YS−11
YSな日々 〜奇行ログ


一番下へ



2016/12/4(日)
色々混ぜこぜでスタンプラリー的にウロウロしてて、朝は小牧でMRJの工場なんぞを眺め・・・・・機体は結局拝めなかったが、そこからさらに、かかみがはら航空宇宙科学博物館。今リニューアル工事中で本来なら休館なのだが、 収蔵庫を開けて、レストア中の飛燕を見せてるというので。過日神戸で公開していた機体だが、今回のみバラバラの状態・・・・・要するに保管中の状態・・・・・で見せるというのは、最初で最後であるらしい。 そんなわけで足を運んだのだったが、収蔵庫は博物館の裏手の方にあって、敷地を迂回するように案内がされている。なので、バートルやYS−11やUS−1Aなどは、柵の外から覗くしかないのだったが、 折角来たのだからと、あーでもないこーでもないと、ぱちり、ぱちり。リニューアル後に、またゆっくり。

2016/12/2(金)
昨日付の防衛省の発表で「飛行点検機の機種決定について」。来年度の概算要求に計上云々、また「現有機のYS−11FCの後継、また、本年4月の航空事故で失われたU−125の補完として」ということで、 最早決定的とも言え・・・・・3機とは数が合わぬと思えば、1154が昨年末に退役していたことを、忘れてた。その時点で定数が1機減っていたわけで、 また今度決定したサイテーション680A・・・・・セスナとは呼ばないのだな・・・・・が、U−125共々ビジネスジェット級であるところからして、ダウンサイジングも進んでYS−11のような図体は持て余す、 ということか。JCABもQ300を入れて以降は、やはりサイテーションを採用している。 ◆本拠地入間の航空祭では、とうとう今年は飛ばなかったYS−11FC。後継機の調達スケジュールは不明だが、来年の航空祭ではさて、YSの見納めとなるか、新旧揃い踏みか、或いは・・・・・空自機は残すところ、 入間に電子戦用のYS−11EA/EB、そして美保のYS−11P。前者はエンジン換装の「スーパーYS」であり、ダートは後者の2機のみ。これとて既にフェードアウト中と言えそうな状態であり・・・・・最早これまでか。


2016/11/18(金)
毎日新聞。「あいち航空ミュージアム」について、こちらはYS−11の展示を見出しに、零戦については全く触れづ。展示される4機として、YS−11の他、MU−2、MU−300、MH2000・・・・・ まずそうだろうなというMU−2はともかく、悲運のMU−300に、数機で終了のMH2000・・・・・ん゛ー。でYS−11はどこから持ってくるの。

2016/11/17(木)
朝日新聞デジタル。1年後小牧に出来る「あいち航空ミュージアム」について、零戦の展示を見送るという話。大刀洗に行った三二型を今更返せもないだろうし、三菱で持ってる五二型も難しいのか・・・・・記事では、 子供に見せたくない的な意見を挙げておいて、それとは関係ないという話になってはいるがその辺りはさておいて、「民間航空機4機」は既に確定のような話。具体的な機種名はYS−11とMRJだけだが、 三菱所縁のといえば、MU−2あたりも外せまい。 ◆問題は、挙がっているYS−11である。民間の、というと、羽田で仕舞い込んだまま先の見えない科博の量産初号機だとか、現役ではエアロラボ機が残るのみだが、エアロラボ自身は否定していたように記憶する。 またいくらJAレジだったとはいえ、JCABの飛行検査機だったものだから、内容的には「旅客機」とは大分違っていて、これだったらそろそろ出物がありそうな、空自のFCを貰ってきても変わらないであろうし、 既に出物となっている美保のP型の1153の方が余程、VIP仕様機ながら旅客機の体裁といえる。御召機(?)にも供された、由緒正しき機体でもあり、むしろこれこそ・・・・・そういえば当初示された、 「あいち航空ミュージアム」の完成予想図に描かれていたのがP型風だったわけだが、美保のアレ、唾付けてあるんだろか。

2016/11/12(土)
ふらりと寄った書店でイカロスのMOOK「日本国政府専用機のすべて」が目に止まり。これは押さえとこうかなーと手に取りパラパラ見ると、やはりVIP仕様のYS−11Pも、チラッと。

2016/11/11(金)
ひょんなところで知ったことには、異国で飛ぶYS−11・・・・・まだ飛んでる・・・・・に、トラブルがあったらしい。「Expreso」なるニュースサイトの11/8付の記事が引っ掛かっていたのだが、 見覚えのあるシルエットが、前輪が出なかったのか、前のめりで鼻先を地面に着けた格好の写真。本文は・・・・・うーむスペイン語らしい。ベンベニード、ヨドバシカメラ! しか分からん。 ◆ざっくりしたところでは、テキサスのラレド空港に緊急着陸したようで、絵面で見る限りは、前輪が出なかったか、或いは折れたのか・・・・・記事中「XA−UFJ」とあるのはレジのようで、 これを手掛かりにググっていくと、エアロJBRなる会社のものであること、かつてはTDA機として飛んでいたこと、などなど。エアロJBRはメキシコの会社で、 チャーターで貨物を運ぶ・・・・・ような雰囲気なのだが、詳細不明。 ◆さらにカチカチやってると、前輪だけ出ないままアプローチしてる写真に当たった。ということは前輪が折れたわけでは、ないらしい。いつぞやのANAのQ400のように、そぉーっと降ろしたわけか。 機械翻訳で窺い知れるところでは、燃料を捨ててどうとあるので、制御された中での、胴体着陸であったのだろう。そこで飛んでたこと自体を知らなかったとはいえ、復帰はあるのだろうか。

2016/11/3(木)
入間航空祭。YSが飛ばない入間航空祭。ダート・サウンドの響くことのない、入間航空祭・・・・・モチベーションはダダ下がりなところ、いやいやC−1がまだいるぞと気を取り直しつつ。 朝からドピーカンというのも久しかったような気がするが、YS−11FCの離陸シーンを拝むことも叶わぬというに、なんだかんだで昨年より大分早くの現着。エプロンを目指すと、 いつもの南端の方でなく、ブルーの列線より北側にFCの1151の地上展示。その更に北側には、「ミス航空祭」の車が待機中(笑)・・・・・ということは、前を通るんだな? ◆今日はもう、C−1である。まずわ離陸を若干追い気味に、機首から主翼にかけてドアップで・・・・・ああこの撮り方、そういえばやってなかった。消火や救難のデモ、 そして「シルバーインパルス」・・・・・今回レッドラッキープレーン(違)の、赤いT−4がいるナ・・・・・・の後、いよいよ「ミス航空祭」の車列が、地上展示機の前を進む。 場所取りしてないので立ち位置は妥協しつつも、YS−11の鼻先とからめて、これをぱちり・・・・・少なくとも自分的には新ネタか。続いてC−1のデモと空挺を追いかけて、午前の部終了。 ◆飛ばぬなら、絡めてしまえYS−11・・・・・こんなドピーカンだから、ブルーもスモークも映えまくりなのだが、昨年もそこそこ撮れたし、そこに1151がいるのでは、絡めるしかあるまい。 これまでの展示位置では、ブルーの離陸とは絡めてきたが、今度はそれが出来ない位置である代わりに、キューピッドやスタークロスといった大きなお絵描き技が、イケそうでわないか。 というわけで、そろそろ来るナというところで前へ進んで、魚眼でぱちり。皆上ばかり見てるから、案外競合しないのである・・・・・というよりブルーの演技見るにはYSが視界の妨げになるから、人も少ない(笑)。 ◆ブルーも終わり、F−15の帰投も見送り、ぞろぞろ人が引き上げる中、まだ見てなかったなと、エプロンの南端を目指す。そこでどうにか見えたのは、同じくFCの1154。 見たのはこれっきりで2機のみ。残念ながらEA/EBは認めづ・・・・・他の機の帰投を見送りながら、そろそろ西日がおいしくなってくるぞと1151の正面まで戻ってくると、もう追い出しがかかっていた。 かつてより随分手際が良くなってる印象だが(笑)、撤退戦よろしく後退りしながら、お別れに、ぱちり。来年ももう飛ばないのだろうか・・・・・飛行点検隊の飛行展示自体、 このまま止めてしまいそうな気配・・・・・最近飛行点検自体のデモも、地味過ぎると思ったのかやらなくなってるし。あぷろーち、あぷろーち、ぴーって。


2016/10/26(水)
NHK「発掘!お宝ガレリア」で、トヨタ2000GTと、YS−11。トヨタ2000GTはボンドカーだからその希少性は言うまでもないが、YS−11については、旅客機としてはと断りつつも、 幻のとまで言われると若干、ムズムズしてくる部分も無きにしも非ず、ではあり・・・・・実数は既に1ケタだろうけれど、空自機がまだまだ現役。 ◆「航空機整備のプロ集団によって息を吹き返した!」という流れからして、登場するはエアロラボの、あの機体。JAレジだったとはいえ厳密には元JCAB機なので、JCABでは旅客機、ではなかったが、 スクラップ前提で売りに出されていたのは事実で、それをエアロラボがレストアし、高松へ向け羽田を発つ様子は
この目で見た 。あの日の空撮のニュース映像に、じわっと来る・・・・・あれから1年半近く、飛ぶことがないままであるらしいことも、あらためてこの番組で判ったが、時折ランナップはしているらしく、 高松空港のイベントでもお披露目している。番組ではタキシングもやって見せてくれたが、その刹那、ここの保存機、元ANKのJA8743とツーショット!・・・・・番組的には完全スルーだったけれど。

2016/10/20(木)
今年の入間航空祭のプログラムを見る。とうとう、YS−11FCの飛行展示がなくなったか・・・・・あああ。

2016/10/10(月)
「ついでの用」をスタンプラリーの如く押し込んだ中、早朝より鉄ネタをいくつか織り交ぜつつ、小松へやってきた。石川県立航空プラザ。とその前に、まだ早・・・・・
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2016/10/9(日)
日本航空学園。JAC機がぽつ、ぽつと退役していく中で、そこへ引き取られて行った仲間があった。ずっと、そこにいるのは判っていながら、能登空港という場所柄・・・・・
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2016/9/27(火)
JACを最後に国内エアラインから退役して、間もなく丁度10年。そういえば、とググってみると、JACのサイト内にまだ、「ありがとう日本の翼 YS−11キャンペーン」のページが残ってた。 フォトコンも残ってるな(ぉ・・・・・ただ、JACのトップページからはとうに辿れなくなってるようで、「JAC YS-11」などとググって、検索結果の筆頭に出てくるといった具合。 それを見越して敢えて残しているのか、はたまた単なる消し忘れか・・・。

2016/9/24(土)
羽田の空の日イベント。いつものつもりで天空橋で電車を降り、地上へ出ると様子がおかしい。いない。いないのである。誰も。旧整備場地区は普段の感じでエプロンには人の気配もなく、 環八を挟んだ駅裏の空き地も、たーだの空き地・・・・・いつもの通りだろうと高を括って、日程以外ロクに確認もしないで来たら、コレである。あらためて確認すると、ターミナルでの物販などや、 予約制の見学ツアーは確かに今日なのだが、一方旧整備場地区云々は、サラッとスルー・・・・・惰性的な感無きにしも非ず、ではあったものの、とうとう止めちゃったのか。 一方天空橋駅裏の空き地では、来週末に、昨年同様の大田区のイベントがあるらしい。HASMはこちらにも参加の由だが、旧整備場地区には言及なく、このまま終わってしまうのか。

2016/9/17(土)
いよいよ美保基地体験搭乗。今年はやたら週末を台無しにしてくれる台風はどうにかかわせそうだったが、一方で実のトコロ拠所ない事情・・・・・肋骨数本折りましたハイ・・・・・を抱えるハメになり、 クルマ転がすにもX−1に乗り込むイェーガーの如し、さてさてどうしたものかと頭を抱えていたが、応募ハガキに「万難を排して参ります!」などと書いていた手前・・・・・というホドのものではないが、 どうやら容態も落ち着いたので、色々オプションは省くことにして、決行・・・・・というより強行、或いは挙に出たと言うべきか。朝から羽田発の便に乗るなど、恐らくは10年くらいぶり・・・・・ああ、
最後の九州遠征の時 以来だから、本当に丁度10年。 ◆ANA381便、A320(JA8400)の機中の人となり、34Rから離陸の後、富士山が見えるまでウハウハ、その後は雲ばかりになったので大人しくする。米子に着き、早速送迎デッキへ上がってみると、 滑走路の向こうに、C−1とYS−11の、エンジンも垂直尾翼も無い廃機体を認ム(涙)。C−1は機番が塗り潰され、YSも恐らくはそうなのだろうが、鼻先が木に遮られて見えない。 空自のエプロンの方は全く見えなかったが、前後するが後で他の3機を確認出来たので、消去法で1156であったらしい。 ◆と、ひゅるるるるるるる・・・・・と耳覚えのある音。やがて、びぃぃぃぃぃぃぃぃ・・・・・と力強い音になった。RRダート、この音ばかりはすぐに判る。いよいよ体験搭乗が始まったらしい。 その初便の離陸を見送り、さて、基地へ向かうかと・・・・・今回あれこれ盛り込むのは諦めたので、クルマは借りずにテクテクと徒歩で。小牧や百里のように反対側でないのが有難い。 会場までやって来ると、1153がまず見えた。多分昨年見た時と同じ位置で、プロペラは無いもののエンジンはまだ残ってそうな気配。空自としては最初の退役機なのだが、こちらがほぼ五体満足なまま、 後から退役した1156が先にバラされているというのはこれ、1153がVIP仕様であることと、関係がありやと睨む・・・・・静態保存、はあるだろうか? ◆体験搭乗の流れは 昨年 と変わらず、さして目新しい話も無いが、ただ今回は輸送機の初搭乗であって色々勝手も違う。C−1からC−2への置き換えスケジュールはよく知らないが、この日航製開発機に触れるチャンスというのも、 この先そう長くはないことだけは確かであり・・・・・窓は明り取り用かという小さい丸窓がいくつかあるだけで、うまいことロングシートのその窓の位置を陣取るも、肝心の窓は頭の上にあって、 立ち上がって振り返らないと外の様子など見ること適わづ。離陸後ベルトを外して中を歩き回れた頃には、眼下は雲だらけなのであった。 ◆僅か20分かそこらのウハウハフライトだったが、その乗り降りでエプロンを進む際に、しっかり、ハンガーの中に1152・・・・・昨年乗せてもらった機体・・・・・を認ム。 さて今日飛んでいるYSは、後方にでっかいカーゴドアのある貨客混載型・・・・・鉄で言えば合造車・・・・・の1158、VIP仕様を楽しみにしてた人達には残念だったろうが、こちらの機内も、 ちょっと見てみたい。来年も応募してみよか・・・・・ともあれ、現在残っている2機のP型はこの、VIP仕様機と貨客混載型と、うまいことバリエーションになっていたりして。 ◆体験搭乗の後は、今年も管制塔・・・・・の最上階のひとつ下・・・・・での見学。丁度お昼休みに入って・・・・・公務員ですから・・・・・しまい、暫く待ち惚けてる間に、エプロンの反対側を望めば、 丁度境港に来ている「しらせ」が見えた。ANA機でもC−1でも雲だらけで空撮は適わなかったが、東京湾外で見るのは多分、これが初めて。そうこうするうち昼休みも終わり、 飛んでは降りるC−1やYS−11を、暫く満喫。今回外から撮るオプションはハナから諦めているので、売店で「C−1せんべい」と「美保基地カレー」を所望しつつ、 貨物ホームと思しき跡・・・・・昨年は気付かずにクルマでスルーしたカモ・・・・・にトワイラごっこなど織り交ぜつつ、基地内散策。 ◆空港へ戻りターミナルのコンビニ覗くと、「喜多川珈琲×航空自衛隊美保基地」のPOPが目に止まり。ドリップコーヒーのパックひとつひとつが、美保基地の飛行機の写真。 C−1、YS−11P、T−400が各2種類ずつ入る。しょうがないな以下略・・・・・「はまるーぷバス」なる¥100のコミバスが丁度良い具合に走ってたので、夢みなとタワーまで往復して、 「しらせ」をぱちり。


2016/8/12(金)
封書が届く。「ご案内(美保基地体験搭乗について)」・・・・・キター! 今年もキター! 昨年に続き死亡フラグを疑うレベルだが、YSは既に堪能したことでもあるし、今回はC−1にしてもらった。 こちらもそろそろ先が見えてきているというのもあったが、大人の事情で川重名義ながら開発は日航製、いわばYSの弟分のようなものでもあり、ここはやはり。

2016/8/11(木)
HASMが有楽町で「東京国際空港開港85周年記念『私の羽田アルバム展』」を開催中で、野暮用で出かけるついでに寄ってみた。出掛けにNHKで紹介されていて、 一見地味そうでいて、賛同者の厚みの気配を覚えるようで・・・・・さて交通会館の地下のギャラリーでそれは開かれていて、内容的には羽田空港の、戦前からの貴重な写真の数々、 それとモタさんこと斎藤茂太氏のエアラインバッグのコレクション。入口には、パンナムとANAと、五輪バージョンのJALのそれが並ぶ。JALは五輪マーク無しの復刻持ってたなそういえば・・・。 ◆一通り見ている間にも、受付の人達の濃いぃ会話が耳に入ってきたが、航空業界の名の知られた方々も、訪れてるらしい。どうぞと渡されたパンフも立派なもので、 後の方には協賛として名のある企業のロゴが並ぶ。HASMのトレードマークといえる、下田信夫氏の手によるYS−11量産初号機のイラストをあしらった「羽田に航空博物館を!」の缶バッジを、 既に持ってるけど見てしまったからにはと所望しつつ、近頃すっかり更地だらけになった旧整備場地区のことや、量産初号機JA8610のいる格納庫の行く末など、訊いてみたり。 肝心の博物館構想は、大田区とHASMが声を上げてる他に、航空業界からも、出来たらねというという声はあるものの、まだ具体化には至っていないようだけれども、2020年には、 というこの頃お決まりの空気が、追い風になるかどうか。


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