YSな日々 〜奇行ログ


一番下へ



2012/6/23(土)
ふらりと天空橋のところでフェンスの向こうを覗いてみると、いつもそこにいるJA8709が、今日はこっちを向いていて。そう来たかとカメラを取り出してぱちり。 手前ではトーイングカーの車庫入れの練習をしているようで、被らないように被らないようにタイミングを計ったりして。しかし水垢の黒ずみは大分進んでいるようで、 この6年近くの間に、その佇まいより窺える飛びそうな気配は、まるで無くなってしまった。 ◆知る人ぞ知る萩中公園に立ち寄って機関車など眺めていると、金網の区画のところに「ガラクタ公園」の展示物募集の貼り紙が・・・・・以前ここには消防車や都電などが置かれていて、 ストリートビューでもチラッと見えていたのだが最近撤去されてしまったようで、あららと思っていたら来年復活らしい。 ただ応募内容的には「大田区の技術を生かした、使わなくなった建設機械、乗物、機械類」などとあり、出物があっても大田区の技術、てのがどうだろな・・・・・って何がさ。 ◆しかし全日空商事、音沙汰無しだな。

2012/6/18(月)
言えばすぐ出るジェミニの1/200の、ハワイアンとアメリカン・イーグル確保。はあ。美保のゲゲゲとピードモントから3年、ここに来てまた連発、この流れで続くんじゃ、 あるまいか・・・・・ハワイといえば、ミッドパシフィック・エアなんてのもあって、昔リゲインのCMに登場してて。 ◆しかし全日空商事、音沙汰無しだな。


2012/5/23(水)
ジェミニから1/200で今度はハワイアン航空。1/400のは既出だったカナ・・・・・あれは創立80周年記念だったようだけれど。しかし全日空商事、音沙汰無しだな。

2012/5/3(木)
所沢航空発祥記念館では、GWは「航空ジャンク市」なるものが恒例らしいのだが、今年はYSの部品が出るとかなんとかで、それならそれで、久しぶりに覗いてみようかと。生憎の雨だったが、 航空公園駅からANK塗装のJA8732を眺めつつ歩いて行き、入場するとフロアの一番奥で、それらしき物がゴチャゴチャと見えて。 ◆近寄ると、メーター類は単体でもインテリア風に映える存在感だが、やはり結構なお値段、廃品というより中古品なのカナと思ったが、元々相場観が無い目では、そんなもんかなあ、と思うしかない。 そもそも新品が物凄く高いんだよなコレ・・・・・まあいずれにせよ、アラステキと手を出すにもいくらかハードルがあって。 ◆いよいよYSの部品達。スロットルの根元の部分のカバーだとか、メーターパネルのパネルだけ・・・・・ダートエンジンの諸元らしき紙が挟まってて結構グッとくる・・・・・とか、 コクピット窓・・・・・多分機長席側の開けられる部分・・・・・なんてのもあり。小判型の整備用の蓋のような外板などもあったが、総じて外側の直接風に当たるような部分は高い傾向にあるような。 とりわけ大物っぽいのは、プロペラのスピナーが¥100Kナリ、YS−11Tの腹のお尻寄りの小さい方と思しきレドームが¥50Kナリ、だったか。 レドームの横には中に収まるアンテナなんぞまであって、こちらは応談らしい。 ◆あー、下総で果てたYS、なのかこれ。今年の出物のような話だから、昨年退役したトムボーイが、年度内に廃棄扱いにされて、その発生品がここにある・・・・・という流れは想像に難くない。 そおかあ・・・・・それがまだ、飛行機、として存在した頃を知るだけに、多少なりともその縁を形に残しておきたい気持ちも無いではないが、値段もさることながら、嵩張る、よなコレ。 キャビンの窓回りの内張り、それも非常扉のところの、旅客機なら3列目の微妙にハズレの席のそれや、水平尾翼用の赤い固定具なんぞもあって、こちらは多少お買い得感もあるにはあったのだが、 持ち帰ってから溜息が出る嵩に思われたので、やめておく・・・・・せいぜいプロペラの切り身までだったかな、やはり。 ◆頭の上の呼び出しボタンの「スチュワデス」表記あたり、なかなか味わいがあるのでそのへんを期待してたのだったが、トムボーイだけのようでそういうのは一切なし。小物的には座席の灰皿あたりはあったものの、 これも言わなきゃ判らないような感じなのでイマイチ気乗りせづ。ただぐるぐる眺めるだけに留まるのだったが、ヤバいシロモノではないのだろうが撮影禁止と貼り紙があって、 首から提げてたカメラがマークされてる気配もあってこっそりというわけにもいかず(ぉ、2、3周眺めて、あとは久々の常設展示を見て回り。


2012/4/28(土)
厚木基地がナントカまつりで公開で。一か八かで海自のYSを、という魂胆は変わらずなのだったが、野暮用で午前中の2時間だけ食われ、その為だけに1日棒に振らせてなるものか的な意地も、 ちょっとある。ネクタイ外して革靴なままダラダラ汗かき・・・・・例によって免許証で身分証明する場合には本籍プリントアウトが必須だったが、 警察署で出すにも機械置いとくだけだろうに月金の日中のみという典型的なお役所ぶり、平日昼間は専ら他県にいる身、仕様は共通だろうと踏んで他県の署でも可能かと問い合わせれば判らないと以下同文。 ◆ダメモトで昼休みに行ってみれば幸いにして出せはしたが、よくよく見れば出力日は印字されてない。前のは試験場で交付日に出したから、その区別がよく判らなかったのだがしかしアレだ、 3ヶ月以内に出したもの、と基地サイドでは言っているようなのだが、出力日印字されないんじゃ、ねえ・・・・・記載事項が変われば交付日も変わるからそこが合ってれば良い、という理屈かな? ◆ともあれ、ゲートは楽々パス、例のなんというか聊か卑屈さの滲むような「日本の民主主義の生みの親 マッカーサー」像を横目に進むと、まずハマーがいますがな。触るのは初めてだわ。 流石に火器は無いが銃座やらが物々しい。今回目当てを絞り込んでるので角を曲ってさっさと進み、エプロンに出る。さっと見回す限りやはり、YSはいないかあ・・・・・と、 人がどんどんロープが張られた筈の中へ入って行く!? 成り行きが掴めないままにとりあえず入っとけとこれに続き、US−2初号機やらでウハウハしてると、 「ロープまで下がってくださーい!」と排除にかかられた。アメリカ人と思しき連中がロープの支柱を倒してるのを見たが、やっぱり勝手にやってやがったか(笑)。 ◆逆サイのハンガーにXP−1と思しき機体がチラと見えた。他はP−3Cがいるばかりで、YSの姿は見えづ。まあそれならそれでと、C−2グレイハウンドにウハウハ、 初めて見たホーカー・ハンターにウハウハ。EA−18Gをそうとも知らずスルーしてしまったのは我ながらにアレだったが、そろそろとエプロンの出口へ向かうと、 向うの方でP−3Cが北へ向かって飛んでいて、アプローチに入りそうな気配。ではこれをと戻って、着陸をカシャカシャ、ついでにとエプロンに入って来るのを待ち構えていると、 突如始まったシャワータイム・・・・・考えてみれば展示飛行でなくリアルにお仕事に就いているので当り前なのだが・・・・・これはめっけものとカシャカシャ!  何年か前、下総で見たっきりだったかな・・・・・そんなこんなでまずまずではあったのだが、肝心のYSがぁ・・・。

2012/4/22(日)
調布のJAXA他が一般公開で久々に・・・・・5年ぶり・・・・・これを覗く。多磨駅から調布飛行場の北端回って掩体壕などチラ見しつつ、まずは調布航空宇宙センターの飛行場分室の方。 端から順に構内を時計回りに見て歩き、その最後にあたるのが構造系のコーナー。5年前には元JA8788のJAC機がぶつ切り状態で公開されていたが、 今回その建物はシャッターが閉じられ、まだ中に残っているのか、とうの昔に散逸してしまったか・・・・・その隣の建物ではCFRPなサンプルが展示されていたが、 そこにYSの水平尾翼の一部があって。一昨年の科博の「空と宇宙展」で見たそれと思われる。 ◆食堂でもやしたっぷりな富士山ラーメンなるもので早めの昼食、シャトルバスに乗って東八道路沿いの方部の方へ移動、こちらでは首だけになった元JA8720との、初対面。 ずっと羽田にいたのがいつの間にか消えたと思えば、こんな所で変わり果てて・・・・・JAXAには都合2機のYSが引き渡されたことになるが、身を呈して次代への礎となる・・・・・んですよねコレ。 ちょっとだけ客席を残し、今も鉄博にある「なかよし」然としたそれの、今日は中を見学出来るようなのだったが、コクピットまで入れるわけではなさそうで、行列に並ぶ気分でもなく、 その首だけの姿を、ぱちり、ぱちり、と。寄り添っていたJA8709はまだ羽田にいて、ぱっと見は五体満足なようにも見えるのだったが、退役から既に5年を過ぎ、 さてさてこちらも、この先どうなりますやら。

2012/4/10(火)
ジェミニから1/200でアメリカン・イーグル航空のが出る由。ピードモントとアロハ以外よく知らなくてスミマセン・・・・・それより、アレはどうなってんですかねアレは。 ヘルパというか全日空商事というか、一昨年の2月のハズだった試作1号機、流石にここまではと、いつものお店のポイントを温存してたら見事に期限切れでチャラになりましたわまったく。 羽田の店覗くと発売日未定とあって、少なくとも買いそびれではなさそうなのだったが、これに続いてANAの仙台ラストフライト、ANKの丘珠ラストフライト、 てのが続いててそれぞれ今月の予定になっていて。追い越すか、つっかえるか・・・・・あああと、1/72のANAモヒカンなんてシロモノが、今月予定じゃんかい。 出たら出たできっついなこれわ・・・・・むしろ延びてて欲しいような。


2012/3/24(土)
あー、東大先端科学技術研究センターの風洞、公開してたのかぁ・・・・・3/8付アサヒコム・・・・・あれ名前変わったのか。駒場といえば輸研の拠点であっただけでなく、 そもそも東京帝大の航空学科、後にはISASへ通じるその系譜はまさにここからであって、日本の航空技術史の、言ってしまえば聖地のひとつのようなもの・・・・・か。 センターのサイトを覗くと、航研機もYSも、ここで試験を行ったらしい。リニアはじめ他にもいくつか書いてあったが、あれもか、これもか、とまだまだあるに違いなく・・・。 出来たのは昭和5年、5人のサムライの木村秀政、堀越二郎、土井武夫の三氏の卒業の少し後、菊原静男、太田稔両氏の卒業がその年らしい・・・・・ともかくそんな時代。 そういえば本郷のやや小ぶりなのはその10年程後だったか・・・・・はさておき、最先端に挑んできたまさにその場所で、その歴史にちょっと、触れてみたかった。


2012/2/23(木)
最近これといってネタも無いのだがニュースで検索に引っ掛かったのを見てみると、ひとつは調布のJAXAでの親子航空教室の話。あそこにコクピットがあるもんな・・・・・ もうひとつは、海自下総基地でどうのこうの・・・・・お、と思いよくよく見れば「海上自衛隊の下総基地、自衛官と合コンイベント」。ありゃ。 「特に、教育飛行隊だけあって訓練に使う飛行機や、訓練方法、YS-11の話などじっくりと聞けそうです。」の由。以上オワリ。


2012/1/24(火)
「朝雲ニュース」1/19付、海自の下総基地で、事故機収容の訓練が実施された由・・・・・よくよく読めば昨年11/29のことだったらしいケド。 載せられた写真では、トムボーイの6905がクレーンに吊られてる。ただ吊るだけかと思えば、事前に色々シミュレーションを経て「本番に備えた」ということなので、 訓練としては大がかりだったようで。本番といえばリアルな本番で、2年ちょい前に小月基地の先でラクダさん9044が稲刈りした時は・・・。(ぉ ◆吊ったといえば羽田の量産初号機JA8610が、今の国際線ターミナルあたりにあったJALのハンガーを追われ、 旧整備場地区にあった・・・・・こちらも既に過去・・・・・ANAのハンガーへ移った際・・・・・もう8年も前か・・・・・これも何故か吊ってた気がするが、 フライヤブルを保つ上では、本当はあまりあちこち力をかけたくないところだったろうけど、下総でもこれまで運用中の実機を使っての訓練は出来なかったらしく、 退役機の「出物」があったところで、実施と相成ったようで・・・・・海自は近くC−130に置き換えだし、空自にも部品取りに提供しないとなると、このままここに残るのか? ◆最後のご奉公・・・・・2006年10月、1週間前に退役したばかりのJACのJA8768も、鹿児島空港での事故の訓練で水かけられたりしてたなそういえば。 その前にはJAXAの構造系の調査で輪切りにされたJA8788がいた。海外へ発った者あり、博物館へ収まった者あり、部品取りにされた者あり、 行く末は様々だが、残る仲間は用途が用途だけに、この先はもう、それぞれの「最後のご奉公」を見届けるばかりに、なりそうな。


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