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2021/6/20(日)
久々に科博を訪ねる。昭和天皇の研究のテーマ展があって、1960年に贈られ愛用されてたという、ライツの顕微鏡が展示されていた。顕微鏡というと、武蔵野陵には副葬品として、
ツァイスの顕微鏡が収められた由で、オリンパスの人々は随分と落胆した、といった話が伝え聞かれた。神話に因み「高千穂製作所」の名で創業した同社だけに、察するに余り有る。
◆科博といえばスルー出来ないのがフーコーの振り子。R5 に RF24-240mm のお気楽モードでいたが、コイツの手ブレ補正でどこまで落とせるかと、吹き抜けの上から手すりに肘乗せて試してみれば、
80mm 絞り優先で 1.6秒・・・・・止まってる。すげーなおい。
◆ここ一月ばかり捜しているレンズがある。EF40mm/F2.8STM。探してるのでなく、捜してる。どこかに置き忘れたのか落としたのか、遡ると最後に使ったのが 3ヶ月程前、それ以降出番自体がない様子で、
とすれば家の中のどこかにあるハズ、なのだが・・・・・まさかまさか他のレンズと一緒に下取りに出したんじゃあるまいナ、とも過ぎったが、であればフード等々 EF-S24mm/F2.8STM に、移植しているハズ。
アレかなー、最近物忘れも気になるし、始まったのか、始まっちまったのか(汗)。
◆キヤノンには長らくパンケーキ玉が無く、アダプターで GNニッコールだのヤシコンのテッサーだの着けたりしていたのだが、EOS の世代が新しくなるにつれ、TTL測光がほぼ不可能になり、
そこへ登場したのが、この EF40mm だった。飛び付かないわけがない。ミラーレスへ転じた今となってはパンケーキらしい旨味もないが、なにげに逆光に強く、
殊にヘッドライトなど点光源のゴーストを避けやすいので、重宝してたのだ。代わりの玉があれば諦めることもできようが、それもなかなか、ない。ひょっこり出てきて悔やむのも承知で、
同じものを中古を漁るテもあるが・・・・・そうだよなあ、機会損失を考えればなあ。
2021/5/30(日)
折角ミラーレスのフランジバックが得られたことだし、そろそろアダプターで遊ぼうか、と思って、まず FD-RF のそれに手を出してみようかと・・・・・いくつか出てて迷ったが、
プラケース付きらしいので K&F のを。さて・・・・・コイツでまずは、アレだ、レフレックス500mm/F8 S.S.C.。碓氷峠対策で揃えた 1本で、もう四半世紀は経ってる。
YS-11 の撮り始めの頃まで使っていたから、それからでも 20年、か。放ったらかしだったのに、カビてもいない様子。スバラシイ。
◆早速リングボケを求めて近所鉄。ファインダーを覗くと、こんなに眠かったかね。R5 のボディ内手ブレ補正も、効いてるんだか効いてないんだか、まあ信じるしかない。
MF での追いピンなど、物凄〜く久々な気がするのだが、なんだか合ってるのは奇跡と言っていい。写りが甘い気がするが、元々こんなものなのか、空気の揺らぎか。
◆と、下の方がケラレてる感じなのだな、どうも。見え方はミラー切れに似てるが原理的にはあり得ないし、ファインダーでなく撮影結果なのだが、どうも、
先幕電子シャッターで撮ると現れる現象らしく、先幕もメカシャッター・・・・・この言い方が気に入らんのだが要はフォーカルプレンシャッター・・・・・に切り替えたら、解消。
そんなもんですか。
◆すっかりレンズ光学補正に慣れた目には、周辺光量不足もなかなかなのだが、眠いわ甘いわリングボケだわと組み合わさってくると、最早ロモっぽい趣。
あの頃、よくこれで撮ってたものだな・・・・・今でこそ、換算1000mm級で手持ちも楽勝だが、500mm 級などこれかゴーヨンゴか、だった時代、レフレックスの短所を乗り越えて、
三脚に据え一脚を足してブレを抑え、より遠くを目指す・・・・・あれはあれで、なんだかロマンがありましたな。
2021/4/30(金)
こんな折ではあるが GW恒例の箱根〜富士山ツーリング。新しい金太郎ラインから黒たまご、いつもの山坂道と走って、今年は昨年閉鎖だった静岡側にと思っていたら、
富士宮口五合目はシーズン直前に施設が焼かれるというまさかの災難、一昨年と同じく須走口へ。それはさておき今年初めて KissX9 の出番。撮影主体であれば R5 もアリだが、
ツーリングのお供としては、これくらいが良い。
◆ただまあ、DPAF・・・・・というより像面AF に浸かってしまうと、一眼レフの AF・・・・・KissX9 クラスであれば尚更・・・・・の頼りなさがいよいよ際立って、
できることならサブ系もミラーレス化したい衝動に駆られる。そのまま Kiss M・・・・・M2も変わり映えしないしお買い時か・・・・・にマウントアダプター着けっぱで、
EF-S 機のフリをさせるテもある。うーむ。R5 に至るまで散々ぐるぐるしてた話なのだが。
◆一方で、パワーショットG5X も、色々言いたいことはあるものの概ね気に入っているのだが、時折、AFが全くどこにも合わないことが起こるのが最大の難点で、
しかも割とその気で撮ってる時に起きるものだから、これ結構困る。後継機も気になるところだが、Kiss M クラスだったら、代替できないこともなさげ、ではある・・・・・これも散々ぐるぐるしてたのだが。
◆たーだ、EF-M と RF とは、アダプターで EFマウントに対応できるという共通点以外、直接の互換性が全く、ない。この互いの関係性・・・・・或いは EF-M の袋小路感・・・・・から、
割り切りなしに EF-M 機の選択は、あり得ない。実際何年使うイメージかね・・・・・5年? その頃にキヤノンのラインナップも見えてる気はするが。
◆本当のところは、RFマウントの軽量機が欲しいところなのだが、RP など連写のデチューン・・・・・6D2比・・・・・以外そこそことはいえ如何せん、レンズがまだまだ足らない。
EFレンズの助けを借りれば R5 と変わらないし、アダプターを介するなら EOS R 系である必然すら薄まる。そこでα7C、出て来ちゃうんだよなあ。
RF・・・・・レンジファインダーね・・・・・機のようなキャラクター、主力機材と切り離して、オールドレンズ専用機としても潰しが利く。
というか、EOS R で出せば話が早いんだが。いよいよ裏面照射採用みたいだし。
◆あちこち飛んだが Kiss M、ダブルズームキットで¥100K 切っちゃうのだな。
2021/4/14(水)
EOS R3 とな。つひに裏面照射、でも縦グリ一体型かぁ・・・・・今更こういう大きいのはもう、パス。それ以前に値段がアレだろうけど。カタチからすると EOS-1 系からの乗換も考慮されているのだろうが、
R1 としなかったのは、EOS-1DX3 発売から日が浅いこともあるだろうし、キヤノン的にはまだまだ妥協がある、ということでもあるのだろう。電子シャッターでの高速連写など、
グローバルシャッターあってのものであって、今回その文言が見当たらないところからすると、R1 ではそこが必須要件・・・・・と勝手に解釈する。
◆それより視線入力復活ですよ。「1」と「3」の関係性と別に、そこからも往時の EOS-3 を髣髴とさせる・・・・・初採用は EOS 5 で最後は EOS 7だが・・・・・のだったが、
R5 ともそろそろ馴染んできたその実感としては、ダイヤルの追加等々もあって、ほぼファインダーを覗いたままでの操作が可能になった半面、AF枠の長距離移動がまどろっこしく、
液晶画面上のタッチパネルでスーッとやる方法があるにはあるものの、買えば真っ先にタッチパネルを無効化する派としては(笑)これに頼る選択肢などなく、
ああ、ホレあの、視線入力でサクッとできないかね・・・・・などと夢想していたのである、いやマジで。キヤノンも当然、そのへんは気付いていたのだろうなあ。
◆これまでは一眼レフの OVF だったが、今度は EVF。EOS-3 の場合、45の測距点から視線で選ぶ形で、強いて言えば測距点間を飛び飛びで移動するイメージだったが、
R3 ではこれが連続的に画面上を動くのだろう・・・・・キヤノン製品としては実は、8ミリビデオで先例があって、にゅぅーっと視線に追従してくる感じが、なんともサイバーな感覚なのだったが、
アレか。アレなのか。
◆長年寝かせっ放しの EOS-3 を引っ張り出す。「よっちゃんイカ」と揶揄されていた気もする、でかい頭には色々と詰まっているのだろうが、今度の R3 では大分スッキリ収まっているようで、
そこはもうファインダー光学系における EVF の優位でもあるのだろうが、さて、例の視線入力、味わってみたいが 2CR5 が、ない。単三でも動くけどコイツの為だけに
4本下ろすのもナー・・・・・EF28-135mmも、ピントリングがベタベタだし。YS-11 撮りまくってた頃の、共々メインだったのにな。
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