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2006/3/25(土)
ふらりと八ツ山。これといったものも無かったが・・・・・というのは毎度のことながら・・・・・お触り自由の棚でふと手にしたT50、
今や¥3Kやそこらのオーダーである。傍らにはT70もあり、こちらも¥5Kナリ。来るところまで来たかといった感。T70の内容の濃さもさることながら、
T50のあの潔さは捨て難く・・・・・ISOダイヤルで露出補正も出来るし・・・・・その値段シールと相まってムラムラと盛り上がるものを覚えつつ暫し、
けたうぃー、けたうぃー、と空シャッターなんぞを切っていたが、いつ連れ出すんだよ、との自問に二の足。手許のオリーブ色のA3デートとも、
思いっきしキャラが被るし。気に入っているのになかなか出番が無いのが不憫。
◆無くなるとの話を聞いたのはいつのことだったか、元祖ベルビアRVP。まだ店頭にあるうちにと、3本ほど押さえておく・・・・・ついでに220も1本。
ISO100のベルビアにさえ、粒状性ではとうに凌駕されているようなのだが、あの碓氷での熱い日々ではメイン感材であった、ベルビア。思い入れは一入のものがある。
初代プロビアを使うのは速度が得られず「仕方なく」なのであって、フィルムの味もロクに知らぬままに、とにかくベルビアなのだった。名残に今一度、噛み締めておきたい。
そういえばかつては、RVPのプライチが一部で流行っていたっけか。プロビアで飽き足らない向きが、実効ISO80でコイツをぶち込むのである。
元来ピーキーなベルビアである。その際どい発色のじゃじゃ馬ぶりは、かなり偏屈の領域と言ってよく・・・・・などと自分で実践したこともない輩が吹いてみたりするのだが、
うーむ、ちょっとやってみっかな。しかしそれなりの被写体を据えないと、盛り上がらんな・・・。
2006/3/21(火)
先行きが見えてしまっている、ワイワイワイドを2、3確保しておく。どこかが引き継いでくれればとも思うが、まあ、次にこういうのが出るとしたら、
そのうちデジか・・・・・ホルガ&ロモ方面にもちょっと期待だが。吊るさっているのを見ると、期限が‘07/01だったり、先の方でも‘07/04だったり。
一般的なネガフィルムの寿命からすると、あまり回転していないということなのかもしれないが、他の店でも果たしてどうか・・・・・もう、造ってはいないのカモ。
◆地元のヨドバシの、例の外向きカウンターのみになったDPEコーナーにフィルムを預けていて、ふと店内のライトボックスの案内に気付く。
言ってみるものだな・・・って前からあったに違いなく、勝手にムッと来てた誰ぞやの不明は嘲うしかない。どれどれと中に入り、
フロアを横切って反対側までテクテクと、壁までやって来てしばしキョロキョロ、ったくどこだよ、おっ、写真プリンターの並ぶ一角に懐かしい台を発見。
一応、カテゴライズされているんだろうが、オリエンテーリングのような道程からして、DPEコーナーとの動線という観点はなさげ。
ぽつん、と保護区に閉じ込められているような気がしないでもないが、とりあえずは、ここにあるんだねとチェック。
2006/3/13(月)
電車の中吊りで浜崎サンが「こっちは28mm」とかなんとか。前はブレないとか言ってたし、さて喧嘩の売り先はキヤノンであろうか。今度はソニーもかな。
他はどうだか・・・・・しかしなあ、キヤノン、金持ち喧嘩せず(ぉ みたいなヤツかも知んないけど、胡坐もそのへんでどうでしゃう。
やはりかつてのニコンのような存在が無いと(いやいやニコンは健在です)アレですかな・・・・・追い上げる時のマンセルの(古)アドレナリン走法みたいな、
ああいう持ち味が魅力でもあったがぁ・・・・・やっぱ外圧が必要なのか?(ぉ
2006/3/11(土)
以前より二線ボケ傾向(やや正確に欠く)が顕著で、殊に開放域でのインフにおいて、なかなか厳しいものがあった。ボーリングのピンが10本以上に見え、
月が3つくらい見えるようになってから久しいが、そろそろ二俣川あたりでダメ出し喰らいそうなのが怖いので、補正を入れることにした・・・・・
要するに眼鏡っ子デビュー(ぉ というわけなんだが、意外と高けぇなー、イメージ湧かねーなー、などと色々眺めているうち、ふらりと入った無印良品で、
なんと眼鏡を作っており。常用ならば色々考えるところだが、当面は二俣川方面の対応だけで事足りる話でもあり、手始めにはまあ、このあたりで良いかと。
◆検査機器の銘柄と仕組みが気になって仕方が無かったが、さてこのレンズの・・・・・うっかり「玉」と呼んでしまったが・・・・・
「国内3大メーカー製」とかいうのはなんですかと問えば、それは言えない、と秘密モード。大人の事情ってヤツですかな。
例えばキヤノンとかニコンとかそういったところです・・・・・ねえ今、提げてるF−1見て言ったでしょ。
HOYAとかニコンとかくらいしか浮かばないのだが、まあ、べつに多くは望んでもいない。その非球面ってなんですか? 写真用でも高級なレンズには使ってまして
・・・・・はあ、そういうもんですか。
◆弦を曲げてもらったりして、待つこと1時間。コーティングの反射を見ると、見慣れたスーパースペクトラコーティングとの違いも判らんが、
ともかくマルチコートらしいのは判る。左右で微妙に違うということもない。(ぉぃ にしても、これまでちゃんと見えてたつもりのモンが、
いきなしカリカリ描写! うーむ、これを4号か5号で焼いてこそ味が・・・。
2006/3/7(火)
新しいIXYデジ。つひにISを仕込んできましたがな! あれだけ小さいと、CDプレーヤーなんぞのピックアップレンズみたいな世界だろな
・・・・・キヤノン的には、手ブレ補正に関しては、IS以外の方法は採れないような気もする。無論、技術的な問題ではなく、
ISの商品力に関わるハナシとして。イメージセンサーを動かす方式の場合、程度にもよるが十分なイメージサークルを確保せにゃならんだろうし・・・・・
いやISにしても光軸をいじるからには、それなりのマージンが要るハズか・・・・・ふむ。
◆センサーを動かす方は、そのうちブレンビー方式(最近のは知らんがこの名を冠した最初のビデオカメラの、あの方式)に取って代わったりしないだろうか。
なんたって機械駆動が要らない。ブレの判別から諸々の処理が重くなるだろうが、そのへんの改善は時間の問題だろう。外野の無責任な楽観ながら、
かつて高々VGA程度のJPEGのデコードに、何分も辛抱して待っていた身としては、レイトレで球体1コ描くのに何時間も待った身としては、
それなりのリアリティもある・・・・・遠い目になったところで、思い起こせばブレンビーのもう少し前、NHK技研がそういう技術を開発していて、
N特「地球大紀行」だったかで空撮のアップに使っていた気がする。そういやβIs(!)で録ってたりして・・・・・あの頃のNHKには威厳があったナ・・・・・
はさておき、ブレンビー共々、いずれもフツーのNTSCサイズをソースにトリミングしていたものだから、どうしても解像度が犠牲になってしまった。
◆そもそものブレンビーは、コマ間の位置的な差異を補正するものであって、静止画レベルでどうこうするものではなかった。それくらいは承知している。ではどうするか。
露光を刻んでカマすんである。例えば1/30秒相当の露光を行うとして、2段のマージンを得るなら1/125秒で4回カマす。3段なら1/250秒で8回。
シャッター全開でこれを電気的に行う・・・・・高速度撮影用のビデオみたいに。そしてこの4枚なり8枚なりの画像を別々にプールし、
適宜位置合わせして足し算式に重ねてやれば、ホレホレ・・・・・あ、特許になったりして??・・・・・こんくらい思い付くだろが。
応用編としては、再構成のために重ねる枚数を任意に変えて、露出補正! あ、これってもしや、チョッパ制御!?
ともかくさーらーに、これなら1回のレリーズでブラケティングさえ出来る! スバラシイ!
◆実際には、そのまま分割したのでは個々のコマはアンダー露光になってしまうので、イメージセンサーの特性も重要になるだろうし、
またコマ間(?)のブランクも、極力詰めたい。静物なら良いが、構図の一部に動きのある場合、或いは意図的にそうする場合、
そこが細切れになってストロボアクション化してしまう。避けられないのならまあ、蛍光灯下で撮ることを思えば良いケド。
◆ストロボアクションといえば、10年くらい前だったか、一頃、多重露光連写というものが流行し・・・かけた。本来低速で流れるようなブレにする代わりに、
多重露光連写を行うのである。これだとべっとりした塊にならずに、そこそこディテールが残ったりする。気付く人だけが、おや、と気付くようなもので、
ソレと判る者同士でサインを送り合うように、ちょこちょこ見られた技法だったのだが、流行るかと思えばあまり派手な展開も無く、
未だマニアックなところにある様子。でま、先の話はこの技法の延長みたいなものなのだが、これとISと組み合わせた日にゃ、
晴れてなくても超超望遠で楽々手持ちとか、なんだか物凄そうな。
◆で、IXYデジ。ワイド端がまだ35mm相当だよ・・・・・うー、最早視野狭窄。ちょっと大きいが、パワーショットのナントカのIS待ちか・・・・・
どうも「つなぎ」の香り漂う気もしつつ・・・・・チラッと新機軸見せておいて次にどーん、みたいな。
招待券でも貰わないともうカメラショー・・・・・ええと今の名前忘れた・・・・・には行きそうにないので、あとは知らない。
2006/2/28(火)
「ビックカメラSuicaカード」。あー、来ましたか。ヨドバシのがICカード化した時、クレジット払い時のポイントのレートをちまちま計算した覚えがあるが、
VIeW→Suicaのチャージの場合が結構良くて、例えば支払額(とポイント還元)が同じならば、ヨドバシのクレジットよりビックのSuica払いの方が得なのだ。
実際には1%と1.5%の差で微々たるものなのだが・・・・・ビックのポイントがそのままSuicaにチャージ出来るということは、
まあ他所でも使えるということなのだが、あれれ、まてよ? ポイント利用での買い物に対してのポイントは通常付かないが、Suicaにチャージするだけで、
現金払いと同等のポイントが付くのか?? なんだかマネーロンダリングじみてきたが、まさかSuicaの中でポイントを「素性」で分けてたりしないよな。
尤も実際、10%還元としてそのまた10%の差即ち、最初の買い物の1%しか差が出ないわけで、それもぐるぐる還元したところで、
1%ちょいに漸近線引いて終わりである(多分)。 そもそも100人に1人タダ!、とかやってるところでは、タカが知れたもの。
◆ラゾーナのこともあるし、一応作っとくかな、とかちょっと思いつつ、まあ、こういった類のカードも、何枚も持っててはポイントが散漫になるだけなんだが・・・・・
限度額は確実に増えるが。Suicaは定期券に集約した方が楽だし、こいつにチャージするVIeWカードも既にある・・・。
VIeWのポイントとビックのポイントの垣根だとか、よく判らないところもあるけれど、当然ながら、迎え撃つヨドバシも黙ってはいまい。
クレジット払いでも現金払いレートのポイントは、3月まで延長していたと思ったが、恐らくこれは、そのままなし崩し・・・・・
ささやかな漁夫の利気分。ホント小せえな。
2006/2/25(土)
松屋銀座。ビリンガムのハドレーを襷にかけ、先週直ったF−1を首から提げ、そのあまりのベタさ加減に我ながら小っ恥ずかしくなりつつ、
なかなかの賑わいの中を泳いで回るも、今年も不発。特にお目当てがあったわけでもないので、まあそんなものなのだが、
そもそも到着が午後を大分回っていたこともあって、ジャンクの類の目ぼしい「危険物」は、大方先客に拾われたのだろう。
むしろそっち方面がお目当てと言って良かったのだが、そういえばストラップもジャンクフードも見当たらなかったような。
◆コシナのツァイスのデモのコーナーがなかなか盛況のよう。けれどこちら方面はあまり縁が無く・・・・・
横ちょにあった在庫処分と思しきFマウントのウルトロン40mm/f2が¥25K台と安い。ちらりと製造終了のような話を耳にしてから少々気になっている玉ではあったが、
FDマウントでないとどうも・・・・・FD的にはあの見てくれが、前後逆に見えて仕方が無いがぁ・・・・・アダプタでEOSにというなら、
GN45mm/f2.8で間に合ってるし・・・・・ん、アレはAi改じゃないんで、F−501に着けるとなると・・・・・いやいや、
いらないいらない、E50mm/f1.8があるんだし。油断すると「要る理由」のロジックが働く・・・・・やはり再発くさい。
◆久しぶりに晴海通りで覗いて回り、そういえば移転後初めてのレモン社。一生福音とも縁無さげな身には聊か場違いなロケーションのエレベータを降りると、
をを、広い広い。日柄のせいか客も多い。広いフロアを巡ってみると、カメラの他に腕時計や、万年筆や・・・・・ここは質屋か(笑)。
ヤシコン→EOSのアダプタが目に止まった。あのテッサー45mm/f2.8MMをどうにかしたいという懸案が、以前よりある。見ると¥9Kナリ、
まあ安い方とは思ったが、テッサー1本の為にとなると、どうも二の足。当然ながら連動は利かないし、ボディによってはミラーが当たるとも聞く。
大体アダプタ技ではGN45mmとキャラがカブってるし、ああでもヘリコイドのピッチはこっちが良いかな・・・・・それよか、
G1に着けるアダプタが先だろか。いやいやヤシカ108MP「ヨドバシカメラ」を連れ出してやれよ・・・。
◆レモン社が鉄道模型まで扱い始めていたとは知らなんだ。かの天賞堂のすぐ後、今のスキヤの斜向い。天賞堂〜清水商会ラインで、俄かに「場」が形成されつつあるな
・・・・・ついでに何年ぶりかで銀一など覗いてみたり、あちこち寄り道して帰宅すれば留守電、Sa−1が戻ってますと。
別の用件で出直したついでに引き取りに寄れば、半押し無反応は仕様の由。えー、そうだったっけか? グリップを握るとそこにボタンがあって露出計がONになる仕掛けだから、
そういう設計だったのカモ・・・・・暫く使っていないせいもあって、思い出せづ。カタログを掘り起こそうか、コンパチ機XR−7もそうだったのかな
・・・・・こちらの勘違いで余計な手間を取らせたとあっては、詫びねばならぬ。修理の時より相当丹念に、調べてくれたみたいだから。(ぉ
2006/2/22(水)
「写真工業」の表紙に「さよならアグファ」。えー、再建ならづ、だったのか・・・。カメラ店ではない、
ホルガとかロモとかそっち方面だけ置いてる雑貨店では何故かよく見かけるアグファのフィルム、もう一度プレシーザを使ってみたかったな。
ウルトラでどっかんとやってみたかったな。ブローニーのミント味も、もう味わえないのか。そういやスカーラが余ってたがこれは取っとくしかないか。
◆ふらりと中野。いつもは浅いカゴで棚の方に収まっているハズのレンズキャップが、大きな箱一杯に唸ってる。あらまあどうしたことかしら、
と訝しみつつ、そちらは後回しにしてフードを物色すると、FD用のBW−55Bと、W−62。BW−55Bの方はすぐピンと来て、
よしよしFD28mm/f2.8S.C.に着けてやろうと相成ったのだが、一方ハテナなのが、W−62。カブセ式で横ちょのネジできゅっと締める。
ハテ・・・・・FD20mmなら嬉しかったがアレは72mm径だ。28〜50mm/f3.5や35〜70mm/f2.8〜3.5あたりだろうかとも思ったが、
独特の先っぽ形状からしてどうだろう、そもそもアレに合うフードなんてあったっけか・・・・・などと色々巡らすうち、おっ、35〜70mm/f4はどうだろう?
折良くジャンクの玉があった! どれどれ、ちょっと拝借・・・・・あー、なーんかぴったし。んが、ピントリングのゴムパターンまで少し被さるのが気になる。
やっぱ違うのかな・・・・・おっそーだ、書籍の棚を物色、ををを、あったあった「使うキヤノン」。ちょっと後ろめたいがパラパラパラ・・・・・あー、
やっぱあのサンゴーナナマル用だったんだ。アレ用なんて見た覚えが無いし、そもそもあったとは知らなんだ。‘80年代初頭、AE−1やAV−1、
AL−1あたりにくっ付いて、入門玉として多くの人達に親しまれたであろうこのサンゴーナナマル、隠れた名玉ではないかと密かに思うものだが、
そういうキャラクターからすると、或いは当時のカメラ事情からすると、専用フードまで買った人など、どれだけいただろう・・・・・なんとなく、レアな気が。
帰ってから合わせてみると、BW−55Bは案の定、滑り止めのゴムだかが減ってスカスカ。消しゴムでも小さく切って押し込もうか。
W−62は問題無しだが、落とすの怖さに使わないカモ・・・・・35〜70mm/f4の、細身が際立つ。
ときに型番の「B」はバヨネットの意だったかと、大いに今更ながら気付いたり。
◆2つのフードを確保したところで、がしゃがしゃとキャップ漁り。FDの55mmを1枚だけ、発掘。しかもツルツルの古い方。他は特に無く、
なんとなく目が合った感じのオオサワとキロンのをついでに。乾電池共々清算すると・・・・・合計を見て我に返る。フードがどちらも金属製で、
ジャンクフードのくせして値が張ってたんである。ジャンクフードのくせして、店員氏も1つずつプチプチで包む程の気の遣いようである。
あんだよ・・・・・スミマセン、カードにしてもらえますか?(汗) ヨドバシので申し訳ないですが。(ぉ
◆ヨドバシと言えば、地元のヨドバシのDPEが、遂に外に面したキヨスク・タイプのカウンターのみになってしまった。あれよあれよという間に、
銀塩族がマイノリティーとして追い遣られつつあることを思い知らされ。先日の上がりのスリーブを受け取るも、透かして見る場所も無い。
なんとなくムッと来たので、辛うじて売り場に残るライトボックスとルーペでチェック。今後はアレかな、ルーペだけ持って、
売り場の中で発光して台になりそうなモン、片っ端から利用してやろうか。これは最早、生存を賭けた闘争である。
2006/2/21(火)
大至急のハズのSa−1、どうしてんだろな。最初の修理より長くなってるが・・・。
2006/2/18(土)
随分待たされたが、重修理のF−1帰還。元々滑らかな前期型とはいえ、何かが噛み合うような感触が殆ど無く、するするするっと「写ルンです」みたいな巻き上げ感は、
気味が悪いほど。シャッターも心成しかしっとり感。んー。早速に、先日手に入れたFD28mm/f2.8S.C.と合わせてみる。くぅぅ、たまらん。早く連れ出したい。
2006/2/2(木)
ふらりと中野。ジャンクをごそごそやって、ふと目に付くペンタ50mm/f2。Kマウントのそれなのだが、ちょっと先細り気味のスタイルがみょーに、
グッと来てしまい。やべぇ、発作かよ・・・・・いやいやリケノン持ってんだろが、などと格闘すること十数分、どうにか踏み留まり。
2006/1/28(土)
思うところあり、キヤノンのカメラバッグを引っ張り出した。あの茶色の箱形のショルダータイプの、一見革っぽい風味のビニール製の。
銀色で「Canon」と入っている。大昔のCPEのカタログには載っていたと思うが、ちょっとオヤジ臭い気もしていた代物である。
手元にあるのは、学生時代、1年目か2年目頃の学外写真展の時のご褒美か何かで、先輩に貰ったのだと思う。2コあるから1コあげる、
くらいのコトだったかもしれないけれど、嬉しかった。オレのは足が付いてんだ、と鋲か何か打ってあるのを見せてくれて、この方が長持ちすると薦められた。
いいですね〜、と言いながら、未だにドノーマルだったな・・・。後々、そのオヤジ臭さに「味わい」を見るようになり・・・・・歳を食ったとも言う
・・・・・半ばウケ狙い的に持ち出すようなこともあったが、最近はそんな機会もとんと無く。埃を払っていて「あとりえモリタ」のシールが目に止まる。
こんなの貼ってたっけか・・・・・そういえば同期でお揃いのブルゾンなんぞ作ったんである。ここの小田和正似の主人がニコニストで、
「キヤノン? 好きなら良いんじゃない?」という台詞は忘れもしない。
◆O−Productも引っ張り出す。前世紀末・・・・・丁度6年前にジャンクを見付け、すぐ修理に出して使えるようにしたものだ。
あの日、誰もが後生大事に扱うであろう限定モデルが、キズだらけヘコミだらけでカゴに転がっていた。その個体の辿ってきた運命にも興味を覚えたが、
ふと、そこいらへんにぶつけるのも構わず連れ歩いていた先輩の姿が重なった。後から思えばアレは天邪鬼なところもあったのかもしれないけれど、
少なくとも自身が天邪鬼と認める目には印象的で、「粋」とさえ映った。まさかアレがコレか??、それは出来過ぎというものだろうが、
目の前にあるのだし、真似てみようと思ったのである。まあ、ちょっと憧れみたいなものも、あった。
今日は振り返ってばかりだが・・・・・腕を捲って、片膝立ててタバコ片手にガハハ笑いする姿が、今も目に浮かぶ。
2006/1/21(土)
Sa−1を再修理に出す。大至急やりますとのこと。大至急ね、大至急。
◆コニミノが撤退・・・・・フィルムは専らフジだし、ミノルタはTC−1くらいなので、個人的に影響は殆ど無いが、とりあえず、
ワイワイワイドは買い溜めておこうか。自分で詰められないこともないのだけど、いよいよ底を尽いたら腹を括るとして。
◆以前友人にナチュラの写真を見せられその出来に感化され、でわでわウチのシルヴィF2.8も最近出番ないしナチュラ化してみようかナ、
露出補正使うテもあるがスイッチ切ると元に戻っちゃうしナ、というわけでDX接点のどっかを絶縁して騙くらかしゃ良いんだナ、
とそのどっかを調べたりしてたら、なんですか、まんまそーゆーのが出るんですか。
スペック的にどー見てもシルヴィF2.8な、ナチュラズーム。うーむむ・・・。
2006/1/15(日)
世田谷ボロ市。前に行ったのはたしか前世紀末のことであったから、大分久しぶり。連れ出すは復活Sa−1、ボロ市よか世田谷線目当てだけれど。
これにワインダーやらタクマーの28mmやら着けてご満悦なのだったが、やはりお約束、咄嗟の時キヤノンと逆向きのピントリングに、泣く。うー。
それよりも半押しの接触がまた怪しい。グリップの露出計スイッチがあるからまだ良いものの、もう再発かよ。先日の修理も接点復活剤でちゅっ、
てなものだったんだろうが、これは保証の内に出し直しだな。ケジメつけさせたらな。
◆商店街のこの辺に写真屋さんがあったよなー、その前で何か出てたよなー、そういえばOM−2にhamaの角フード着けてたらそれは何だと訊かれたっけかー、
と次々甦る記憶に遊びつつ、その写真屋さんが、どうも見当らづ。それと思しきあたりに割と新し目の建物があったから、多分そこだったんじゃないかと思う。
鳴るのかどうかも怪しいウォークマンIIに懐かしさのあまり触雷なんぞしつつ、カメラがゴロゴロな露天を見付ける。そういえば前にインダスターだったかを求めたのは、
この場所ではなかったけれど、同じ業者かは知らぬ。しかしあるわあるわ、‘70年代前後の普及機・・・・・ブーム前の古き良き中古とでも言うか・・・・・
が中心、相場観はまあまあか。ニコンは足が早いそうな。何やら値切る客との応酬を聞きながら、端っこに寄せてあるレンズ群に手を伸ばす。
よそじゃジャンク行き必至級のパッとしない品々・・・・・むむむ、見つけちゃったよ、テフノンのサンゴーナナマル・・・・・ってM42か、やれやれ危ない
・・・・・とその隣に、FDがあんじゃんかぁぁ。脊髄反応の如く自動購入。あああ、壊れていく・・・・・今年は駄目カモ。
◆ふらりと中野。ジャンクのUVフィルターとキャップ類など物色。やたら「KOIDE」と入ったフィルターを見かけたが、あのコイデなのかしらん?
キヤノンの恐らく現行のと、銀線入りの古そうなケンコーのが見付かった。後者は旧FDに着けて、なんちゃってオールドユーザーといくか。
キャップはしかし、FDのが唸ってやがる。そのキャップの主達の行方が気になるが・・・・・また55mmのを2枚ほど見付け。
うーむまた受け入れ態勢整えてどうする・・・。FLかひょっとしてRかもしれない(!?)古そ〜なリアキャップ、実際いつ頃のものなのか。
2006/1/14(土)
ふらりと八ツ山。ゴロゴロとジャンク品を漁っていて、スーパーキヤノマチックの文字に目が止まる。R50mm/f1.8。シカーモこれが¥500ナリ。
うー。指先でチャージとリリースのピンを交互に押して、シャキシャキとその独特の作動を楽しみつつも、全く使うアテも無いしで見送り・・・・・
持ってても良かったかな。
◆そしてFD28mm/f2.8S.C.。絞りリングが大分剥げてるが、ジャンクという割には随分とキレイな玉。ヘタをすると玉に関しては、
手許のNFD28mm/f2よりコンディションが良いんじゃなかろかといった塩梅・・・・・でこれがまた、F−1が帰って来たら早速これを、
などといった図が頭と掠め、その図にあっさり負け。魔が差すとはこういうものかと。またぶり返してきたかな・・・・・Aマークが丸印の頃があったなら、
これはマイチェン後か。前後ともキャップが無かったが、リアは十分ストックしているし、フロントはたまたま、最近55mmのをジャンクで拾っていたのが早速活きる。
早速NewF−1に着ける、くぅぅ。連動はまずまず。A−1にしてみる、ををこっちが似合うな。うーむF−1の帰還が待ち遠しい。
◆ときにFDも近頃は、高速玉は別として、殊に旧マウントではかなり相場が下がっているように見え、状態は良いのにジャンクになってたりもする。ブームの後の揺り返しと、
デジ対応はおろか規格自体とうに終わっている為もあろうが、そろそろある意味タクマーのような世界になってきたか? ちびちび行っちゃいそうなのが困る。
2006/1/8(日)
Sa−1帰還。工賃のみのようで、やはりレリーズスイッチの接点が錆びでもしてたか。放っておくと再発必至な気がするので、時々使ってやらねば・・・・・
ワインダーを着けて、このワインダーもまた電池の接点がナニなのだがそれを磨いて、うーん、このカンジ。あとは28mm/f1.8のZEN仕上げ(?)のベトベトを、
なんとかしたいがぁ・・・。
2006/1/3(火)
そういえば、まだフジクロームの卓上カレンダーを貰っていなかった。毎年重宝しているのである。
年賀DPEの上がりの時が金額も大きいし(苦笑)絶好のチャンスだったのに、これまで訊くのを忘れており。行ってクレクレだけ言うのは流石に気が引けるし、
さりとてこれといった用事も無いまま、年も明けてしまい。で、年末年始NewF−1で撮り歩いた分を出しがてら、訊ねてみた。すると店員氏、
そういえば今年は来てませんねえ。えー! 楽しみにしてたのに・・・・・店員氏の話の通りとすると、遅きに失するより気分的にはマシとはいえ、
いずれにせよ実用上代わりが要る。いっそ昨年のの裏に自分で書いちゃうか、もう。
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