この頁では、私Rjがあのおもしろい2DゲームONEをやってみて思ったことなどを書きます。「ONE」自体は所謂「十八禁」遊戯ですが、この頁の閲覧は十八歳未満でも問題皆無・・・と思います。内容は私の好み暴露が中心で、「Macでウインドウヅのゲームをしよう!」的手引き書度合いは殆ど虚無です。変な期待をしないようお願い申し上げときます。一部、「Rjのめたる講座」と化してるやも。。。(2000.07.02)
SkaaRj_69で触れた通り、D-DOGさんらのオススメに乗って「ONE」をやってみました。(一昨年のにんきゲームの一つらしく、未だ入手可能です。)これはウインドウヅ上で動くウインドウヅ用のゲームです。(95用ですが98でもOKだそうです。2000で動いたとの報告もあるとか。けど、NTでは動かないみたいです。)2000.07.02現在、Mac版なるものは出ておりません。従って、Macintoshしか使ってない人は何らかの方法でウインドウヅ環境をでっち上げないといけません。(以下、「Rj's CoMiPa Page」や「Rj's Kanonical Page」に準ずる部分は省略します。)
#動作はKanon同様非常に快適です@PPC750/432MHz, VPC3.0.3J。恐らくPPC603e級でも遊べると思います。(「G3Strip」でBS cacheを切り、「G3Throttle」で実効処理速度を150MHz程度に落としても遊べるレベルでした。)
#鍵盤短絡操作について。MacOSの方で入力モードを星条旗にしておくと、このゲームはほぼマウス無しで遊べます(文脈めにうを出す時だけマウスを使いました)。矢印キーで選択部分移動、returnで決定/次の台詞へ、escでキャンセル、spaceで文字盤表示/非表示、controlですっ飛ばし。一人称視点のゲームには大体共通な操作体系なのでしょうか。そういやUnrealでもほぼ同じ状態でした。(全部共通、ぢゃないみたいなのが痛いところですが。)
これに関しては・・・既にいろんなところにあるみたいですゆえ、必要に応じてweb上で検索してみて下さい。検索語は「ONE」「輝く季節へ」「攻略」等でいいと思います。Kanonと違い、「標的」を絞って進めることを心がけていてもコケることがあります。あんまり苦労するようでしたら、こうした情報に頼ってみるのも手かと。
そんなこんなで、PCえっちぃゲームの海へだんだん沈んでってる気もしますけど・・・続行。最初、この「ONE」はどんなゲームか見てやれってんで適当にやってたのですが・・・いろんなひとに憑かれそうになりました。。。で、撃沈。このゲームでも「添い遂げます。」という覚悟で女のコに挑まないとダメダメちんです。てやんでい、こちとら江戸っ子でい!ってんでクリヤしてったひとの印象をクリヤした順に並べます。(Rjはホントは江戸っ子ではありません。)
ONEはKanonよりも「ゆうわく」が多く、最初の玉砕試行で的を絞ることがむつかしかったのですが、自らの欲望に素直になったら第一目標はこのひとに決まりました。口数の少ないひとですが、それだけに重みもあります。また、表現の豊かさでもKanonの舞さんに近い部分があると思います。さらっと面白い冗談を言うあたりも好みですが、ふとした瞬間にどきっとさせられたりするのでもうダメダメでした。ただ、南君によると競争率高いそうです。。。
やってて、Uriah Heepの'Rain'という曲を思い出しました。綺麗な曲です。そのまんまやんけ、と言われそうですけど、言われてもいいや。一節を引いておきます。
rain, rain, rain in my tears measuring carefully my years shame, shame, shame in my mind see what you've done to my life...
- from the album 'The Magician's Birthday'
このゲームの「オレ」はKanonほど面白くないのですが(それでもかなり・・・)、その分を登場する女のコたちが補ってくれてるようです。このひとも相当面白いです。そんなとこから逃げちゃうとことか、「あ」とか言ってしまうとことか、ニンジンだって食べられるとことか、言う迄もなく友達の絵にラクガキしちゃうとことか。でも、そんなことよりもやっぱり「人と話をするのが好き」ってのがいちばんでせう。また、風を感じたり月に照らされたり、この世界はこんなにきれいだったんだと実感させてくれるひとでした。ただ、字の下手さ加減は・・・私(Rj)と同レベルかも。。。
ふと思ったこと。私、ときどきですけど「今、目が見えなくなったらどうしよう」と考えることがあります。普段視覚に頼ってる度合いの高い私には、それはすげい辛そうです。そして、自分の書いてるHTMLのことなんかも思います。最低最悪とまでは言わないまでも、本当の意味で十分な配慮をしているとは言えない状態です。考えさせられます。
私はあんまり幼い感じのひとに惹かれる方ではないので油断していたところ・・・やられました。ぶら下がられたりがしっと固められたりラーメンかけられたりするのにも相当弱いけど、それよりも「伝える」ということへの意識が響きました。伝えることを放棄しなければ、方法なんていくらでもある。公演のことでみさき先輩と澪先輩(但し、その呼称はとても嫌そうだった。)が話をするところを想像した「オレ」の、「あの二人なら何とかなりそうな気がしなくもない…」という言葉が全てを表現しているでしょう。相互意思疎通は、その意志のあるところにのみ存在します。
さて、SkaaRj_66/69等でMetallicaのことを持ち出したのは、単に私が「ONE」という単語からそれを連想したからだったんですが、どおなんですかね。この次のひとに挑戦したら、思うところが生じました。それはそれとして、Metallicaの「ONE」について少し。この曲は「ジョニーは戦場へ行った」という小説を元ネタに作られ、MetallicaがCliff Burtonへの追悼作へ収めたものです。主人公は、他人に何かを伝える手段を全て奪われたひと。「孤独」という概念を具現したような状態です。一節を「その六十六」に引きましたが・・・元の英文はコメントアウトしてありますので興味があればご参照下さい。。。
このゲームに出てくる攻略対象のひとの中で、私にとっては最も「現実的」な存在です。打ち開けて言ってしまうと、「そんなやつ、いねえよ!」度が最も低いひとです。ただ、現実的に考えてそんなにきっちりと顔に膝蹴りを入れられる女のコがいるのかというとちょっとアレなんですけど・・・気にしないでのめり込んだ方がいいのは言う迄もありません。お話としては、「現実的」な人格設定ということで多少ありがちなものになってるとも言えるのですが、個人的にはいちばん「近づけた」という印象です、自分(Rj)が。「うん、見たいビデオがあったんだぁ。一緒に見よっ」なんてノリのいいとこも最高ですし、意外と律義なのかもしれないところやムリしてまでそんな技を使うとこや全国のパパママに見習って欲しいあたりも気に入りです。また、牛乳部とか魚拓部とか完璧な偽造文書とかぎしゃああぁぁっ!!とかまだ言うなよとかデスメタルとか明日一緒にさばこうなとかちゃんと歯も研げよとか、「オレ」の言動や想像、そして遊んでるRjが一番楽しかったのもこのひとと一緒にゐるときでした。因みに私、「あっ、大相撲の時間!」では本気で吹き出しました。かわいすぎ。。。(てことで、えっちぃシーンもいちばん気に入り。)私はあの流れの後であんな風に待っていられるでしょうか。「待ち」に関しては、このひとが一番キツい状況だったと思います。それだけに、待っていて貰えたのは嬉しいものでした。
さて上で勿體振った件。ここで「スラッシュ系」とか「デスメタルの大御所」とか「ドラマーは片腕」とかいう、ややまにやっくな表現が出てきます。デスメタルはともかく、こういった音楽を知らずに暮らしていたなんて「そりゃもったいないな。」と言うしかありません、私に言わせれば。「オレ」がこのひとにどのCDを薦めたんだか気になるところですが・・・一応簡単な説明と共に私のお薦めを挙げてみます(それがどんなものかを知りたい七瀬さんシンパのひとのために)。(→まにやっくなひと、細かいツッコミは勘弁願います。)
hard rockから進化したheavy metalと呼ばれる音楽のうち、やたら攻撃的で重くて速いもののことです。Metallicaも昔はthrash系と言われていたので・・・敢えて「thrashっぽいMetallica」に拘るなら彼らの第二作'Ride the Lightning'、或いはその頃までMetallicaの作曲に参加していたDave MustaineのバンドMegadeth(自称'Intellectual Thrash Metal')の'Rust in Peace'辺りが比較的初心者向けかも。。。本道で攻めるならSlayerの'Seasons in the Abyss'とかその他いい作品はいろいろあるのですが、こちらの世界も奥が深いようですからあとはご自身で探訪下さい。
重くて速いのみならず、独特の発声で・・・はっきり言って私にはついていけない領域に行っちゃってます。ので、「大御所」と言われても「うーん、Napalm Death辺りかなぁ?」といった程度の曖昧な憶測しか出来ません。けど知ってる範囲で言うと、やや軽めのところでAmorphisの'Elegy'なんてのは「デス声」を除けば一般受け可能な楽曲レベルです。こちらの世界も更に奥が深いらしい(狭いけど)んで詳しくご案内出来ないのですが、Entombedというバンドの作品は何故か私も数枚持ってたりします。。。また、death metalという概念の本道からは少し外れそうですが、Paradise LostとかIn Flamesなんていうバンドのも幾らか持ってます。
こんなことについて私が書き出したらきりがないので、九十年代に日本で比較的じょせいファンの多かったバンドとその作品(九十年代のものに限らず)をいくつか挙げるに止めておきます。
#必ずしも「Rjの好み」によるお薦めではありません。七瀬さんみたいなひとに薦めるんだったらその辺かなぁ、と想定してのもの。
p.s. 今、伊藤'MASA'政則氏がPower Rock Todayで言ってるのを聞いてぎょっとしたんですが、独逸のdeath/gothic/black metalの祭典か何かに日本の女性が沢山行ってたとかいうリスナーの報告があったそうです。。。この国の退廃が彼女らをそんなところへ???
どう見てもこのひとは「オマケ」っぽかったし(ゴメン)、歳もだいぶ下みたいだったので油断していたのですが・・・やっぱりやられました。。。大体、「添い寝」という恐るべき裏技を使ってくるなんて全然聞いてませんでしたよ私は。澪先輩が犬みたいに懐く代表だとすれば、このひとは猫みたいに懐く代表です。(けど、どっちも自分が「おとうさん」になった気分になるような気がしないこともないのは気のせいでしょうか。。。)泣き出すのは大目に見るとしても、首の下を掻いてやると目を細めて喜ぶのや何かを悟った様子を見せるのはズルですし、「♪」とか言うのも反則でせう。このひとはハンバーガーを買いすぎなのですが、密かに「うぐぅ」とか言ってるのも見逃せません。いちばん「ぐっ」と来たのは「けんぱ」です。いったいどんな確率で・・・そもそも、自分がここに存在していること自体すごい偶然の賜物です(或いはそれは必然だったと言うべきなのやもしれませんが、それは「事後」に取るべき見地でせう)。「ひとつ何かが違っていればここには至っていなかった」わけですから、そこでの人との出会いというのはそれだけで既に「奇跡」とも言えることです。そして、出会った人と共に貴重な時間を過ごすこと。自分の今までを振り返りつつそのことを思うと、不思議な感情が湧いてきます。。。
やや余談ですが・・・住井君好きです。「誰だ、この子は?お前達の子供かっ?」けど、ぐよぐよ考えてみるとそれほど歳離れてないんですよね。。。この年代だとそれが大きく感じられるというだけで。十年後にはどんな女性になっているのでしょう。あと、このひとのお話では七瀬さんも泣かせてくれました。
最初の玉砕試行でこのひとを「ラスボス」に決めたので、最後に回しました。個人的には、最初が茜さんで最後がこのひとってのは悪くなかったかと思います。ここへ辿り着くまでに幾度も幾度もこのひとに寂しそうな/残念そうな顔をさせてしまっていてひじょおに苦しかったので、やっと・・・と思ったら、甘かったようです。試練が待ってました。。。しかし、それに値するラスボスだったと言っていいと思います。印象深く、味わい深いお話でした。通常、私はこういうひと(身近で常識的で気が利いてて心配性で控え目で・・・)にはそれほど惹かれないのですが、そんなの覆すだけの力がありました。それは多分、信じる力です。などとマトモに言ってしまうとバカみたいなのですが、バカみたいでもいいや。そもそも、バカですしね、私。(ぬ〜べのおとうさんをちっと思い出します。)
一緒にゐても楽しいひとでした。「オレ」が自然体でゐられる相手だってことでもありますが、「じゃあ、カラオケでも寄ってからいくか?」とか早起きするよりも靴を履いたまま寝る確率の方が高いとかテスト終わったときにゼーゼー息切らせてる奴とか『だよもん星人』とかにんにくデカナイスバーガーとか「わぁ、死んじゃったの!?」とかオレ専用の超能力者とか干支に関係なく年賀状に猫を描いてしまう(私、身に覚えあり・・・)とか「なら、ジュテーム」とか膝がロックできるようになったよとか・・・そんな感じだったので、クリヤ後に敢えてやってみたsad endへの途上にある「微妙なバランスの関係」という表現には余計に考え込ませられました(←何か暗い過去が?)。ぢんせい、或いは我々が今ここに存在してることなんて、「びーだまが尾根を転がってる」みたいなもんです。普通はさくっと谷に転がり堕ちて行きます。だからこそなんでもない日常がかけがえのないものたりうるんだし、バカな私は「life can be for living, just try and never give in...」なんていうHelloweenのフレーズに励まされたりしてたんだと思います。
あ、えっちぃシーンは七瀬さんに次いで気に入り。。。
・・・別に攻略対象(=同性愛の道)ってんぢゃないのですが、美少年マニヤの女性には一見の価値ありかもしれません、よくわからんちんですけど。七瀬さん攻略ルートで可能な限り部活に出ていると楽に招喚/接触出来るようです。ここまでのお話の決着方法にどおしても納得いかないひとは一度見てみるといいやもしれんちんです。私の場合、見ても同じぢゃねーかと思ったりしたのですが・・・まあ、お話につきものの突飛な展開に、曲がりなりにも説明を加える役どころ、ということでせうか。
〇勝六敗・・・言う迄もなく、また全敗。。。
「登場人物の印象」以外についても少し書きます。「運と能力のバランスが大事」ってな点からすると、このゲームはやや偏ってます。こまめに保存しながら進めないと、先行きが運に左右されて泣きを見ることがあります。このゲームも恐らく「びぢゅある・のべる」に属すると思われるのですが、ちょっと落とし穴が多いかもしれません。
問題の選択肢による分岐ですが、迷うような時は多くの場合「どっちでも結果は同じ。」になるようですけど、迷わせておいて致命的なものもあります。いぢわる。。。人生是博打、ということでしょうか。(でも、(1/4)^10=9.5367431640625E-7ってのはちょっと・・・まあ、正解を与えるのが本当に1/4かどうか全部確認してないし、外してもhappy endに辿り着けるかもしれないのですが、いずれにせよあの漢字テストで満点取れる確率は無作為に選んでいく限り約百万分の一です。ヒントがあるので実際には数回の試行で突破出来ると思われますけど。)
さて、女のコの印象は上のような状態だったのですが、やっぱり気に入ったのは「オレ」の発想や言動、女のコたちの台詞です。Kanonほどではないにせよ一般的に言うと恐らく「やや突飛で非常識」となるんだと思いますが、私には心地よいものでした。(つまり、私みたいにへんちくりんなヤツぢゃない人が遊んだ場合、多少の違和感が発生する可能性もあります。)上の印象のところでもいくらか並べましたが、その他気に入りを幾つか拾い上げてみます。
というわけで、深夜ゲーム中に吹き出してしまうことが多々ありました。ひとが見てたら相当怪しい光景です。いや、自分で考えても怪しすぎる状態です。
各人の一回目クリヤ時に於ける印象への評価を中心に。
名まえ | 一いん | 見かけ | 浮かれ | 打たれ | 憑かれ | 抜かれ | やられ | 泣かせ | ふにゃけ | ☆合計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
茜 | SSS | ☆☆☆ | ☆☆☆ | ☆☆ | ☆☆☆ | ☆☆ | ☆☆☆ | ☆ | ☆ | 18 |
みさき | S | ☆☆ | ☆☆ | ☆☆ | ☆☆ | ☆ | ☆☆ | ☆☆ | ☆☆ | 15 |
澪 | B | ☆ | ☆ | ☆☆☆ | ☆ | ☆☆ | ☆☆ | ☆☆☆ | ☆☆ | 15 |
留美 | A | ☆☆ | ☆☆☆ | ☆ | ☆☆ | ☆☆☆ | ☆ | ☆ | ☆☆☆ | 16 |
繭 | C | ☆ | ☆☆ | ☆ | ☆ | ☆ | ☆☆☆ | ☆☆ | ☆☆☆ | 14 |
瑞佳 | SS | ☆☆☆ | ☆ | ☆☆☆ | ☆☆☆ | ☆☆☆ | ☆ | ☆☆☆ | ☆ | 18 |
「一いん」はSSSからCまでの評価を適当に割り振ってみてます。「見かけ」から「ふにゃけ」までは、項目ごとに相対評価をしてます。
世に評価方法は星の数ほどありますが、どんな評価方法も完全ではないという一般論の例に漏れず上の評価もあまりに断片的なので、「単純に☆の数では表現できなかったこと」などを少々追加します。また、氷上君以外の攻略対象外のひとへの印象もここで書きます。
ということで、The Winners' Podiumでも描いておきます。(ここでの順位決定は、Rjの脳内でこっそり行われていますが・・・今回はちょっとテヅルモヅルが暴れて収集つかないことになってました。拮抗しすぎ。)
茜 瑞 ┌───┐ 佳 │ 1 │ 留 ┌───┘ │ 美 │ 2 └───┐ │ 3 │ └───────────┘
おめでとう!
「Kanon」と同じような人が作ってるせいか、このゲームの背景音楽の多くも静かでけれん味無くいい感じでした。個人的にはオルゴール調のやつが特に気に入りです。が、最後(エピローグの後)に流れるやつ(エンディングテーマ?)はKanonよりもいいとして、全体としてはKanonよりちょっと劣るかもしれません。
それとは別に、「デスメタル」なんて語が登場したので思わずはしゃいでしまったのは上の方でバレバレになってる通りです。製作スタッフに絶対一人は「めたるなひと」がゐます。わあい♪(←コドモ)
ごむ・・・
半分くらい遊び終えた時から私の中ではほぼ固まっていたと言っていいことなのですが、このゲームに与えたい超個人的(© Makotoさん)鍵言葉は
I'll be back.(しゅばるつぇん えげる)
・・・ぢゃなくて、
Wait for me, please, wait for me, girl.
です。また、上の文中で引いたものの他にも、
when a man lies, he murders some part of the world these are the pale deaths which men miscall their lives all this i cannot to bear to witness any longer cannot the kingdom of salvation take me home... (Cliff Burtonの最期のメモより)...like a mouse inside a maze, wandering 'round 4 daze with a smile upon my face, i never wanna leave this place... (GN'R, 'The Garden' from 'Use Your Illusion I')
といったものが想起されました。遊ぶ前は、「やたらコワい話だったらどうしよう」とちょっとだけ不安に思ってたんですが、実際やってみたら面白くて味わいのあるものでした。冗談のセンスが私に調和していたというのも大きいのですが、他にもいろいろなことを感じ考えさせられました。お話の展開はかなり突飛ですが、最終的には「自分と相手次第」ってとこも気に入りです。言ってしまうと作品としての完成度はKanonよりも低いんですけど、それを補う「力」があると思います。
このゲームをやって、自分の昔のことなどを思い出しました。ちょっと共通するものがあったのでしょうか。私もご多分に漏れず高校生の頃は相当擦り切れて腐ってたんですが、幸か不幸か物理的に消えてしまうことは流石にありませんでした。でも、実質的には殆ど消えていたようなものかもしれません。「It can happen to everyone eventually.」ってやつですね。
大事なひとに去られるのは辛い。だけど、大事なひとに忘れられるのはもっと辛い。だからこそ、幼き日のあゆさんは第一の願いとしてああ言ったのでしょう。私は昔ずいぶん極悪非道なことをしました。そのツケが回って自らを虚無に投じることとなったような気がするのですが、それも今にして思えばあの趣味の悪いシャーペンのせい・・・ではなくて、「…だけど、オレは逃げた。/傷つくことを恐れた。」ってことなんでしょう。澪先輩のようなひとが身近にゐればよかったのかや?と無駄な自問をしてみてもいいのですが、しょせん「自分で気付く」まではゐたって無駄無駄ちんです。そして、独力で気付けるようになるひとなんてゐないと思います。全ては人との接触から始まるはずです。
・・・なんか話がくどくなってますが。
D-DOGさん、貴方が勧めてくれなかったら私は恐らくこの楽しいゲームに一生出くわさずじまいだったでしょう。また、後押し&入れ知恵して下さったヒミツのひとと、こういったゲームについて事前に(五ヶ月近くまえから)いろいろ教えて下さったD-DOGさんのご友人諸氏(お名前、考えた上で割愛させて頂いてます。m(_ _)m)にも、ここで改めて御礼もうしあげたく。
Thanx always!
(以上2000.07.02-2000.07.03)
(2007.08.30現在)
SkaaRj_69に戻る/ SkaaRj_70へ進む/ SkaaRjもくじ頁