我が病巣 〜カメラな日々

一番下へ



2019/3/28(木)
これは行かねばと、矢ヶ崎山で俯瞰。EOS7D2 で撮るつもりでいたが、一応ボディだけ同行した 6D2 でも、EF100-400mmのワイド端で丁度良かったから、これで撮ってみることにした。 相手は走る列車ながら、作画上殆ど動きモノと言える次元ではないので、AF周りの不安はない。それでどうにか撮ったものを拡大すると、期待した程、解像感がない? ・・・・・レンズの性能か、ピントか、回折か、大気の揺らぎか、無い物強請りか・・・・・どの道やり直しはきかないが。

2019/3/27(水)
なーんかキヤノンの公式で、歴代マウントの動画が公開されており・・・・・ん、NewFDが、1973年登場?? いやいや違うだろお・・・・・少なくとも 78年発売の A-1 の初期のカタログは、まだ旧FD付で載ってた。 あのスターウォーズっぽい絵柄のヤツ。これはリアルタイムに貰ったものだ。ハイ、やり直し! ◆しかしその「1973年」はどこから、出てきたのやら・・・・・ここで「キヤノンカメラミュージアム」を覗く。1973年発売はというと・・・・・ああ、あった。TS35mm、コイツがNewFD にカテゴライズされてる! おーい! そもそも TS は FD レンズか? これはアオリレンズ、開放測光はおろか自動絞りですらなく、ボディと連動機構を一切伴わず、マウントは口金だけ。ボディは Rマウントだろうが FLマウントだろうが、 お構いなしで使えるとも言えるし、いずれの仲間でもないとも言える。故に R でも FL でも FD でもない、TS を名乗っているのである。そういうレンズは他に、レフレックス500mm/F8 があった。 ◆しかし何故に、初期型 TS35mm が NewFD になっちゃったのか。EOS 登場前の レンズラインナップの中に、TS35mm は含まれていた。このラインナップを全て NewFD だという理解で遡れば、成程 TS35mm 発売の 1973年に、 辿り着く。しかし旧FD 時代であるから、初期の TS35mm も表記の色使いなどは旧FD に準じていて、NewFD への衣替えに合わせて、NewFD 風味にマイナーチェンジしていたハズ・・・・・光学系はそのままに、 マウント機構だけモデルチェンジした FDレンズがそうであったように。ただし TS35mm は最後まで、旧式のマウント機構のままなのだよ。 ◆そのあたりを、見落としたか。とうのキヤノンにして、分からなくなっているのだろうか・・・・・・と、改めて「キヤノンカメラミュージアム」を覗くと、TS35mm の新旧が、共に1973年で載っていた。 つまりマイチェンまで把握しながら、年代が落ちているわけだ。しかも新旧で「NewFD」「FD」と区別しておきながら、写真が逆(笑)。もう、中には誰もいないのかね。

2019/3/26(火)
夜の近所鉄で 6D2 実質デビュー。写りはまずまず、撮影自体は微妙。

2019/3/24(日)
こうなると勢いである。EOS6Dを元箱・・・・・レンズキット用だったので無駄にでかい・・・・・箱詰めして、これを下取りに EF16-35mm/F4L IS USM の中古所望。 かつてであればF2.8じゃなきゃイヤだーくらいのことは言ったかもしれないが、今は高感度余裕だし、IS あるし、描写は評判いいようだし、安いに越したことないし。 ◆要らなくなる EF17-35mm/F2.8L USM も持ち込もうと、これがフィルターが外れなくなってたのを忘れてて(!)、ままよと外してもらえるカモという淡い期待とともに差し出すも、けんもほろろ(苦笑)。 どこかで外して貰って、それでも割が合うなら処分したいが・・・・・6Dの交換スクリーンも返されてしまい、共々次善策を考えるとして・・・・・あーもーなんか、 KissDN だの KissX7 だの 40D だの初代 7D だの、この際あれもこれも放出するかもう・・・・・つーか、まだ持ってたんだこれが。 ◆フードはそこいらで見付かるだろう、とフードなしのちょっと安い個体を選んだが、フィルター共々物色しようと中野へ寄ってみると、ない。新品調達すると折角の差額も・・・・・余計なこと考えなきゃよかったかな。 代わりにφ77 の先代の USM キャップがあったので確保。現行のはエッジが立っててどうも好かん。帰りがけ何故かホットウィールの 240Z とBMW M1 に触雷。 ◆あちこち出歩いて帰ってから、届いたままにしていた EOS6D2 を開梱。もう何台目だって話でさしたる感慨もないが、液晶保護シール貼って・・・・・クソッ、ゴミ入った・・・・・バッテリー入れて、 初期設定などして、軽く弄ってみると、6D の頃はまだ過渡期の感あった操作系の、ちょっとした見直しが、地味に嬉しい。空シャッターを切れば、往年の Aシリーズのシャッター鳴きのような音と、 箱が鳴る感じがした初代から、やや密度感を伴う音に変わっている。それより何よりライブビュー、デュアルピクセルなんちゃらのお陰で、AF速い、レリーズのタイムラグ小さい、 こればっかりは 7D2 でも及ばぬところで、頼もしい。6D から外したニンジャストラップを通す。

2019/3/23(土)
ちょいとブラつくのに、G5X を引っ張り出す。今年初の出番。1インチセンサーで画質はそれなりだが、連写すると EVF が見えなくなるのも困りものだが、チマチマ撮って歩くには心地いい。 あれもこれもと欲張らず、ミニマルな風情が時々、必要な気もしてくる。今となっては歪曲収差だのの補正がないのが、ちと寂しいが。

2019/3/21(木)
昨年来のモヤモヤ・・・・・EOS6D、型は古いが暗所には強い〜♪なところでシブいものの、如何せんそれ以外の弱さが時々露呈してしまう。使いこなせていないと言えばその通りながら、 では何に代えるかといえば、5D4 は遠い、R は EVF がまだ厳しそう・・・・・となれば、残る選択肢は 6D2 となるが、肝心な画質は 6D からあまり変わり映えしない様子ながら、 6D で足らないものはそこそこ補われている。この先次があるかも怪しく、モヤモヤにも疲れてきた。そろそろまた撮りたいものが・・・・・下取りがコレコレで、 差額がコレコレで・・・・・カチ。(ぉ 7D3 でも出なければ、これが手を出す最後の、一眼レフとなるかもしれない。

2019/3/16(土)
エツミのキルティングレンズポーチ、選んだ Lサイズが、EF8-15mm の魚眼ズームにほぼピッタリなのだったが、咄嗟の時に、例の付けっぱフードが引っ掛かって、軽くパニックになることがあったので、 F2.8S なるものを求めてみた。径で 15mmの違い・・・・・これだけで、大分違う。 ◆そのついでに、発売なった EOS RP に触れてみる。EOS IX E と数値的に同等のボリューム感、とは判っていたが、グリップが大きいので印象は大分違う。とはいえ、この小ささ、 いいよな・・・・・ラインナップのレンズでかいけど、EVF がまだまだな感じだけど。

2019/3/2(土)
別件がてら CP+・・・・・もう10周年だそうで、離合集散が続いたフォトナントカの時代を挟んで、「日本カメラショー」以来の安定期というべきか。来てはみたものの、見たいものがないでもないが、 気力があまりなくて、カタログ貰って、会場一周未満で退散。カメ博コーナー見落とす。ハクバの「アクティブスリング・カメラバッグ」、黒しか置いてないし、新しいカタログも黒しかないし。 あのカラバリはヨドバシ限定だったのか何なのか。 ◆キヤノンのブースも前を素通りしただけだが、並べられたレンズラインナップはまだまだ EF 優勢とはいえ、これが来年、再来年と RF 勢が増殖することは必定、開発リソースもこちらへ突っ込みまくりだろう。 NFD から EF へ光学系を流用したように、EF から RF へそうするかというと、中間リング付けっぱな構造で商品価値なしであろうし、EF から NFD へアレンジしたようなことも、フランジバック上不可能。 つまり EF のメインストリームは、どう考えても打ち止め近し、ということである。70-200mm の 2本の直近のモデルチェンジも、光学的にはコーティング変えただけかのような話が飛び交っていたが、真相は如何に。 ◆当然ながら一眼レフの EOS も早晩終了なのだろうが、それがいつか、である。EOS-1DX3 なんぞ出ればもう暫くは安泰だろうが、現行 5D4、6D2 はそろそろ「上がり」ではないのか。 それぞれそのポジションの、最終到達点・・・・・スペック上は、R や RP が既にこなしてる。EF-M 系 APS-C 機は RF レンズと連携させるつもりなのか未だ見えないが、このサイズの需要があるならば案外、 EF-S 系 APS-C 機より長生きするのでは、という気もしてくる。 ◆フルサイズ化までの過渡期的な規格と思っていたら、随分と長生きな EF-S、Kiss あたりは EF-M 系へ徐々に移りそうな気もしつつ、「プアマンズ EOS-1DX」こと EOS7D2 が今年で 5年選手。初代も長かったが、 現行ラインナップ中でも古株であり、一世代古い。具体的には、光学補正データ内蔵レンズに対応してない。無論これまで通り、ボディにデータを流し込めば済む話だが、これは純正レンズに限られる。 折角最近シグマが補正データを乗せ始めたなら、これを活かしたいのが人情ではないか。他の部分の伸びしろがどれほどあるのか分からないが、そこも含めて「プアマンズ EOS-1DX」最終形の 7D3、 そこで打ち止めにしては、くれまいか・・・・・おっと、ここでまさかのキヤノン「7 の法則」が。2桁と再合流という噂もあるようだったが、内容的に 7D2 同等以上であれば、とにかくそれで戦える。 いっそ 7D2 のままファームアップで光学補正だけ対応でも良いのだが・・・・・先代の IM2.0 みたく、どうかひとつ。


2019/2/27(水)
シグマの 15mm魚眼が、ひょっこり出てきた。フードが長い初期型だが、それ以降のは今なお現行という長寿モデル。EOS6D 買った時に早速使ってみようかと思って、出て来なかったヤツ・・・・・おせーわ。 もう EF のズームがあるしなあ・・・・・とはいえこのコンパクトさは捨て難い。光学補正の誤認識さえ起こらないなら或いは・・・。

2019/2/26(火)
未明に近所へちょい鉄、都会の夜空は明るいので、シルエットで抜けると思って河原で待ち構えるとご同輩が 2名ほど。高感度番長こと EOS6D の手持ちで臨んだが、いよいよという段で、 うっかりペース配分を誤って連写、肝心のタイミングでバッファが一杯という失態・・・・・RAW も入れてたから・・・・・7D2 の感覚でやらかした。帰って不貞寝気味の二度寝。 AFは期待薄で、肝心の高感度も飛躍的という程の改善ではないらしいが、レンズ光学補正の強化、コマ速、バリアングル、バッファ増強・・・・・やっぱ 6D2 だろかねえ。 ◆今年に入ってからパワーショットG5X の出番がない。昨年中はあったのかといえば、それもあまりない。ベース機の G7X だけモデルチェンジされ、このまま絶えたと思われたこの機種も、 次が出るの出ないのという噂があるようなのだが、現行がこんな稼働率では縁はなさそうで・・・・・気に入ってはいるのだけど。思うに、1インチセンサー故の諸々の限界だとか、そういったあたりはあるにしても、 ともすれば超広角だ魚眼だと走りがちな身からすると、レンズ交換出来ない点が、どうしても留守番にさせてしまうところであって。 ◆とはいえいくら EOS KissX9 といえど、G5X からすれば相当に嵩張るわけで、故に G5X と棲み分けているのだけれども、それもなんだかんだでやはり、レンズがでかい。 レンズさえ小さければ良いのか・・・・・ああ EF-M があったじゃーん、ていう。EOS M5 単体のボリューム感は G5X から縦横プラス何mm かの違いで、KissX9 からマイナス何mmかといった中間。 ここはむしろ「ミラーレスキラー」だった KissX7 の系譜である KissX9 の小ささを強調していいところでもあるが、ともあれ、G5X のように沈胴ペッタンコとはいかぬまでも、レンズが小さい分何かと余裕は期待される。 ◆軽く物色すると、EF-M11-22mm、15-45mmなど、かなり値がこなれているようで、望遠を手許の EF-S55-250mm で済ませてしまえば、案外安上がりかもしれない・・・・・アダプターの煩わしさが意識されるのは、 これに魚眼を加えた時くらいだろう。主流が RF へ移ろうというこの期に、敢えて EF-M・・・・・割り切れば案外おトクなのでは、なかろうか。EVF の「高速表示」がアテにならない以上、 ボディが割安という以外に R 系に手を出す動機は甚だ乏しく、EFレンズ一族から軸足を外すことは当面、なさそうであって。 ◆EOS M5 と EOS Kiss M、ダイヤルが減った分 Kiss M の方が「落ちる」のだろうと、ぼんやり思ってただけで、その差異はあまりよく確かめていなかったのだが、改めて比べると、 そもそも M5 の方が EOS 主流でもない EOS Kiss 系でもない、パワーショットG5X に近い操作系、対して Kiss M は、どうも EOS Kiss 系そのままを、若干の使い難さ共々踏襲してる。 つまり下位である筈の Kiss M の方が EOS らしいという、妙な具合なのだな・・・・・と今更に M5 の取っ付きの悪さを思い出した。シカーモ更に、液晶のバリアングルが、M5 と Kiss M で違っていることに気付いた。 上下に起こせるだけの M5、グルグルと変えられるフルスペックの Kiss M。最早 M5 を選ぶ理由がない・・・。 ◆と。KissX9 が置いてきぼりなわけですよ。仮に Kiss M がやって来たら、ポジション的に被りまくる。すると G5X と KissX9 のラインを一本化して Kiss M を据える流れになる。 しかし KissX9、買ってまだ 1年経ってないのだよ。しかししかし KissX9 単体で Kiss M に秀でている点はといえば、OVF ならではの見易さと電池の持ち、これくらいしかない。 アダプター着けっぱで KissX9 に成り代わることは、左程のハードルではない・・・・・と今度は G5X が置いてきぼりだ。どーすっかね。ひとまずクールダウン・・・・・と言いつつ、 Kiss M のレンズ付でのボリューム感を、確かめたくて仕方がない。 ◆で早速店頭で触ってみた。醒めた(笑)。EF-M が案外嵩張って、G5X の代わりには無理無理感ありつつも、それでも KissX9 より小さくは纏まって、ツーリングのお供に丁度良さげな。むむむ。

2019/2/24(日)
ヨドバシに別件で寄ったついでに、EOS R のデモ機で EVF の「高速表示」を試そうと・・・・・あれれメニューの項目がグレイアウトしてる。設定できない? RF レンズだぞ? なんか色々見ていると、 あれやこれやのモードとの絡みで、結構制約があるようなのだ。どこがどうなってる時だったか忘れたというか覚える気も失せたが、心証としてはこれ、使えんぞ・・・・・ラインナップ上ソフトウェア的に制限かけてんのかね。

2019/2/14(木)
EOS RP、出た。動画はさておき基本スペックは概ね 6D2 と同等、と思い込んでたが、連写のコマ速が、遅かった。ここか。6D2 が 6.5コマ/秒だから、ざっと 8掛け弱。これ案外でかい。 ◆連写といえば・・・・・EVF の弱点である動きものの表示遅れ、今更ながら R には「高速表示」なる設定があることを最近になって確認したが、RP はこれ、どうも動画専用っぽい。 さらにさらに、R についても RF レンズ専用の機能であるらしく、アダプターでそのまま、と思われた EF レンズを、ここで地味に切り捨ててる。動きモノを追いたいならレンズ一式乗り換えろと、そういうコトなのである。 ◆となると、暮に見送って正解と思っていた 6D2、見限るに見限れない存在に返り咲きである。5D4 では遠過ぎ、R が意外や更に遠いと判った今、一式引っ越すか、打ち切り濃厚の EOS 一眼レフをしぶとく使うか、 EVF の欠点を呑み込んで R 系に EF を着けるか・・・・・EOS 登場後 15年くらい、FDレンズをメインに据えていた日々と、なんだか似てきたな。あの頃はフィルムだけは常に最新を使えて、レンズさえしっかりしていれば良かったが、 今のイメージセンサーも、一頃と比べれば落ち着いてきてはいて、そこからマウント乗り換えにあまり迫られないのが、救いではある。 ◆まだ 2機種目だというのに、史上最小最軽量などと煽ってるネット記事に苦笑しつつ、さてその小ささぶりはと、現物に接する機会がないので数値から近いところを見てみると、KissX9 よりは若干幅が広いが背は低い。 RP 限定ゴールドとやらの、そのシャンパンゴールド或いはチタンカラーと思わせる色味からふと思い出し、もしや、と EOS IX E と比べてみれば、おやおや、ほぼほぼ同等。 そうかこのボリューム感か・・・・・EOS がデジ化してからこっち、IX E のようなモデルを長らく待ち焦がれていたのだったが、こんなところで、ねえ・・・・・ボリューム感だけだけど。 ◆で同時に RF レンズ 6本の開発発表・・・・・要は近日発売乞うご期待、というハナシであって、モノが手に入らないのであれば絵に描いた餅、ユーザー囲い込みというか引き止めというか。 EOS-1 級投入前の環境整備の側面はあろうが、前述の EVF「高速表示」が、純粋に技術的問題で RF レンズでしか成せないのであれば、アダプターに頼ってもいられず、五輪を前に主要な大砲級などは一通り、揃えねばならない。 それがもし、単なるラインアップ上の差別化であったならその必要は、ないが・・・・・なにせキヤノンには、MF も電動の初期の USM レンズに対し、 EOS-1 以外のボディでは MF 動作を切っていた前科がある(笑)。

2019/2/7(木)
EOS RP のリーク情報が出てて、内容的にはほぼ 6D2 まんまの EVF 化。しかもコンパクト。EVF が電池食い虫なことに目を瞑れば、暮に悶々としつつ 6D2 を見送ったは正解だったか。 追いながらの連写の難はある一方、6D2 では残念すぎた AF 測距エリアは、一気に解消しそう。そう簡単に問屋が卸すかどうかを含め、諸々実機に触れてみてのお楽しみだが、さてどうだろな。 ◆これで EOS5D4 と 6D2 相当が、EOS R 系で揃った。構成が簡略化された分 R の方が安上がりで造れるハズで、旧式化する 5D4 の方が安くなる見込みはかなり薄そうだが、さてここで、 EOS の黎明期を思い起こすに、まず中堅の EOS650、追って 620 が発売され、次に廉価版の 750/850 が続き、満を持して初代 EOS-1 が登場した。この間 2年半。 EOS-1 の開発期間が長かったと言うよりは、EFレンズの環境整備を先行したとも言える。 ◆当時の AF がまだ未熟で、プロユースの AF への依存は低かったと見られ、まだまだ NF-1 で十分とされる部分もあって、EF200mm/F1.8L に FD マウント版が追加されたことなどはその証左と言えたが、 現代においては AF システムが前提で、MF はスイッチで切り替えるもの。OVF か EVF か、専用 AF センサーか像面 AF センサーか、の違いがあるだけで、RF マウント機であれば、 マウントアダプターで EF マウント機として動作し、初期の EOS のような、レンズの環境整備を待つ必要は無い。 ◆つまり・・・・・東京五輪から逆算すれば、EOS R の発売はその 2年弱前。EOS 誕生から EOS-1 発売までの 2年半と比べれば短いが、EFレンズという既存のレンズ資産を考慮に入れれば、 短すぎるということもない・・・・・つまり、EOS R のプロ仕様機を、東京五輪に投入、というシナリオは十分現実的であり、むしろしないわけがないレベルの話であって。 機構的には EOS-1DX2 の簡略化、求められれば高解像度化もなされるだろうが、EVF 特有の問題さえ一気に片付きさえすれば、そうハードルが高い話でもないハズで・・・・・やってることは、 8K 動画から切り取るような話だろうし。

2019/2/6(水)
結構前に古書店の軒先で日向ぼっこしてるのを見つけて買ってた DVD、「加藤隼戦闘隊」を観る。無論戦中の作品で、飛び回る実機に引き込まれつつ、さて劇中部隊長殿の手にあるカメラ、 ライカのようでライカでない、2つの距離計窓の間がのっぺらぼうな姿は・・・・・キヤノン! いや精機光学工業の、初期の製品ではないか。 特徴的な正面のフィルムカウンターは無いように見えることから、ハンザキヤノンではなく、「最新型」または「新標準型」と思われる。 ただその部隊長殿が、初期のキヤノンの特徴である「びっくり箱ファインダー」は引っ込めたまま、距離計を覗いて写真を撮っておられるのはご愛嬌として、 まさに「皇國と共に進むキヤノン!!」の広告そのままに・・・・・と思われたのも束の間、後の場面ではその愛機・・・・・無論飛行機でなくカメラの方・・・・・を「コンタックス」と呼んでいる。 いやいやアレはキヤノンでしょう、何がどうなっているのやら・・・・・この映画の原作の、部下の手記でもコンタックスとあるらしい。 つまるところこれは、撮影に高価なコンタックスを使うことなく、キヤノンで安く上げた、ということなのか。 当時はカメラなんぞ見分けられる人も、そうそういなかっただろうし・・・・・などとこれまたケッテンクラート症候群で。

2019/2/3(日)
NHK で「トクサツガガガ」なるドラマが流れていて、戦隊ショーを撮ってたりなシーンで、思いっきり赤鉢巻ながらロゴなどマスキングされたカメラ本体は恐らく、EOS2桁シリーズと思われたが、 そんなことよりもそのカメラ本体に付いてる青いストラップ、あれ CPE・・・・・キヤノン公式グッズ・・・・・の、昔ぁーしのヤツだこれ。 青の他に赤とカーキのカラーバリエーションがあって、無地に鷲のマークのパッチが縫い付けてあるヤツ。年代的にはキヤノンAシリーズ全盛期、AE-1 350万台達成記念メダル付、なんていう恐らく非売品の限定モノも存在する。 よく見れば、両端が鉄砲カンで組紐を通すタイプから、12mm ナイロンベルト化された、後期タイプ・・・・・EOS に通すには、確かにこちらしか選択肢がない。 しかしこれ、小道具担当が仕込んだ小ネタなのか、単に匿名性の高いものを選んだに過ぎないのか・・・・・少なくともここに1人、食い付いているわけだが。ケッテンクラート症候群である。

2019/2/2(土)
先日チェックを受けたシグマ C150-600mm、ようやっと近場で試写。OS 周辺の共振を思わせるブーンという振動は、どうやら再現されづ。組み直すだけでケロリのパターン、かこれ。


2019/1/26(土)
とにかく試写をせねばと、EF8-15mm 魚眼ズームを持ち出す。マンフロのスリングバッグに、エツミかどこかのインナー入れて、これまでEF100-400mmともう1、2本のレンズと、 レンズ付ボディが、まあまあ窮屈にならずに収まっていたのだったが、駄目だ、こいつは駄目だ・・・・・EF8-15mm、頭でっかちで嵩張りすぎる。フード抜きのコンパクトなキャップ、 何かないものか・・・。肝心の撮れ具合は、若干の色収差は見られるものの恐らくこれで本調子だろうというところで、正直言ってトキナーで良かったんだよ光学補正の誤認識さえなければ、 という・・・・・意外や代償がでかいなこれ(沈)。

2019/1/22(火)
シグマ C150-600mm が戻った。調整と最適化云々とある。つまりは故障とは認められなかったということで、症状(?)が再現したかも怪しい。 一定の状況下における OS 周辺の共振・・・・・という見立てのままで考えれば想定内ではあって、部品を組み直すだけでケロリということも、あり得る。まずはフィールドに出さねば。 ◆ヨドバシで年越しの RVP100 の現像上がりを受け取る。もうスリーブで¥1K かかる話なのだな。逆輸入の RDPII で撮ってた頃・・・・・碓氷峠な頃・・・・・など、 フィルム代とスリーブ現像代併せて¥1K/本 といった目安だったから、軽く2倍。致し方ないところではあるが、敢えて撮る、という意識が求められようか。 所々で、コマが重なっており・・・・・R4A、駄目かこれ。以前青被り甚だしかった印象のヘキサゴンは、今回甚だしきという程でもない印象。早速一昨日買ったルーペの出番だな、 と思ったら行方不明のヤツがひょっこり出てきた。こんなんばっかだよまったく。 ◆ついでで新しい魚眼のための巾着袋の物色。なんだやっぱあったじゃん、なエツミのキルティングレンズポーチで、ひとまず落ち着く。

2019/1/20(日)
というわけで別件で出かけがてら、EF8-15mm 魚眼ズームを物色。使用感のある値頃の個体があったので、即決。下取りにトキナーの魚眼ズームをドナドナ・・・・・これっぽちか。(ぉ  昨年 KissX9 が来て光学補正の誤認識が認められて以来、アレとも被る、コレとも被る、と色々出てきて半ば難物と化していたとはいえ、かれこれ 8年半、色々なものを、これで残してきた。 コンパクトで気に入っていた玉だが、アレさえなければ、本当にアレさえなければ・・・・・これまでありがとう。 ◆誤算だったのは、レンズキャップは専用フードの上から着ける構造であることで、これがでかい。そして基本的に他に蓋をする方法が、ない。ただでさえトキナーより大きいことは重々承知だったが、 その本体だけのボリューム感で考えていたのは、迂闊であった・・・・・取っ替え引っ替えどころでなくなりそうな、でかさ。早まったか(汗)・・・・・いや前だけを見るのだ。 キヤノンの APS-C は他所より少し小さいから、画角で僅かに損していたのも、解消するハズなのだ。 ◆これは新しい入れ物が要るナと、その足で早速ヨドバシ行って、ネオプレンのレンズポーチなど物色すると、概ねピッタリな筈がフードが邪魔な残念さ、どがんも魚眼もなかー。ワンサイズ上げればガバガバに嵩張るし、 ならばフリースだのキルティングだのの巾着袋はというと、どうも売り場に見当たらない。カタログにはまだあったと思うが・・・・・巾着袋はそのままバッグの隙間に詰めたり挟んでクッションにしたり、 その自由度が重宝するのだがな。純正ポーチという発想は無い(笑)。代わりに最近行方不明なルーペの代用を調達。 ◆ともあれ、光学補正データ誤認識の呪縛からは放たれたわけで、早速データを登録・・・・・って、これ用のデータ無いんかい(沈)。無論 KissX9 のデフォルト分にも入っていない。 確かに周辺落ちとか歪曲収差とか、あんまり関係無さそうは気はするのだが、いやでも、色収差は出てるぞ。これくらい補正してくれんのかね。

2019/1/19(土)
寒中ツーリング。毎度な感じで陸海空と道すがら撮りつつ・・・・・で、トキナーの魚眼を使う度に、光学補正を切ったり入れたり、とするうち案の定、肝心なタイミングで間違えて色ずれまくり。あーもー頭来た。

2019/1/16(水)
別件ついでに、ヨドバシの DPE に、撮り切った RVP100 を出す。できるよと最近話に聞いて、パトローネの返却を訊いてみると、あーはいはいって調子で応じてくれた。なんだそうだったのか。 ◆さらについでにデモの EF8-15mm 魚眼ズームを手に取る。ん、ズームが W端まで回せないぞ。なんだなんだとよく見れば、スライドスイッチ式のストッパーがあったのか。C や H で対角魚眼の指標があって、 クリックもないのでは目視するしかないのかと思っていたら、このストッパーを入れっぱー(ぉ にしておけば、APS-C 専用の対角魚眼ズーム、という感覚で使えるということなのだ。なーんだ、なーんだ。 ◆ネットの噂レベルで、そろそろ EOS7Dのラインと、2桁のラインが統合じゃないかという。遡れば中堅 2桁の上に 7D が登場したのは、50D の後、実はこの前後の 2桁ラインは、 高画素化とのトレードオフもあったろうが、40D をピークに連写速度が落ち始めていた。40D から 50D へは微々たる差だったものの、7Dと画素数で並ぶことになる 60D はあからさまに連写のみならず「落として」あり、 40D を越えるのは 70D まで待たねばならなかった・・・・・つまりモデルチェンジが常に上へ上へとあるものとするならば、50D から連続した先に「プアマンズ 1D」たる 7D があり、一方 60D 以降の 2桁ラインは、 50D 以前とは断絶している、と捉えた方が、実態に即している。 単純に 2桁シリーズの上に 7D が加わったわけでは、ない。 ◆キヤノンとしては当初より APS-C の「プアマンズ 1D」を用意する予定だったのか、フルサイズへの誘導が遅々として追加に至ったのかは定かでないが、ともあれ APS-C にも 1桁名の EOS が、加わることになる。 キヤノンにおいて「7」という数字は一種のマジックナンバーであり、古くは RF のキヤノン7、銀塩では EOS7、それぞれ 7S まで出たところで打ち止め、というのも因縁じみているが、 銀塩には実は半年差で Kiss7 が、最後の最後に発売されていて、とにかく「7」なのである。EOS7Dも、APS-Cの打ち止めか、という気配が、ないでもなかった。 ◆7D は随分とロングランで、さすがにもう長過ぎだろうと思った頃、「イメージモンスター2.0」と称するただのファームアップで、さらに繋いだ。一方 2桁シリーズは 70D となり、 連写速度は肉薄され、画素数は凌駕され、7D はこのまま一代限りで終わるのではと、思われた・・・・・今と近いといえば近い。その後は周知の通りだが、2桁の下位の Kiss との間には 4桁シリーズが加わり、 これが 2桁シリーズを下から押し上げ、一方で 7D の伸びしろがこの先限られるなら、追い付いてしまい兼ねづ・・・・・ラインナップ上並立に合理性を欠くなら、再合流は、あり得る。 更に、いつまでも APS-C でもなかろう、OVF でもなかろう、という圧力・・・・・進化論的なニュアンスでの圧力・・・・・もあることから、タカが噂にしても、一定の説得力を帯びているわけで。 7D2 の使い勝手で、レンズ内データの光学補正が使えて、解像度と高感度がちょっと上がって、連写も少し・・・・・いっそ「プアマンズ 1D」の面目躍如で 14コマ/秒クラスまで行ったら、 申し分ないのだが・・・・・せめて 12コマ/秒くらいでも。

2019/1/13(日)
昨年末下ろした RVP100 の、36コマはとうとう年内に使い切れず、残る数コマでそのまま現像に出しても良かったのだが、R4A に今日は、知る人ぞ知るヘキサゴン17mm 着けっぱでウルトラワイド化。 しかし暗い暗い。

2019/1/12(土)
シグマ C150-600mm。この4ヶ月、騙し騙し使ってきたが、写りには影響なさそうなものの、やはりブーンという共振チックな振動は相変わらず。丁度出番に影響なさそうなので、シグマへ持ち込んでみることにした。 使っているうちに再現性が下がっている気がしないでもなかったが、テレ端で無限遠近くでじーっとレリーズ半押しで構えていると、出るこの現象、先方に何か心当たりがあれば、 そうでなくとも点検整備でモヤモヤが多少晴れるならと、そんな心持ちでの訪問なのだったが、案の定、なかなか再現しない(汗)。 ◆OS の作動音とは別です、キヤノンの IS 玉も持ってますしその辺りの区別はつきます、測距や AF 動作とは違って OS は、相性問題でなくレンズ単体で完結するものですよね、等々認識合わせをしつつも、 でも再現しませんねえ、と困ってしまう(苦笑)。内心、予防的なユニット交換を期待しないでもなかったが、点検整備のつもりなのでそれで OK なら、という言も偽らざる所ではあり、そこを汲んでか汲まずか、 今回の話は履歴に残るので、今後類似症状が出た時にはそれが活きる、というようなお話。 ◆修理票と、カタログやシリコンクロスなど頂きながら、狛江にあった頃覚えてますよー、などと古い話を持ち出してみると、手狭になって 10年くらい前に移転した由・・・・・記憶にあるのはもっと前で、 周囲にはまだ結構畑が残ってた気がする(笑)。喜多見駅・・・・・高架化前の頃である・・・・・から世田谷通りに出たあたりに、当時にして古そうなシグマの案内看板を見た気もするが、 写真に撮ってなかったかな・・・・・ともあれ、お願いしますとシグマを後にして、さて、久々にランド坂でも流して、帰ろうか。


もっと前へ

CUB's CAMs