YS−11
YSな日々 〜奇行ログ


一番下へ



2014/12/30(火)
走り納め方々、下総基地を覗いてみたり。訓練基地なので流石に正月休みか、P−3Cが並ぶも何ら動きの気配の無いエプロンと、閉ざされたハンガーと、 厚木のラクダさんは恐らくその中にいるに違いないのだったが、一瞥すらままならづ。以前退役したT-Aは退役後暫くハンガーの中に納まっていたが、 今度の催しまで、果たして・・・。

2014/12/25(木)
NHK[ニュースウォッチ9」。先週元JA8709を落札したエアロラボインターナショナルを紹介してて・・・・・これもしや、番組1本作る気でわ・・・・・「翼よよみがえれ」は前にあったが、 とにかくそんなの、作れ作れ! 元々飛行機のレストアを手掛けてたとかで整備能力はある様子、YSに携わってた人のサポートもあるらしい。当面は¥50M程かかるそうで、 その先もずっと費用はかかるわけだが、ボランティアや寄付を募るつもりという。ここでクラウドファンディングでしょお。ちょっとソノ気になってますがあ。 ◆現状のコンディションはまずまずという。当初は雨曝しだったが、そのうちエプロンに見当たらなくなって、ハンガーに納まっていたと思われる。部品取りとはいえこの8年、 大切に扱われていたことがここで、効いて来そうで。来年2月には飛べる状態にするという。話を聞く限り総じて、これまであまり見たことのないようなスピード感・・・・・ひょっとして、 新しい何かのカタチを、目撃しているのだろうか。

2014/12/24(水)
報道によると厚木のラクダさん、今日最後のフライトだった由。明後日12/26には正式に登録抹消という。 すると11/15の尻尾の先の部隊マークが辛うじて見えてたあの時が、現役時代最後の目撃だったのか・・・・・昨日一目でも見られなかったのが悔やまれる。 よくよく読めば下総へ向かったようで、一応お役所だからそのまま仕事納めで年越して・・・・・その後はもう、恐らく飛ぶこともなく。

2014/12/23(火)
バイクのハンドルに着けてみた風避けの調子見方々、厚木基地を偵察。ラクダさんの動静がさっぱりわからぬまま、例のプロペラの無い1機が見えるのみだったが、 米空母の艦載機が来てた様子で、滑走路南端の公園では大砲据えた人やらで結構な賑わい。訓練に出掛けそうな気配があったのでしばらく見ていると、 E−2Cが飛び、F/A−18が飛び・・・・・やややっ、C−2グレイハウンドまでお出まし。これが動くところは初めて見たわと本日最大の収穫。 これも飛んで行って、こちらも引き上げることにしてカメラを仕舞うと、先程のC−2が上空をぐるぐる回っていて。くそ。

2014/12/17(水)
羽田の元JA8709の件、買い手が付いたようで、報道によると「エアロラボインターナショナル」というところが落とした由。サイトを見ると飛行機そのものや、 部品、航空グッズなどを扱う業者らしい。スクラップを免れた的なトーンの報道に、いやいやこれ部品取りだし誰がバラすかっていう話でょう、 などと構えていたらなんと、これを飛ばすつもりだという。えーっ。 ◆予定価格は¥202,684(税込)だったというから、本当に最後のディスカウント、事実上の備忘価額みたいなものかもしれない。 落札価格は¥2,230,200(同)とほぼ11倍、飛ばすつもりなら安い買い物・・・・・飛ばすまでとその後の全体の費用からすれば・・・・・だったかもしれないが、 税抜の¥2,065,000共々、妙に刻んだ数字は何かの語呂合わせか・・・・・税込でフジサン・・・・・えーとえーと、ちょっと浮かばない。 ◆考えてみればJAレジの最後の出物だったのか。まだ残っている自衛隊機、例えば空自のPや海自のM/M-A、単なる輸送機とはいえ仮にも軍用機、これらの払い下げは難しかろう。 羽田からどこへ持って行きどこで飛ばすことになるのかは不明だが、「エアロラボインターナショナル」の事業内容からすると、自前である程度は出来そうな感じ。 アメリカにも拠点があるようだから、制度上あちらの方がハードルも低そうだし、ひょっとするとアメリカで飛ばすことになるのか、 或いはアメリカで登録を受けて日本に帰って来るのか・・・・・その辺りはいずれ判るだろうし、どういう体制で維持するのかも含めて、まずは楽しみに。

2014/12/16(火)
羽田の元JA8709の件、開札が明日に迫っている中産経から「戦後初の国産旅客機「YS11」は解体されてしまうのか? 「聖火」運んだ名機、入札不調なら」と。 ”【日本の議論】”とのヘッダが付いてる割には、誰か助けてだの金あったら欲しいだのというネットの声拾って、登録抹消だしあーだこーだと並べた程度の話で、 「議論」ねえ・・・・・しかし産経はどーしても堀越二郎と結び付けたいようだな。そんな見識晒しては、記事が軽くなるばかりでわないか。 ◆先々週の時事の報道以来、これまで何機もバラされてはジャンク市で捌かれてたというのに、今回のこの特別扱いには正直、取り残され感が先立つ。 戦後云々という枕詞の繰り返しはさておき、貴重な産業遺産であるという点において異論を挿む余地はなかろうが、「たまたま表に出た」話への飛び付きようと、 その空騒ぎへの無自覚な様子はただただ、虚しい。 ◆部品取りの売れ残りを貴重貴重と連呼する横で、国立科学博物館がフライアブルなまま・・・・・と聞くが・・・・・保存し続けている量産初号機を顧みる様子は、ない。 事業仕分けの俎上に載った・・・・・そのへん産経あたりは大好物のハズだが・・・・・こともあるこの機体、こちらを支えるような話どころか触れもしないあたりが、 偽らざる「温度」なのだろうし。今まさに退役する(した?)海自のラクダさんの行方も、これ程注目されるのか怪しいもので。

2014/12/11(木)
書店をうろついてて「世界の艦船」1月号が目に止まり。海上自衛隊特集とある。装備紹介をパラパラと固定翼機編にほぼ直行、おお、載ってた載ってた、 C−130RとYS−11M/M-A。YSについては予定も含め先行きの話が一切触れられていなかったが、こうして紹介される、恐らく最後か・・・。

2014/12/3(水)
羽田の元JA8709の件、その後も後追い続々でさながらキャンペーンかという様相だったが、ネットの読売の今日の記事によると、どうも応札があった様子。 JAXAへ渡った元JA8720は「90万円」と報じられていたから、そのへんで「相場観」は出ていたが・・・・・さてどこだろう、ポッポの丘か??


2014/11/28(金)
羽田の元JA8709の件、後追いと思しき報道が昨日NHKでもされていたようで。なんだニュースウォッチ9で流れたのか・・・・・留守録の5時夢ながら見してたわちきしょーめ。 幸いNHKのサイトでその動画も拝めたが、聖火輸送から樺太侵攻作戦(ぉぃ・・・・・冷戦下のコンスタンチン君搬送のアレ・・・・・からJAC機ラストフライトから、 NHKのライブラリ映像が盛り沢山。ときに所沢のはANAじゃなくてANKですNHKサン。 ◆異様に丁寧な作りにナニゴトカと訝る程だったが、引き取るにも結構大変ですよ、という文脈で、 何故か・・・・・恐らく鉄道車両なら比較的楽という主旨か・・・・・いすみの「ポッポの丘」が登場(笑)。1機どうですか、って簡単に言う(笑)インタビュアーに、 寄付してくださいと答えていたが、いすみの気動車に始まり、銚子電鉄やら千葉モノレールやらブルトレやらと、続々コレクションの増えるペースを見ていると、 ヒコーキの1機くらいは、と外野が思うのもまあ、無理からぬところか。 ◆サイトの記事を読むと、国土交通省は過去に6機を保有、とあるのは外局の海上保安庁は勘定に入れずJCAB分のみだろうが、既に売却とある4機のうちの、 「平成15年には、まだ飛べる状態だった1機が、およそ1300万円で民間企業に」とあるのは、現在航空科学博物館で首だけのカットモデルになっている、元JA8711であろう。 退役時期も符合するし。千葉県内の私有地で雨ざらしになっているという記事が航空雑誌に出てて、経緯は不明だがその後同博物館にやって来たものだ。 「平成20年、90万円で、JAXA=宇宙航空研究開発機構に売却」とあるのは、昨日も触れたがJA8709と共に最後まで働いた、元JA8720。 その他には宗城大学の教材を経て現在熊本空港で展示されてる元JA8712、あと1機は・・・・・あと1機は・・・・・あららフィリピンで部品取り、でしたか。

2014/11/27(木)
時事ドットコム「YS11買い手求む=展示用に、1号機は機械遺産−国交省」・・・・・入札が不調に終われば廃棄処分・・・・・えーっ、つい先々月の空の日イベントの公開が、 最後だったのか?? 前回不調に終わったという入札が2010年、事業仕分けの俎上に上がった年だ。あの結果公開されたのを「成果」と思ったのは、糠喜びだったのか。 ◆いやちょっと待て。よぉーく読むと科博即ち国立科学博物館のカの字も出て来ない。傷みが進んでるともあるが、科博の量産初号機はフライアブルのコンディションを保っていたハズ。 そういえば量産初号機が機械遺産と触れてはいるが、量産初号機そのもののこととは、一言も書かれていない・・・・・1968年製造? あれっ、それ違うわ。紛らわしいなもう。 ◆すると・・・・・あー元JCABのJA8709、まだ羽田にいるんだっけか。そうだ昨年の羽田の催しで、目撃したんだった。退役から来月で丸8年、外から見えたり見えなかったり、 どこに隠れていたのか知らないが、そうか、とうとう・・・・・最後まで一緒だった寮機のJA8720は調布のJAXAに引き取られ、元JACのJA8788共々次代の礎となった由だが、 JA8709はこのままでは、所沢や成田あたりのジャンク市に並ぶことに、なるのだろか。 ◆国交省のサイトに入札公告を発見。機体本体の他に予備部品等171点のセットらしい。資格はよく判らないがこれ、予定価格幾ら位なんだろ。 現場での分解から何から全部自己負担、落としたら落としたで大変そうだけれども・・・・・せめてもう一目、見られるチャンスはないものか。

2014/11/18(火)
全日空商事から久々の1/200モデル、「海上自衛隊 YS−11M 退役記念 61空」。うわ早速かいな、とよくよく見れば来月でなく2015年の、12月予定、らしい・・・。 昨年の始めか春先あたりに出るハズだった、ANA/ANKの歴代塗装のフラップダウンがまーだな状況では、こりゃいつになることやら・・・。

2014/11/15(土)
昨日C−130Rがやって来たところで、早速厚木基地を偵察。丁度滑走路西側のエプロンから東側のエプロンへ引っ張って行くところで、正面から真横、お尻まで見えて、 お披露目して頂いた格好。東側のエプロンの、例のプロペラの無いYSの近く・・・・・超望遠で見てるので奥行きは判らないが・・・・・あたりに納まった。 ◆一方、まだ現役であるハズのラクダさんはというと・・・・・眼を皿にしてサーチしていると、西側のエプロン、生憎手前に木があって全容は見えないのだったが、 見覚えのある形の上半分くらい見える垂直尾翼に、そのラクダさんの部隊マークだけが、辛うじて認められ。或いはこれが、現役時代に見る最後の姿なのか・・・。

2014/11/13(木)
とうとう来た。防衛省発表、C−130Rの最初の1機が、明日厚木基地に配備される由。今年度中に6機とのことで、あと4ヶ月の間にあれよあれよということで。 C−130Rの遅れのような話がチラホラ聞こえていた気がするが、お尻の決まっていたYSとの交代はどうやら、間に合ったようで。内々でセレモニーがあるのだろうが、 厚木のラクダさん・・・・・YS−11M/M-A・・・・・の飛ぶ姿を見ることはもう、叶わぬのか。

2014/11/10(月)
ネットで拾ったニュースによると、ロールス・ロイスの日本法人が50周年を迎え、その記念の事業説明会で、機体が使用される限りダートのサポートは継続する旨、示された由。 海外はともかく国内では空自と海自とで残り10機あまりか。海自機はもう退役してしまうし、空自機の中にはエンジン換装の「スーパーYS」もいるから、 機数は正味ヒトケタといったところ。この数では「先が見えてる」感は、あるか・・・・・退役機の発生品のストックもたんまりありそうだし。 そういえば科博の保存機は現役でないから埒外か? 飛びはしないものの飛べる状態はキープしていて、エンジンをかけることもあったと思うが。 ◆時に記事中写真が、もう4年近く前の
茨城空港の催し で。13時台には「最終便」が発ってしまう茨城空港らしく、それを待ってエプロン解放、というのんびりさ。 最後のローパスで、海保機特有のバブル窓の中で、誰かが目一杯手を振っていたのが、印象的だった。

2014/11/3(月)
入間航空祭。数日前まで傘マークがチラついてて半ば諦めていたが、流石は晴れの特異日、見事にこれをひっくり返し、朝から良い天気。毎年同じ時間に出掛け、 多少前後はあるだろうが同じ時間の電車で現着するのだが、北門から入るつもりで駅を降りると駅前ロータリーまで行列が・・・・・と今年は多いなと思いつつここまでは想定内だったが、 なんとここに収まらず続きは稲荷山公園内だという。ええっと呆れつつ辿ってみれば、公園の中へ中へ延々と続いており・・・・・えーっ! ◆駅を出てしまったので、今更基地直結の臨時改札口へは回れない。踏切の向うの正門・・・・・と思ってたが稲荷山門というのだった・・・・・の方を見やると、 向かう人がいない、というより人気(ひとけ)がない。あちらはもう開けていないのか?、と訝りつつダメモトで見るだけ見てみるかとそちらへ向かうと、 あーらら肩透かし、行列がないどころか、思いっきり手持無沙汰風なセキュリティ・チェックの隊員の視線が一斉にこちらへ集中(爆)。なんなんだよコレ。 ◆ぎゅうぎゅう詰めの臨時改札を横目に踏切を渡り、難なくエプロン着。トップバッターの飛行点検隊を落とすことだけが不安だったが、離陸こそ見逃したもののデモには余裕で間に合った。 地上展示をチラチラと、YS−11FCとC−1に、C−130、F−15、F−2、その他諸々・・・・・おっ今年は海自のP−3Cもいますな。 メインのステージからは偉いさんの挨拶に、ミス航空祭がどうのこうのと聞こえてくる。着物姿のおネーチャンがジープに乗って手を振ってる、あの独特のノリは見そびれたか・・・。 ◆そうこうするうちに時間となって、YS−11FCとちっこいジェットが会場上空を航過、旋回したりとデモに入る。空はまずまずの晴れだが、雲の処理がちょっと悩む。 シャドウにギラリとか毎年マンネリもいいところなのだが、プロペラをブレさそうとして機体ごとブレる(苦笑)の共々、己の腕の程とここは諦めつつも、 前のよりちょっとマシに撮れればめっけもの、と一応前向きではあって。やがて一通り終了、着陸後のタキシングを観客入れてぱちり。 ◆その後T−4「シルバーインパルス」が飛んで、救難とC−1のデモ・・・・・空挺中止・・・・・があって、午前終了。 チヌークのデモで、吊って見せた2つの箱・・・・・かつてはトラックなんてのが定番だったが・・・・・にそれぞれ「祝空自」「60周年」と大書きしてあって、なんだろなこの、 自衛隊だなあ、って感じ。 ◆午後のブルーは個人的には消化試合(ぉ とはいえ、晴れとはいえ雲が増えてきて、陰ったりもして、演目の流れもすっかり忘れてワタワタで。今回は周囲に一見さんが殊の外多かったのか、 演技の肝でもなさそうなちょっと捻ったりしただけでもう、ワーキャーと賑やかで。そんなこんなで一通り終わって、どっと客が引いたところでエプロンをウロウロ。 招待客エリアの向こうに、EAとEBを1機ずつ認ム。そのうち西日が射してきて、フッフーン粘り勝ちだぜいとばかりに展示機をぱちりぱちり。帰投するF−2見送って、ロープ張って逼られる中退散。

2014/11/2(日)
11月に退役、とどこかで聞いたまま依然動向の掴めぬ海自のYS−11M/M-A。ともかく間近ではあるのだろうからと、厚木基地を偵察。 南端の公園は工事が済んだようで金網も無くなり有難いのだったが、さてさて遠目に観察すると、 東側のエプロンに例のプロペラ無しの1機が見えるのみ・・・・・足元にはドラム缶が括られてるようで、いつぞや下総で見たあの、どう見ても部品取りだったあの海保機の姿が重なる。 ◆部品取りといえばP−1が続々配備される傍らで、お役御免となったP−3Cの姿も見え。1機はエンジンも降ろされ鼻先も無くなってる有様、 もう1機は胴体真っ二つで主翼から前の上半身(?)だけになっており・・・・・世界最多の配備数を誇る海自のP−3C、盛者必衰の理をあらはす。べべべん。 ◆ベンチに腰掛けしばらくボケーっとしていると、年中無休本日もお仕事のP−3Cが出掛けて行き、YSの定期便が飛ぶ日でもないしそろそろ、とふと見やると、 西側のハンガーがちょっと開いてる。何か見えるかと超望遠で覗いてみれば、やややっ、YS−11M/M-Aでわないかあの色形わ。鼻先しか見えず、 しかもエプロンにいる手前のP−3Cやら草やらに遮られて機番も読めなかったが、五体満足・・・・・であろう・・・・・個体が、ようやく認められ。 よもやこれが最後でしたなどとわ・・・。


2014/10/6(月)
西日本新聞。10/4、熊本空港で「そらあかり」なるイベントがあって、YS−11をライトアップしたらしい。真っ白な機体をスクリーン代わりに、子供の描いた絵などを投影した由。 近頃流行りのプロジェクションマッピング、と言う程の凝ったものなのかは不明だが、そうかこのテがあったか・・・・・こうなってくると、アレですな、懐かしい塗装や外国の塗装、 なんちゃってなアレンジ等々、見てみたくなるもので・・・・・と思ったらテレビ熊本のニュース動画、ありゃりゃりゃりゃ懐かしのモヒカン塗装に映し出してんじゃん!!  ANAが協賛か何かだったようだが、こうなるとやはりマッピングか。こっちが思いつくような程度のことは、考えますわな。しかしちょっと見たかったなコレ。


2014/9/27(土)
羽田の空の日イベント。毎度の流れで天空橋から歩いて行くと、おおっと今年は量産初号機JA8610が外に出てる。機首をこちらへ向け、バリバリの順光。 エプロンに隣接する更地には色とりどりのテントが見えて、どうやら大田区のイベントも併催らしい・・・・・国際線ターミナルとDランが出来た年以来、かもしれづ、すると4年ぶりだろか。 ◆今年の入口は環八そばのゲート。名前を書くこともなく入場証を受け取って、隣のエリアから美味しそうな匂いが流れてくる中奥へ進み、まずはお目当てのJA8610と対面。 普段の塒の格納庫を背に真っ直ぐこちらを向いている。今年はエプロンまでで格納庫には入れず、また近寄ることも出来なかったが、YSの鼻先の横にお立ち台が設けられて、 コクピットくらいの高さから眺めることも出来る。全く素朴なもので劇的なアングルというわけでもないが、そのちょっとした心遣いが嬉しい。 ◆一通りぱちりぱちりと撮ってしまうと、もう用事が済んでしまったようなもので、あとは消防車とか、うみまるとか。読売のヘリが執拗に上からこっちを撮っていたようだったが、 載るんだろかねえ・・・・・隣の催しを一回りして、国際線ターミナルまで歩いて、国内線のそれ共々巡る。「大空の釜めし」海バージョンに触雷の一方、 グッズ関係は全く感無し。そういえばHASM(羽田航空宇宙科学館推進会議)は今年、どこかにいただろうか? Web見ても工事中だらけで情報取れづ。

2014/9/23(火)
厚木のラクダさん、月金でしか飛ばないとか休日はきっちり休むとか聞いた気はするが、早朝別件で鉄した後、残すチャンスも少ないしで、もしやもしやと厚木基地南の公園に寄ってみる。 早速エプロンを観察すると・・・・・ん? んんっ? ここにもプロペラの無いYSがぁぁ・・・・・鼻先の数字を見たところ9042らしいが、先週の美保の空自機といい、 方々でお役御免になっているのか?? どうなんだろ実際・・・・・米軍さんはお休みなのか留守なのか気配無く、海自のP−3Cが仕事へ出かけていく。

2014/9/20(土)
書店ウロついて、「航空情報」10月号、「自衛隊現用名機列伝(4) YS−11M」と。文面読む限り、C−130Rへスムーズに移行しそうな風。 クロスオーバーでなく一気に刷新、になるのだろうか。 ◆ソフト持っててもオンエアされるとついつい見てしまう「ハッピーフライト」。「ジャンボのいた時代」にしみじみしつつ、それ終わって「舞妓はレディ」の宣伝やってて。 なんとなしにその予告編映像を見ていると、ミュージカル仕立てのそれの、ステージのセットにでーんとヒコーキに富士山に東京タワー・・・・・でその真ん中のでーん、 としてるのが非常に、日本国内航空のYS−11のそれ風であって。公式サイトの動画を拡大して、どれどれと資料と見比べると、見れば見るほど、JDAのYS−11。ほっほっ。 まあだから何というものでもないだろうけど・・・。

2014/9/15(月)
昨日からの流れで、鳥取空港近くのとある場所を訪ねた。翼と首のない、YS−11のドンガラ。主翼の前縁あたりでスッパリ落とされて、断面は板で塞がれてドアが付き、 小屋のように使われている様子。褪せたTDA塗装、窓の上にはうっすら「東亜国内航空」の文字が残り、注意深く見れば「JA8662」とも読める。 ◆「なると」である。昨日訪ねた米子空港でその昔、離陸中止をするも止まりきれずに中海へ飛び込んでしまい、修理されることもなくその生涯を閉じてしまい、 今こうして首なしの胴体のみが、ここにある。今も夜な夜な、首を探して飛び回るという(なわけない)。「なると」といえば「電車とバスの博物館」で、 首だけになって、ついでにグラスコクピット化されて、シミュレータに供されてる、アレだ。つまりこの胴体の主は、遥か川崎にあるわけだが、 さらにその首と胴体の間の僅かな長さの輪切りが、成田空港近くの航空科学博物館に展示されていたりもする。 ◆日出前の青い情景の中に佇む、「なると」の胴体。数え切れぬほどに昼と夜が繰り返される中、この機体にとって時間は止まったままのようで、 その素性を広く知られることもなく、朽ちるままに、物質にかえって行くのだろうか・・・・・やがて日が昇り、この機体にも赤みを帯びた光が射す。 刹那、オレンジ色に染まる機体の白と、赤と、緑と、西の空の青とで、ささやかに華やぐ。人知れず繰り返されてきた情景に違いなく、しかし顧みられることもないその様を、暫し独り占め。 ◆折角なので鳥取空港へ立ち寄る。国際線ターミナルの方のロビーにはプロペラが飾られていて、どうも見覚えがあるその風情・・・・・いやこれ、 説明書きも何も無いが、YSのそれではなかろうかと。縁に付いている、黒いビニールテープみたいなものを剥がした跡が、うっすら見えて。 どういう経緯でここへ来たのかは定かでないが、この10年程の間にはわっさわっさ出物があったから、恐らくはそのあたりかとも思われたが、 塗色はANA系の青白などではなくグレー一色。さてその素性は・・・。

2014/9/14(日)
広島で鉄して、バス移動で松江に泊って、またバスに乗って・・・・・「ベタ踏み坂」を通って・・・・・米子空港に着く。今日は隣接する空自美保基地の、 体験搭乗があるというので、鉄と合わせ技でこっちへも寄ってみたのだったが、飛ぶのはC−1と、YS−11P・・・・・ここにしかいないYS−11Pとも、結構御無沙汰でもあって。 ◆早速ターミナルビルの屋上へ上がると、向〜うに空自のエプロンが見えて、どうにかギリギリ、YS−11Pが1機見え・・・・・ん? んんっ?? プロペラが無い。 無いよ。ってーことはソレの他が飛ぶということだが、えーと美保基地所属は今、何機いるんだっけか。 ◆晴れ空は有難かったが、ターミナル屋上からではモロに逆光なので、滑走路東端を歩いて回り込んで行くと、こんもりとしたお立ち台があった。 知られた場所らしく先客の車が何台か駐まってたが、航空祭でもない為かのんびりしたもので、お立ち台にいるのは10人足らず・・・・・そうこうするうちC−1がゴォゴォ飛び始めて、 早速パチリパチリ。 ◆しかし一向に出て来ないんである。YS−11Pが。エプロンには2機ばかり見えていたが、1機は先程見たプロペラ無しと思われた。望遠で撮って拡大すると、 「153」と「158」・・・・・どちらもプロペラ無いじゃんかオイ。残存何機だ?・・・・・そういやこっち来る前、ソレと思しきプロペラ機の音が、聞こえたような気も。 まさか、まさか・・・・・記憶によればYSの募集が280人、Pは定員40名程だったと思うので、詰め込んでも最低7回は飛ぶハズだが・・・。 ◆通り雨にやられたりしつつ、相変わらずC−1ばかりがゴォゴォ飛んでは降り、飛んでは降りしてる。日本海へ向かったり大山へ向かったり、コースは2、3あるらしい。 C−1自体好きな機種なのでこれはこれでいいのだけれど、しかしYSよいつ飛ぶのだ。居合わせた人と、休出だから午後だけにするとかあるんですかねえ、 などと駄弁っていたが、そもそもプロペラ無しの2機しかエプロンに見えない、という目の前に事態について、説明が付かない。どこかへ行ったのが戻ってくるのか?  プロペラ無しの2機についても、整備のスケジュールがあったなら最初から募集するだろうか? ◆出口のない思考がぐるぐる巡るのだったが、昼から借りることにしていたレンタカーの時間が近くなったので、そこそこに空港ターミナルへ引き上げる。 足を得たところで今度は空港北側の島・・・・・干拓地らしい・・・・・へ行ってみる。中海のキラキラと絡めてシルエット、或いは大山と・・・・・と目論んではいたのだが、 相変わらずやって来るのはC−1ばーっかし。ウォークマンで「きらクラ!」なんぞ聴きながら、おやつボリボリ食べながら、半ば日光浴に徹するような塩梅。 ◆結局C−1・・・・・と旅客機・・・・・しか飛んで来ない。一体なんだったのか・・・・・今回はついでで寄るようなものだったから、ダメージはそうある物でもなかったが、 どういうことなのだろうYS−11P。3機くらいしかいなかったと思うが、そのうち2機がプロペラも無い状態でいるというのわ・・・・・若干の疑念もありつつ、 ここは気を取り直して、「ベタ踏み坂」と水木しげるロードが待ってるぜ。


2014/8/19(火)
今年の羽田の空の日イベントは9/27。毎年恒例であるので今年も当然ながら以下略ではあるが、さて量産初号機JA8610も公開というニュースがあって、 これもいつものことだしと受け流していたら「初飛行50周年」とある。あれれ数え間違えてないかと思ったら、JA8610自体のそれであるらしい。 格納庫内での公開も、その最初の年・・・・・あの事業仕分けを受けて始められた・・・・・から比べるとやや惰性的な印象がないでもなかったが、 今年はちょっと、特別なんだろか。


2014/7/12(土)
生田緑地で新しいメガスターを堪能しつつ、静態保存の旧型客車やらD51やら眺めていると、ぶーん・・・・・ややっこの音はと見上げれば、果たして見覚えのある機影。 換算300mm程度のカメラで撮るだけ撮って拡大してみると、P型塗装。方角からして入間のアプローチか。


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