この頁では、私Rjがあのおもしろい2Dゲーム 果てしなく青い、この空の下で・・・。 をやってみて思ったことなどを書きます。「青空」自体は所謂「十八禁」遊戯ですが、この頁の閲覧は十八歳未満でも問題皆無・・・と思います。内容は私の印象/好み暴露が中心で、「Macでウインドウヅのゲームをしよう!」的手引き書としては殆ど無能です。(2001.05.22)
SkaaRj_95で触れた通り、(ヒミツのひとのオススメで)「果てしなく青い、この空の下で・・・。」、略して「青空」をやってみました。(昨年のにんきゲームの一つなので、入手は比較的容易かと思われます。)これはウインドウヅ(95/98 etc.)上で動くウインドウヅ用のゲームです。従って、Macintoshしか使ってない人は何らかの方法でウインドウヅ環境をでっち上げないといけません。(以下、「Rj's CoMiPa Page」等に準ずる部分は省略します。)
ver.1.02へのアップデータがtopcatから出ております。私の環境では、コレを当ててサウンドを特殊設定にしないと堕ちまくりやがりました。当てて設定変更してからは一回も堕ちてません。
#動作速度は、PPC750/320MHz, VPC3.0.3Jという環境で(オープニング映画以外は)ほぼ問題ありません。多少重たい感じがしますが、文字のアンチエイリアスを掛けて普通に読み進む分には大きなストレスはありませんでした。(VPC4.0.2やBlue Label Power Emulatorではやってみてません。)
これに関しては・・・いろんなところにあるみたいですゆえ、必要に応じてweb上で検索してみて下さい。検索語は「果てしなく」「この空の下で」「攻略」等でいいと思います。例えばこのへん↓など。
#検索にはODINが便利です。
最近、PCえっちぃゲームの海の底に沈んでる状態をやや誤解してるらしい人が多いことに気付きました。えっちぃゲームってぇと須く女のコを脱がせて遊ぶのが主なものである、と思われてるみたいです。言う迄もなく、私がわざわざ印象記書いてるようなのにはそういうのは一つもありません。また、わざわざ印象記書いてないゲームは「買ってみたけど、なんだこりゃと思ってほっぽってある」のが二つあるだけです。ちういのこと。
さて、この「青空」がどんなゲームかはヒミツのひとにある程度聞いていたのですが・・・このゲームでは「添い遂げます。」という覚悟で女のコに挑むだけではダメなこともあるようです。攻略情報に頼らず全員を攻め落とすには多少の忍耐が要りそう。「happy end」のみならず「sad end」をも全部見ないといけないような気もするし、一度も「sad end」を見ないでクリアしないと読めないところもあるし、やややっかいやもしれません。
ゲームの形式としては、(「縦書き」を選べる辺りでも感じられるように)「読ませる」ことに重点を置いたものとなっています。分類上は「膝枕ゲー」だと言う人もいまして(誰かはヒミツ。)、確かに私もその要素は捨てられないなと思うのですが、個人的にはこれは「寝床に潜り込まれゲー」であるという結論に達しました。
#尚、この記事でのゲーム内容暴露度合はこれまでの記事群とほぼ同様です。
では、いつもの如く主な登場人物の印象列記。女のコはクリヤ順です。
最初は雨音ちゃんに走ろうと思ったにも拘わらず、お弁当を買いに行ってしまったばっかりにこのひとに搦め捕られました。南無〜。(いや、雨音ちゃんの次は悠夏だ、と思ってたんでいいんですけどね、別に。。。最後は文乃ちゃん、ということだけ決めてから始めてます。)
ぐっときたのは、時々ものすごく強引な物言いをするところ(「なら、勝て!」とか「寝なさい」とかそういうの)と、時々ものすごく可愛らしい重複を繰り出すところ(「ねぇねぇねぇねぇねぇ」とか「うんうん、そうそう!」とかそういうの)です。膝枕攻撃や寝床に潜り込み攻撃が強烈だったのは言う迄もありませんが、乱暴で柔らかそうなあたりも捨て難いっす。。。
#どうでもいいけど、そんな蜘蛛は本州にいません。可愛かったから許しますが。
最初このひとまっしぐらで行ったつもりだったのに悠夏へ流れてしまったので、さくっと挫折して攻略情報に走りました。頼らないとちょっと難しいやもしれません。あと、私は例によって主人公(俺)の名前を「名字:ぁ」「名前:ぅ」にしてしまったところ、一箇所で瑣末的な問題が生じました。まあ、そんな名前付けるひとはそう滅多にゐないでしょうからだいじょぶとは思いますが。。。
ってのは置いといて、メイドさんまにやではないはずの私がやられたのはやっぱり「うー」にです。また、きゅっと縮こまった感じでモノを言うところや白いワンピースなんかもくらくら源でした。印象に残った台詞もいくつかあります。「都会の人は何を見て毎日暮らしているのかな?」「あそこから外に出たら・・芳野は芳野でなくなってしまう気がする。」「そういう事女の子に聞くのは・・よくないと思う・・・よ?」等。
あ、膝枕/添い寝も相当ダメダメ化促進系です。
最初に思ったのは、「ょ」が小さいょ、ということ。これに尽きます。(途中、一箇所「だよ?」ってのがあってアレレと思いましたが、直後に「俺」の「いいょ」というのが続いたので、多分書き手のひとが疲れてたんでしょう。)そうです、SkaaRj_90あたりを見ると分かるように、私がこのゲームを始めたのは今から二カ月程も前だったりします。全員クリヤして全員の「sad end」を見るまでは割とさくさく進めたんですけど、もう一度全員の「happy end」を見てから記事書こうと思ってたらこんなに遅くなりました。
で、このひとの特徴は・・・うーん、えっちぃ?
一部、ヒトゴトとは思えません。一番印象に残るお話でした。
藍ちゃんと同じ顔の別人です。区別の為にメガネをかけています。一言で言うと「いい子だなぁ」です。地味ですが、悪ぅい方のお話で重要な役割を演じています。あと、将来性抜群です。私も、「回すって言い方、良くないと思うな・・・」。
パッケージからして「らすぼす」なので最後に回しました。正解だったようです。妹はどうだろう、と私も思いましたが、「大人しく幸せになりなさい」とか言われたら反論出来ません。にらめっこは勝負きぼう。
うーん・・・ううーーーん・・・・・・ぃゃ〜ん
ダメです、いくらカッチョよくてもそんな仕事してちゃ。亡くなったお子さんが正しい。
コドモ・・・
おっさん、あぶないよ
理想的な不良中年?
実はちょっとコワいです、こういうおとうさん。。。
何というか常識的で大人しく、私のようなハズレもんにとっては少々苦しい設定でした。私がお話を第三者的に眺める度合が今までにやったものの中で(Atlach=Nachaを除いて)最高となったのは多分そのせいです。でもまあそれはそれでいいや、「普通」のひとがKanonとかをやったらこうなるんだろうなってなのが想像できたかもしれないし、とも思いますけど。
#女のコの攻略は上の順で済ませましたが(この時点でおまけシナリオも見てます)、その後同じ順で悪ぅい結末を全部見て、更に「雨音 → 悠夏 → 文乃 → 明日菜 → 藍」の順でもう一度「よい結末」を復習してからこれを書いてます。
##無傷の全攻略後に見られる「その後」のお話は、言ってしまうと大したことありません。勿體振る内容ではないので、「二周くらいしてよ。」の意だろうと解釈してます。
〇勝五敗・・・うーん全敗。
一部、ちょっと意味もなく選択が難しくなってるような気もします。恐らく、悪ぅい結末を見ろってことだと想像します。ただ、VPCでやると「次の選択肢まで進む」の反応がちょっと鈍かったりしますので、そこらは改善の余地ありかもしれません。(プログラムの問題)
それぞれのひととの関係を「お話」として捉えた場合、その読み応えはどれも結構なものです。人数が五人というのはこういった形式のものでは適正かと思われます。ただ、上にも書いたように主人公(俺)の設定がいまいちしっくりこなかったのは個人的に少しだけ残念なところです。尤も、こういったお話であまりぶっ飛んだ主人公だとわけわからんちんになりまくりだって気もしますが。
直接ゲームの進行には関わらないことですが、誤字多いっす。こういった「読ませる」ことに重点を置いたゲームの場合、私にとってそれは多少気になるところです。誤変換だけでなく、書き手が日本語のマチガイを犯してる場合も少なくないような・・・まあ、それが理由でゲームがつまらなくなってしまったりというレベルではありませんので、些細なことと言えば些細なことです。
いつものようにお話の気に入り順上位三つをここで・・・と思ったんですが、トップが「イズ=ホゥトリャ(happy)」だっての以外はちょっと順位付けが難しいです。どうしよう。。。
あ、「♪だぁたぁててけてとん、うま」は相当面白かったっす。身体がもちません。
各人との細かい会話等を含めつつ、攻略時の印象を中心に。
名まえ | 一いん | 見かけ | 浮かれ | 打たれ | 憑かれ | 抜かれ | やられ | 泣かせ | ふにゃけ | ☆合計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
雨音 | B | ☆☆ | ☆ | ☆☆ | ☆☆ | ☆☆☆ | ☆ | ☆☆ | ☆☆☆ | 16 |
悠夏 | A | ☆☆ | ☆☆☆ | ☆ | ☆☆ | ☆☆ | ☆☆☆ | ☆ | ☆☆ | 16 |
藍 | B | ☆☆ | ☆☆ | ☆☆☆ | ☆☆ | ☆☆ | ☆☆ | ☆☆☆ | ☆ | 17 |
明日菜 | C | ☆ | ☆☆ | ☆☆ | ☆ | ☆ | ☆☆ | ☆☆ | ☆☆ | 13 |
文乃 | S | ☆☆☆ | ☆☆ | ☆☆ | ☆☆☆ | ☆☆ | ☆☆ | ☆☆ | ☆☆ | 18 |
「一いん」はSからCまでの評価を適当に割り振ってみてます。「見かけ」から「ふにゃけ」までは、項目ごとに相対評価をしてます。
単純に☆の数では表現できなかったことなどを少々追加します。
ということで、The Winners' Podium。(順位決定はRjの脳内でこっそり行われています。)
墓 守 文 ┌───┐ 乃 │ 1 │ 悠 ┌───┘ │ 夏 │ 2 └───┐ │ 3 │ └───────────┘
おめでとう!
#二〜四位は相当悩みました。。。(明日菜ちゃんゴメン)
素朴でよいです。特に気に入りだったのは、(エキスパートクリア後に案内されるサイトから落とせるファイル名で言うと)「scene6.mp3」「dotabata.mp3」「omake.mp3」「baked_cake.mp3」など。
ええっ?ごむ禁止?
このゲームに与えたい超個人的(© Makotoさん)鍵言葉は
Life's a raw caress, it's a raw caress, it's a raw caress to me.
です。
鍵言葉の選出、今回はちょっと考えました。「変化は必然」といった無常観を表したものにしようかとも思いました。しかし、「寝床に潜り込まれゲー」だということもあるし、どういった変化が訪れるにせよ基本は自分そしてその変化を受け止める際にあらまほしきものはコレ、ということで。
悠夏のところで触れた蜘蛛の件のみならず細かい点を見ると結構沢山問題があったりする&えっちぃシーンがちょっとアレなので評価は分かれるかもしれませんが、「まあいいや」って思わせるくらいの水準に仕上がってると言えましょう。時折挟み込まれている「妙に現実的な描写」なんかもいい味出してますし、ちょっとしたエピソードにも気を遣ってるな、と思わせたりもします。ただ、肝心の「ヤマノカミ」関連の骨格がやや不全に見えるのは・・・あんまりきっちりしてるのもヘンだろうということでわざとかな、と思うことにしましょうか。
そういや、「もものけ姫」の影を多少感じました。「ぱくり」という水準には程遠いので負の評価ってことぢゃないです。幾つかそれを想起させる要素があった、という程度。
ひとえにヒミツのひとのオススメで私はこれをやりました。オススメ頂いてから随分時間が経ってしまいましたが、じっくりやるだけの価値のあるものだったと思います。また、こういったゲームについて事前に(随分前から)いろいろ教えて下さったD-DOGさん及びそのご友人諸氏にも感謝します。
ありがとう☆
(以上2001.05.22)
(2007.08.30現在)
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