六番目の小夜子たちの物語
第4回『謎のメッセージ』のあらすじです。ネタバレしています。
@2000.5.16th
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私たちの中学にはサヨコと呼ばれる不思議な伝説があった。
その年のサヨコに選ばれた生徒は、サヨコであることを誰にも知られずに、三つのことをしなくてはならないのだ。
一つ。始業式の朝、正面玄関に赤い花を飾る。
二つ。文化祭の日に、『小夜子』という芝居を上演する。
そして、三つ。卒業式の日、サヨコの証であるを次のサヨコに送る。

けれど、もし、サヨコの正体を誰かに知られたり、
他にサヨコを名のる者が現れたら     


「二人のサヨコは 災いを起こす」
そんなビラが何者かによって掲示板に貼られました。そのビラに不安感を煽られた三年生達に、津村沙世子は責められます。「あなた、六番目のサヨコじゃないわよね?」
 沙世子ははっきりと「違います」と断言します。そんな姿を見て、潮田玲は、沙世子が「サヨコを降りる」と言ったのは本気だったのだと知りますが、納得できず、再び「一緒に、私たちにしかできないサヨコをやろう。」と誘います。けれども、沙世子は首を縦に振らないのでした。
 部活動の前に、玲は廊下でサヨコからの手紙を拾いました。
花瓶を確かめろ!」
慌てて北校舎に向かい、戸棚を開けようとする玲ですが、戸棚の錠にサヨコの鍵が合いません。誰かが錠を入れ替えてしまったようなのです。
 翌日、正面玄関の掲示板には、昨日のビラがはずされ、
「わたしは今年のサヨコ。お願いです。わたしをおとしめようとする いやがらせのメッセージに みなさん、どうか惑わされないでください。
 わたしはかならず、言い伝えを守ります。その時きっと、すべての扉はひらくでしょう。」

というものが貼られていました。玲にはもちろん心当たりが無く、沙世子も知らないと言います。どうやら、偽のサヨコが現れたようなのですが…。
 サヨコの妨害者や偽のサヨコが現れても、六番目のサヨコをあきらめない玲に、関根秋は新たに届いたサヨコの指令書を渡します。そして、「まわりの人間みんなを巻き込む覚悟はあるのか」と問いただします。
 玲は悩みつつも、今回のサヨコの最初の被害者とも言える、加藤彰彦お見舞いに行くことにします。そこで、沙世子が毎日のようにお見舞いの花を贈っていたことを知ります。玲は、沙世子が「サヨコを降りる」と言った理由を初めて理解したのでした。
 改めて、一緒に六番目のサヨコをやることにした玲と沙世子は、新しいサヨコの指令書について相談し合います。
「封印された物語に従って 花瓶と赤いスカーフを用意せよ」
 「封印された物語」が文化祭に上演するサヨコの芝居のことだと思った二人は、台本を確かめに学校の北校舎へ向かいました。沙世子は「サヨコを降りる」と決意したときに、サヨコに関するものを全て戸棚に返していたのです。ところが、戸棚の鍵は壊され、中は空っぽになっていました。途方に暮れる二人ですが、沙世子は手紙にあったサヨコからのメッセージを思い出し、玲を元気づけるのでした。
「もし、サヨコの偽物や妨害者が現れたときは、文化祭でその芝居を上演すると決めた後、もう一度赤い花を生けなさい。その夜、サヨコの碑のもとで、あなたは本物のサヨコに祝福を受ける」
 ところが、その日の夜、事件が起きました…
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