我が病巣 〜カメラな日々

一番下へ



2009/6/16(火)
ペン、か。そう来たか・・・・・べつに新製品情報垂れ流しブログじゃないんだがと言いつつ、今度のはちと、不覚にもグッと来た・・・か・・・な・・・。 「デジタル一眼」という呼称については違和感アリアリで、そら光学系が1本きりなら一眼だろが、という当たり前のコトをわざわざ尤もらしく名乗るあたりは、 これまでデジカメにおいてはJAROってなんじゃろ級のCM・・・・・個人的には思いっきりNGと思うのもあったが・・・・・が散見されたパナソニックの、 まあいつものヤリクチ・・・・・とかなんとかいうのはさておいて、オリンパスが出してくるとこれが、「昔の名前で出ています」的なのは差し引いても、 どういうわけかこう、アチラのあざとさとは異質の、スッと入って来る真っ直ぐさが、好ましく。なんだろねこの違いは。 ◆E−P1。軍艦部というにはあっさりした上面のディテールにどこか懐かさを覚えると思えば、かのペンFを意識しまくりな様子。流石にレリーズボタンはフツーに丸いし、 前面にダイヤルが出っ張ってたりということもないし、昔のロゴをあしらうこともしてはいないが、昨今のニュービートルやミニやフィアット500とかみたいな、 そういう流れと通じる感じは、ある。さてサイズを見てみるとやはり、ペンFとほぼ同等で、幅が僅かに短い程度。ほお。外装は金属製だが銀梨・・・・・ではなさげか。 これで黒でも出されて剥げ味が楽しめるようだったら、相当な危険物と化す。 ◆しかしこのパンケーキ、ニクイ。一眼レフ用にもあったし、ペンタ共々シンパシーを覚えまくりなのだったが、今度のコレ用の35mm相当というのも、まーさーにツボで。 ああ、この人達は分かってる(涙)・・・・・でこの35mm相当を付けた姿を見てふとダブったのが、シグマのDP−1とか2とか。アチラはレンズ固定だが、 センサーのサイズの大きさが自慢で、単玉1本の潔さ・・・・・いーんだよねそういうの。シグマのは惜しいことに、掌中の佇まいが今一つというか、なーんか野暮ったいというか、 連れて歩きたいという物欲まではなかなか、盛り上がらないのだったが。リコーのGRも、路線的には近いがちょっと違うかな・・・・・まあともかく、 ポッケに入れるにはちとでかいが、小粋な感じはオリンパスらしい。そういや見ようによっては、レンズ交換式だしコンタックスGシリーズ的なポジションを得そうな気も。 ◆ペンシリーズはEE−Sしか持ったことがなくて、ペンマニアと言えそうな領域からは相当遠い場所にいるのだと思うが、それでもこの名を出されてしまうと、 それなりにしみじみと、覚えるものはあり。APS−Cなんてのがかつてのハーフ判そのものなサイズだったりするが、フォーサーズというのもまあ、そういう範疇になくもなく。 で、これでもかとアダプターが登場してて、今更感アリアリなFDはともかく、Mマウントまで可能なフランジバックには少々驚かされたが、 しかしライカ判換算で焦点距離2倍というこの、視野狭窄ぶり・・・・・わざわざやるか? まあ、サンニッパなんか、ちょっと試してみたいような気もしないではないが ・・・・・そういやコイツの手ブレ補正ってば、専用レンズ以外でも対応出来るんかいな。出来たらちと、ヤバいカモ。


2009/5/30(土)
横須賀で「しらせ」観て、新旧揃い踏みなところも押さえつつ、午後は渋谷へと流れる。中古市・・・・・今日は連れていないがM6も「お高いベッサ」状態のままというのも不憫な話で、 1本くらい身内の玉を合わせてやりたいところだが、これがなかなかアレで、やはり身の丈に合わぬか・・・・・と苦悩しつつも一応、相場観だけでも掴むつもりで・・・・・ しかしなんというか、そんな悩ましさも、これまでの節操の無さとは違った時間の流れを得たような気もして、意外とこれが。 ◆多分もう少し前からなのだと思うが、なーんとなく会場に、とにかく触らせて使い方も教えてあげる的な空気が、あるよな無いよな。これはこちらの思い込み大カモだが、 通じる者だけが互いにニヤリ、的なかつての緊張感(笑)とは別の、広く広くウェルカムな感じというか・・・・・まあ、今や完全に嗜好品と化した銀塩カメラでは、 ヘタすりゃ初めてフィルム入れるのがライカですみたいな話も恐らくあちこちで起こっているハズで、そのフィルム装填すら、ナイフで鉛筆削れます程度の、 一種のスキル(苦笑)と見做されかねづなところありそうで、まあ色々と、そういうワケですかなあと。 ◆なかなかその機会が無かったが、東急東横の屋上からようやく、EF100〜400mmの試写。ズームを目盛1つ分変えては、遠くのビルをぱちり、ぱちり。 1月修理後のあのボヤボヤは流石になくなったが、でもなーんか、甘い感じが無くも無く。そもそも本調子でどこまで写ってたかもう判らなくなってんだが(苦笑)、 EOS40Dの解像度も最早光学系を苛める程なのか、そのへんもよく判らづ。フルサイズの領域もどうだか分らないし、いっぺんフィルムで撮るかな・・・。

2009/5/24(日)
空模様もナニだしと予定を変えて、市民ミュージアムで文明開化ネタと、宮武東洋の写真展を観る。イベントでわいわいと賑やかな中での鑑賞だったが、しかしこの写真・・・・・ その背景や場所を知らなければ、かつて栄えた炭鉱町の最盛期の頃の風景、のようで、レンズの前の人々は皆、明るい。色々勝手な想像を巡らして見る目にはそれが切なくも映ったが、 それは人間が持っている強さというものかもしれないし、敵対する筈の側にある誰かの良心もそこに、写っているのかもしれづ。 ◆100〜400mmの試写をしたいが空模様が、と迷いつつ羽田へ走るとこれが、日が差してきて。でわでわとパチパチ撮ってみたが・・・・・んー、 確かに前程の悲惨な写りは無くなったが、どうもなんか、怪しい気が。昨年の今頃から始まった、キャプリオR7の悪夢が・・・・・ってそのR7もまたゴミが入ったみたいで。 昨年の今頃、ゴミ取りを依頼したら調整不良で光学系をグズグズにされ3ヶ月に及ぶ再修理地獄に突入・・・・・もうヤだよあんなの。

2009/5/23(土)
ふらりとマリンタワー(笑)。初日だというのに意外や空いていて、多分今夜のニュース見て明日くり出す向きもあるんだろかーと思いつつ、報道の方々の仕事振りを見学(笑)。 ◆ブラパチ歩きしつつ電車乗って、小学校1年生くらいかという小さな男の子が誇らしげに首からAE−1提げていて。こらまたシブい、と傍らにはその前のオーナーであろう、父親と思しき人。 なーんかいいですな、とまたブラパチしつつ新宿へ出て、三井ビルへ。 ◆100〜400mmの修理が上がり。ただ奥からモノ取って来るだけだろうに、なーんかやたらと待たされたが、ようやく最初と違う人・・・・・預けた時の人が出てきた。 確かに現象は確認出来て、今度は大丈夫デス的なお話。じゃあ、前回の組み付け時の品質チェック漏れだよな、と訝りつつも、今更咎め立てしたところで始まらんし、直すべきモノが直りゃいい ・・・・・とこの人、修理部門に話を聞いてくれたらしいのである。嬉しいでわないか・・・・・と潤む目を悟られまいとしつつ(←やや脚色)耳を傾け・・・・・さてさて、 そこから判ったコトは・・・・・まず、色々詳しい説明をしてもらったということ。そしてその殆ど全部が、この目の前の人物の頭の中で消えてしまったということ。 あー・・・・・あのさ、メモぐらい取れや(呆)。

2009/5/16(土)
中古カメラ店というと専ら都内か、せいぜい横浜あたりでしか覗いていなかった・・・・・出先でなら大阪とか京都とか・・・・・が、地元も徒歩圏にあった頃には覗いていたものの、 電車で数駅くらいの微妙な距離の所は、殆どノーマークだった。このところふと思い立って・・・・・正確にはネット検索で出てきて気になって・・・・・ついでの用で、寄ってみたり。 するとこれが、ごく最近の実用機やクラカメや舶来高級機といった売れセン(?)とは聊か異次元の、‘70〜‘80年代の懐かしいカメラ達だったり、家族写真機だったり、 値札が付いてたり付いてなかったりがケースの中で犇いてたり、誰かの家のコレクションのように無造作に一杯吊るさってたり、いやはやなんとも、近頃とんと見かけないような風情を楽しめて。 灯台下暗しとはこのことか・・・・・覗くだけでは申し訳ないけれど、これは散歩コースに加えたい。

2009/5/14(木)
なーんか「東洋経済」のWebで「キヤノンの一眼レフで不良事故が多発する理由、製造請負依存の死角」なーんて記事があったりで。そのまんま鵜呑みにする程ウブでは無いつもりだが、 あーやっぱ、と思い当たるような気がするのは何故だろね。昔話ばかりもどうかとは思うが、かつてカメラの修理なんて、ぶつけたとかカビ生やしたとか、 殆どそれくらいしかなかった・・・・・といっても過言ではないくらいに思えたが、今のはもう、毎日がサドンデス(恐)。 ◆SSなんかでも、かつては「この人になら何でも訊ける」と安心感を覚えたこともあったが、今じゃFDレンズなんぞ取り出すとババ引いたような顔される(哀)。 まあ取り扱う範囲が広いからというのは仕方ないとしても、当たり外れがあるにしても、なーんにも教わらずに現場へ出て来ちゃったの? と思うことしばしば。 ◆こういう嗜みとも言える部分がしっかりしてるメーカーに限って、商売で苦戦を強いられているようなのも皮肉なのだけれども、そこらへんもまたどういうわけか、 「東洋経済」の先の記事は暗示しているような。ああ、三角ビル末期の暗黒時代、堂々「出向で来てるから分かりません」とのたまったオジサンがいたっけな・・・・・ その後持ち直したようで、朝の来ない夜は無い、と希望を見たものだったが、暮れない日もまた、無いのか・・・・・諸行無常盛者必衰、べべべん。

2009/5/11(月)
GW後半戦の写真上がり・・・・・とは言っても1本きりだが、キヤノン50mm/f1.4の写りは上々、気になったのはフードのケラレだが、UNの48mm径、 大丈夫そう(喜)。んがフィルターを挿むと、近距離で残念。フィルターを取るか、フードを取るか・・・・・ヤシコンのテッサー用にしてる、 同じくUNの49mmにしたらどうだろな、ステップアップリングあるし・・・。

2009/5/10(日)
スクリューのキヤノン50mm/f1.4、近所の修理屋さんに持ち込み。基本OH、うーむむむ・・・・・安物買いの・・・・・授業料・・・・・いやトータルではまだ、 そんなには、高くはないハズ・・・・・だよな? ホレ、コンディションは「OH済」になるんだし。うんうん・・・・・そうさ、そうだよ。あー。

2009/5/9(土)
EF100〜400mm/f4.5〜5.6IS。1月の修理以来、テレ端でどうも甘いのだな。ざんげ岩から見下ろしたロクサンの、おでこあたりがカッチリ来ながら、 スカートがボヤボヤになってたりする。「はやぶさ・富士」も、なーんかヘッドマークが滲んでるんだこれが・・・(涙)。 ◆元々無理がある設計・・・・・と、購入以来思ってるが、そうでなければ大ハズレ掴まされたコトになる・・・・・なのか、ISが時々怪しいのはお馴染みだったので、それカナ、 或いは超望遠故、陽炎の悪戯か・・・・・と当初は思っていたのだが、撮り続ける程に、やはりどうもおかしい。条件によって違いはあるようだが、 周辺部・・・・・というよりEOS40D的に中央部分測光くらいの範囲以外ボヤボヤ、特に左側が酷い。ああ、昨年のリコーR7の修理突っ返しまくり3ヶ月の悪夢が蘇る・・・・・ APS−Cでコレってコトはだよ、フルサイズだったらもう、絶望的で。 ◆早合点は禁物と、ここのところISや陽炎の影響を極力排してサンプルを撮ってきたが、やはり・・・・・疑念は確信になってきた。1月の修理前の画像はフツーに撮れてんだよ。 1月の修理中のピンチヒッターで、EF70〜200mm/f2.8ISに2倍エクステンダーをかましてのテレ端とも比べたが、こっちもそれなりに隅々まで、ちゃーんと撮れてんだよ(涙)。 ◆というわけで、新宿のキヤノンに持ち込み。ショールーム機能が無くなって、広ーいフロアに長ーいカウンターが続く。そこでコトの次第を説明するわけだが・・・・・ サンプルをCDに焼いて添えたが、カウンターのヒト、CFカードじゃないと駄目みたいなコトを仰る。無加工のままのファイルですけど? 撮影データ諸々ごっそり入ってますけど?  てかCFカードのデータなんて、PCに取り込んだら消しちゃいますけど??・・・・・旧FDのリアキャップを外せない係員くらいじゃもう驚かないが(苦笑)、 もしや、どっかで言われたコトを意味も考えずにそのまま言ってます? 嗚呼・・・。 ◆話がうまく伝わってるのか不安が残るが、CDにプレーンテキストのメモも入れたから、伝えるべき人には伝わるだろう多分・・・・・ついでに、 絞りリングを回すと油切れなのか途中でイヤな感触がするスクリューの50mm/f1.4をダメモトで出してみるも、案の定丁重にお断り(苦笑)。

2009/5/6(水)
正月に行方不明になっていたオリンパスのマグニファイヤーアイカップ、ポロリと出てきた。EOS40Dに着けていたこの物品・・・・・ EOS40Dは既に何ヶ月もノーマルで使い続けていて、なんというか、やや今更感(苦笑)。

2009/5/1(金)
キヤノンのRF用のレンズ、V型以降のそれはスタイルが一新されて、白っぽい仕上げの鏡胴に黒いピントリング。特に50mm/f1.8などはまるで「俵むすび」、 クモリまくりな手許の50mm/f1.5の代替にもちょっと・・・・・と思っていたのだが、ここに来て俄に、結構洗練されてんじゃん?、などと思えてきて発作の兆し。 さらに後になるとRやFLのような趣で、M6にも意外と合いそうな風情、特に35mm/f2あたりなどグッと来たりなのだったが・・・・・ そうこう言ううち何故かここに、50mm/f1.4が。(ぉ ◆まあ、玉がキレイでありながら、破格な個体だったので・・・・・まずIVSbに着けてみる。ディテールの基本はf1.8に準ずるも、その口径から随分と趣違って、 なんとも堂々たる佇まいで、意外と違和感も無く? ふーむ。続いてM6に装着。ををを、もうズミルックスなんか要らないもんね―(馬鹿)。たーだこの玉、 特に名玉と持て囃される気配もなく、アサカメの「診断室」を紐解けば、これ買うならf1.8にしとけみたいな話だったりして(笑)。まあそこいらは撮ってのお楽しみで。 ◆ををそうだ、とUNの48mm径の捩じ込みフードをキヤノネットから召し上げ、くるるっとこれを装着。くぅぅぅ、たまらん。押し出し感満点ですな・・・・・ ってそういうのは要らないと言ってなかったか? それはそれとして、さらにこれまたキヤノネットで使ってたhamaの角型フード&ステップアップリングを・・・・・ うーむむ、キヤノネットではその小生意気さが洒落てたが、M6でコレやると、どうも変な勘違いっぽい(苦笑)。 しかしこのフィルター径にして、この前玉の大きさ、フードでケラレんだろか。


2009/4/30(木)
RVP100×20本確保。前に買ったのはいつだっけかと遡ってみれば、半年で20本・・・・・まあこれでも、直近ではブラパチだの試写だので、ペースが上がってるだろか。 ◆ヘキサゴン試写分上がり。若干青被りか・・・・・アンダー傾向と思われたがM6の露出計、君は正しい。公称f16は、実際のところf22と理解した方が良さげな・・・・・ かぁー、ネガ使えみたいなハナシだろかなこれでわ。手強さではホロゴンを超えてる(苦笑)。あの、後の完全円形絞り(?)をグリグリ広げたくなる衝動・・・。 ◆同時にセレナー100mm/f4再確認。f11程度まで絞らないと全然ボヤボヤ。前ピン後ピンという話でもないようだし、駄目か・・・。

2009/4/28(火)
ふらりと新宿。以前新潮に出てたあの方に遭遇(驚)。それはさておき、陳列棚のカラースコパー35mm/f2.5PIIが、悩ましく。多分マウント面起点で、全長23mm。 パンケーキ・コンプレックスな身としては看過出来ぬ存在で、Mマウントにムラムラの当初より念頭にあったりなのだが、28mmと50mmという、 FDレンズやG1やEOSで長らく馴染んできた単玉コンビネーションの、その間に後から割って入るとなると、これはこれでなかなか、難しいものがあり。 ◆35mmの場合はむしろその1本で通す、というような感覚があって、一時期NewF−1にNewFD35mm/f2だけ、てなことをやってた気もするが、 一方パンケーキというのも、着けっ放しでナンボ、みたいなところがあり。たーだ、35mm着けっ放しというのも、40mmだがローライ35との棲み分けというか、 そのへん少々悩ましくブツブツブツブツ・・・・・しかし未だ、自爆せずに済んでるこの不思議。多分あの銀枠・・・・・キヤノネットに見えそうな(笑)あの銀枠。 黒ずくめでシブく決めたいのに・・・・・それと、なんとなくツァイスに軸足っぽいコシナ的に、そのうちテッサーあたりでもという淡い期待が・・・・・っていつのことやら。

2009/4/26(日)
ヘキサゴンを試写に連れ出す。前後のキャップが無く、前は49mmのストックがあったのでこれを嵌め、後は、安いので深いのがあったのでこれを確保。20mmにしておいたが、 17mmでもギリギリだったか?・・・・・本当はLMアダプターを着けっ放しにしたいところだが、Mマウントのリアキャップは高いのでとりあえず、Lマウントにしとく。 ◆さてピーカン。これならf16でも露出稼げるなー、という訳なのだったが、M6で測るとISO100で1/30くらいで、どうも1段ばかりアンダー目。 さてはリアの突き出しが露出計の邪魔しているのか、それとも公称f16はサバ読んだ方が良いのか・・・・・ともあれG1と同じく指が入らぬよう、 小山ゆーえんちぃ〜な手付きで構えて、ぱちり。

2009/4/24(金)
今日はアレであるし、と、ふらりと中野から新宿。目を付けていた品がまだあったので、早速これを確保。消えてれば消えてたで諦めもついたのだが・・・・・ あるんじゃあ、仕方無い。割と安い方みたいだし。 ◆ヘキサゴン17mm/f16。知る人ぞ知るアレ。かつて撮れっきりコニカで「ワイワイワイド」というのがあった。17mmという圧倒的な画角でもって、 背景共々自分撮りしまくりな、自分大好き自己愛全開機。思えばそれこそ北海道から沖縄まで、青函トンネル内から富士山頂まで、コイツで記撮しまくったものである。 後にメーカーの都合等々あって店頭から消えてしまうのだったが、惜しんで買い溜めしたのも今や久しい。 ◆一方で、コイツを加工して交換レンズを造った人がいるらしい、という噂は聞いていた。他に大きな関心事を抱えていたというのもあって、その頃は、 そら誰かやるだろ程度の認識だったが、近頃のアレやコレやで中古店覗いてて、現物を見てそのことを、思い出した。尤も、陳列棚のガラス越しには立派に見える(笑)容姿から、 暫し話が繋がらなかったが・・・・・コレ10本纏めてもあのG用ホロゴンとは釣り合わないだろうが、コニカへのオマージュと思しきネーミング(?)に、 シレっと伝説のMマウント・ホロゴンもどきな佇まい、その意気込みや良し・・・・・とま、ノリはまさに同人モノのソレ。 ◆実際手に取ると、結構プラプラな感じで、ここはレジンモールドなのだろうが、質感が食玩のよう(笑)。ファインダーもワイワイワイドのそれを抜き出して、 それらしく纏めているが、ストックしているワイワイワイドの方が、どういうわけか見えが良いような・・・(苦笑)。この個体はLマウントなのでIVSbにも着くし ・・・・・ふとベッサLウルトラワイワイワイドなんてのが浮かんだが(汗)・・・・・アダプターかませばM6でもウハウハ。 単体でG用ホロゴンと並べると流石に貫禄負けだが、M6と一緒なら、堂々G1と張り合えそう(馬鹿)。 ◆たーしかワイワイワイドはf11だったハズだが、コイツはf16。画質の改善を狙ったのだろか・・・・・・たしかにワイワイワイドでは、 意外と遠景が厳しいような気がしたし、それにこういうカメラの常として、フィルムを湾曲させて収差を補うようなコトやってるから、 フツーのカメラに転用するには聊か無理があるとも言え・・・・・というわけで絞ってるんだろかこれ。後玉の後ろにピンホールかというような固定絞りが見える。 この穴からゴミ入ったらどうにもならんな。前のネジ外せばバラせるんだろか? バラせるとなれば、部品のストックには事欠かない(笑)。

2009/4/23(木)
週末の分上がり。M6の分、なかなか馴染んできたじゃん・・・・・ってボヤボヤのコマが。う、セレナー100mmの分が尽く、ハズレ。たーしかf8くらいまで絞ったハズで、 無限遠でその被写界深度にすら入ってない・・・・・ワケねーだろフツー。前に使ったのがいつだったか思い出せないが、振ってもカタカタ言うでもなし、雲ってるでもなし、 M6に合わせてみても、連動カムが脱線しているでもなし・・・・・うーむ。

2009/4/20(月)
DPE出し方々、先週注文しておいた、M6のシンクロソケットのキャップと40.5mmのレンズキャップが来たとのことで確保。 シンクロソケットのキャップは差し込むとクリック感があるものの、キノコ状に飛び出していて、何かの拍子に引っ掛けて落としそうな・・・・・ホントにM6用なんだろか。 注文時のバタバタぶりが不安を呼ぶ・・・。 ◆40.5mmのレンズキャップはさすがに、CLE時代のそれではなかったようで・・・・・Webで見た時もなーんか違うなとは思ってたが・・・・・ これはデジカメか何か用だったんだろか。しかしこれ、耳があまりはみ出さないので、Mロッコール28mmでキャップをしたまま、フードの脱着が出来る。 スバラシイ。オリジナルのキャップでは、フードをしたままうっかりキャップしようものなら、爪先でほじくるように外さねばなからなかったから、これは意外なめっけもの。 ◆思い出したように、初代F−1の露出計チェック。例の「ナノカーボンペン」が奏功か、接触不良は改善ぽい。 バッテリーが消耗したか、チェックで針が上がらなくなったが・・・・・ちと早くないか。

2009/4/19(日)
へろへろ。M6が電池切れ。店の人が、古い電池だからすぐ換えるようにと忠告してくれたが、こんなにギリギリだったとは思わなんだ。早速ストックの電池に換えてみると、 LED、ビッカビカ。うわこんなに明るかったんかい。半段表示のメリハリもちゃんと出てる。照明に向けてもちゃーんと見えて、ああこれなら、 ファインダー窓のマスクは不要かと早速剥がす。しかしこの明るさ、暗い場所では煩そうだな。A−1やT90みたいな、輝度調整は無いようで・・・・・って余計な仕掛けが要るか。 ◆ファインダー窓がちと気になる。ガラスの黒い縁の一部が浮いてるというか、空気入ってる感じ。ガラスは裏から押さえてるのだろうと思ってたが、よくよく見るともしやこれ、 外から接着してんじゃん? すると、このままポロリと落・・・・・(汗)。こういう個体は他にも見かけたが、落ちたという話は聞かないし、そうメジャーな現象でもない様子。 あらためて観察すると、ムニムニと浮いた風は無く、今にもポロリという心配はなさげにしても、しかしナニユエに・・・・・ブラッククロームの地肌に所々、ぽつ、ぽつ、 と素人塗装のゴミのような箇所があって、聞くところによれば腐食の類らしいのだが、これがたまたま、このガラスの取り付け部分に現れたとしたら・・・・・ そう思えばそう見えないではないし、確率的に個体が少ない道理でもある。シリアルからすると昭和生まれ・・・・・ドイツ生まれで昭和も無いが(笑)、 どの道近くOHしてリセットしたい気持ちもあるし、その機会に直してもらえば良いか。症状が進むようならそこでOHだ。 ◆今更ながら、中覗いたらシィベルヘグナーのシールがあった。へえ。つまり日本向けに出荷された個体。日本で正規輸入品買えるような人がこれ買って・・・・・世はまさにバブル ・・・・・その後どこをどう巡ったか、巡り巡ってたまたま日本へ戻って来たのか、ともかく今ここにある。シャッターダイヤルの周りや巻上レバーの縁などに金属色がうっすら透けて、 誰かの掌の中にあった日々を物語るようだが、さて、どんな風景を見てきたのだろうか・・・・・どんな風景を、これから共に見るだろうか。

2009/4/18(土)
碓氷。妙に張り切ってしまい、ペンタ645フルセット・・・・・35、45、75、150、300mmの5本、EOS40Dにズーム3本、予備のEOS−1、 碓氷デビューのM6あーんど本日セレナー100mm/f4も動員、キャプリオR7、これに上で食べようと釜めしと、ラムダのハイキングザックにぎゅうぎゅう押し込んで、 ざんげ岩に着いてみたら腰が痛え(哀)。で早速、40Dで撮影を・・・・・あん?? ブラックアウト!? しかしエラーメッセージが出るでも無し、 スイッチ切ったりすると復帰するのだが、また1枚目からブラックアウト・・・・・まーた壊れたんかい、つい一月前に直したばっかじゃんか(怒)。 ◆ライブビューなら使える。使えるのだが、AFボタンでもピンが合わなかったりするので、覗いてMFで合わせてから、ライブビューに切り替えて・・・・・ フィールドカメラ並のペース(泣)。虫が知らせたか、不安に駆られて詰め込んできたEOS−1にタッチ。645やM6共々取っ換え引っ換えして撮影続行・・・・・ 645に300mm着けて、岩に仁王立ちでがしゃりがしゃりと「仕留めて」いく己に少々酔いつつ(馬鹿)、 岩に腰かけて、釜めし頬張りながらぱちりぱちりとやるのも、実に久しぶりで。 ◆一段落して、40Dどうしちゃったんだろうと、あらためて操作を繰り返すうちふと、思い当たり・・・・・まさか、ミラーアップ!?・・・・・う、案の定(爆)。 しっかし、ミラーアップに設定した記憶が無い、ような・・・・・まあ、信頼性に疑問符のカメラを先に疑うようになってしまったが故の、悲喜劇というか。 ◆降りてM6ぶら提げて「文化むら」内を回っていると、お、あれはM2か、単体露出計翳してる人あり(笑)。晴れてんだから目分量でおっけーでしょうとは大きなお世話だが、 しかし内蔵露出計よか余程、ああやった方が早そうな気がする、M6とワタシ(苦笑)。

2009/4/15(水)
M6試写上がり。ふむふむ、特に問題無さげ。最初にしてはよく撮れた・・・・・この場合操るという意味で・・・・・だろか・・・・・ん? コマの上の方に、 ホコリみたいな影が。それも全コマ同じ場所・・・・・をゐをゐデジカメじゃあるまいし、と空っぽのM6を開けてバルブで翳してみると、四角いフレームの下側に、 ちょろっと毛が。はん?? よくよく観察すると、シャッター幕のすぐ前の額縁状の部分の内側即ちシャッター幕側に、反射防止なのか植毛してある様子。 でその無駄毛がちょろっとはみ出してたのだな・・・他意は無い。(ぉ すかさずピンセットで無駄毛処理・・・他意は無い。ん、他にもあったか、ぴっ。 ◆そろそろ慣れてきて、滑らか過ぎる程に感じていた感触も、段々メカ的な手応えを覚えるようになり、ああこんなもんかと思えてきた。逆にF−1などの感触が、 壊れるんじゃなかろかと荒っぽく思え(笑)・・・・・はともかく、レリーズを押し込む際の「閂を引き抜いて行くような」(うまい表現が浮かばんが)ダイレクト感も、 これがそうカナと、感じるところあり・・・。 ◆さて屋外でのLED視認性問題、返品せずに済みそうな試写の出来を受けて、安原一式と同様、早速ドローイングテープ(ラインテープ?)でのマスクに取り掛かる。 2.5mm幅の黒いそれを、ファインダー窓の長辺の1/3くらいの長さに切り、これをハーフミラー部分の中央に貼り付ける。これだけ。 早速光源に向けて覗いてみると、しっかり遮光してくれてLEDが霞むことも無し。よしよし。四角い視野の内側に陰がはみ出すのを、嫌う人は嫌うだろうが、 ちょっと前の一眼レフなど、メーター表示やらが視野内にはみ出すのは珍しくなかったのだよそこのお若いの。35mm枠までは多少かかってしまうが、 50mm枠ならよゆーでかからない。次のお出かけが楽しみである。 ◆Mロッコール28mmの予備にと、40.5mmのキャップを探してみたりなのだが、ヨドバシで吊るさってるような市販品では、カブセ式で¥800位しちゃう。 たーしかノーブランドで安ーいの、あったと思うんだけど・・・・・こないだ求めた25mmとかの仲間で・・・・・エツミかどっかのがそれと似てるんだが、 そっちは大体43mm以上しか無かったりして。 ◆で、カチカチ当たってみるとこれが、ミノルタ銘の40.5mmのキャップがソニー扱いの中にあるのだな・・・・・というわけでDPE上がりのついでに、訊いてみた。 40.5mmのキャップをですね・・・・・店員氏、すぐにどこかへ走って行く・・・・・いつも思うんだが、ビックってなんですぐ走ってっちゃうの?・・・・・ ありませんでしたの一言までに何分待ったか知らないが・・・・・すぐ横で別の女性客も「さっき在庫見るって行ったまま帰って来ないんですけど」とか言ってるし(苦笑) ・・・・・そもそも銘柄指定か汎用で良いのかも聞かぬまま、そんなの存在しない級の回答なので、グーグルで2、3キーワード引っ掛けてみなされと。 ◆昨日ヨドバシで訊いた時は、サイズ言っただけで「たしかミノルタに・・・」と返ってきて、すぐ資料のバインダーを捲ってああこれですね、とこれが打てば響く。 取り寄せらしいから寄りやすいビックでと思ったのだが、随分勝手が違うようですな・・・・・たまたま、かもしれないが殆どその、たまたま、に当たるこの不思議。 一問一答でイチイチ走るし。走ってばっかだし。人の話聞いてないし。こちらで間違いありませんかって畳んだままのスリーブ出して見せるし。 袋要らないと言ったらハイと返しながら袋入れるし。レシート馬鹿でかいし。建物蛍光オレンジに塗っちまうし(古)。 ◆M6のシンクロソケットのキャップが無く、無くて困るものではないが汗や汚れやら思いっきし付くだろなあと思い、コイツも訊いてみると、これまたどこかへ走って行き、 客向けのカタログ持って戻って来た・・・・・もうさ、イチイチ走らずに済むコト考えようよ(呆)。こちらも取り寄せ、それは構わないにしろ、 この調子だとレンズキャップ共々揃うまで連絡無さそうな気がしてきたので、どっちかでも来たら連絡くださいなと念押し。ミノルタのレンズキャップはもう無いかもしれんな・・・。 ◆F−1の露出計が不安定で、どうも電池室の接点が怪しく、こりゃ接点復活剤カナと調べると、エツミから「ナノカーボンペン」なるものが出ているのだな。 刷毛塗りではなくサインペン様で、腐食云々というより接触面積を補う方向のようで・・・・・現物見るとえっらい小さいのだが(笑)、 まあ当面の用途は限られるのでこれでいいかと所望。早速F−1の接点に塗り塗り。電池アダプターにも塗り塗り。これで暫く様子を見るとしよう。ついでにM6にも塗り塗り。

2009/4/14(火)
ふらりと中野。今日もジャンクの箱にコンパクト機が溢れ返ってて、一体どうしたのといった風情。棚も一杯・・・・・ この間ゴロゴロしてた首なしペンタ67などは消えていたようだし、回転はしているんだろうけど。 ◆で、今日はちゃんとお目当てがあるのだ。Mマウントのリアキャップ。MLアダプターと一緒に押さえときゃ良かったじゃん、と今更に思わんでもなかったが、 流石Mともなるとカゴの中にガシャガシャ放り込まれてなどいないのであるな。ひとつひとつ包んで吊るしてある。ライツ・ウェッツラーだったり、ライカカメラだったり、 子細に見ていくと微妙にバリエーションがあるようで、このへん集める人は集めるんだろな・・・・・R〜FDマウントで集めてるヤツがいるくらいなんだから。 ◆で、ライカのソレが¥1K。たーしかツァイスイコン用の新品が、ヨドバシでそんなくらいで吊るしてあった気がするが、ライカだとジャンク(?)で¥1Kだ。 ってことはだよ・・・・・まあいいや。目を移していくと、ミノルタのがあった。をを、意外とレアカモと思ってたが、あるところにはあるんですな。 こちらはライカの6掛けくらいになっていて、まあ、当然こっちだわな・・・・・というわけで3ケばかり所望。なんか多くありませんか?(ぉ

2009/4/13(月)
ツインメイト、端まで回したらパチン、といって、もしやとM6やNewF−1と比べると、ずれがなくなった。追針カムが脱線してたんかい・・・。

2009/4/12(日)
巷間聞かれるところではライカというのは、高級腕時計やら筆記具やらと代替可能なものであるらしい。ベッサやそこいらのデジカメとでならまだ解るハナシだが、 時計や万年筆じゃ、写真が撮れんだろが・・・・・ま、そういうモノサシもあるんでしょうな、この際ヒトサマのことはどうでもよろしい。・・・などと、 ベッサで事足りるものをわざわざコッチにする誰かさんだって、どうかしてる・・・・・よく言う「四畳半住まいのベンツ乗り」みたいなもんかね(苦笑)。あー。 ◆たしかに、ベンツ・・・・・この場合メルツェデスとは厳格に区別される(笑)・・・・・なんだ。クルマよく知らない小金持ちが飛び付いちゃう的な、 もっとブイブイ言ってる向きならとりあえずフェラーリ乗っちゃうみたいな・・・・・ともするとそんな俗物的なアレが、まあナニではある。 そういえば割と身近かもしれないあたりで以前、ベンツ買いましたってヒトがいて、車種を尋ねると「とにかくベンツ」と返って来たことがあった。蓋し名言である。 きっとウニモグの説明が面倒臭かったんだな。ひょとすると軌陸車・・・・・マジで羨ましいじゃんか。 ◆そんな俗物感、或いはやっちゃった感的ブルーがちと入りつつ、まあ縁起物だ厄除けだとげ抜きだ縁結びだと思うことにして、いじってみるとやはり、 相応のものはあるのだな、プラシーボ効果抜きで。総体的に、カチッと、しかししっとりと、そしてずっしりと。イチイチ彫ってある文字も今や嬉し。 巻き上げなど、F−1前期型のそれもなかなかと思ってたが、こちらはありゃりゃ、全然違う・・・・・まあ機構から全然違うわけだが。シャッターも、 比べるのは酷だがIVSbよりも相当落ち着いてる。肉厚なのかプラでも詰め込んであるのか、キンと鳴るようなところも感じられず、硬く滑らかな感触があるのみ ・・・・・やー、なんだーかんだー言っても、コストパフォーマンス追求とは異次元の、ブランド力を背景に・・・・・これ程ではなかったにせよヤシコンも・・・・・ こういった余裕を保てるってやつか。感触については、まず初期型のM3を試してから言え、てな話みたいだけれども。 ◆よく「手に吸い付くような」と形容されるグリップ、あの半円形が親指と人差し指の間に心地好く収まるフィット感を楽しみにしていた。 キヤノンIVSbではフラッシュカプラーが邪魔でIIIにしとけば良かったと思ったが・・・・・で、M6は・・・・・んー、裏蓋がちょっと邪魔か、 なんかペコペコいうし。バルナックだったらしっくり来たんだろな。左手で左端をやや正面から親指を上に掴むようにして持ち歩くのが好きなんだが、 G1より少し角が当たる感じながら、なかなか。あと2.5mmも嵩張ろうものなら多分全然駄目。巻き戻しクランクに親指がかかる。 ◆早速連れ出してみる。露出計は感覚より半段ばかり低速寄りを指すような気がしたが、気にする程ではないか。昨夜最初ツインメイトと比べてみて、 2段くらい違うので愕然としたが、あらためてNewF−1と比べてみると、まあまあ同じくらいではあったので、するとツインメイトが・・・・・ こないだの生兵法が祟ったか? 昨日IVSbで撮った写真の運命は・・・。 ◆それよかLEDが、見えねえ・・・・・評判には聞いていたが、これ程までとわ。尤も晴天下であれば露出計無くても大体判るから良いのだけど・・・・・ そういえば安原一式も、こんなの抱えてたな。あれはファインダー窓の端をテープで遮光したが、いっそコイツもやってやろうか。ハーフミラーじゃ手緩い。 あと、半段のオーバー、アンダーもメリハリが無く・・・・・これじゃツインメイトの方が余程早い(苦笑)。このへんは追い追い、付き合い方を考えるとして。 ◆試写なので空撮ったり同EVで組み合わせ変えてみたり。速写性みたいなのは結局、あのLEDのせいもあって巻上とシャッター速度設定以外、 IVSbの場合と変わらん(苦笑)。ローライ35の方が余程速えじゃんか(泣)。まあ、コンタG1と棲み分けが出来ると思えば吉、か。 ガードが邪魔そうだったレンズ着脱ボタンは、人差し指の横腹でも意外と押せて、G1みたく肉盛りせずとも片手で外せる。親指で突いても良さげ。 ◆レリーズの感触だけは、グラつきこそ無いもののなんだか真綿のような、ふわとした感じがあって、F−1やIVSbのような、閂を抜いていくようなダイレクト感に乏しい。 意外。ストロークも、縦位置の親指レリーズ・・・・・帽子被ってるとこっち向き・・・・・には意外と奥まってたので、巻き上げ持病で戦力外のキヤノネットから、 Tボタンを召し上げ。このテのものはワンポイントアクセサリー的に色々出ているようだが、キヤノンの「C」マークのコイツで、軽く主張(笑)。

2009/4/11(土)
陽気に誘われ、キヤノンIVSbをぶら下げて出かけ。そろそろ賞味期限の近い初代RVPを詰め、ぱちりぱちりと歩き撮り、気が付くと荷物が重くなっていて。(ぉ  覗くと妙な赤い丸が付いた物体があって、M6とか書いてあって。誰だお前は。(ぉ(ぉ ◆壊れたね。壊れたわ。以前より手堅くM6の黒だろと思いつつ、ビミョーな立場のM4−Pにグッと来て、生まれ年のライカというのにこれまたかーなーりグッと来てたが、 揺れに揺れた揚句、手堅いところへ戻ってまずはM6・・・・・まずは?(ぉ 汚い(=安い)のを、というのは目利きに自信が無い心細さに見送って、フツーの中古。 まあ、思えば相場も随分下がったもんだ。 ◆夥しい程のM6の中で、正面にただ「M6」とだけあるのが存在するのには以前より気付いてはいたが、こりゃライカとライツミノルタの違いみたいなモンがあるんだろかー、 程度に認識してたのは結構最近まで(笑)。このへんの経緯については既に付け焼刃で押さえたが(ぉ、しかしこのシンプルなのを一度見てしまうと、こっちがいーじゃん ・・・・・ノーマルのロゴのあの「ライカでござい」な感じがクドいのだな・・・・・最近のモデルもこの2段ロゴ止めてんじゃん? ◆ロゴといえばあの赤丸、黒く塗って叱られたところがあった気がするが(ぉ、黒じゃ黒でまた、小ぃぃぃさい文字が残るだけで中途半端なんだな。 白ボディじゃ喪中ぽくていけない。個人的にはワインレッドとかブドウ色2号とか(ぉ、もっと沈んだ色味だったら、と思うんだがどうだろね・・・・・ ああ思い出した、つんつるてんの天辺に貼る筆記体ロゴのシール、あったろ(笑)。あれってまだどっかにあんのかな。 ◆で、ビッグネームと呼ぶらしい・・・・・えぇえぇ俄ですよ・・・・・そもそもライカ自体ビッグネームじゃんかというのはさておき、 古いロット故露出計あたりにリスクがあるとか無いとか。なんとなればM4と思えばいいし(お約束)・・・・・フォールト・トレラント(笑)・・・・・ 修理のついでにMPと同じになる可能性も無いではない??・・・・・こういう時だけポジティブシンキング。外見はまあ、ちょっと角に剥げがあるくらいで、 世間的には並扱いのようだがオレ的には余計な程にキレイ。 ◆感覚が麻痺した勢いで福音を求め(ぉ 銀座へ流れると、キレイなMロッコール28mm/f2.8が。CLE用。四半世紀の歳月を越え、 透かしてみるとええっという程キレイ。お兄さんの話ではクモリが出やすいらしく、これなんか、と隣にあった怪し過ぎるほど安い個体を手に取り、覗くなり自分で「うわっ」 ・・・・・どれどれ・・・・・うわっ(笑)。結露かと思ったぞい。で、フードはあるし、フィルターから前後キャップから全てミノルタ銘、これはこれで、 探そうと思ってもそうそう見付からないのでわ? フードの縁がちょっと剥げてる他は殆ど新同に見え、頭にあった相場の7〜8掛け位か? むむむ以下略。 ◆帰宅後早速、レンズと合わせてみる。まずはMLアダプターかまして安原50mm・・・・・一見どんな名玉かという風情の、この怪しさ(笑)。 安原には暫く頑張って欲しいのでフィルターを買った。コレがまた35.5mmなどというシブいのかウケ狙いなのか不明なフィルター径で・・・・・ 前玉拭くと、こっちもカタカタ遊びがあるぅ・・・。 ◆そういえば主である安原一式、グラグラしてたレリーズボタン台座が、ついにポロリと取れた。台座は捻じ込みでもなければロウ付けでもなく、 内側で通じてたプラ部品がバネ応力に負けて割れた感じ。材質か加工か設計か、メーカーはお尻ペンペンで何もしてくれないし、旧世紀の思い出として、 あの「ムーヴメント」の顛末の語り部として、このまま文鎮化か・・・。 ◆お次はMロッコール28mm・・・・・ん? んんっ? ファインダー枠が切り替わらづ。っかしーなー、っかしーなー、と繰り返し着け外すうち、 ハタと気付いた。あ、CLEの頃はまだ28mm枠が無かったんじゃ? 少なくともM6よりは大分前の発売なのだが、しかしM4−Pとはどうだったかな ・・・・・カチカチ見てみると、発売はどちらも1981年。M4−Pはその前年にフォトキナで発表されてるそうだから、 ミノルタ側ではCLEの発売前に28mm枠の新設は把握していたハズ。となるとCLE専用という位置付けから対応の必要無しと判断したのか、 もう間に合わねえよと見送ったか・・・・・って90mmのを流用すりゃ事足りんじゃん? それとも「本家」への気兼ねでもあったのか・・・・・ いや、CLE的には90mm枠が出ては邪魔なだけか・・・・・マウントの爪削って済むならまだ道があるが、短くて届かないんだなこの場合は。 ストッパー通り越して回せば出せぬでもないが(笑)・・・・・ま、枠が出ずとも、ファインダー視野一杯で大体合ってるから、事足りるが。

2009/4/10(金)
ローライ35の背面の、巻上レバーの当たるあたりにくっついてるプラスチックの小さなぽっち・・・・・当て、と呼べばいいのか・・・・・にヒビが入っているのに、 最近気付いた。巻き上げ時に指が滑って、パチンと戻してしまうことがあり、打ち付けられてるうちに割れてきたらしい。そのうち補強せねばと言ってるうちに、 半分くらいポロリと取れた。これ以上進ませまいと、とりあえずビニールテープを小さく切って応急処置。まあ、取れたら取れたで何か代わりを貼り付ければ済む話なのだが、 押し込んでるだけなのかリベット状になってるのか、殻を貫通している部位が中に落ち込みそうなのが気懸り。中でカラカラ飛び回るようだったら、 どこかに噛み込まないうちに修理・・・・・か。

2009/4/8(水)
ふらりと中野。今日はジャンクがわんさかとあって、これだけのものがまた捌けるわけかと感心しつつ、ふと見るとまた、MLアダプターが沢山ぶら下がってる。 ああ、ここに出て来るの待ってりゃ良かったか・・・・・銘柄のあるものないもの、ふーむ、ふむふむ・・・・・あーなんか、ムズムズしてきた・・・・・ 中にアベノンの銘のがあり、グッと来たのでソレの28/90mm用と35/135mm用のを以下略。駄目じゃんもうこのヒト・・・・・ときに下半分切り欠きのあるのと、 それが無いドーナツ形のがあるのだな。新旧あるんだろか。

2009/4/7(火)
もうギリギリ一杯で今日までかと、今日はG1で朝連。さっと横切る電車なんぞ絡めようとするとコイツのレリーズのタイムラグがナニで敬遠してたのだが、 使いたい衝動に駆られて本日の登板。しかしま、案の定、半押しからでもMFでもこの、タイムラグ・・・・・あーもう。淡い期待した方が馬鹿でした、 ハイハイ・・・・・しっかし明らかに、ペンタ645よりも遅いのだよ。押し込んだ人差指を離そうかという頃にやっと、シャッターが落ちる感じなのだよ。 遅いだけならそれなりに先回りしてタイミング取れば良いのだが、どうもそれが一定でないようだから、厄介で。 今更ながら、測距処理にでもリソース食われてんのか、それとも個体の問題なのか。

2009/4/6(月)
再びペンタ645で朝連。35mmのAマーク入った状態で、絞りリングを左右にグリグリやると、ボディ側でモードがチラチラ変わるのに気付く。 Aマークがらみの接触不良か。今日はマニュアル露出だからいいとして、不用意に変わりそうなのは気持ち悪い。

2009/4/5(日)
ほお、ここがこうなっててナルホド、とMLアダプターを観察、安原50mmにコイツを付けてみると急に頼もしく見えたりして関心しつつ、ふと、 振るとカタカタいうのに気付く。絞り機構の遊びだろかと思いつつよくよく見てみると、やややっ、後玉がカタカタ動いてんじゃんか(呆)。 うひゃあ、前からだったんだろか、これに気付かずに撮ってたんだろか・・・・・恐るべし安原。 カニ目持ってないのでドライバー当てて、きゅっきゅっと締めてみたら、とりあえずカタカタは止んだ。止んだがさてさて・・・。

2009/4/4(土)
雲が出ていたが昨日のフィルムも残っているのでまた桜。どうだろな。自慢のカメラ提げたオジサンがちらほら、覚束ない感じでなかなかシャッター切らないし(笑)。 えぇえぇ「持たざる者」が僻んでんですよ。 ◆その後フラフラと新宿などへ出て、ヨドバシの辺りで制服のアンちゃんに刃物持ってませんかと訊かれどー見たってカタギの善良な納税者でしょおがと聊か気分を害しつつ、 ふと気付くと何故かMLアダプターがポッケに入ってた。(ぉ まあ、アレだ。後学の・・・いやまあたまたま、コシナの安いのがあったもんで。そんだけだって。

2009/4/3(金)
桜でも撮ろうかな、久しぶりに・・・・・というわけで、出勤前の朝連モードでペンタ645久々の登板。昨日RVP100を仕入てきたら、 冷蔵庫にしっかり賞味期限前のが2本もあり(呆)。なんだろ、昨年の桜撮るつもりで買ったんだろか・・・・・はともかく、じゃあ、 と前に買った方のRVP100と共に、お目当てのポイントへ。靖国神社の基準木が昨日満開だったそうだがこちらはまだまだ早いようで、 しかし青空バックで撮れるチャンスは今日だけカモと一応・・・・・昨年KissデジNで割と良く撮れたから少々よゆーかましつつ・・・・・ 覚束ない手付きで(苦笑)フィルム入れて、桜を見上げる。 ◆時折通勤の人や犬の散歩の人が通りかかるくらいの、静かな、そしてひんやりとした空気の中、刻々と陽が枝に射してくるのを眺めながら、しばし待つ・・・・・ あー、いいねえ。掌中・・・・・には少々嵩張るがペンタ645、ABSだったかの地肌がテカテカ、メインスイッチには例のガードが付いていて、 ドライブ切り替えのダイヤルは露出補正に換えてある。前のオーナーがどこで振り回していたのか判ろうハズも無いが、お陰で碓氷でも随分と重宝したもので ・・・・・支える左手でむんずと掴むボリュームも心地好く、がしゃり、がしゃりとシャッターを切る。あー、またどこかへ連れたいが。 ◆ようやくカメラナントカ総合カタログと用品カタログが出たようで、惰性的に所望。カメラの方はというともう、見るところあんまし無く・・・・・この薄さ。 参加メーカーが少なくなったのに加えて、各メーカーのページもそれぞれ薄く・・・・・もうネットで見てくれということか。とても手が届かない交換レンズ群など、 かつてはそれだけでも見応えがあったものだったが・・・・・そういえば五十音順の掲載ではなくなったのかこれ。アルファベットでもないようだし、 どういう順序になったのかとんと分からないが、まあ、最早検索が面倒になるような分量でもなし。


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