに触雷。むう。ただあるのは白と赤だけ、
記憶の中での筆頭は紺色なんだが・・・・・アップダウンクイズあたりで刷り込まれたのか・・・・・そんな訳で青いのはと訊ねれば、
青もあったようなんですが青い会社のイメージと重なるので・・・・・ってホントかいな(笑)。あとで判ったことには・・・・・
言われてみれば知ってたような気もしたが・・・・・何年か前に青だけ復刻してた。ちぃ。
◆
最後にHASM、今年はニッポン号。たしかモヒカンのYSがいたハズの博物館の想像図、ん、新バージョンかな、今度は屋内にYSが・・・・・ん?
試作機カラーに変わってる。さては成田からブン取ってくるつもりか(をゐ)・・・・・ま、特定の会社の色は、てことなんでしょうな。
ぬぬ、ギンギラ太陽's がまた東京で「地方公演」の由。シカーモあの「翼をくださいっ! さらばYS−11」・・・・・うーむむこれわ。大分先らしいが。
近くへ行ったついでに成田空港1タミを覗いてみる。その後成田空港のページに情報が出たのかどうかチェックしておらず、大体こんな場所だろうとアタリを付けて、
5階のエプロン逆サイ側の、ソレと思しき空間のある辺りに行ってみるも、方や書道家の個展、方や子供のお習字やお絵描きの展覧会・・・・・うーむむむ、
出発到着のフロアはあり得ないだろうと思っていたが、他にこんな感じの場所はあったろうか、まさか地下かいな・・・。
◆
と。マクドナルドの横ちょの通路に「YS−11」の文字がチラリ。並ぶ柱が邪魔して全体を見渡すことは出来ないが、通路の窓際にボードが屏風状に並べられ、
そこにあの航空科学博物館で展示されていたパネルがかけられている。あの頭部は勿論、無い。そら無いわな。タイトルの傍には、例の1/100の模型の数々・・・・・
元々柱の間にベンチが並ぶ、通路のちょっとした休憩スペース、それ故聊か窮屈なところは否めないが、元々5月までだったのが7月に延び、さらに場所を移して、
ここで9/10までの展示・・・・・そうさせるだけの何かしらが、これらにはあったということだろか。
◆
「バンキシャ」見てたら例のチャイナエアライン炎上の話。証言を元に再現したという映像がどうも、怪しい・・・・・4列シート、ハットラック、丸い灯かり。
窓周りにちらりと見える、なんだかトリトンぽい塗色・・・・・うーむ、頭の中で検索が始まる。所沢、各務原、高松、佐賀・・・・・なんとなく佐賀が暇そうだが(ぉ
・・・・・そこへ端っこに「撮影協力・かかみがはら航空宇宙科学博物館」。続いて前輪の蓋の「31」も見えた。なーる。火がメラメラ見えたり煙が出たり、
現場で写したものか後処理か個別には判別しかねたが、ワイワイと(?)撮影は進められた様子。さすがに脱出シュートは無いので、そこいらはうまいことフレーミングで、
などと妙なところをつい観察。今回JA8731となった経緯は知らないが、YS的にこうした撮影の前例は他にもある。
思うに航空会社に頼らず旅客機のセット撮影を行うとなると、各地に点在するYS保存機というのは、お手軽なところなのカモ。
西国よりメールあり。1/200のダイキャストの、今度は海保。昔の塗装に現塗装、あとマイチェン前のロゴ、だろかきっと。速攻カチカチ・・・・・
来年の話のようだが。そういえば1/72のってば、どうなってるのか。結局どうなったんだ?? 水面下で完売なんだろか。
しかし全日空商事の買い物サイト、ダイキャストモデルのカテゴリまで設けていながら、YSはおろかそれ以外でも1件もヒットしないとわ。
成田の1タミで「YS−11展」を催している由。1/100の模型に、パネル展・・・・・航空科学博物館の協力というから、
7/22で終わったアレの引っ越し展かと思われたが、さすがにあの頭部は無理、か・・・。成田空港のページをカチカチするも、催し物の情報見つけられづ。
機械遺産・・・・・なんだかどっかで聞いたような響きだけれど(ぉ、そういうものに、選ばれた由。カチカチするとアサヒコムに出てた。
今回選ばれたというのは25件、まあ、外せませんわな。他はと見ると、CVCC、ロータリーエンジン、オリンパスの内視鏡、
0系電車といったプロX枠(をゐ)をはじめ、この国の機械工業のエポック、或いは産業を支えた代表と呼べそうな品々。
消費者向けのヒット商品のようなものとは違って玄人好みのシブい選定なのだと思うが、実物が現存することも、その要件にあるのだろうか。
戦前の軍用機あたりはどうなのだろう。日本機械学会創立110周年記念事業、での選考とのことらしく、
100件選ぶ予定と・・・・・カチカチ・・・・・まだ出てないか。7日に認定表彰というから、その後には出るカナ。
両国で鉄な催しを観たあと、その先へ足を伸ばすことにし・・・・・東葉高速高えな・・・・・その名も船橋日大前駅で下車。「木村秀政展」を観るのである。
CSTミュージアム、という会場名から、前に桜上水で伊能図だの見たような、あんな感じの建物かいなとぼんやりイメージしつつ、案内の通りに進むと、
どう見てもフツーの研究室か教室のような建物があり、その一角が「ミュージアム」に改装されているらしかった。ここの学生だったわけではないが、
廊下の雰囲気だの独特の匂いだのが、ちと懐かしい。あー、次のコマぶっちすっかなー。げろげろー。(ぉ
◆
中へ入るなり「地上の星」が聞こえた(笑)。こらまたベタなBGMと思いきやさにあらづ、ビデオが流されていて、丁度そのプロXのYS後編が始まるところで・・・・・
展示を巡りながらチラチラと、つい最後まで見てしまった。DVD持ってるでしょおが。
ビデオといえば別のモニターでは「日本の名機YS−11 Vol.2」と思しき全検(鉄用語)の模様が映されていて、うっかり見出すと止まらない。
これもDVD持ってるでしょおが。
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なんとなく応接室を思わせるスペースに、大きく2つのパネル展示・・・・・年代順に研究者としての足跡を記したもの、そして「YS−11の木村秀政」と題するもの。
パネルはもっと大きな催しで使いそうな、凝った仕上げのもので、YSのは背景にどーんと試作2号機の写真、年代順の方では、旧塗装の南西航空のYSが、
はみ出さんばかりに本文の後を駆け上がる。ガラスケースの中には、YS試作機の製作と試験の線表、ロールスロイス社との打ち合わせ資料等々、生々しい品々。
◆
いくつか飾られた模型は、ご自身の手によるものか。研究者としての資料には論文集に、ここの教授としての、試験問題と解答、なるものもあり。ガリ版刷りのようで、
どれどれ・・・・・「(1)高度3000mを280km/hの対気速度で飛ぶ飛行機(スパン12.2m、翼面積31.3u、総重量4400kg)の揚力係数と
誘導抗力係数を求む。但し3000mの空気密度比は0.742とする」・・・・・石になりましたがな。航空工学の基礎中の基礎なんだろなくらいの空気は読めたが(汗)、
公式さえ知ってればこのパラメータ放り込むだけなのかな・・・・・って、下に模範解答が。ふーむ。タイトルに視線を戻すと「32年2月」とある。
これと格闘してた学生さんも、今頃はもうリタイアしていたり、どこかの偉いさんになっていたりするんだろか。
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隣の 教室 会場には人力飛行と鳥人間コンテスト挑戦の歴史。こちらでもプロXのビデオが流れていて、これは自力で離陸する方だったかな・・・・・
鳥人間というと、F1中継が始まる随分前に「グランド・エフェクト」なる言葉を覚えた番組だったりしたが、いつからか人力部門が出来た時は既に、
「人力飛行機=日大」と認識していたように思う。実績を他で見聞きしていたからに違いないが、木村教授の育んだものを、そうとも知らずに垣間見ていたことになる。
「重厚長大・昭和のビッグプロジェクトシリーズ」発売。「YS−11 新しい日本の翼」のアレ。早速ヨドバシに寄ってDVDコーナーを探してみるも、
これが無い。入荷はしているようなのだが扱い数が少ないようだったし、もう先を越されたか・・・・・店員氏に訊こうかと自分で探すのを諦めかけた時、
同時発売のシリーズ丸ごと「ピン芸人」の所に収まっているのを発見。あーにやってんだ川崎ルフロン店。しかし我ながら、よく見付けたよな・・・・・
ともかくそれを手に、ついでに東京タワー編も・・・・・レジへ向かう。他の客も困るだろうから、知らせてあげようか・・・・・んが、一見手際良さそうに見えて、
アヤッス、アヤッス、とネイティブスピーカーの耳にも何言ってんだか解らないネーチャン店員を前に、その気も失せた。
◆
「新しい日本の翼」の発売を確認していた時に、あのシンフォレストから「旅客機ミュージアム 国内線旅客機図鑑」なるものが出ていたことを知った。
もう1年も前の話であったらしいが、国内線の全機種を網羅しつつ、YSのエンジン始動のシーンも納めてある由。ふーむ・・・・・シンフォレストかあ、
ここは期待しちゃっていいのかなあ・・・・・とこれがDVDコーナーに置いてなく、もしやと思えばやはり、PCソフトコーナーにあった。
こっちならシンフォレスト専用の棚まであるのだが、映像DVDは映像DVDでしょおが・・・・・ともかく、帰ってこっちから見てみる。いきなし伊丹に舞い降りる747。
ぬおお。「図鑑」なので機種別にチャプターが切ってある。早速YSだな・・・・・鹿児島や福岡で撮った映像、こんな「大」空港では他の音が多過ぎて、
味わうという感じとは程遠く・・・・・淡々と、日帰りロケで済みそうな、自分でも撮れそうな(!)撮りっぱなし映像が続く。やれやれ、シンフォレストと見込んだんだがな。
あの「BLUE ON BLUE サヨナラYS−11オリンピア」並のクォリティを、期待する筋合いではなかったらしい。
◆
気を取り直して、本命の「YS−11 新しい日本の翼」。1963年制作という古いフィルムの、綺麗にリファインされた映像。それと一緒に当時の空気まで甦るようで、
「新しい日本の翼」の誕生を追体験するようなところあり。YS誕生の背景が簡単に説明され、このあたりは多くの文献にある通りなのだが、DC−3が当たり前に飛んでいる風景、
当時の各メーカーが製造しているF−104やT−1などの映像に、思わず食い入る(笑)。今やジェットが花形ですがそればかりじゃありませんよ、といったトーンに、
なんだか時代を感じる。「ジェットプロップ」という呼び方が耳新しい。
◆
設計、実験と、試作機の製作現場の映像が続く。ふと「日本の名機YS−11」Vol.2の全検(鉄用語)の模様が思い起こされたが、こちらはまだこの世に出現していない、
未知の機体であることを思うと、ゾクゾクと身震いするようなところあり。随所で、如何にして安全性や品質に配慮しているか触れるあたりは、この映像作品の性格を物語る。
現場のバッチリ決まったライティング、妙にパリッとした作業着(笑)の人達の妙に整然とした動き・・・・・それをヤラセと言ってしまってはミもフタも無いが、
恐らく本当は余計な時間を取られたくないであろう現場と、対外的にも必要となる映像を記録したい事情と、そのあたりの兼ね合いなど勝手に思いを巡らせたり・・・・・
或いは、自分達の仕事を是非記録してくれ、という一体感の中で、進められていたのかもしれづ。
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そして試作1号機がロールアウト・・・・・そういや先々週記念日だったんだ・・・・・そして、初飛行。小牧に集う「5人のサムライ」が説明無しにちらりとだけ映る。
いよいよ滑走、地面を切った直後、僅かに左へよろめくように見える様子に、前間本で前途の暗示的に描写されていたのは、これなのかなーと思いつつ・・・・・
既に全日空から20機を受注、近く形式証明を得、量産が始まり、「新しい日本の翼」は世界を舞うことになる、という輝かしい見通しとともに、エンディング。
しかしこれが制作された1963年当時といえば、その裏ではリアルタイムで、あの三舵問題に苦しんでいたのではなかったか。
「生みの苦しみ」の最中に作られた、万事順調な映像作品・・・・・後世からしてみると、生の「歴史」に触れる心地。
JA8711で検索してみたら、ここで書いてるのもヒットしてたが(苦笑)、それによると2003年の空の日の、
羽田の催し物
で貰った航空地図に、JA8711と書き込んであったらしい・・・・・あーなんとなく思い出してきた。たしかに、段ボール箱か何かに放り込まれお好きにどうぞとあるのを物色してて、
ソレと思しき書き込みを見て嬉しかったような記憶がある。後で調べて、既に退役してるのかーといった認識しかなかったように思うが、
その後の機体の行方など知る由も無く、4年を経てそれも忘れたまま、対面していたことになる、のか・・・・・ちょっとした巡り合わせの妙。
◆
日大の「木村秀政展」はというと、おっと今週末までらしい。ついでの用でからめられる、かな・・・。
成田の展示もいよいよ明日まで。梅雨の間にと思っていたが、よくよく考えると雨ではかえって館内が混みそうだな、降らない日に銚子あたりまで足を伸ばしてツーリングかな、
などと考えている間グズグズの週末が続き、今度がとうとう、最後のチャンス。予報は気を持たせた挙句結局傘マーク、電車も悪くはないんだが、ドライブと行こうか。
東関道を手前で降りて「ながら鉄」で総武本線の電車撮ったりしつつ、シタミチで空港ターミナルの逆サイからのアプローチ、目の前をでっかいのが次々上がって行く。
ヒコーキ撮影目的で来たことは無かったので、今更にお立ち台の公園などを見付けてナルホドと頷きつつ、航空科学博物館着。
◆
ホームページでは屋外のYS試作機が工事中か何かで見られないような話だったが、その辺りはとうに終わってるのか、遮るものは何も無し。
上空を駆け上がって行く旅客機との取り合わせを暫し眺めてから、さていよいよ、館内へ・・・・・つい先に覗いてしまったミュージアムショップ、
GWの前回からそう変わるわけもなく・・・・・お、「YS−11 プライド オブ ジャパン」が置いてある。さすが。
◆
途中の展示物を全てすっ飛ばして、特別展のコーナーへ直行。いた。そらいるに決まってるのだが、「人体の不思議展」チックに置かれた、皮を剥がれたYSの頭部。
GWの時は賑わい過ぎる感があったが、今日は静かに、ゆっくり過ごすことが出来る。内部には上がれなくなったようで、説明係の姿も無い。あれはGW中か、
或いは当初の期間中だけで終わったのかもしれない。今後のこの頭部の行方を訊いてみようかと思ったのだが・・・・・前回ロクすっぽ読んでなかった気がする説明書きをあらためて読むと、
その結びにJA8711は2002年に退役、解体された、とだけある。廃棄した後については公式には関知しないということなのかもしれないけれど、
ここへやって来るまでの経緯がやっぱり、ちと気になる。
◆
会場の隅に、日大での「木村秀政展」のポスター。ああっ、忘れてた! 7月までとだけあって、うー、もう終わっちゃったんだろうか・・・。
CAD/CAMどころか電卓すら無い時代の、手作りの「作品」として見て欲しい、といった趣旨の説明書きを反芻しつつ、暫く眺めて過ごす。人気(ひとけ)の少ないのを幸い、
写真もあれやこれやと撮って、気付いてみると1時間以上そうしてた。最後にあらためて全景を眺めて、会場を後にする・・・・・今後、この頭部はどうなるのだろう。
常設展化することはとりあえず適わなかったが、その価値は十分にあるのではないのか・・・・・今後も、機会がある度にご開帳となるのだろうか、それとも、
既にどこからか引き合いがあって、いずれ別の場所で見ることが出来るのか・・・・・ともかく、この世にその姿を留め続け、再会出来ることを、祈りたい。
近所のコンビニで、宅配の店頭受け取りを扱うのは初めてですヨとの栄誉に浴しつつ「YS−11 プライド オブ ジャパン」を受け取る。
洒落た絵本のようなハードカバーを開くと、パラリと絵葉書が落ちた。大昔のスッチーの写真。ナルホドこれが、レトロポストカード、なるものか。
遅れたお詫びに付けるとのことだったが、それとは関係なしに最初から入ってたように見えるとか、そんな詮索はさておきそれよりも、
安全のしおりやら、チェックリスト、広島西飛行場の地図やらと、原型があるのか全くオリジナルなのか、心憎いオマケ達。
それを表紙の裏で挟んでいるポケットがまた、試作1号機の垂直尾翼だったりする。やるな。
◆
早速インストールをかまし、まずはデジタル資料館に行ってみる。全機の履歴閲覧が秀逸。属性毎にソートしたり絞り込んだりというのは、紙媒体には出来ない芸当
・・・・・逆に言うと、これ程度は出来なきゃデジタル資料館の名が廃る、か。しかし折角簡略表示でセレクトしても、詳細開くと行方不明になってしまうが、
これは如何なものか・・・・・お、製造番号2043、状態「不明」・・・。
◆
これこそデジタル資料館な、機体を3Dでぐるぐる見られるのは、可動部分が色々動かせたり、
蓋が開けられたり。中にはボタンは活きてるようだが押しても反応しない風なのもあって、ここいらへんは追って確認するとして・・・・・
ん、プロペラはリバースまであるんだっけか? ウィンドミルまでしか無いとか大きいのでそれで十分とか、前間本か何かで読んだ気もするが・・・・・
うーむここいらへん明記している資料がなかなか無いみたいで、或いは互いに違っていたりして、これまでもよく分からなかったのだが。
◆
コラムがまた「菊と刀」なんてタイトルを借用してる。そう来ましたか。うーむむ文化人類学的アプローチでYSを切ってんだろかー、ととりあえず読んでみる。
よく言われている、今日へ至る技術の礎としての存在、「戦後」を背負った存在・・・・・ここいらへんはお約束として、必ずしも名機ではない、
という点については、こちらにも思うところあり。このパッケージのタイトルや、このコラムのそれからして、ともすると身贔屓全開で終始する危惧が、正直無いではなかった。
この国でただ生まれたわけではなく、手探りで育てられて、YSは一人前のヒコーキとなり得た。そこには技術史的空白の克服があって、
その先で、国民的親しみを伴うに至り、名機と呼ばれるようにもなったけれど、例えば世界水準の先端を極めた零戦に対してそう呼ぶ場合とは、大分ニュアンスが違うように思う。
しかし考えるほどに、評価しようとすればどうしても「日本人とYS−11」的な捉え方を交えねばならないようで、
そういったところからすると「菊と刀」というタイトルを引っ張ってきた意図も、解らないではない気もしてくる。
◆
さて、そろそろフライトと行こうでわないか。ふむふむいくつかメニューがあるようだが、やはりここは片肺テスト!、だな。
設定を決めて全画面・・・・・とこれ、何か割り込みが入ったら最後、黒画面のまま戻れなくなってやがんの。タスクマネージャからカットするしかなくないのかねこれわ
・・・・・テクノブレインにパッチが出てるかな。気を取り直し、ウィンドウ表示に変えてもう一度・・・・・マーシャラーや他の地上設備が割と端折られてる割には・・・・・
そういえばコクピットが無人で窓から手出してクルクルとか無いし・・・・・進行だけはリアルに時間がかかるようなのだが、それに付き合ううちに、
ぐるぐる回るBGMが耳につくようになる。んがフライト再生中は何も設定が変えられず、これまた途中で抜けて、フライトのデータの設定変えて、
再度再生・・・・・さっきの続きをと思うが、早送りボタンしかなくこれを押してぼーっと待つしかない。むうぅ。ともかく、片肺の離陸を・・・・・くぅぅぅ。
ゆらゆら揺れながら進む感じが、ちと素人演出くさくも見えたけれど、実際も案外こんな感じだったのだろうか。酔いそうだな。
◆
この先の展開が織り込み済みなのかは定かでないが、ちょっと感じたところでは、折角これだけのものを造っておきながら、さほど高度でもなさそうな部分で逆に、
こなれていないようで・・・・・特に操作系。一番の見せ所を造るので一杯々々だったのだろか。ともすると技術の一発芸で終わってしまいそうで、これは勿体無い。
それとも、「YS11で空の旅」を見ている目が、その先の+αを勝手に膨らませ過ぎていたのだろか・・・・・確かに「見せる」ことにおいては、
リアルタイムCGとしての進歩は感じたけれど・・・・・尤も、こちらのマシンも世代交代していたが。
◆
カメラアングルのひとつにスーパー大俯瞰があり、これでぐぅーっと空港に寄ると、すっかり「ぼく管」視点といった趣。個人的には、あの上床山から望んだ鹿児島空港ともダブってきて、
白くまアイス掬いながら眺めていたいたのも、今や懐かしい・・・・・お次は「今日のYS−11」てのにしてみる。夜闇の中に、うっすら浮かぶ機体。
衝突防止灯が規則的に、それを赤く染める。流れる誘導灯、眼下に広がる街灯り・・・・・くぅぅぅ。あのサンセットクルーズを思い出す・・・・・んー、いいね。
広島西とは全く縁も無かったが、他のデータも追々見ていくとして、単独の鑑賞品としてよりは個人的に、「YSの記憶」を辿る1本、とはなりそうで。
野暮用の合間にCD店をウロついてて、「神風協奏曲」なるCDが目に止まり。そのロンドン市民と思しき群集に囲まれる神風号の写真に、
思わずジャケ買い(笑)。ついでにアレとコレと・・・・・そういえば最近、羽田の毎日新聞のハンガーに、ニッポン号が描かれてたな。
◆
吉祥寺のヨドバシに入ってみた。ぶらぶらと巡るうち・・・・・あん?? 1/200のJCAB旧塗装、「おつかれさま」パッケージのが。
殆ど脊髄反射的に以下略・・・・・んが、帰ってみればやはりこれ、持ってるヤツじゃんか(泣)。バージョン違いでまた出た、という前の記憶と、
最後に買ったのはとっくに売り切れてるハズ、という認識とそこいらへんがごっちゃになって、「今そこにある」=「また出たばっかり」と短絡した上に、
確かめようにも今ここで逃せばという強迫観念が優り、といったモロモロが考えられはするのだが、それにしても、あんまりだな・・・・・ボーっとし過ぎだヤバイなこれわ。
しかし、である。まさかこの期に及んで店頭で正規価格品に出くわす、そもそもそれがおかしいのであって(をゐ)、
まあでも、縁のあった人に喜ばれるとか、地震に遭って片方だけ無事とか、そういうこともあるだろうそのうち多分。