YS−11

YSな日々 〜奇行ログ


一番下へ



2020/12/26(土)
ザ・ヒロサワ・シティで組立中だった、科博の量産初号機 JA8610、組み上がった由。となれば車検上がりのドライブがてら、またまたまたまた訪問・・・・・なんだーかんだーで 5度目である。 展示の建物を覗くと、大方片付いた中で、五体満足に蘇った JA8610 がぽつん、と佇んでいる。この姿で対面するのは、5年前の空の日イベント以来・・・・・もうそんなに経つか。 ガラス越しではあったがぱちり、ぱちり、と窓越しに撮り、今度は明り取りから入る日差しが気になって、これ待ちなどして・・・・・せいぜい 30分と思っていたのが、結局 2時間(笑)。 食堂が開いたからここでお昼にして、さて筑波山でも登ろうか。 ◆年明け早々に引き渡される由で、関係者へお披露目、そして一般公開へという流れになるが、不穏な周辺状況が気懸りではある。

2020/12/16(水)
科博から、YS-11 量産初号機の写真絵葉書が届く。ささやかな応援への返礼品とのことで、有難や有難や・・・・・と、その隅に入った”「YS-11」量産初号機公開プロジェクト”のロゴ、 そこにあしらわれたヒコーキのカタチの絵、なんで後退翼なの(笑)。出来合いのなんだろうけど、そこ外しちゃあ、ねえ。

2020/12/2(水)
最後の YS-11FC の消息を求めてカチカチやってると、アノ5000万円の YS-11 を買ったのは自分なのにマスメディアには西野氏が買った扱いにされている、といった趣旨のツイートに当たる。 やや承認欲求じみた印象はさておいて、共同購入とも言ってないから、転売したのか立て替えたのか、それとも実務をやったのが自分だ、と仰せなのか・・・・・たしかヤフオクに出してた側が、 オークション終了後に日本の実業家に売った、といったようなコメントをしていたと記憶するが、それがこの方だった、ということなのか。 ◆辿ると関係者から経緯の補足が。見えてきた話としては、ヤフオク出品者から直接買ったのは確かにこの方で、その後キンコン西野氏側と「チムニーエア」を設立、機体の管理はそちらで行い、 この方は「チムニーエア」の 7割以上の株を保有、と。吉本興業にも情報は正確にと注文が付いたらしい・・・・・ともあれ、当初から宿泊施設への転用目的だったかは不明ながら、 また産業遺産や飛行機愛好とは違う文脈でもあるが、まずは 1機、故国に帰る・・・・・飛んでは来ない、だろうな。


2020/11/12(木)
”キンコン西野”氏が、”5000万円で購入した”という機体を TV番組で紹介してた由。話の加減からするとどうも、
昨年ヤフオクに出ていた機体 ではないのか・・・・・番組は見ていないが、あの機体も所在はスリランカだったし、 その後落札された際の情報 とも符合する。元 JA8723 の RP-C2252 で、間違いなかろう。 ◆ともあれ、量産初号機の保存費用に汲々としている科博の横でサクッと、ゴセンマン、かあ・・・・・エアロラボの JCAB 機(JA8709)落札価格はたしか、その 1/20 だったぞ(笑)。 尤もアレは国交省がスクラップ前提として払い下げたのを、エアロラボがレストアして飛ばしたわけだが、今回の機体は恐らくフライアブルのものを、森の中の宿泊施設に改造するらしい。 オンラインサロンのうんたらかんたらなビジネスモデルで、費用も簡単に回収できる由で、まあなんだ、他所の世界のハナシ、だな・・・・・どこかから見える場所なら、一度は見に行ってもいいけど。

2020/11/1(日)
NHK の「あひる飛びなさい」、第5話ではまだ飛んでいなかった "YK-20" が、最終回でいよいよその姿を現す。小牧でいよいよの初飛行、本物のRRダートの音だぁ・・・。 物語は色々と進んで、最後のお披露目飛行で、コックピット内から丁寧に描かれる。第2エンジン始動、ひゅるるるるる・・・・・きゅぃぃぃぃ・・・・・ををを、来た来た!  とウルウルで聴き入ったその時、「番組の途中ですが、地震の情報です」。orz よりによって、そこでか。


2020/10/30(金)
え゛ーっ、「あひる飛びなさい」のラジオドラマ、やってたんかい! NHK第1「新日曜名作座」で全6回、今度で最終回・・・・・なんと。orz 第5話の聴き逃しサービスと併せ、 終盤 1/3 の 2話分はどうにか聴けそうだが、原作のペース配分(?)からすると、物語中の "YK-20" がいよいよ現れるのは後半だった気がするから、まだ救いはあったか。最終回のダートの音に期待。

2020/10/27(火)
「科博×空自」云々のライブ配信、ちょっとしか見られなかったので改めて・・・・・RRダートの音、訓練飛行の詳細、タッチ&ゴー・・・・・見届けるつもりでいた今年の航空祭が中止、 そこでしっかり聴いておくつもりでいたダートの音も、このままでは昨年の入間航空祭が聴き納めになってしまう・・・・・今一度、直に聴けないものか。 ◆放送は盛沢山で詳らかに記すことも適わないが、FC では機長が右に座るというのは新知識。なんだか査察機長みたいだが、操縦はコーパイに任せ、検査任務全体のマネジメントに徹するという。 どこかの紹介記事でも触れられていたかもしれないが、これは聞かなれば分からない話。話の途中に FC の後継機や 赤の T-4、C-130、チヌーク といった機体が飛んだり降りたりしていたが、 ひとつプロペラ機の音が完全にスルーされていて、流れるコメントを見るとどうも、スーパーYS であったらしい。電子戦機という性質上、やっぱそうなるのか。 ◆YS-11FC のラストフライトはいつか、とうとうその話は出て来なかったが、後継のサイテーションの運用試験の終わりも近いとのことだったし、年内には交替してしまうのかも、しれづ。 静態保存は決まってはいないものの、広報の方の話では進めたいようなお話。美保で P を置いてりゃ、入間も FC を置かないわけにはいかんでしょう、それこそ C-1 と一緒に。

2020/10/26(月)
「科博×空自」云々と銘打って、入間基地から初ライブ配信。旧管制塔・・・・・新しいの出来たんだっけ・・・・・からということで、背後で上がったり降りたりすればそっちへ話が飛んで、 このライブ感がいい・・・・・航空祭もこれでやれば(笑)。 ◆そんなこんなありつつ、もしや見えるかと YS-11FC、遠目に、見えた。高圧線越しで音も届かないながら、飛び姿を拝むのは、ひょっとしたらこれが最後になるかも、しれない。

2020/10/21(水)
雑誌チェックの日。科博の量産初号機 JA8610 関連は、ざっと見たところ、「航空情報」誌だけ、か・・・? 尾翼上げてた日にたまたま居合わせて話した方が、たしかココの方だったと思ったが、 同業他社の知った顔は見かけないようなこと、仰せであったような気もする。関心薄いのかねえ。細かいコトながらジャッキは入間基地から借りて云々とあったけど、美保から入間へ送られてきたハズ。 傍で見ると荷札が付いたままで(笑)、責任者のサインが入っていたりと空自の後方支援の様子を垣間見るようなのだったが、最後の P型を送り出して 3年、美保基地ではまだ取ってあったのだな。 ◆その美保基地、ファントムII が静態保存されるという記事もあって、どうも YS-11P と C-1 のいるあの一角で、公開されるらしい。美保基地ももう訪ねることはないかもナー、と思ってたが・・・。

2020/10/16(金)
阿川弘之「あひる飛びなさい」が、ちくま文庫から出ていたと知る。それも 3年も前・・・・・不覚。集英社文庫の絶版になったヤツを探して読んだのも今は昔だが、表紙も変わってるし、これは是非もなく。

2020/10/4(日)
10/1 に、RC-2 が入間に配備された由。YS-11EB の後釜という。RRダート最後の現役機 YS-11FC が間もなく引退、エンジン換装の「スーパーYS」も、これに続いてカウントダウン進行中・・・。


2020/9/17(木)
ザ・ヒロサワ・シティで組立中の、科博の量産初号機 JA8610。今日は垂直尾翼の取り付け。選択の余地なく万難を排してやって来ましたさ。一昨日の報道で知る人もあったであろうことと、 絵面的には水平尾翼よりも映えるであろうことから、一昨日の感触と併せ、今日の方を目当てに来る人は多いのでは、と踏みつつ、筑波山を横目にツクバミュージックをヘビロテしながら、一昨日より少しだけ遅く到着。 やっぱり人の気配が殆どない(笑)。 ◆人の出入りが見られるようになって、また午前のリハーサルがあるのでは、と建物を覗くと、一昨日に比べより高く組まれた足場が目に入った。と、壁際に置かれた垂直尾翼を転がして移動している!  やべっ、カシャカシャカシャ! クレーン車に火が入り、さあ吊るぞ吊るぞと待ち構えてると、足場の間にクレーンを通すだけで、終わり。一昨日と同じように¥500 の定食で腹ごしらえして、 一昨日よりギャラリーが多そうなので、早めに窓の外に陣取る・・・・・また入れてくれないカナー、一昨日みたいに内側から招いて頂けると、図々しい感じにならず気が楽なのだけど、ってこっちの都合。 ◆とはいえ、入りたい。一生に一度きりの機会である。窺う限りでは、一昨日同様に作業や取材陣の邪魔にはならなさそうであるし、拡散ならどんどんしますヨ、という心積もりでもある。 一昨日は一昨日、今日は今日、ということも十分考えられたが、やらずに後悔よりはやって後悔と、意を決し取材受付の方に訊いてみると、どこかへ訊きに行ってくれて、 戻ってくるなり「是非に」とのお言葉を頂戴。有難や有難や。 ◆ネット中継が始まる頃合、今日の作業の段取り説明があり、立て掛けられた垂直尾翼と機体本体を背景に、関係者が勢揃いして撮影に応じる。次に並ぶ時にはヒコーキのカタチに戻ってますから、 と仰る。フラップやギアカバーや細々としたパネル類などまだまだあるものの、とりあえずヒコーキの体裁に戻る、そういう日なのである。一通り撮影が済むと、いよいよ作業に取り掛かる。 ◆垂直尾翼を吊り上げ、機体左右の足場の間を、慎重に通して、取り付け位置へ据える。ボルトがなかなか通らないのか、プラスチックハンマーでガンガン叩くのが見えた。 固定できたところで休憩を挟み、次にラダーを同じように吊り上げ、垂直尾翼に取り付ける。細かい作業に入ると遠目には判りにくく、トーシロ目では尚更であって、見た目にはもう、 今日の分はカタチになったと思って良いだろうか。 ◆あらためて、機体全体を引いて見る。ドーサルフィンがまだ付いてないので、垂直尾翼はやや現代的なシルエット、全体的にはまだ付いてない部品の為かスッキリした印象、 また垂直尾翼周りの足場で若干見えにくいところはあるものの、ナルホド、ヒコーキらしいカタチになった。あと半年程の間に、これが更に煮詰められていく。今後も窓越しに見学することはできるそうだが、 そうね、また来るんだろうなどうせ(笑)・・・・・さて、折角なので美術館など見学して、ここの農園の梨をお土産に。

2020/9/15(火)
ザ・ヒロサワ・シティで組立中の、科博の量産初号機 JA8610。今日は水平尾翼を組み付けるとのことで、機種を問わずそんなモン滅多に見られるものでなく、万難を排してやって来ましたさ。 ネット中継を交えた作業は午後かららしかったが、窓から覗き込むとなるとアングルは限られ、これは場所取りが必須かと 0900 頃早々に到着すると、人の気配が殆どない(笑)。 ◆園内を偵察、展示の建物はまだ閉まったままで、場所取りする者もいない(笑)。ん、ネット配信で見えたガルフストリームらしき胴体、見えるな・・・・・これから打ち合わせて、午前に準備して、 午後本番だろう、という見立てで暫しヒマ潰し。そのうち人の動きが出てきたようなので、一応、と撮影機材を持って様子を窺うと、あーっ! 水平尾翼吊り上げてんじゃんか!  えー聞いてねーよネット配信の時間は記憶違いだったかと、取りも直さずカシャカシャカシャ!・・・・・ん? ご同輩や取材らしい人、見当たらないが・・・・・訝しんでいると、吊ってた水平尾翼、 床に下ろしてしまった。重機もエンジンを切ってしまうし、動きがない・・・・・本番前の手順確認だったか。やれやれ。 ◆レストランが開いたところで、早めの昼食。定食から何から¥500均一と、学食並。食休みにウダウダしていると、ツナギ姿の人達が入ってきた。おお・・・・・この人達がここにいる間は、 午後の作業は始まらないわけだな(笑)。とはいえ外野としては、一足先に窓の外の場所取りをせねば・・・・・事と次第によっては午前中からずっと張り付く覚悟だったのからすると、 この状況は結構肩透かしではあるのだが。 ◆装備を整えて来るとやっぱり、他にいねえ。ともあれそのまま待機していると、ご同輩と思しき人影もチラ、ホラ・・・・・やがて報道関係らしき人達が案内されて来たようだったが、 あんまし、いない・・・・・てか「報道」って腕章、付いてる? まあ、直前になって目の前にドーンドーンと三脚やら脚立やらで遮られたら、というの最大の懸念は、杞憂だったようでは、ある。 中で自由に動き回る彼らを羨みながらも、こちらはこちらでとカメラを構え、いよいよ作業開始というところで突如、どうぞどうぞと中から声をかけられた。へ? いーんですか? ◆このタイミングでかぁ、と慌てながらもお言葉に甘え、中へ駆け込んで、カシャカシャカシャ! これ以上入らないでね、というエリアの外であれば、360°見放題、見学会のお立ち台も上がれる。 いやあこれは・・・・・来て良かったぁぁぁ。水平尾翼は無事に据えられ、胴体に固定され、続いて胴体から突き出ていたロッドが、エレベーターと接続される。見た目は段々地味な作業になっていくが、 元の姿への道程を、確実に歩んでいる。 ◆ところで、ガルフストリームと思しき胴体。前半分くらいでざっくり切られており、キャビンにも物品が無造作に放り込まれており、どうも科博所蔵ではなさそうな気配で、別の方面から入手した、 ヒロサワのコレクションなのだろうか。なにせココにはクルマやバイクに、鉄道車両まで集められている。ヒコーキの出物があれば持って来ていても、おかしくない。塗色は JCAB そのものだが、 窓上のロゴが違っていて、両端が切れてるが、ナントカエアサービス、とあったように読める。最近抹消の元 JA001G かとも思ったが、その前にいた JA8431 が該当しそう。他にあるのかな。 ◆取材の方に話しかけられた。インタビューでなく(笑)ただの雑談だが、航空雑誌の顔見知りがさっぱりいないという。商業誌である以上、需要あっての誌面構成なのだろうが、 現役でもないこの機体は、趣味の対象の側から、専らアカデミックな側へ移ってしまっているのかも、しれない。報道もほぼ通信社くらいらしく、となるとトーシロ風情を招き入れて下さったのも、 厚意は勿論ながら、ネットからの拡散を期待されてのことかも、しれない・・・・・せっせと撮ってる人達を見回すと、そんな気もしてくる。

2020/9/1(火)
一昨日のライブ配信時は訓練航海に出る「しらせ」にかまけて見られなかったが、タイムシフト的にトークショーを視聴。ザ・ヒロサワ・シティで組立中の YS-11 の前で、本プロジェクトを進める科博の方と、 HASM の理事の対談で、主に JA8610 の退役から現在へ至る経緯などを語る。JA8610 の退役当時、当初は他の機体同様、競売にかけられることになっていたそうで、そこへ、 戦後初の国産輸送機の量産初号機であることから、手を尽くして待ったをかけた、というのが始まりであった由・・・・・急にお鉢が回ってきたような話しぶりだったが。 ◆他方、DC-8「FUJI」の機首保存運動に始まった HASM も、羽田の航空博物館構想の目玉と捉えて、目的の一致を見たと・・・・・下田信夫さんのイラストの缶バッジ、持ってマス。 一時相模原への誘致構想を掲げて市長選に臨んでいたのも、ここのメンバーで・・・・・という話は出てこない。 ◆当初は旧ターミナル付近にあった JAS のハンガーに収まり、そこが取り壊されることになって旧整備場地区の ANA のハンガーへ移るのだったが、その際機体を吊った、 というのは当時の報道で知っていて、転がせない箇所を越える為、という説明であったように記憶していたが、なんと、登録抹消した機体のトーイング自体を空港が許可せず、 わざわざトレーラーを用意して、そこへ載せるために吊った由・・・・・何をやらしてんだよ国交省。しかも離着陸の無い時間帯に限定されたとのことで、これ 24時間化された後だったら、 そこで詰んでたではないか・・・・・やりようはあったかもしれないけれど、この辺りのお役所ぶりは、後のエアロラボ機でも聞かれることになる。 ◆少しまた下って、事業仕分け。これは当時の資料や議事録の公開情報を読んだ記憶があるが、お二人のお話しぶりでは、事業仕分け全般で巷間印象付けられたような、 片っ端からコストカットするような乱暴な話・・・・・アノ京については世界一を目指す意義すら説明できないポンコツぶりにあんぐりだったが・・・・・ではなく、 YS-11量産初号機の歴史的意義をきっちり汲んだ上で、その前提で資産を活かす道を求める内容であったとのことで、それを機に JAXA 他とも連携して、ただただ保存するのではなく、 公開、或いは啓蒙といった方向への、動機付けになったという。事実その直後から、例えば「空の日」イベントでの一般公開が始まっている。 その最初の年のピカチュウジャンボとの並びの写真が出てきたが、ここ見逃したんだよなあ(悔)。 ◆しかし保存、公開の場としての羽田空港の情勢は徐々に厳しくなっていき、旧整備場地区周辺の再開発に至っては、博物館構想の目もなくなってしまう。 ザ・ヒロサワ・シティに至る経緯は判らないながら、急に飛び出した話ではなく、大分前から公開の適わない羽田を脱出する算段をしていたらしい・・・・・そらそうだ。 HASM の方も、ハネダの H をヒロサワの H に変えてもいいと仰る(笑)。目指したものとは変わったかもしれないが、形にはなった、ということか。 ◆それより後ろにチラチラ見えた、JCAB のガルフストリームと思しき頭部から胴体半分くらいカットされた物体、前に訪問した時には見当たらなかったが、あれも展示するのか。


2020/8/1(土)
キヤノンのフォトブックのキャンペーンに釣られて編んだ「YSな日々(仮)」が届いた。対象が 20ページしかないので、今回セレクションはデジカメに移行した 2006年頃以降に限り、 ANK や JAC の記録は見送る。海保、空自、海自に、エアロラボ、表紙は JAA の教材機。作品性より記録の寄せ集めの方へ振ってしまったが、20ページやそこらでは挙げ足らないことが山ほどあり、 これらもいずれ纏めたいところではあって・・・・・故の「(仮)」なのだけど。


2020/7/31(金)
泣いても笑っても最終日、では仕方あるまい、とまたまたまたまた所沢の JA8732 ライトアップ・・・・・今度こそは準備万端、暮れるのを待つ余裕すらあり、なんと月まで出た。 これはなんとも久しぶりな、と垂直尾翼と絡めてぱちり。その後はこれまでの撮り直しで、撮り足らない感を言えばキリがないが、まあなんとか。 ◆入間航空祭、スケジュール的に 4ヶ月前にしてもう、中止の由。orz 公式の中の人のコメントによれば、”本年度については航空祭で見ていただくことが最後になるであろう機体もあり” 云々と、これって YS-11FC ですよねえ、ですよねえ・・・・・はぁぁぁぁ。その日を見届けるつもりで、これまでずっと準備してきたが、それはあっさり、なくなってしまった。 最後のRRダート機、もうその音を聞くことは叶わぬか。 ◆こんなこともあろうかと・・・・・というのは半分あたらないが、毎年発売される、入間航空祭の記念切手、YS-11FC の退役のタイミング如何によってはこれで最後になるかもしれぬと、 一応、昨年押さえていたのだったが、まさか航空祭自体がまるっとなくなってしまうとはツユとも知らず、図らずも最後の発行分が手元に残ったことになる・・・・・恐らくは。 ◆残る現役はエンジン換装の YS-11EA/EB のみとなるが、これまでからして航空祭で人前に出てくるような機体ではなく、仮に来年の入間航空祭が開かれたにせよ、展示されることはないだろう。 FC を追うように退役スケジュールが組まれていたと思ったが、来年度か再来年度にひっそりと、退くことになる。現役と呼べる YS-11 の、終焉である。

2020/7/29(水)
今日こそ雨は避けられるかと、またまた所沢の JA8732 ライトアップ・・・・・現着が遅れ、空はすっかり暗くなって表情なし。あああ、終わりにしたかった。

2020/7/27(月)
先週の手応えを踏まえ、再び所沢の JA8732 ライトアップを・・・・・元よりどっちつかずであてにならない予報だったが、着いてみれば結局雨。それえも来たからにはと、 通りかかるクルマの光跡など入れつつ暫く粘ってはみたものの、徒労感。

2020/7/26(日)
ザ・ヒロサワ・シティで組立中の、科博の量産初号機 JA8610。今回の公開最終日、どこまで進んだか一旦見届けておこうかと、10日ぶりの再訪。10日とはいっても、作業は平日のみらしく、 また 4連休も入っていることから実質、3〜4日程しか間がないことになり、見た目殆ど変わっていないことも十分予想されたのだったが、今作業している建屋自体の工事の都合で、 中で機体を移動した由、それならばそれで、得るものがあるかもしれづ。 ◆前回と違い最終日で休日とあって、人出には用心していたとはいえ、道は空いてるしなんだしでまたまた 1000 開場のところ 0830 頃に現着。入口真ん前の駐車場に自分のクルマしかいない(笑)。 ウダウダしたりウツラウツラしたりするうちに、受付の準備が進められ、駐車場の左右も車が埋まってきた。やがて門が開けられ、受付が始められ、用紙に速攻で受付用紙に書き込んで、 検温受けて、整理券 1番(笑)。これに賭けてたわけではないが・・・。 ◆建屋の入口で数分待って、1000丁度、入場開始。ををを、元々尻を向けていた YS-11、見学スペースの頭上まで下がって来てて、なんとも近い近い。 前回と同じ科博の学芸員さん・・・・・2週間ずっと張り付いてらっしゃるのかしらん・・・・・の説明が始まったが、微妙にアレンジが変わってて、羽田でただ駐機する分には大した費用ではないが、 整備施設であるハンガー内で占有するのは相当に費用がかかるところ、事情と意義を説明して負けてもらってた・・・・・JAL に始まり最後の庫に至るまでか・・・・・こと、 そして事業仕分での攻防(?)・・・・・空の日イベントで見学できるようになったのは我々にとっては「成果」なのだが・・・・・に、今回の解体に際して、防衛省の協力を得たこと、などなど。 ◆これまで誰も分かっててやろうとしなかったこと、とのことだが、別件で知己を得ていた空自の偉い人・・・・・空将だったか・・・・・に直談判して、美保基地の、 P が退役した後まだ保管されていた整備機材を、借り受けることができた由で、トップを経由しての省庁間協力の形となったらしい。過日エアロラボは日本航空学園から借りた由で、 文科省的にもこちらが近そうだがそれはさておき、このジャッキの写真を是非とも SNS にアップして、自衛隊さんのおかげですと PR して欲しい由(笑)。 ◆他は前回も聞いたような内容だったが、熱弁はおよそ30分におよび(笑)、次の時間の整理券を持った人がもう外で待っている。おいおい撮影タイムはどうなるんだと不安になったが、 そこはそれ、総入替制ではないので、なんとなく紛れて、次の組が話を聞いてる間に、お立ち台へ上がったり降りたり、パチパチと。もういいだろうと外へ出て、外を一周しながら窓越しにパチパチ・・・・・と、 朝から雨が降ったり止んだりだった空から、サーッと陽が射した。見学スペースの逆サイ即ち機体正面側は、機体の移動で結構な「引き」となっていたが、明り取り窓から注ぐ光線が、 舞台照明のように機体に、コンクリートの床に当たって・・・・・ををを、カッケエ。 ◆公開はどのようなスタイルやレイアウトになるのか判らないが、この光景は今のうちだけ、かもしれず。外から覗くのは今後も可能らしく、そうと聞いてしまうと、ね・・・。(ぉ

2020/7/22(水)
医療従事者の皆様へ感謝をこめて、という趣旨で所沢の JA8732 がブルーにライトアップされている。この天候続きではなかなか訪ねることも叶わずにいたが、 いよいよ今月末までというところへ、ようやく雨上がりの機会を得て寄り道。トリトンブルーのブルー和え、ただ白部分が青く見えるというだけなのだが、そういえば夜間に撮るのは初めてか。 あまり知られてないのか、そこそこ期間があるからか、ご同輩と思しき姿なし。

2020/7/16(木)
ザ・ヒロサワ・シティで組立中の、科博の量産初号機 JA8610。やはり作業中のところを一目見ておきたい、と都合付けて訪問。色々寄り道しながらやって来ると、 「YS11組立見学会」なんて道案内の看板が立っていて、それに従って駐車場に着いた。まだ時間が早かったのでクルマで待機していると、目の前の受付テントで準備している。 ◆そろそろ 1000 を回ったので受付へ。行列が出来てたらどうしようかと思ってたが、平日ということもあってか、幸いその心配には及ばないようだった。検温チェックを受け、 受付用紙に名前を書いて、整理券・・・・・3番だ・・・・・とチラシなど貰う。整理券には時間帯が書かれていて、これは受付時間なのか入替制の見学時間なのかを問うたが、よく分らづ。 混んだら制限かける的な案内もされてたが、この様子ではその心配も無さそうだし、追い出しにかかられたら従えば、良いか。 ◆イソイソと格納庫へ進み・・・・・いた。羽田から見送って以来、およそ 3ヶ月半ぶりの、JA8610。入口で整理券を提示して、中へ入ると、TVで見覚えがあるような気がする、 科博の方がまず一通りの説明をして下さる。他所の保存機は大体切ってあるけどウチのは丁寧に分解してます・・・・・ん、現存する国内の静態保存の YS-11 に限れば、 その後転がしたり吊ったりはあるにせよ、保存場所まで自力で飛んでるのが大半でないか? 試作機と量産型とで上反角が違います・・・・・ん、 試作機は楔を入れて変更し、その成果を量産設計にフィードバックしてるハズ。余談だがエンジンマウントも一緒に傾いてそのままだと、JAC の整備士さんも言っていた。 ◆そういったあたりはさておいて、JA8610、試作1号機よりレジが若い件については、単に登録順の都合であろうと思っていたら、この方曰く、乗客を乗せないから YS-11 ではない、 割り当てられていたレジの筆頭に量産型の旅客機を持ってくるために、予め JA8610 を空けていた・・・・・これは初耳。色々話を端折っていそうな気もするが、 試作機は初飛行前から JA8611 を充てていたように思われるから、続く量産機に JA8610 を空けていたという点は事実であろうが、経緯はどうなんだろな。 あと航空機製造事業法の関係で完成までは組まず寸止めの状態にする、というような話もあったが、飛ばなきゃ構わないだろうにそういうものなのか。 ◆それはともかく、説明は一通り終わり、自由に見学して行ってくださいとなり・・・・・とはいえ、見学エリアは限られ、しかも YS の機首は向こうを向いていて、 折角お立ち台まで設営してくださっているというのに、そのお立ち台がまた、エンジンに機首が隠れてしまう高さだったりする皮肉。だがよぉーく見回すと、周囲の窓の外に人が見える。 しかもコロナ禍のこの折、風通しの為に窓が開けられてる。なーんだ・・・・・整理券は解説を聴くためのものであって、窓越しなら中を覗くこと自体は全く自由なのだった。それも多様なアングルから。 ◆というわけで、格納庫の外周を回りながら、窓から覗き込んでは、ぱちり、ぱちり。組立を待つ各パーツは周囲の窓際に並べられていて、それらを観察することもできたが、 機体は主翼も脚も付いて既に大分ヒコーキの形を取り戻しつつあり、エンジンやプロペラも既に取り付けられている。クレーンを動員するような派手なシーンは残すところ、水平尾翼と垂直尾翼、 それと主翼も含んでの各動翼の取り付け、といったところだろうが、残念ながら今すぐ動きそうな様子はなさそうだった。右主翼の後ろ側辺りに人が取り付いて、遠目には、 ましてやズブのトーシロにはサッパリな細かい作業を、黙々と進めている。 ◆なんだかんだで 2時間くらい過ごしてしまったが、2週間の今回の公開期間のうち、どこまで進捗するのか・・・・・期間中にもういっぺん、見ておきたい気もするが。

2020/7/14(火)
このコロナ禍の煽りで科博の入場者収入が相当厳しいらしく、これに限ったことでもなかろうが量産初号機 JA8610 にまつわる費用調達の為に、クラウドファウンディングを立ち上げた由。 フムフム・・・・・カチ。(ぉ

2020/7/10(金)
ナニっ、筑西市のザ・ヒロサワ・シティで組立中の、科博の量産初号機 JA8610、作業中の姿で見学会とな!?

2020/7/7(火)
デアゴの「JAL旅客機コレクション」第18号確保、ムフ。静岡版のと全く同じかというと、号数以外も外見は微妙に違ってて、入ってる模型の向きも違う。フム。さて中はどうか。


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